北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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右京さん(と北野先生他多数)の原点

2008-07-22 20:34:22 | 石狩・空知地方
先日予鈴でお知らせしたとおり、「相棒」の杉下右京役、水谷豊さんが幼少時を過ごされた町、芦別市野花南へ行ってきました。


(野花南の位置はこちら)
http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=JH&uc=1&scl=5000000&el=142%2F14%2F27.942&pnf=1&size=500%2C500&pg=&nl=43%2F28%2F48.473&edge=2


芦別市は、北海道のほぼど真ん中、ラベンダーや「北の国から」で有名な富良野にも近い、人口約18,000人の町。
かつては炭鉱で隆盛を極めたが、国の石炭政策に伴って炭鉱は次々と廃止され、現在は、「星の降る里」をキャッチコピーとして、企業誘致や観光業に重点を置いた施策に取り組んでいる。
「野花南」は、そんな芦別市の中心部から、車で約20分、JRで2駅の所にある小さな集落で、アイヌ語の「ノッカ・アン」(仕掛け弓のさわり糸のある所)が語源とされている。





20日の朝、札幌の自宅を出た私は、滝川という町(「ウルトラセブン」のモロボシ・ダン役、森次晃嗣さんの故郷)まで特急で向かい、その後、路線バスと普通列車を乗り継いで、野花南に辿り着いた。
上の写真が、そのJR野花南駅。小さな無人駅です。








野花南駅があるのは、滝川と根室を結ぶ、「根室本線」という路線。
かつては、この区間を、札幌~釧路を結ぶ特急が走っていたのだが、夕張を経由する迂回路線が完成して以降、普段は、普通列車が1日7~8本運行するだけのローカル線になってしまいました。
もっとも最近は、富良野方面への観光客を運ぶべく、観光シーズンに臨時特急列車が運行していますが、野花南には、残念ながら停車していません。





野花南駅の中。
写真奥の窓口は、有人だった頃の切符売り場がそのまま残っている物。





野花南駅を出ると、こんな石碑を見つけました。
将来、「水谷豊生誕の地碑」なんてのが・・・できたら凄いかなと(笑)。





これが、野花南の駅前通。
先日、水谷さんが北海道のローカル番組に出演された際にも、番組内で紹介されていました。
建物はまばらだけど、地方によくある駅前通特有の光景だなと思いました。





芦別市は農業も盛んな町。
野花南周辺は、一面の水田地帯です。





駅から徒歩5分程度で国道へ到達。
滝川と釧路を結ぶ、一般国道38号。
実は私、今の職場に採用になって最初に配属されたのが滝川で、その頃は、この38号の管理業務を担当していました。
写真を撮った場所も、その頃、少なくとも100回以上は通っていると思われる場所ですが、よもや現在、こうして写真を撮って皆さんに紹介することになろうとは、思ってもいませんでした。





国道から15分ほど歩いて行くと、1つの大きな橋に辿り着きました。





これが、北海道内でも有数の大きな川、「空知川」。
この川も、水谷さんの思い出の1つとして、番組で紹介されていました。





空知川は、富良野と帯広の中間にある、南富良野という町の山間部を源流とし、富良野~芦別を流れて、滝川で、道内最大の石狩川と合流する大きな川。
見てのとおり、写真の近辺は、ちょっと子供が遊べるような場所ではないようですが、それだけに、水谷さんが幼少の頃はどんな風景だったのだろうと、あれこれ空想してしまいます。





川を離れて10分ほど歩くと、公園に辿り着きました。
割と新しい公園のように思えましたが、こういうのを見ると、水谷さんが幼少の頃はどんな遊びを楽しまれていたのかなあと、これまたあれこれ空想してしまいます。





公園の後は、帰りの列車の時間が近づいてきたので、再び駅前通へ。
郵便局と駐在所を見つけたので、1枚撮りました。
JRの駅に加えて、この2つがあるということは、人口が少なく民家もまばらながらも、野花南が、1つの集落として機能しているということの証だと思います。

ということで、滞在時間は短かったけど、行ってよかったと思える旅でした。
歩く人が殆どいない中を、デジカメ片手にブラつくことで、ちょっと怪しまれたかもしれませんけどね。(若しくは水谷さんファンであることがばれた?)

今回は野花南のみですが、芦別市中心部にも2時間ほど滞在してきたので、こちらも後日アップしたいと思います。
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8 コメント

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 (Mint)
2008-07-24 21:18:54
今回は公共の乗り物を使って行かれたんですね。

野花南と言う町は今回初めて知りました。
芦別の中心より少し富良野よりのところにあるんですね。

かつて炭鉱で栄えた町は閉山と共に人口が減っているのが殆どなのでしょうが
写真で見るような素朴な感じの町って好きです。
ナナマガラーさんの記事を読んだ後に野花南付近の地図を見ていたら、ありました。
ナナマガラーさんが駅に戻る途中に見た郵便局が地図に載ってました。
載ってるのは当たり前のことなんですが見つけた時には「コレだ~」と
まるで宝探し気分でした(笑)

水谷豊さんが住んでいたことがなければ
訪ねることがなかったかもしれない野花南と言う町で
ナナマガラーさんにとって縁深い国道を見て懐かしむと言うのも何かの縁でしょうか。

観光地ではないところで写真を撮ってると結構目立つんですよね。
町の人達の不思議そうな視線を感じつつも挙動不審にならないように努力しています。
ですが意識しすぎて、かえって不審に見えてるのかもしれませんけどね(笑)
返信する
不思議な縁かと (ナナマガラー)
2008-07-25 22:40:32
Mint様

こんにちは。いつも有難うございます。

>今回は公共の乗り物を使って行かれたんですね。

はい。こういう所は、路線バスに普通列車で行くというのが醍醐味だと思っています。
今回は札幌からもちょっと離れた場所ですけど、もしこれが、車でさっといけちゃうような所だとしても、きっと列車かバスで行くと思います。

>ナナマガラーさんの記事を読んだ後に野花南付近の地図を見ていたら、ありました。
>ナナマガラーさんが駅に戻る途中に見た郵便局が地図に載ってました。
>載ってるのは当たり前のことなんですが見つけた時には「コレだ~」と
まるで宝探し気分でした(笑)

うわっ。そこまでしていただけたんですか。
嬉しいです。有難うございます。
私も、好きな番組のロケ地探しをしていて、地図で見つけた時なんかには、思わず歓喜の声を挙げてしまうことがありますけどね。

>水谷豊さんが住んでいたことがなければ訪ねることがなかったかもしれない野花南と言う町で、
ナナマガラーさんにとって縁深い国道を見て懐かしむと言うのも何かの縁でしょうか。

本当にそのとおり、不思議な何かを感じます。
滝川にいた頃、国道38号はそれこそ100回以上は通っていたのに、野花南の集落には、寄るどころか目を向けたことすらなかった。
それが、水谷さんの出身地と言うことで、自分にとって特別な場所になるというのは、なんだか運命的なものすら感じちゃいますね。

>観光地ではないところで写真を撮ってると結構目立つんですよね。
>町の人達の不思議そうな視線を感じつつも挙動不審にならないように努力しています。

4年前になるのですが、ロケ地巡りで、幼稚園の写真を撮ったことがありました。
場所が場所だけに、下手に動くと絶対怪しまれると思い、終始ドキドキしっぱなしでした。
ひょっとして、あちこち回っておられるMint様も、そういう経験がおありなのでは?
返信する
初めまして! (まねき猫)
2008-08-09 14:29:48
ふらっと立ち寄らせていただきました。
わたし、実はこの野花南の出身なんです。しかも、水谷豊さんのファンなんです!
水谷さんが野花南の出身?という噂はネットで知ってはいたのですが、今年の春に北海道でテレビ出演されたときに、ご本人がそう発言されたので、ようやく信用しました(苦笑)。
わたしも小学2年生の6月に引越ししたのですが、今も親戚がいるので、たまに帰ることがありますよ。
水谷さんのファンの中でも、水谷さんとこの共通点を持っている人は少ないと思うので、ちょっと自慢です(笑)。
また遊びにきますね~!







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ありがとうございます! (ナナマガラー)
2008-08-09 19:55:26
まねき猫様

はじめまして。御来訪&コメント有難うございます。
管理人の、ナナマガラーと申します。

そうですか、野花南のご出身でらっしゃるんですか。
そういう方に見ていただいたということで、大変嬉しく思いますが、反面、変なことでも書いていないかとちょっぴり心配しちゃっています。(今更ですけど・・・)

私も、水谷さんが芦別のご出身だということは、雑誌等で知っていたのですが、野花南という地名までは、例のテレビ出演まで知らなかったので、これを知って、「ぜひ行かねば!」と思い、足を運んだ次第でした。

私は函館に住んでおりますが、まねき猫様はどちらにお住まいなのでしょうか?
またぜひ遊びに来てください。宜しくお願いいたします。
返信する
こんにちは! (まねき猫)
2008-08-13 10:49:04
先日再び投稿したのですが、もしかしたらうまく反映されていなかったのかもしれないと思って・・・。
もし二重投稿になっていましたら、削除してください。m(__)m

野花南ですが、何もないところですよね(苦笑)。
今はこの町に住んでいたこと、親に感謝したいと思っています(笑)。

ナナマガラーさんは、水谷さんを知ったのはいつくらいなんでしょうか?
わたしは「熱中時代」からなんですが、これで年代がだいたいバレますね(苦笑)。
そのあとにかなりブランクがあるので、ファンとしては新参者なんです(^_^;)
そういえば、5月12日のSTVラジオは聞かれましたか??

わたしは札幌近郊に住んでいます。車で1時間弱くらいです。10数年、札幌に住んでいたこともありますよ。
ナナマガラーさんは函館にお住まいなんですか。
そうえいば、奥様の蘭ちゃんのお母様が函館出身で、水谷さんも函館を訪れたことがあるとか。ちらっと観光もされたらしいですよ。函館とも縁があるんですね。

また遊びにきますので、よろしくお願いします!






返信する
きっかけは・・・ (ナナマガラー)
2008-08-13 21:35:51
まねき猫様

こんにちは。再度の御来訪有難うございます。
先日もコメントいただいたとのことですが、かえってご心配をおかけしてしまい、すみませんでした。
迷惑コメント対策の一環として、皆様からお寄せいただくコメントについては、書き込んだ後、一旦管理用画面で保留状態になってから、管理人である私の承認を経て画面にアップされるという設定にしておりますので、どうぞご了承ください。
ですが、管理用画面を確認したところ、特に二重投稿にはなっていませんでした。
何かが上手くいかなくて失敗されたのかもしれませんが、今後とも宜しくお願いいたします。

さて、私が水谷さんを知ったきっかけですよね。
今日の昼にコメントを拝見して以降ずっと考えていたのですが、特にどの番組とかいうことではなく、気がついたら知っていたということのようです。
「熱中時代」は、私が幼稚園から小学校低学年の頃の作品で、リアルタイムの記憶はなく、再放送の記憶が辛うじてある程度ですし、「事件記者チャボ」とか「刑事貴族」なんかも同様だと思います。
ただ、20代の頃に、「太陽にほえろ!」に何度かゲスト出演されていたのは、再放送や市販のビデオを見て知っていたので、あるいはそっちがきっかけかも・・・。
まあ、気がついたら知っていたけれど、ファンになったのは、「相棒」がきっかけといったところが無難かなと思います。
あ、でも、寺脇康文さんが、「笑っていいとも!」に出演された際に、昔スーパーの店員だった時に、お客さんの前で、さりげなく水谷さんのモノマネをしていたという話をされていたのははっきり覚えています。あれは確か平成5~6年ぐらいだったかなと。

まねき猫様は札幌近郊のお住まいなのですね。
私は、地元は札幌ですが、札幌以外に、北見、八雲、滝川、釧路、帯広に住んだことがあり、今年の春に函館に来ました。
函館の話題もたまに取り上げていますので、宜しければどうぞご覧下さい。
返信する
こんにちは! (まねき猫)
2008-08-26 17:37:43
コメントの件ですが、ご心配をおかけしてすいませんでした。m(__)m
たぶん、もう大丈夫だと思います!

そうなんですか~!
ナナマガラーさんは、自然と出会ったんです
ね。
わたしもまだ小学生だったので、どうして「熱中時代」を見るようになったのか、記憶にないので(笑)。

「相棒」大好きですし、水谷さんのファンなんですが、別に寺脇さんが嫌いなわけではないんですが、どうしても水谷さんのほうが・・・(苦笑)。
この前、寺脇さんが司会をしている「ミューズの晩餐」に鈴木砂羽さんがゲストでいらっしゃった時に見ていたのですが、寺脇さんって、かなり面白いですね~!大爆笑しました!!
きっと、一緒にお酒を飲んだら楽しいだろうなぁ~と、想像してました(笑)。

ナナマガラーさんは、たぶん公務員さんではないかな、と思っていました。転勤されているようなので、たぶんそうかなと。
実は、弟が函館に住んでいるんですよ。
ある学校の先生をしています。
一度、弟のところに行きたいと思っているのですが、なかなか行けないんです。
函館の情報も楽しみにしていますね!

返信する
そうでしたか・・・ (ナナマガラー)
2008-08-26 21:38:14
まねき猫様

こんにちは。
三たびのお立ち寄り、本当に有難うございます。
頂いたコメントから察するに、水谷さんへの熱の入れようは相当なものがあるとお見受けしました。
私も、「相棒」がきっかけで注目するようになりましたが、自分が見たことのある番組に関する程度の知識しかないもので、これからは、機会あるごとに、ご出演番組を見て、研究などしていきたいなと思っています。

そうでしたか、弟さんが函館に。
私は4月に函館に来たばかりなので、市内のことはまだわからない部分も多いのですが、学校で言うと、アパートのすぐ近くに、進学校で有名な道立高校と、同じく有名な私立の女子校があります。
函館は、道内3番目の都市だけあって、高校の数も多いんだなあと、実感しているところです。

またぜひ遊びにきてください。
函館関連のネタも、これからどんどん書いて行こうと思いますので。
返信する

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