DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
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ダイエットと食の安全の密接な関係(3)

2013年04月24日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.342) 

前項の(No.341)からの続きです。

単純な例で説明します。
ただし、次の例の場合は、
ダイエット中に食物などから、
新たに体内に取り込まれる
有害化学物質の量と
自然に体外排出される
有害化学物質の量が
ほぼ同量と仮定します。

実際は取り込む量の方が多いのですが。
たとえば、体内脂肪量が20㎏とします。
その脂肪内に農薬や合成添加物などの
有害化学物質の含有量が
10000pg(ピコ=1兆分の1)とします。

ダイエットによって
脂肪量が10㎏に減ったとします。
その時の有害化学物質は
以前と同じ10000pgです。
この結果、ダイエット前と比べる
脂肪内の濃度は2倍になります。

濃度が高くなることは、
ガンなどの発症リスクが
高くなることを示唆しています。

ダイエットに成功しても、
発症リスクが高くなったのでは
意味がありません。

ですから
ダイエット中の食生活においては、
新たに農薬やダイオキシン類などの
有害化学物質を
体内に摂り込まないこと、
体内に蓄積している有害化学物質を
体外に排出する食生活の実践が不可欠です。

この対策を行うことが
「安全・健康なダイエット」の大原則です。


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ダイエットと食の安全の密接な関係(2)

2013年04月17日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.341) 


ガン死亡者の増加の主因の一つとして、
戦後から現在に至る間に
数千種類におよぶ新たな化学物質の合成が、
私たちの食生活に
負の影響を与えていると考えられます。

農薬やダイオキシン類などの環境ホルモン類、
化学物質で造られた食品添加物などです。
それらの有害化学物質は、
脳や体の脂肪細胞・組織に溶け込む
「脂溶性物質」です。

たとえば、加工食品に含まれている
合成添加物の中には、
石油などの化学物質で造られた物があります。
それら合成添加物は、
体内に摂り込むと脂肪に溶け込み
蓄積し続けています。

それら物質の中には、
発ガン性のほかに慢性毒性、
遺伝毒性、遺伝子損傷性、染色体異常、
アレルギー反応などを
発症させる有害化学物質が多くあります。

肥満とは体内に脂肪が
過剰に蓄積された状態です。
ダイエットすることは、
体内の余剰脂肪量を減らすことです。
脂肪量を減らしても、脂肪に溶け込んでいる
有害化学物質の量は減りません。

脂肪が分解すると酸(遊離脂肪酸)になりますので、
化学物質はその酸には移行せず、
残余の脂肪に溶け込んだままで減りません。

減らないということは、
脂肪に含まれている
有害化学物資の濃度は必然的に高くなります。

その濃度が高くなることは、
発ガン性などの発症リスクを高めることになります。
ですから、食の安全対策がないダイエット法は、
発症リスクを高めることになり危険であるのです。(続)


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ダイエットと食の安全の密接な関係(1)

2013年04月10日 | 自然治癒力
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.340) 


「安心・安全な食」とい言葉を
よく耳にしますが、
安心と安全は同一ではありません。

「安心」は観念、思いであり、
同じ事象であっても個人によっては
「安心」と「不安」にわかれ、
個々の恣意的、
主観的な判断に委ねられています。

「安全」は、ある基準に基づいた
客観性のある判断です。
ですから「安心で安全な食」
という言葉には普遍性がありません。

「ダイエット」と「食の安全」とは、
どうして関係があるのかと
不思議に思われませんか。
現在、ダイエットしている人も、
また、多くの人たちも
疑問に思わるのではないでしょうか。
一言でいえば、
「生命と健康に直接的に
影響を与える重要な問題」です。

私たちの体内には、
今までに食べてきた物に
付着・含有していた
種々の有害化学物質が蓄積しています。
さらに、日々にそれらの物質が
累積され続けています。

有害物質の中には、
発ガン性のある物質も
多く含まれています。
ガンによる死亡者数が年々増えている
「ガン予防対策後進国」に住む私たちが
考えなければならない問題です。

1960年のガンによる
死亡者数は約9万人。
現在は約34万人。
約3・8倍に増加。
増加要因として人口に占める
高齢者の比率の増大があります。

しかし、
20歳代の女性の乳ガンの増加など、
若年者のガン患者の増加は、
単に高齢化現象だけでは
説明できません。(続)


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人生の実質的な歳月~男70歳、女73歳

2013年04月03日 | 自然治癒力
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.339) 


日本は世界で有数の長寿国です。
2011年の日本人の平均寿命は
女性85・90歳で世界2位、
男性は79・44歳で8位です。

この平均寿命から
介護や病気で日常生活が自立できない
「不健康な期間」を除いた
「健康寿命」(2010年)が
初めて算出され発表されました。

2010年の男性の
平均寿命79歳に対して
健康寿命は70歳で9年の差、
女性は86歳に対して
73歳で13年の差です。

9年間と13年間、
病気や要介護で自立して
人生が過ごせていないのです。

このように健康寿命とは、
社会性のある人間として、
実質的な人生の期間であり、
長寿国だとはいえない短命国です。

平均寿命と健康寿命の差の
不健康期間は、医療費が使われており、
その差が大きくなるほど
医療費が増加することになります。

日本人間ドック学会の発表によると、
2011年に健康診断を受けた
313万人のうち、
「異常なし」の人の割合は
過去最低の「7・8%」。

生活習慣病に関係する項目で
「異常あり」の多い順は、
肝機能異常、高コレステロール、
肥満、血糖値異常、高血圧
、高中性脂肪でした。

入院と外来の患者数は約830万人
(2008年「患者調査」厚労省)。
性別では、男性約360万人、
女性約470万人。
年代別の65歳以上は
約400万人で全体の49%。

薬の種類数は世界一。
医薬品の消費額も世界一。
年間総医療費は37・8兆円
(2011年度・厚労省概算)。
ガン死亡者数年間約34万人で、
年々増加中。

この国で生活している私たちは、
どこか本質的、根本的なところで
間違いを犯し続けているのでは、
と考えます。

その間違いが、
本来内包させている原始の力である
自然治癒力を弱めているのだと思います。
その主因は「食」だと確信しています。


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