DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

[脳&食育]DIET講座(175) 「食の安全対策」~輸入されている遺伝子組み換え作物

2010年07月30日 | 食育とダイエット
すでに米国からは遺伝子組み換え作物が
大量に輸入されており、食卓に入り込んでいます。
あなたの体内にも確実に摂り込んでいます。

EUのように家畜用の飼料だけであれば、
体内に取り込むことはなかったでしょう。

この作物に対する取り扱いの差は、
EU諸国と日本の米国に対する政治力の差です。

過去のブログでも指摘しましたが、
米国から輸入されているレモンなどの柑橘類の表皮には
発ガン性のある農薬がスプレーされています。
ヌルッとした感じが農薬です。
紅茶にレモンの輪切りを入れると、農薬が広がります。

その原因は、クリントン元大統領が来日した際に
当時の政権は厚生官僚の反対を抑え、
米国の政治圧力に屈したのです。
米国内では使用禁止の農薬です。
しかし、現在の日本国民は無関心です。

「遺伝子組み換え作物と食品の種類」(平成18年11月現在)
◆大豆(豆腐、納豆、みそ、醤油、大豆油など)
◆ジャガイモ(フライドポテト、マッシュポテト、など)
◆トウモロコシ(冷凍輸入物、スナック菓子、コーン油、コンスターチなど)
◆菜種(油など) ◆綿実(綿実油) ◆てん菜(砂糖の原料)
◆アルファルファ(豆科の一種/もやし)

遺伝子組み換え作物の特性~
□除草剤耐性作物(大豆、ナタネ、トウモロコシ)
除草剤とは植物を「殺す」作用のある化学物質です。
この除草剤に耐えられる遺伝子が組み込まれていることは、
作物に含まれている蛋白質などの
栄養成分の劣化と変化をさせる可能性があります。

□害虫耐性作物(ジャガイモ、トウモロコシ、綿)
ジャガイモなどの全細胞内に殺虫毒素が含まれている。
したがって、虫がそれらの作物を食べると「死ぬ」のです。
生物(虫)が死ぬ毒素を含んだ作物を
人間が常食しても無害であるとは考えられません。

□スタック作物(トウモロコシ)
害虫耐性と除草剤耐性の両方の特性をもつ品種
(続)
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[脳&食育]DIET講座(174) 「食の安全対策」~遺伝子組み換え作物について

2010年07月29日 | 食育とダイエット
環境ホルモンや合成食品添加物の有害化学物質とは異なりますが、
遺伝子組み換え作物についても「食の安全対策」として不可欠です。

遺伝子組み換えとは、
「動物」(微生物、魚など)の特異性(除草剤耐性、害虫耐性)のある遺伝子を
「植物」の遺伝子に組み込んでいる作物。

自然界では発生しえない「種の壁」を超えた人工的に改造された生物です。
太古よりの自然界には存在しなかった植物です。

この「改造生物」が自然界や人体への
長期にわたる影響については検証されておらず、まったく不明です。
特にそれらの作物の自然環境の生態系への影響については、
強い懸念がもたれています。

米国の開発企業はそれら作物の「急性毒性」のみ検証しており、
慢性毒性、遺伝毒性、発ガン性、催奇形性、アレルギー性など、
生命と健康への検証はされていません。

遺伝子組み換え作物・食品に対して、
我が国の行政や企業は「科学的に問題はない」と言っていますが、
それは「現時点での科学レベルでの判断」であり、
また「急性毒性」についてのみであり、
「絶対に間違っていない」ことではありません。

EUは遺伝子組み換え作物の輸入や作付けに対して、
人の健康や自然環境に悪影響を及ぼす懸念があるとし、
限定的に受け入れています。
現在、作付けが許可されているのは、
家畜の飼料用のトウモロコシとジャガイモの2件のみです。

2010年7月13日に、各加盟国政府はEUが許可した作物について、
独自の判断で作付けを禁止できるように規則を改正しました。
反対に、各国の自由裁量により、作付けが拡大する可能性もあります。

日本での栽培は農水省の承認が必要です。
消費者の遺伝子組み換え作物への不安は根強く、
食用の組み換え作物栽培は普及していません。
しかし、すでに某県において作付け栽培がされています。(続)

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[脳&食育]DIET講座(173)「食の安全対策」と「内臓脂肪型肥満」の関係

2010年07月28日 | 食育とダイエット
ダイエットによる脂肪動員による中性脂肪の減少によって、
それ以前よりも有害化学物質の含有濃度が高くなりますから、
刺激を強く受けることになり、発ガンなどのリスクが高くなります。

一番問題になるのは腹腔内に脂肪が蓄積している「内臓脂肪型肥満」です。
有害化学物質の倉庫の役割をしており、
この脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪動員されやすいのです。

この内臓脂肪(腸間膜脂肪、大網脂肪)は、門脈系に沈着しており、
この脂肪の分解にともなって上昇した
門脈の血中の有害化学物質は肝臓に直接的に影響を与えます。

したがって、特に内臓脂肪型肥満者は、
「食物からの取り込む有害化学物質の量を少なくする」
「有害化学物質を体外に積極的に排出する」
「有害化学物質によって発生する活性酸素による細胞膜の酸化作用の防止」
などの対策が必要となります。

ですから、有害化学物資対策をしないダイエット法は危険なのです。

現在、進行中のあなたのダイエット法は、その対策が取られていますか。
たとえダイエットしても、ガンの発症の危険にさらされるのであれば、
ダイエットしないほうが賢明ということになります。

このように「栄養をバランスよく食べて健康的にやせましょう」という
古典的な栄養指導は今の時代には通用しないのです。

栄養価よりも安全性を優先する必要があるのです。
そのためには台所にある容器や用具の点検も必要です。
なぜなら、プラスチックの容器や用具から環境ホルモンが溶け出しているからです。

ではどうすればよいのでしょうか。
普及CD版「食育・ダイエット」プログラムには、
それらのむ情報や生活の知恵、そして具体的な対策を組み込んでいます。
お申込みは~DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室





[脳&食育]DIET講座(172)「食の安全対策」と「ダイエット」の関係

2010年07月27日 | ダイエット中の食の安全対策

ダイエット中は、環境ホルモン、食品添加物など
有害化学物資に対する対策が不可欠です。

すなわち、体脂肪に蓄積している
有害化学物質の排出対策のないダイエット法は危険です。

特に、加齢とともに有害化学物質の蓄積量が多くなります。
ですから、中高年者の方の体重減少に伴うガンなどのリスクは高くなります。

ところが、世の中のダイエット法は、
有害化学物質の排出対策が講じられているでしょうか。

これから、ダイエットをと思われている中高年の方は、
その内容をよく確かめてから始めてくだい。

体重が減っても、死亡リスクが高くなっては意味がありません。
ダイエットは、健康になるための一つの手段です。
単に体重を下げることが目的であってはなりません。

ダイエット食品類などを使う方法は、体重を下げる方法です。
体重を下げて「痩身」(病的にやつれた体)になっては意味がありません。
さらに、それらの代用食品類を使っても、
体脂肪に蓄積している有害化学物質を
体外に排出することはできません。

ダイエットと有害化学物質は不可分な関わりがあります。
健康的にダイエットを成功させるためには、先に述べた通り
有害化学物質の問題を無視することは絶対にできません。

食生活において摂取しています食材・食品などの食べ物には、
農薬などの環境ホルモンが付着しているものが多くあります。

また、意識するかしなかに関わらず
それらの有害化学物質は脂溶性ですから全身の脂肪組織に蓄積しています。
やせることは、脂肪を分解して燃焼させることで、脂肪を動員することです。
この脂肪動員によって蓄積されている有害化学物質が
どうなるかが重大な問題となります。(続)

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[脳&食育]DIET講座(171)「食の安全対策」~体内の有害化学物質の排出について

2010年07月26日 | ダイエット中の食の安全対策

すでに私たちの体内には、食物経由の有害化学物質が累積しています。
それらの物質は全身の脂肪細胞・組織に溶け込んでおり、
さらに意識するか否かに関わらず日々取り込み続けています。

それらの有害化学物質に対する最低の対策は、

(1)体内への取り込み量を減らす対策。
(2)蓄積している有害物質を早く体内から排出する対策。
(3)有害物質を含有・付着している食品・作物を買わない対策。
(4)台所・調理に使用する用具・容器は無害な物に換える対策。

本ブログでこれから連載します「安全に食べる知恵」は、
それらの最低の対策を具体的に提示する内容です。
「食品の選択方法」、「保存方法」、「調理方法」、
そして「下ごしらえ」の知恵などです。

ダイエットにおいて安全性を確認すべき事項は、
「体内に蓄積している有害化学物質を排出する対策が
講じられている方法であるかどうか」です。
この確認事項は、ダイエットをする人にとっては
生命・健康にかかわることです。

科学の最先端の医学が日進月歩で進化しています。
「ガン対策基本法」は、主にガン発症後の対策法であり、
ガンにならないための具体的な予防対策は乏しい。

死亡原因1位のガンは年間約34万人(約33%)で。
2人に1人が罹り、3人に1人はガン死。
乳ガンは20人に1人。
米国や先進国はガン死亡者が年々減少しているのに、
日本で年々増加しています。
毎年、34万都市が消滅しているのです。
これが我が国の現状。

WHOのある研究者による「2030年の世界の死因予測」によると、
「ガン死亡者は約5%」となっています。
日本の現状から比較すると、とてもその水準になるのはムリ。

その原因は、「病気になっても、健康保険があるから」という安易感が
予防対策に無関心にさせている原因です。
国民全体がガン予防意識欠如の状態と言えます。

あなたも無関心ですか?
ガンになってから「なぜ、私が~!!」と嘆き後悔するよりも、
元気な今のうちに関心をもちませんか?

どうすれば予防できるか、勉強しませんか?
あなたやご家族の人生を健やかに過ごすために。

体内に蓄積している有害化学物質を体外に排出する具体的な方法は、
発売中の普及CD版「食育・ダイエット」プログラムに組み込んでいます、
お申込みは~DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室

[脳と食育]DIET講座(170)「食の安全対策」~考え方、習慣などを変えること。

2010年07月24日 | ダイエット中の食の安全対策

健康な生活を営む最大の要素は、食生活のありようです。

病気も肥満もその根底にあるの、日々に口に入れる
「食物の選択」と「食べ方」の間違いです。
この食生活の歪みは体だけでなく精神活動にも悪影響を与えます。

さて、ダイエットにおける食事指導は、肥満解消だけでなく、
その前提としての脳と体の健康をいかに守るかの視点が大切です。
この目的を果たす上で食に関して大きな問題があります。

すでに述べている通り、「環境ホルモン」「合成食品添加物」
そして「遺伝子組み換え作物」です。
いずれも日々に口にする食物に関わる問題です。
それらの物質や食品は、私たちの遺伝子を損傷し、
また、遺伝情報を歪める誘因となり、
生命と健康を蝕む要因になります。

それらのリスクを少しでも軽減する方策として、
「安全に食べる知恵」を本ブログで連載します。
この知恵を生かすには、従来の食物に対する
「考え方」「習慣」「調理方法」などを変える必要があります。

すでに私たちの体内には、
食物経由の有害化学物質が累積しています。
それらの物質は全身の脂肪細胞・組織に溶け込んでおり、
さらに意識するか否かに関わらず日々取り込んでいます。
その対策は?(続)

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[脳&食育]DIET講座(169)「食の安全対策」~エコチル調査とは

2010年07月23日 | 食育とダイエット
科学は、人間の豊かな生活実現に大いなる貢献をしています。
1950年以後において化学物質が数千種類合成されています。
それら合成化学物質は、私たちの生活に有益をもたらせています。
農薬としての殺虫剤など、食品添加物としての保存剤などです。

しかしながら、科学には「光と影」が絶えず伴っています。
原子核から「発電」という「光」をもたらす反面、
大量虐殺兵器の「核爆弾」という「影」を生み出しています。
農薬や合成食品添加物の中には、
発ガン性や健康障害という「影」を内在させています。

さらに言えば、科学の発展という名のもとに、自然や生態系の破壊、
さらに、地球温暖化という現象を生じさせています。

だから、科学者は「光」の半面を強調するだけでなく、
残りの反面の「影」についてもっと事前に公表すべきです。

「この農薬は害虫駆除に有効だか、人体には発ガン性がある」。
「保存剤として有効だが、人体の健康に悪影響を与える」と。
科学者としての最低限の責務でありモラルだと思います。
私たちも二律背反する科学の力をもっと直視すべきです。
科学者の言葉はすべて正しいなどと思っていてはいけません。

私たちの生命と健康に密接に関わっている化学物質の「影」を
生活の中で意識の有無に関係なく日々に取り込んでいます。

それらの有害化学物質の人体に対する影響についての研究は
各種の機関で行われております。
それらは、科学の「影」の清算、
すなわち、科学の負の資産の解明と事後処理を行っているのです。

環境省は2010年から大規模な疫学調査を始めています。
その調査名を「エコチル調査」と命名されています。

子供の健康と化学物質との関連の調査です。
親子10万組で、産前から13歳まで長期追跡の大プロジェクトです。

化学物質と健康障害の関係が疑われている
主な症状は以下の通りです。追跡調査される項目は~

「身体の成長」~出産時の体重低下など。
「先天異常」~ダウン症、尿道下裂、消化管閉鎖症など。
「生殖の異常」~不妊、流産、男児出生率低下など。
「精神神経の発達障害」~自閉症、学習障害、キレやすい、など。
「免疫系の異常」~アトピー、アレルギー、喘息など。
「代謝・内分泌系の異常」~小児肥満、小児糖尿病など

過去の本ブログで指摘してきた内容であり、
歓迎すべきプロジェクトです。
もっと早く始めるべきでした。

しかし、結果が判明するのは10数年先です。
それまで、食の安全対策をしないで放置しているわけにはいけません。
私たちの体内には、日々に
環境ホルモン、合成食品添加物、そして、遺伝子組み換え食品が
絶え間なく累積し続けています。

ガン死亡者数は現在約34万人、
10年後は一体どうなっているでしょうか。
結果の良否は、食に関する知識・知恵の普及活動と、
一人ひとりの「食の安全」に対する関心の高まりがその決め手です。

「食の安全対策」を組み込んだ
日本初のCD版「食育ダイエット・プログラム」を好評発売中です。
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[脳&食育]DIET講座(168)「食の安全対策」~毒性の強い食品添加物リスト

2010年07月22日 | ダイエット中の食の安全対策


自然界に存在しない合成化学物質で作られている主な食品添加物のリストです。
毒性が強く使用基準が厳しく規制されている、極力避けたい添加物です。

奥様などに家庭内にある加工食品のラベル表示を一度よく確かめるように勧めてください。
「常飲・常食」している食品があれば、他の食品に替えるように指示してください。

加工食品や飲料水を買う場合は、
必ず、ラベルの表示を確かめる習慣を身に付けください。

家族の「命と健康」を守るために、
本リストをコピーして財布などに入れておいてください。
そして、食品を買う際に必ずチェックするよにしてください。


[記載内容]
◆添加物の用途◆
◇ 添加物名 ★危険性(発ガン性) ☆その他危険性
◎使用されている食品


◆甘味料◆
◇人工甘味料→★サッカリンナトリウム(膀胱がん促進物質)
☆アスパルテーム
◎ダイエット食品、飲料水、漬物、ドレッシング、アイスクリーム、他


◆防カビ剤◆
◇農薬→★OPP、OPP-Na、☆TBZ(催奇性)
◎米国から船舶で輸入されているレモンなどの柑橘類の表面に塗布されている


◆保存料◆
◇★ソルビン酸、★ソルビン酸カリウム
◎マーガリン、清涼飲料水、果汁他
◇☆安息香酸、☆安息香酸ナトリウム(☆けいれん)
◎ハム、ソーセージ、ちくわ、かまぼこ、はんぺん、漬け物、イカの燻製、他


◆発色剤◆
◇★亜硝酸ナトリウム★硝酸カリウム★硝酸ナトリウム
◎ハム、ウインナ-、サラミ、ソーセージ、ベーコンなど食肉製品
◎魚肉ハム、ソーセージ明太子、いくら、スジコなど、


◆着色料◆
◇★赤色2号、3号、40号、102号、104号、105号、106号
★青色1号、2号、緑色3号
◎清涼飲料水、福神漬け、タラコ、紅ショウガ、ハム、
ソーセージ、菓子類、飲料水、冷菓、あん類他
◇☆黄色4号、5号(☆ジンマ疹)
◎かずのこ、漬物、飲料水、菓子他


◆漂白剤◆
◇★亜塩素酸ナトリウム
 ◎生食用野菜類、柑橘類果皮、さくらんぼ、もも、ぶどう、ふき、他
 ◇☆亜硫酸ナトリウム☆ピロ亜硫酸ナトリウム(☆胃出血)
 ◎乾燥果物、かんぴょう、甘納豆、ゼラチン、えび、煮豆、他


◆酸化防止剤◆
 ◇★HA(ブチルヒドロキシアニソール)
★BHT(ジプチルヒドロキシトルエン)
◎油脂、バター、魚介乾燥・冷凍品他


「やせるヒントは脳にある」(瀬野文宏・著/西日本新聞社・刊)より改変引用
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[脳&食育]DIET講座(167)「食の安全対策」~合成食品添加物について

2010年07月21日 | 食育とダイエット


石油などで化学的に合成された天然物ではない
「合成食品添加物」は現在約350種あります。

あらゆる種類の加工食品に使われています。
その中には毒性がつよく発ガン性があるとされており、
その使用量が厳しく規制されている添加物があります。

それらの発ガン性のある食品添加物を日々に体内に取り込んでいます。
厚労省の含有基準は「一生摂り続けても安全」とされています。
その単品の加工食品に含まれている量です。

自然界に存在しない合成化学物質で造られた食品添加物を
日々に体内に取り込んでいます。
その種類は日々50種を超えていると指摘されています。

売店で買う「サンドイッチ」や「弁当」などの
裏面に表示されている合成添加物の数は10種前後あります。

ある調査によると、
毎日50種以上の合成添加物を摂り込んでいるとのことです。

ある種類の物質の摂取ではなく、
多種類の合成添加物を複合的に摂取した場合の
リスク評価は一切ありません。
有害化学物質による食品添加物対策の盲点です。

それら多種類の物質を日々摂り続けていた結果、ガンが発症したとしても、
「科学的な根拠はない」と一蹴されてしまいます。
それは、因果関係を証明することができないからです。

数年前からニューヨーク市は、健康リスクがあるとして、
トランス脂肪酸を生成する「マーガリン」の使用を
食品関係では一切使用禁止にしています。

日本では、マーガリンはあらゆる加工食品に使われています。
クッキーなどの裏面の表示を確認してください。
同じ人体に対する影響であるのに、と思わざるをえません。

次回、自然界に存在しない合成化学物質で作られている
要注意の添加物のリストの一覧表を掲載します。


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[脳と食育]DIET講座(166)「食の安全対策」~ダイオキシン類対策法

2010年07月20日 | ダイエット中の食の安全対策
2000年に施行された「ダイオキシン類対策法」において、
WHOが最終目標とするTDI(耐容1日摂取量/pg/1kg体重/日)
「1pg」とせず、「4pg」としたことによって、
安全だということになったのである。
だから、国民の関心は薄くなったのである。

当時の民主党などは「1pg」と主張していたが、
政権は厚労省の官僚の主張に同調したのである。

平成10年の日本人のダイオキシン類の摂取量は、
毎日平均「体重1kg当り2.1pg」である。(環境庁)
4pg以内だから安全としたのである。

もしもTDIが「1pg」であれば、日本人全員が危険水準である。
ガン患者・死亡者数が毎年増加していることと無縁ではないと思う。

詳しくは、拙著「やせるヒントは脳にある」の
第三章「その食べ物は安全ですか?」で述べている。

ダイエットと食とは、表裏一体の密接な関係にある。
この食は、「美味しいか?」「栄養価があるか?」よりも優先すべきは、
「その食は安全か?」と問わねばならない時代である。

TVで見る料理人は一切無関心で「美味しさ」だけを強調している。
人の生命と健康を預かる立場の料理人としてのモラルと能力が問われる。

だから、ダイエットに関わる食事指導においても、
「栄養のバランス」という古典的な内容だけではなく、
「食の安全対策」が必須の前提条件でなければならない。
この視点のないダイエット法は危険である。

特に、環境ホルモンや合成添加物などの有害化学物質は、
肥満の素の脂肪細胞に溶け込んで累積され続けているからである。
そして脳をはじめとして、神経系や
ガン細胞の増殖を抑える役割を果たす免疫系にも悪影響を与えています。

有害化学物質の蓄積量が閾値(いきち)に達したとき、
ガンなどのリスクが高まり、発症促進因子になるのである。
ダイエット中の皆さん、無関心でおれますか?

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[脳と食育]DIET講座(165)「食の安全対策」~アトピーな日本。

2010年07月16日 | ダイエット中の食の安全対策
「沈黙の春」で警告・予言されていた通り、
日本の多くの田んぼは、
蛙も鳴かない死んだ田んぼになっている。

その田んぼにつながる小川にはメダカもトンボもいない。
「明日のための寓話」に書かれた情景と同じである。
そんな状況になっていても無関心な人たちが多くいる。
この国は不思議な国である。

アトピーという名のついた病気が身近で発症していても、
誰も強い関心を持たない日常である。
アトピーとはギリシャ語の「不思議な」という意味である。

不思議な病気がはびこっていても、
驚かないことに驚くのである。

「沈黙の春」で告発された発ガン性のあるDDTは、現在は使用禁止である。
ところが終戦直後は、人体にも使用されていたのである。
戦後の不衛生な環境で生活していた小学校時代、
朝、学校に行くと、全員、頭から白い粉のDDTを振り掛けられて
殺虫消毒されていたのである。

その後、縁があり、現在の「食」に関わる仕事をしているが、
不思議なめぐり合わせである。
そして、「明日のための寓話」は、現在の死んだ田んぼのように
すでに「今日のための実話」になっており、予言が的中しており愕然とする。

農薬だけでな、工場廃液として海に排出された
メチル水銀による魚介類の汚染による水俣病、
ダイオキシン類の一種であるPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)が
1969年、食用油に混入したカネミ油症事件などは寓話でなく実話である。
40年以上経過した現在も多くの被害者が苦しんでおられる。

1997年に発刊された「奪われし未来」
(シーア・コルボーンら著/翔泳社刊)によって、
「環境ホルモン」という言葉が世の中でブームになった。
食の安全対策が話題になったのである。
その代表格が猛毒の「ダイオキシン類」であった。

ところが、現在では多くの国民は無関心である。

「ダイオキシンは無害だ」とTVで公言する評論家や学者まで表われる始末。
「ダイオキシン」という単体の物質は存在していないことも知らないようだ。
ダイオキシン「類」という200種を超える物質が存在しているのである。
その中には、史上最も毒性の強い化学物資が存在している。

なぜ国民は無関心になったのか?
その原因は国の政策にある。(続)

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[脳と食育]DIET講座(164)「食の安全対策」~半世紀前の「沈黙の春」の予言が的中。

2010年07月15日 | 食育とダイエット
夏の夜は田んぼのカエルの鳴き声がにぎやかで、
子守唄のような心地よい響きだ。

小川にはメダカがスイスイ、トンボが川草で昼寝。
ひと昔まえ、そんなのどかな風景が身近にあった。

今、田んぼからカエルの鳴き声聞こえますか。
今、田んぼの水路につながる小川にメダカやトンボが戯れていますか。

カエルの鳴き声のない田んぼは死んだ田んぼ。
メダカやトンボは、探してもいない。どこへ行ったのか。

蛙が鳴かない風景を異常とは思わなくなった私たち。
そんな田んぼで、栽培されたお米を躊躇なく食べる私たち。

農薬まみれの田んぼの水を川から海へと流し、
魚を汚染しても咎めることのない国。

私たちは、どこか狂ってしまっている。


1960年代の銀行員時代に読んだ農薬のDDTの発ガン性を告発した
「沈黙の春」(SILENT SPRING/レイチェル・カーソン著/新潮社刊)
に触発されて「食の安全」について強い関心を持っていた。

その著書の冒頭に書かれていた「明日のための寓話」を読んで
鳥肌が立つ戦慄を感じたことを鮮明に覚えている。
半世紀前に書かれた「明日のための寓話」の一部を紹介する。

「アメリカの奥深くわけ入ったところに、ある町があった。
生命あるものはみな、自然と一つだった。町のまわりには、
豊かな田畑が~ところが、あるときどういうわけか、暗いかげが
あたりにしのびよった。いままで見たことも聞いたこともないことが
起こり出した。若鶏はわけのわからぬ病気にかかり、牛も羊も病気に
なって死んだ。どこへいっても、死の影~町の医者は見たこともない
病気があとからあとへと出てくるのに、とまどうばかり。
そのうちに、突然死ぬ人もでてきた。何が原因か分からない~
大人だけでない。子供も死んだ。」

「自然は、沈黙した。うす気味悪い。鳥たちはどこへ行ってしまったのか~
春がきたが、沈黙の春だった。~いまはもの音ひとつしない。
野原、森、沼地、みな黙りこくっている~ここを訪れる生き物の姿もなく、
沈黙が支配するだけ。小川からも、生命という生命の火は消えた。」

「病める世界~新しい生命の誕生を告げる声ももはやきかれない。
魔法にかけられたのでも、敵に襲われたわけでもない。
すべては、人間がみずからまねいた禍だったのだ。」

「ソンナノハ空想ノ物語サ、とみんな言うかもしれない。
だが、これらの禍がいつ現実になって、私たちにおそいかかるか~
思い知らされる日がくるだろう。」

著者の半世紀前の警告と予言は的中しており、
冒頭で述べたようにすでに現実化している。

その結果、アトピーという「不思議な病気」が蔓延している。
あなたは、あなた自身のため、
可愛い子供や孫のために、関心を持っていますか?
それとも、我は関せずですか?(続)

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[脳と食育]DIET講座(163)「食の安全」~環境ホルモンとは

2010年07月14日 | 食育とダイエット

環境ホルモンとは日本における造語です。

正式名称は「外因性内分泌かく乱化学物質」です。
その代表格が猛毒の「ダイオキシン類」です。

1969年に発生した「カネミ油症事件」は、
ダイオキシン類の一種の「PCDF」(ポリ塩化ベンゾフラン)が原因。
今なお多くの被害者が健康障害だけでなく、
人生そのものを奪われて苦しんでおられます。

外因性内分泌かく乱化学物質の定義は、
「1997年・米国ホワイトハウス科学委員会など」が
一番詳しく述べられています。

「外因性物質で、生体の恒常性、生殖、発生、あるいは行動に関する
 種々の生体内ホルモンの合成、貯蔵、分泌、体内輸送、受容体結合、
 ホルモン作用、その分解・排泄などの過程を阻害する物質」

環境ホルモンの代表格は猛毒の「ダイオキシン類」です。
ダイオキシン(DI・OXIN)とは略語であり、ダイオキシンという単体の物質は存在しません。
正式名称は「ポリ塩化ジベンゾ-パラ・ジオキシン」です。

「ポリ」→プラスチック、ラップ、トレイ、発砲スチロール、他。
・ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビフェニール(PCB)、塩化ビニル、他。

「ベンゼン、パラ」→接着剤、防虫・殺虫剤、香料剤、他。
・クロロホルム(壁紙接着剤)、クロロベンゼン(合板接着剤)、他

「オキシン」→殺虫剤、農薬類

それらの物質は人体の脂肪に溶け込んで蓄積しています。
発ガン性、生殖障害、催奇性、免疫毒性などが確認されています。
また、人体内では「エストロゲン作用」があり、
ニセの女性ホルモンの働きをしてかく乱させるのです。

環境ホルモンの種類は、
プラスチック、合成洗剤などの産業化学物質
(ビスフェノールAなど)

ゴミ焼却の際に発生するダイオキシン類
 (ポリ塩化ベンゾゾフラン、コプラナーPCBなど)

殺虫剤、除草剤などの農薬 (DDT、DDEなど)

重金属化合物(水銀、スズ、鉛など)

それらの有害化学物質は、大気、土壌、水、河川、
そして、海を汚染しています。

それらの有害物質が体内に数種類、あるいは、数十種類を
取り込んだ場合の「複合汚染」の影響はまったく不明です。

環境ホルモンの特徴は、微量で人体に影響を与えることです。
脳、神経系、そして免疫系にも悪影響を与えます。
その単位は、1兆分の1グラム「pg/g」(ピコグラム)。
ヤフウ・ドームにパチンコ玉1個という感じです。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室

[脳&食育]DIET講座(162)「食の安全対策」~あなたの食べ方は、あなたの生き方です。

2010年07月13日 | 食育とダイエット

食物とは、日々に食べている食品・食材の内容です。
その善し悪しによって、ガン発症のリスクの高低になります。
すなわち、健康な生活を営む最大の要素は、食生活のありようです。

肥満も病気もその根底にあるのは、
「食物の選択」と「食べ方」の間違いです。
この食の歪みは、体だけでなく、
その人の精神活動にも悪影響を与えています。

80歳まで生きていると、その間の食事回数は約87,000回。
この1回、1回の食事内容の善し悪しの累積が、
その人のココロとカラダの善し悪しに影響を与えています。

もちろん、居酒屋で好きな物を飲食することも当然あります。
それらの機会があるときはハメを外すこともあります。
それらは別として、日常的な食生活がどうなのかが問題です。

さらに、食の安全対策に100パーセントはありえません。
しかし、いかにして最小のリスクにするか、
いかにして危険をさける知恵を会得するか、
それらの努力が要るのです。

努力するかどうかはその人の自由です。
どのうな「食べ方」を選択するかは、個人の自由です。

しかしなから、戦後の教育体系の中で「食育」が欠落しています。
食についての本質やその知識を習得していないのです。
その故に「知らない」ということが問題となります。

知っていて「食の安全対策」に無関心なのは
その人の「食べ方」であり「生き方」ですから自由です。

本ブログで連載する目的は、
「知らない人」に情報を伝えることです。
食に関わる仕事をしている者の義務でと考えているからです。

情報を得た人が、その後どうするかは本人の自由です。
その人の「食べ方」は、「生き方」であり、
そして「死に方」ですから、自由選択です。
だから、干渉する意図はありません。(続)

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室



[脳&食育]DIET講座(161)「食の安全対策」の必要性について

2010年07月12日 | 食育とダイエット


平成18年施行「食育基本法」に以下のように明記されています。

・同法第八条(食品の安全性の確保等における食育の役割)抜粋~
「食品の安全性が確保され安心して消費できることが健全な食生活の基礎である」

明記されている通り、
健全な食生の基礎は、食の安全性の確保です。
すなわち、食物の栄養価よりも、美味しいよりも、
優先すべきは、「食の安全性」です。

特に、ダイエット中の食生活においては、体脂肪に蓄積している
有害化学物質の排出対策が最も重要なテーマでなければなりません。

「食の安全」については、次の三つの問題に対する対策が必要です。
(1)環境ホルモン対策
(2)合成食品添加物対策
(3)遺伝子組み換え作物・食品対策

それらの問題に対する「安全に食べる知恵」を身につける必要があります。
今後の本ブログで「調理の下ごしらいの知恵」について連載しますが、
その目的について述べます。

男性の方は、奥様や料理をしてもらっている方にプリントを!

体内の脂肪細胞・組織に蓄積している食物由来の有害化学物質とは、
農薬などの環境ホルモン、化学物質で造られた食品添加物などです。

農薬類、PCB、ビスフェーノルA、ダイオキシン類、水銀・スズなどは、
野菜類・穀類他農作物、魚介類・海藻類、肉類、卵類や乳製品など由来です。

それらの有害化学物質は、皮下脂肪、内臓脂肪、異所性脂肪をはじめ
肝臓、腎臓、甲状腺、卵巣、子宮、乳房、精巣、血液、そして脳など
全身の脂肪細胞に日々累積しています。

この現実から誰も逃れることはできません。

人体内に蓄積しているそれら有害巣化学物質は、ガン(乳房、卵巣など)
をはじめ催奇性、子宮内膜症、アレルギー、精子減少、生殖機能異常、
脳機能障害(異常行動、キレるなど)、母乳汚染などの誘因と指摘されています。

すでに本ブログで幾度となく述べている通り、
日本はガン予防の後進国です。

3人に1人はガンで死亡、年間約34万人死亡。
毎年、34万都市が日本から消滅しているのです。
34万人は、東京都品川区、または、四国の高松市の人口です。

ガン発症の原因は、遺伝的(家族性)な因子が約10パーセント、
生活習慣が約90パーセントと言われています。

この生活習慣の要因には、喫煙やストレスなどがありますが、
その主な原因は「食生活」です。口に入る物とも言えます。
空気と水が同じとすれば、恣意的に選択できるのは食物だけです。(続)

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室