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GMトウモロコシの問題

2014年03月26日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.387) 


アメリカでは
「9割の消費者か遺伝子組み換え食品の表示を
望んでいるにもかかわらず、
業界がその義務付けを阻止しているため、
組み換え食品を避けたいと考える消費者も、
これを避けることができないのだ。」
(「食の終焉」ポール・ロバーツ/神保哲生・訳
ダイヤモンド社/2012より引用)


アメリカではこの状況下ではGM食品による
健康への害があっても報告さることはありません。

GM作物のなかで、最も危ぐされるのが
「トウモロコシの遺伝子組み換え」です。
キング・コーンと呼ばれており、
不味くて食用にはならず、
主に飼料に使われています。

地球上の作物のなかで
最も多く栽培されている食料は
トウモロコシです。
その収穫量は年間約8億トンで、
小麦や米よりもはるかに多く、
家畜の飼料としても貴重な作物です。

マヤ文明の遺跡の壁画には
「トウモロコシの神」が描かれています。

古代から現代にいたる
悠久の歴史を支えてきた食物です。
この作物が改造生物にとって代わった場合、
未来のヒトの遺伝子にどのような影響を
与えるのかを誰も予見することはできません。(続)



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遺伝子組み換え食品の表示義務の抜け穴

2014年03月19日 | 脳とダイエット
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.386) 


前回(No.385)で示しました
「表示義務」の有無の続きです。


豆腐や納豆などは表示義務がありますが、
その原料に5%未満のGM大豆が
含まれていても表示されません。

ですから、「国産大豆100%使用」と
任意に表示されているものでないと
信用できません。

醤油や大豆油、コーンフレークなどは
表示義務がありませんので
「国産大豆100%使用」と
表示されていないものには
GM作物が原料に使われています。

ファーストフード店や
ファミリーレストランなどの
「フライドポテト」は、
加工されて輸入されたものが
多く使用されていますが
表示義務はありません。

それらの食品は、
1996年9月に当時の厚生省が
「安全」と判断し
アメリカから多く輸入されています。

表示義務についてさらに抜け穴があります。
加工食品の原材料が表示されているのは、
含有率の多い順です。

ところが、
3番目までにGMの原料が使われていなければ
4番目以下は「表示義務なし」となっています。

また、先に述べたように
GM作物が混入されていても、
5%までであれば
「表示義務なし」とされています。

この2点の「表示義務なし」の抜け穴によって、
GM作物が使われているかどうかを
消費者はまったく確認できないのです。(続)


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遺伝子組み換え食品の表示(1)

2014年03月12日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.385) 

私たちの食卓には、
すでにGM作物・食品が日々入り込んでいます。
すでに流通しているGM作物を主な原料にした
33種の加工食品があふれており、
あなたの体内に確実に摂りこまれています。

それら作物は、従来の作物と比較しても、
品質の向上もなく、
値段も特段に安くなっていません。
消費者にとってはメリットのない作物です。

食卓に入り込んでいる「食品の種類」と
「表示義務の有無」は以下の通りです。

●大豆(表示義務がある食品)
○豆腐(加工品含む)○味噌 
○油揚げ ○調理用大豆 ○枝豆
○大豆もやし ○納豆 ○豆乳 
○煮豆 ○きな粉 ○大豆粉
 ★植物性タンパクを主な原材料とする食品等

◆大豆(表示義務がない食品)
◇大豆油、◇醤油
 ★「国産大豆100%使用」と表記のない商品は、  
  遺伝子組み換え大豆が使われています。

●トウモロコシ(表示義務がある食品)
○コーンスナック菓子 ○コーンスターチ 
○ポップコーン ○(生食用)トウモロコシ 
○冷凍・缶詰トウモロコシ ○コーンフラワー、
 ★コーングリッツを主な原材料(注)とする食品等

◆トウモロコシ(表示義務がない食品)
◇コーン油 ◇コーンフレーク ◇水飴 
◇異性化液糖 ◇デキストリン

●ジャガイモ(表示義務がある食品)
○(生食用)ジャガイモ

◆ジャガイモ(表示義務がない食品)
◇マッシュポテト ◇ジャガイモ澱粉 
◇ポテトフレーク ◇冷凍・缶詰

◆ナタネ(表示義務がない食品)
◇なたね油

◆ワタ(表示義務がない食品)
◇綿実油

★「主な原材料」とは 
全原材料中重量で上位3品目で、
かつ、食品中に占める重量が5%以上のもの。
(2001年「JAS法」改正より

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遺伝子組み換え作物の特性

2014年03月05日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.384) 


GM作物の「特性」は以下の通りです。


□除草剤耐性作物
(大豆、ナタネ、トウモロコシ)

除草剤(ランドアップ)とは
植物を「殺す」作用のある化学物質です。
この除草剤に耐えられる遺伝子が
作物に組み込まれていることは、
作物に含まれている蛋白質などの
栄養成分の劣化と変化をさせている
可能性があります。

□害虫耐性作物
(ジャガイモ、トウモロコシ、綿)

ジャガイモなどの全細胞内に
殺虫毒素が含まれています。
したがって、虫がそれらの作物を食べると
「死ぬ」のです。
生物(虫)が死ぬ毒素を含んだ作物を
人間が常食して
無害であるとは考えられません。

□スタック作物
(トウモロコシ、大豆)

害虫耐性と除草剤耐性の
両方の特性をもつ品種です。
市場には、
大豆製品をはじめこの性質をもつ
GM食品があふれています。


しかし、消費者は、個々の食品について
正確に判別できないのが現状。

その原因は「表示義務」の規制の仕方、
すなわち、政治の問題です。

それらの特性をもったGM種子を使う農家は、
モンサント社とのライセンス契約が必要です。
その骨子を
「㈱貧困大国アメリカ・堤未果著・岩波新書」
より引用し紹介します。


●自分の農家で採れた種子を
翌年使用することは禁止
●毎年種子はモンサント社から購入
●農薬は必ずモンサント社から買う
●毎年ライセンス料をモンサント社に支払う
●何かトラブルが起きた際は
その内容を他者に漏洩しない
●契約後三年は、
モンサント社の私設警察による
農場立ち入りを許可する


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