北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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四次元への出入口があった場所

2017-07-01 16:43:11 | ロケ地巡り
一ヶ月以上前の話になっちゃったけど、「初夏の臨時遠足」では、朝霞市民会館の他にもチェックポイントがありました。





朝霞から東武東上線で池袋に戻り、山手線に乗り換えて目白駅で下車。
目白は全く初めてだったので、土地勘がない中、地図だけを頼りにズンズンと進んでいくと、その先には、何やら教会のような建物が・・・。





ここは、「日立目白クラブ」という多目的施設。
「教会のよう」って書いたけど、実際に、結婚式場としても人気のようです。(こういうサイトあり)
元々は、大正末期まで、名家として名高い「近衛(このえ)家」の邸宅があった地に、学習院に通う生徒の寄宿舎として宮内省が建設した施設で、1953年(昭和28年)から、本館は日立目白クラブとして、少し離れた別館は、「教会のよう」ではなく、実際に教会として使用されています。





と、施設の紹介はこのくらいにして、そろそろここが使われたエピソードの紹介。

今回検証したのは、「電子戦隊デンジマン」第30話「消えた盗んだ出た」。
難病で入院生活を送る元同僚女性の医療費を捻出すべく、金目の物がありそうな場所を狙って泥棒稼業を続ける青年・サブが、※1「全国的に金曜日」の白昼に忍び込んだ邸宅として使われている。


※1 私が時々使う「全国的に金曜日」の元ネタはこれ。冒頭、サブが「今日は全国的に金曜日。土日の連休を控え、貯金を下ろす家庭も多いだろう。(なので、そういう家に盗みに入ろう)」という勝手な理屈を唱えるシーンがある。


サブが中へ入ると、室内からは、何やら不思議な物音が聞こえてきた。
不審に思ったサブが覗き穴から室内を覗き込むと、そこにいたのは、ベーダー怪物チョウチンラーと、戦闘員ダストラー。
信じられないことに、室内にある暖炉の火入口が四次元空間に繋がっており、そこには慶長時代の小判が多数眠っていた。
ベーダーはこれに狙いをつけ、家主らを監禁して、ダストラーを四次元空間に突入させていたのだった。

覗いているのをチョウチンラーに見つかったサブは、ダストラーに追われ一目散に退散、襲撃されそうになったところを、デンジレッド=赤城一平に助けられるが、経緯が経緯なだけに、訳を尋ねる赤城に正直に話せるはずもなく、適当に誤魔化してその場を立ち去ってしまった。
不審に思った赤城はサブとその仲間二人を尾行して、サブが忍び込んだ邸の秘密を知り、サブ達が再び邸に忍び込むと踏んで、邸周辺で張り込みをすることとした。





その張り込みのシーンで確認できる場所。
映像では、手前に赤城、奥にある植え込みから、デンジブルー=青梅大五郎と、デンジピンク=桃井あきらが顔を覗かせているのが確認できる。





青梅とあきらが顔を覗かせている場所の拡大。
再現しようかな~とも思ったけど、その前の朝霞で散々不審者的振る舞いをしていたので・・・というのは嘘。再現しなかったことを(ちょっぴり)後悔してます・・・。





角度を変えて。
映像では、手前にあきらの後姿が確認でき、曲がり角には、デンジイエロー=黄山純と、デンジグリーン=緑川達也の姿が確認できる。





果たして赤城達の読みどおり、サブ達は、塀を乗り越えて邸に忍び込むが、待ち構えていたダストラー達と遭遇し、再びピンチに。





正門から本館正面に向かう位置からの写真を再掲載。
映像では、ここで、デンジマン達とダストラーの戦闘が繰り広げられている。

劇中では、ベーダーの襲撃を逃れるべく、サブが件の暖炉から四次元に逃げ込むが、戦いの過程で、デンジレッドが、デンジスティックを暖炉に投げ込んだことから四次元への出入口が消失(遠く離れた山中の洞窟へ移動)してしまった。
四次元への出入口が消失した以上、もはやこの場所に用はないとして、チョウチンラーらは退散。赤城達は、監禁されていた家主らを解放して事情を知り、サブを案じる仲間二人の言から、彼らが泥棒家業に精を出していた事情を知るのだった。

ということで、この場所の紹介はここまで。
三十七年も前の場所が変わらずに残っていたということに、ロケ地の神様への感謝を捧げつつ、この場所を後にしました。

劇中では、その後、赤城達に説得されたサブ達が、自首の末に服役し、刑務作業の一環として畑仕事に汗を流すシーンで終わっているのだが、果たしてその後、彼らはどうしていることやら・・・。
噂によると、サブは、出所後程なくして、※2朝霞市にあると思われるスナックにコック見習いとして採用され、さらに近年では、※3毎週日曜日の夕方になると、赤い着物を着て高座に現れ、座布団を配ったり取り上げたりし、時にはオレンジ色の着物を着た人を突き飛ばしたりしているとのことなのだが、果たして・・・。


※2、※3 サブを演じていたのは、デンジマンの翌年、「太陽戦隊サンバルカン」に矢沢助八役でレギュラー出演し、現在は、「笑点」の座布団運びを務める山田隆夫さんだったのでこんな書きっぷりにしてみました。
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