DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

微量栄養素の過剰摂取の問題(1)

2016年07月27日 | 自然治癒力
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.499)

私たちの生命は、
自然界の生命ある生物(植物・動物)によって生かされています。


その食物に適度に均衡している
多様な栄養素の摂食による同化作用によって
生命を支える分子となっています。


それら生命に含まれている物質が、
私たちの分子として同化できるのは、
ヒトも動物も植物も同じ生命の動線上にあるからです。


しかし、私たちの体は
太古より飢餓や栄養不足に備える仕組みはありますが、
飽食や過剰な栄養の摂取に対応するシステムは備えていません。


基礎的な栄養素の過剰摂取も、
微量栄養素の過剰摂取も生命活動に支障をきたし、
脳機能に悪影響を与えるとともに、
自然治癒力を弱める原因になります。(続)


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
新著・全国書店で好評発売中!
「脳が元気になる生き方」
「チン」すると、脳も「チン」される
瀬野文宏・著 / (株)表現社・刊
ISBN978-4-907158‐12-5
四六判 279頁
(定価)1500円+税

「チン」しても魚が焼けない! なぜ?
「加熱」ではなく、破壊による「自爆熱」だから。
破壊された食べ物などは、アルツハイマー病などの
認知症とガンの原因になる!!?? 詳しくは本書に~
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
本書の「目次」は~
自然流健康ダイエット教室
http://www.1979diet.co.jp/


脳が主役です~植物性化学物質~抗酸化作用

2016年07月21日 | 脳と食べ物
・健康・食・DIET] 講座(No.498)~


分子栄養学で研究が進んでいるのが
「植物性化学物質」(フィトケミカル)です。


この物質は、様々の果物類や野菜類、
茸類などに数千種類が含まれています。
しかし、この物質は微量栄養素のように必須栄養素ではなく、
摂取しなくても重大な健康障害を生じるわけではありません。


にもかかわらず、この物質を重要視するのは、
排ガス、産業廃棄物、農薬やダイオキシン類などの環境ホルモン、
合成添加物などの有害化学物質によって、
空気、水、食物が汚染されているからです。


それらの脂溶性物質は、
血液脳関門を通過し脳の健康を損なう原因になります。
脳を元気にするためには不可欠な物質です。


現代の生活環境では天与の「自然な抗酸化防衛力」は、
限界に達していると思われます。
抗酸化作用、抗腫瘍作用などがある植物性化学物質は、
現代人には欠かせない物質です。


科学の最先端の医療であっても、年々病人が増え、
医療費は増大するばかりです。
ガンや変性疾患、
そして、有害化学物資による環境汚染から身を守るためには、
植物性化学物質が必要となっています。


自然治癒力を高め、脳を元気にするためには、
「多種多様な食材を網羅的に食べること」です。


食事の内容が偏れば偏るほど、
必要な栄養素・栄養物質が欠乏し
自然治癒力を弱め、脳の健康を阻害します。


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
新著・全国書店で好評発売中!
「脳が元気になる生き方」
「チン」すると、脳も「チン」される
瀬野文宏・著 / (株)表現社・刊
ISBN978-4-907158‐12-5
四六判 279頁
(定価)1500円+税

「チン」しても魚が焼けない! なぜ?
「加熱」ではなく、破壊による「自爆熱」だから。
破壊された食べ物などは、アルツハイマー病などの
認知症とガンの原因になる!!?? 詳しくは本書に~
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
本書の「目次」は~
自然流健康ダイエット教室
http://www.1979diet.co.jp/


脳が主役です~食物繊維は有害化学物質を体外に排出

2016年07月13日 | 脳と食べ物
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.497)~

食物繊維質は、蛋白質、糖質、脂質、ビタミン、
ミネラルに次ぐ重要な栄養素です。
カロリーもなく、微量栄養素も含んでいませんが、
脳と体の健康維持には不可欠な物質です。


食物中の繊維質の不足が現代人の健康に
大きな悪影響を与えています。
繊維質は「抵抗性炭水化物」とも呼ばれており、
人間の消化器系では分解できない複雑な構造物です。


たとえば、肉にポテト、白パンを食べている人の
繊維質の摂取は、極端に不足しています。
ですから、この食事に繊維質豊富な食べ物を追加すると、
健康維持に貢献することになります。


繊維質の特性は、「消化されない」「吸収されない」ことです。
植物の細胞の表面には、
セルロースなど筋ばった繊維質、細胞質の中には、
ペクチン、マンナンなど水溶性の繊維質があります。
たとえば、柑橘類のミカンは、
白い筋と袋はセルロース、中身はペクチンです。


水溶性繊維質は、
腸管内の胆汁酸やコレステロールと結合しますので、
それらの再吸収を防ぐ役割を果たしています。
ですから、水溶性の繊維質を多く摂ると、
血清コレステロールを下げることができます。


水溶性でない繊維質のセルロースなどは、
消化管の健康を守っています。
また、100兆個の腸内細菌にとっては
大切なエサになる物質です。


食物繊維は脳内に取り込まれることはありませんが、
体内に蓄積している農薬やダイオキシン類、
化学合成物質で造られた食品添加物などの有害化学物質を
体外へ排出する働きをします。


それら血液中の脂溶性の有害化学物質は、
血液脳関門を容易に通過し、
脳内で活性酸素を発生させ脳機能障害の原因になります。
そのリスクを消去して脳の健康を守るために食物繊維は、
日々に摂取することが大切です。

◎食品例~海藻類、椎茸類、果物類、野菜類、根菜類、芋類など。


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
新著・全国書店で好評発売中!
「脳が元気になる生き方」
「チン」すると、脳も「チン」される
瀬野文宏・著 / (株)表現社・刊
ISBN978-4-907158-12-5
四六判 279頁 (定価)1500円+税

「チン」しても魚が焼けない! なぜ?
「加熱」ではなく、破壊による「自爆熱」だから。
破壊された食べ物などは、アルツハイマー病などの
認知症とガンの原因になる!!?? 詳しくは本書に~
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
本書の「目次」は~
自然流健康ダイエット教室
http://www.1979diet.co.jp/





~脳が主役です~ミネラルの役割(2)

2016年07月06日 | 脳と食べ物
脳・健康・食・DIET] 講座(No.496)


脳にとって主要なミネラルは、カルシウム、亜鉛、鉄です。
脳は1000億を超える神経細胞の塊ですから、
それら神経細胞などの組織に分布している
カルシウムを欠かすことはできません。


カルシウムが欠乏すると、
脳の情報伝達機能(心の表出)が乱れる原因になります。
たとえば、感情のコントロールが出来なくなり、
俗にいう「キレる」状態が生じやすくなります。


脳の認知機能を低下させないためには、
カルシウは乳製品以外の食品から摂取することが大切です。
高野豆腐、小魚、海藻(海苔、昆布、わかめ、ヒジキ他)、ゴマなどです。


亜鉛が欠乏すると、免疫機能が低下するほか、
脳の感覚器官の味覚障害を生じます。
ファーストフードなどを常食している人たちに
「味覚障害者」が多発しています。


亜鉛は快感物質である神経伝達物質のドーパミンの
受容体の機能を高める働きをしています。


また、神経伝達物質の合成の阻害防止
および脳内の活性酸素の害を防いでくれる
物質を合成するために必要な物質です。


亜鉛は、牡蠣、ゴマ、鶏卵、牛肉、はまぐり、イワシ、ほうれん草、
大豆などの豆類、ナッツ類、全粒穀類などに含まれています。


鉄は血液のヘモグロビンと結合して脳に酸素を供給しています。
脳のエネルギーであるブドウ糖は酸素を使って分解されますので、
鉄不足は酸素不足となり、エネルギーが効率的よくつくれなくなります。


鉄は、乾燥豆や色の濃い葉野菜などに含まれています。
動物性由来の鉄でなく、
野菜類、果物類、根菜類など植物性由来の鉄が最良です。


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
新著・全国書店で好評発売中!
「脳が元気になる生き方」
「チン」すると、脳も「チン」される
瀬野文宏・著 / (株)表現社・刊
ISBN978-4-907158‐12-5
四六判 279頁
(定価)1500円+税

「チン」しても魚が焼けない! なぜ?
「加熱」ではなく、破壊による「自爆熱」だから。
破壊された食べ物などは、アルツハイマー病などの
認知症とガンの原因になる!!?? 詳しくは本書に~
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
本書の「目次」は~
自然流健康ダイエット教室
http://www.1979diet.co.jp/