Zooey's Diary

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魚心あれば水心

2010年06月01日 | 社会
ミラノ在住の友人が、イタリアの先生への御礼事情について愚痴っていました。
それによると向うでは、クリスマス・学年末の度に先生への御礼として
クラス(の親)からプレゼントを渡すのだそうです。
貴金属であったり、ブランドバッグであったり、「エステ券」を欲しがった先生も
いたのだとか。
御次男の卒園の際にはブランドバッグをクラスの皆で買い、一人当たりの負担は
18ユーロであったとか。
大変ですねえ…

ありがたいことに私は、そういうのとは無縁で過ごしてきました。
息子たちの学校の先生に、個人的にお中元もお歳暮も御礼もしたことありません。
もっとも私はそういうことが好きじゃないし
ウチの息子たちは、小中までは地元の公立校だったので
例えばずっと私立に行ってる場合はどうなのかわかりませんが。
でも少なくとも日本では、そういうことをするとしても、こっそりという感じですよね。
堂々とエステ券を要求するとは…
恐るべし、イタリア!

「魚心あれば水心」
私はこれを、”下心を持って近づけば相手もそれに答える”といった悪い意味に
解釈して、皮肉をこめてタイトルに使ったのですが
ふと次男に訊いてみたら、”求めよされば与えられん”のように良い意味に思ってたという。
ええ!?
検索してみたら、確かに元々は良い意味だったのですね。

”「魚、心あれば、水、心あり」の魚と心、水と心が一語化したもの。
相手に対する好意。魚に水を思う心があれば、水も其の気持ちをくみとるであろうということ。
http://www.sanabo.com/kotowaza/arc/2005/05/post_21.html

更にこんな解説も。

”この言葉が有名になったのは、江戸時代の芝居「関取千両幟」で
「金を出して暗に八百長を頼む」にあたって「「魚心あれば水心」
というセリフが使用されたことからであります。
本来は「好意をもって接すれば、相手も好意をもって応ずるものだ」
という意味だったのですが、
この芝居以来、この言葉のイメージは江戸庶民にとって悪くなり、
「役人と商人とのなれあい(悪事についてのもちつもたれつ)」の意味で
使用されることが多くなっています。
だから、本来は悪い意味ではなかったのですが、江戸後期以降は
悪いイメージがつきまとう言葉になりました。”
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413229019

知らなかった…
下のサイトにある、
「雉子も鳴かずば打たれまい。魚心あれば水心。お前もワルよのう。ムフフフフ」
という使い方が、私のこの言葉に対するイメージとしてはピッタリです。
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