DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

脳が主役です~蛋白質の摂取量

2016年04月27日 | 脳と食べ物
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.487)~


生命活動にとって必須の蛋白質は、
毎日、食物から摂食する必要があります。

脳と体を構成している蛋白質成分は、
1日当たり体重1㎏に対して1g必要です。
体重60㎏の人は毎日60g以上必要となります。

この人の場合、月間で約2㎏の
蛋白質成分(筋肉、臓器など)が消耗・分解しています。
ですから、それらの量の蛋白成分を補給しないと、
生命活動がそこなわれることになります。
たとえダイエット中であっても、
毎日、摂取する必要があります。

高齢者は原因疾患がなくても
自然衰弱によって日常生活の活動性や
自立度が低下し、要介護となっていきます。
特に、下肢(脚部)の筋肉量が減少しますので、
その予防・改善のためには、
日々の蛋白食品の摂取が必要不可欠です。

同時に散歩などの運動を伴うことが大切です。
高齢者のそれらの虚弱現象を
「フレイル」(フレイルティ=frailty)と呼ばれています。
サルコペニア(筋肉減少)は、
フレイルの概念のなかに含まれる症状といえます。
高齢化社会においは、
蛋白食品(成分)を摂取しないことは、
自分の生命活動を弱めていることに気づくべきです。

動物性由来の蛋白源の卵類、
肉類、乳類、魚介類、
植物性由来の豆類、
穀類など偏らずに食べることが大切です。
では、毎日、どのような食物を、
どれぐらい食べればよいのでしょうか。

「日本人の栄養所要量(2010年版)によると
「生活活動強度(ふつう)」の「30歳~69歳」の
男性は「50g」、
女性は「40g」。
(以下、所要量所要量と表記。所要量は、
脳にとっては最低限の量です。)

大豆製品、魚介類、卵類、肉類、乳類などの
蛋白質成分の1日の必要量が
40g~50gの場合の例です。
次の食品例を食べると
「約50g」の蛋白成分が摂れます。
残りは穀類や他の食物から摂れますので、
推奨量の60g以上となります。

◎食品例~・納豆1パック(40g)・さけ(80g)
・サバ1切(80g) ・鶏卵1個・豚肉脂身なし(50g)
・カマンベールチーズ一切れ(20g)

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脳が主役です~脳と蛋白質

2016年04月20日 | 脳と食べ物
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.486)~


脳の乾燥重量の約半分は蛋白質です。
蛋白質は脳にとって最も大切な物質であり、
神経細胞や神経伝達物質の主要な構成成分です。


また、生命活動の主役である分子もアミノ酸です。
蛋白食品によって体内で合成できる非必須アミノ酸の9種、
蛋白食品からでないと摂取できない必須アミノ酸11種です。


このうち「アルギニン」と「チロシン」は
肝臓で合成されますので体では非必須アミノ酸ですが、
脳内では合成されませんので
脳にとっては必須アミノ酸となります。


食物から毎日バランスよく摂取する必要があります。
多種多様な蛋白質が必要な理由は、
必須アミノ酸の種類が偏らないようにするためです。


ある特定の必須アミノ酸が不足していると、
他の必須アミノ酸もその不足している
必須アミノ酸の量のレベルに減ってしまうからです。
すなわち、不足していなかった
他の必須アミノ酸は体外に抜け出でしまいます。


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脳が主役です~肥満者と味覚異常者

2016年04月13日 | 脳とダイエット
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.485)~


外食、ファーストフードやスナック菓子などの
ジャンクフードの加工食品を常食していると、
味覚異常になる可能性があります。

味覚異常の原因は亜鉛の不足です。
味覚細胞は他の細胞に比べて新陳代謝が速い。

代謝とは細胞の遺伝子の分裂であり、
その分裂に関わる酵素には亜鉛が必要不可欠です。

亜鉛は体内にある300種を超える酵素の活性に必要であり、
細胞の代謝による若返りに不可欠な物質です。

味覚細胞は常に分裂を繰り返しており、
亜鉛の摂取が絶え間なく必要です。

にもかかわらず、食物からの亜鉛の摂取が
慢性的に不足する食生活をしていると、
味覚細胞が正常に分裂できず、
味覚異常になるのです。

亜鉛不足は味覚異常だけでなく、
免疫力や抗酸化作用の低下、
さらに脳の老化をもたらす要因です。

また、認知症患者の約60%は、
亜鉛欠乏が生じているとの報告があります。

肥満する食生活をしている人たちや
不健康なダイエットをしている
若い女性たちの亜鉛摂取量が不足しており、
味覚異常者の増加の一因となっています。

それらの人たちの味覚異常者は、
将来、アルツハイマー病などの認知症などの発症によって、
そのツケを払うことになります。

この味覚異常は、食生活の改善で治すことができます。
成人の亜鉛の1日の所要量は、
男性10㎎~12㎎、女性は7㎎~9㎎です。
(2010年版・食事摂取基準)

亜鉛が多く含まれている食物は、
牡蠣、豚赤肉、高野豆腐などです。


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脳が主役です~「五味」と「五大栄養素の味覚」との関係

2016年04月06日 | 脳と食べ物
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.484)~


味蕾による「五味」の味覚を感知する能力は、
「五大栄養素」の味覚を感知する能力に
相応しているのではないかと考えています。


「甘味」(糖質)は、ブドウなどの甘い果物類、砂糖・蜂蜜のように、
脳のエネルギー源のブドウ糖の原料が
多く含まれているとの脳への大切な情報です。


「甘いものは脳に悪い」と主張する人がいますが、
珍説であり間違いです。
化学物質でつくられた人工甘味料の「甘味」は、
脳へのニセの情報であり、悪い甘味です。


「苦味・酸味・塩味」は、
ビタミン・ミネラルを多く含む食物です。
それらの微量成分は、
脳を円滑に機能させるために必須の物質です。


「酸味」は、柑橘類などの果物、トマトなどの野菜類に
「ビタミンC」が多く含まれているとの情報です。


「塩味」「苦味」は、ナトリウム、カルシウムなどの情報です。


「旨味」は、生命活動にとって必須のアミノ酸と
脂肪酸が多く含まれているとの情報です。
肉類、卵類、魚介類、大豆食品などです。
それらの食物は、
脳の80%を占める水分を除く蛋白質と脂質の原料です。
さらに、神経細胞間のシナプス回路に放出し
心を表出する神経伝達物質の原料です。


旨味には蛋白質と脂質以外にも、
米などの穀類、大豆など豆類、芋類、野菜類、
果物類、椎茸類、海藻類なども含まれています。


それらの味覚情報は、
脳が日々に必要としている栄養素です。
脳は必須エネルギー源のブドウ糖以外に必要としている
栄養素の摂取状況を味覚情報によって確認しています。


このように脳はアミノ酸や脂肪酸だけでは機能しません。
ブドウ糖やビタミン・ミネラルの物質が不足すると、
正常に機能しないだけでなく、脳の機能障害が生じます。


舌の味蕾による「五味」の感覚器は、
脳が日々に必要とする糖質、蛋白質、
脂質、ビタミン、ミネラルの
五大栄養素の摂取状況を把握する
システムだと考えます。
それは、私たちの生命と健康を守るための
脳の合目的的なシステムです。


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