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自然治癒力を高める微量栄養素~水溶性ビタミン「C、B群」

2011年09月05日 | 自然治癒力
[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(262)


微量栄養素は、脳と体の健康維持に不可欠な物質です。
欠乏によって、自然治癒力、免疫力が低下し、
多くの器官系の機能障害をまねきます。


◇水溶性ビタミン(B群、C)
水溶性ビタミンは、代謝が活発な体組織中に存在しています。
このビタミンは、酵素が媒介する反応を調節して、
糖質(炭水化物)、脂質(脂肪・油)、蛋白質から
エネルギーを引き出す作用に関与しています。


「C」は、脳内の神経伝達物質の合成に関与しています。
体内では、主に代謝を調節し、体を酸化ストレスから保護する
重要な抗酸化物質として免疫力を活性させる働きをしています。
また、Cは、結合組織の合成や血管の構造と機能の維持にも必要な物質です。
ビタミンCの摂取量は「50~100」(mg/日)。


「B群」は、特に脳にとっては必須の物質です。
感情を安定させ精神活動を平穏にするのに欠かせない物質です。
また、不足すると記憶障害、不安障害、うつ症状、神経過敏、
集中力欠如、めまい、イライラなどの原因になります。


体内では酵素と結合し、酵素に代謝の触媒作用をさせる
「補酵素」として機能しています。
多種多様な食材による食生活をしている人は、欠乏することはありません。
しかし、偏食の人(肥満者)は、「葉酸、B6、B12」が欠乏しやすいのです。


「葉酸、B6、B12」は、動物性蛋白質の代謝中に生じる
「毒性アミノ酸」(ホモシステイン)の血中濃度を調節しています。
血中の濃度が高くなると、ガン、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞をはじめ、
慢性変性疾患のリスクが高くなります。
血中の毒性アミノ酸を取り除くには、
新鮮な果物・野菜類を食べることが効果的です。


また、妊娠中の人は「葉酸欠乏」に注意する必要があります。
妊娠初期の葉酸欠乏は、
「二分脊髄をはじめとする致命的な神経管(無脳症)の原因」と指摘されています。
葉酸は「葉野菜」(ほうれん草、春菊など)に多く含まれています。
ビタミンB12は、B群の中で唯一、動物性食品に含まれています。
欠乏すると、貧血や神経障害のリスクが高くなります。


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