DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
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生命活動のエネルギー

2011年11月28日 | 自然治癒力
[脳/食育/自然治癒力/DIET] 講座(274)


私たち人間も含めて、地球上のほぼすべての生物が
綿々と生命を繋いでいるエネルギーの元は、太陽エネルギーです。

太陽エネルギーは、
水素が核融合してヘリウムを作るときに出るエネルギーです。
このエネルギーは光となり、地球に降り注いでいます。

太陽から送られてきた光エネルギーを植物が吸収し、
光合成という仕組みを使って化学エネルギーに変えて、
ブドウ糖やデンプンなどの形で蓄えます。
植物は二酸化炭素と水からブドウ糖を合成すると同時に
大気中に酸素を放出します。

動物は、植物が合成したブドウ糖やデンプンを取り込み、
植物が作り出した酸素を使って燃やし(酸化)、
生命活動に必要なエネルギーを獲得しています。
そして、その燃えカスとして二酸化炭素と水を放出しています。

このように、私たちすべての生物の生命活動のエネルギーは、
太陽→植物→動物→植物→動物という、
エネルギーの循環が成り立っているのです。

動物のエネルギー源は、食物と酸素です。
食物の中の主食であるご飯やパンなどの穀物は植物です。
また、肉類である牛・豚・羊・鶏などの飼料も植物です。
魚介類が食べている植物プランクトンや海藻類も植物です。

動物のエネルギーの元はすべて植物に依存しています。
それは、動物自身ではブドウ糖やデンプンなどを作ることはできないからです。
したがって、私たち人間を含めてすべての動物は、
植物が光合成で作り出した物質を食べて生命活動を維持しているのです。


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「微量栄養素過多加工食品」は、自然治癒力を弱めます。

2011年11月22日 | 自然治癒力
[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(273)


私たちの生命は、生命ある生物(食物)によって生かされています。
私たちは、自然界から与えられるすべての生命のある食物に含まれている
適度に均衡した多様な栄養物質の摂食によって成り立っています。

その食物に含まれている多種多様な栄養素は、
同化作用によって生命の成分となります。

私たちの生命を綿々と繋いでいる源である必要な栄養素は、
自然界に棲息・生息する動物・植物の生命から与えられています。

その生命に含まれている物質が、
私たちの体内の成分として同化できるのは、
ヒトも動物も植物も同じ生命の動線上にあるからです。

それはまさに自然の摂理です。
この摂理を超えた人工の食物は、
生命活動に悪影響を与えるのは必然です。

「栄養素を多く摂れば摂るほど体に良い」との妄信があります。
すでに例として指摘したようにどのような栄養素であっても、
過剰に体内に摂り込むこと健康障害の問題が生じます。

栄養素の欠乏と過剰は、共に生命活動にとっては大きなリスクとなるのです。
欠乏でもなく、過剰でもない「適量」とは、自然の摂理に合致させることです。

昨今の「微量栄養素過多の加工食品・飲料水」の広告が多くあります。

・「カロチン(ビタミンA)~人参の7倍」
~厚労省は妊娠中の方に「ビタミンAの過剰摂取は、
 胎児の催奇性の誘因になる可能性がある」と警告している。

・「鉄分~ほうれん草の約10倍」
~「鉄」は酸化剤であり、抗酸化物質で対抗する必要のある物質です。
 体内に過剰に鉄が吸収されると、細胞に異常が生じて脳と体の血管の疾患や
 ガンのリスクが高くなります。

・「カリウム~板こんにゃくの約13倍」
~カリウムの過剰摂取は腎臓や肝臓に障害を起こす原因になります。

以上の例のように驚くような数字が表記された加工健康食品が販売されています。
含有栄養素不足の場合は「虚偽表示」として摘発されますが、
栄養過多加工食品の販売を規制する法律はなく、放置されたままです。

某社のCMを信じて粉末を水に溶かして飲んでいた方が
中毒症状に似た症状になり、発売元に抗議すると、
「全部返品してください。代金は全額返金します」との回答。

この素早い対応は、クレームが多いことを示唆しています。
その事実が分かっていても販売する食品メーカは、
人の生命と健康を守る義務という最低のモラルが欠如しているのです。

消費者の健康のことよりも、その食品が金儲けの手段になっているのです。
過去の本ブログでその危険性については幾度となく警告を発しています。

摂取栄養素が「偏り」、また「欠乏」することは、
脳と体の健康にとって障害になります。

脳と体にとって必要以上に「過剰」に栄養素を摂取することも、
脳と体の健康障害の原因になります。
「栄養素は多く摂れば摂るほどカラダに良い」は間違っています。

欠乏も過剰も自然の摂理に反する食行動です。
ダイエット中においても厳守しなければならない最低の条件です。
あなたのダイエット法はいかがですか?


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微量栄養素の過剰摂取は自然治癒力を弱める。

2011年11月14日 | 自然治癒力
[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(272)


微量栄養素は、脳と体の健康維持に不可欠な物質です。
欠乏によって、自然治癒力、免疫力が低下し、
多くの器官系の機能障害をまねきます。

一方、微量栄養素の過剰摂取は、すでに述べている通り、
自然治癒力を弱める原因になります。


水溶性ビタミンの過剰摂取による問題点の例は~

・「ビタミンC」の大量摂取は、消化管や泌尿器の機能を阻害する。
・血清コレステロールを減らすために「ビタミンB3」を大量投与すると、
 肝機能が混乱し、中毒性肝炎を発症させる可能性がある。
・「ビタミンB6」の大量投与は、末梢神経を損傷して
進行性麻痺が生じるために、多発性硬化症と間違われることがある。

このように水溶性ビタミンだから、大量に摂取しても余剰ビタミンは
尿中に排泄されるから安心と考えるのは、大変な間違いです。

脂溶性の過剰摂取は、同じように問題があります。
AとDの過剰摂取は深刻な中毒症状を起こす可能性があります。
厚労省は妊娠中の方に「ビタミンAの過剰摂取は、
胎児の催奇性の誘因になる可能性がある」と警告しています、

鉄は「酸化剤」であり、抗酸化物質で対抗する必要のある物質です。
体内に過剰に鉄が吸収されると、
細胞に異常が生じて脳と体の血管の疾患や
ガンのリスクが高くなります。

セレニウム (セレン)は、
体内の「抗酸化防衛システム」に重要な役割を果たしていますが、
過剰摂取は毒性が生じますので注意が必要です。
カリウムの過剰摂取は腎臓や肝臓に障害を起こす原因になります。


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自然治癒力を弱める三大栄養素の過剰摂取

2011年11月07日 | 自然治癒力
[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(271)


私たちの生命は、自然界の「生命ある生物(食物)」によって生かされています。
「生きた食物」には、自然の摂理に基づく
「適度に均衡した栄養物質」が含まれています。

その内、糖質、脂質、蛋白質の三大栄養素は、
脳と体の健康維持に不可欠な物質です。
欠乏によって、自然治癒力、免疫力が低下し、
多くの器官系の機能障害をまねきます。

一方、それらの栄養素の過剰摂取は、すでに述べている通り、
自然治癒力を弱める原因になります。

「糖質」
脳のエネルギー源である「糖質(炭水化物)の過剰摂取は、
肥満の要因や自然治癒力を弱めるとともに
脳にも悪影響を与えます。

ブドウ糖が脳内でエネルギーに変換されるとき、
反応性の強い活性酸素(フリーラジカル)が生じるからです。
この酸化を引き起こしやすい活性酸素を必要以上に発生させると、
脳の神経細胞を傷つけ衰弱させる原因になります。
ですから、ブドウ糖の過剰も脳の健康にとっては良くないのです。

「脂質」
脂質の過剰摂取も多くの問題を発生させます。
「糖質+脂質」の合体食品(ドーナッツなど)は、
脂肪細胞に効率的に摂り込まれて脂肪量を増やし肥満します。

・飽和脂肪酸を多く含む乳類(約70%)や肉類(約40%)の
過剰摂取は自然治癒力を弱めます。
また、飽和脂肪酸はコレステロール値上昇させるて
冠動脈疾患他の誘因になります。

・オメガ6脂肪酸は、獣肉類に多く含まれており、
その過剰摂取は、脳の炎症など健康維持に悪影響を与えます。
ファーストフードやスナック菓子類には、
オメガ6脂肪酸が多く含まれていますので、常食は避けるべきです。

・トランス脂肪酸の過剰摂取は心臓疾患の原因になることが判明しています。
マーガリンやショートニングに多く含まれており、
心臓疾患につながる悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを
減らす働きがあります。

乳脂肪は、唯一の「天然トランス脂肪酸」の摂取源です。
乳脂肪だけに天然のトランス脂肪酸が含まれているのは、牛の胃に棲む細菌が、
不飽和脂肪酸から天然のトラランス脂肪酸を つくっているからです。

「蛋白質」
蛋白質の過剰摂取も自然治癒力を弱めるとともに、
高蛋白食は体にリスクを負わせることになります。
リスクとは、肝臓や腎臓に重い負担をかけるとともに、
敏感な器官を毒性代謝物(アンモニア)にさらす恐れがあります。


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