北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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面白かった!

2012-06-09 18:38:56 | 映画
今日は、ようやく函館でも上映されるようになった、「ウルトラマンサーガ」を観てきた。

ウルトラセブンの息子であるウルトラマンゼロ、今年放送15周年であるウルトラマンダイナ、昨年放送10周年だったウルトラマンコスモスが一つになって合体する新ヒーロー、サーガや、巷で話題の、AKB48のメンバー7人が扮する、シリーズ初の女性だけの防衛チーム、「チームU」の活躍など、今回も見どころ満載との前評判だったので、楽しみだった。

冒頭、「帰ってきたウルトラマン」第1話に登場した怪獣・アーストロンがガバッと出てきた時は、正直、「オイオイ、いきなりこれかよ」みたいに思ってしまったけど、その後も、「ウルトラマン」に登場したグビラや、ウルトラシリーズ第1号怪獣であるゴメス(「ウルトラQ」第1話に登場)など、懐かしい怪獣が続々と出てくるにつれ、そんな気持ちは消えて、純粋に面白いと思えるようになった。
今回の主人公である、DAIGO氏演ずるタイガ・ノゾムが、少年の危機を救ったことがきっかけで、ウルトラマンゼロと一体化するという展開は、「帰ってきたウルトラマン」第1話と同じで、ベタと言えばベタな展開だけど、決定的に違うのは、一体化したにも関わらず、タイガが、変身することを激しく拒絶しているという点で、そんな彼と、何とか彼をその気にさせようとするゼロとの掛け合いが実にコミカルで、今までのシリーズの常識(「お約束」と言ってもいいかと)を覆す面白さがあった。
その挙句、ようやく変身したにも関わらず、タイガがその気になっていないため、巨大化に至らず、普通の人間よりもやや大きいぐらいにしかならなかったゼロの姿には、もう笑いをこらえるのが必死の状態。
今回は劇場だったので声は出さなかったけど、いずれ部屋で観る機会があったら、きっと、声を上げて笑ってしまうだろうと思う。
ウルトラシリーズは、戦隊やライダーと違って、コミカルな作風の物は殆どなかっただけに、よけい新鮮に感じられた。

今回、ゼロと共闘するダイナとコスモスは、どちらも、テレビシリーズはそんなに観ていなかった(ダイナは序盤数話のみ。コスモスは後半から)のだけど、久々の集結となった「スーパーGUTS」のメンバーのことは何となく知ってたし、コスモスに変身するムサシと、当時「チームEYES」の仲間だったアヤノ隊員との微妙な関係は何となく覚えていたので、今作で、二人が結婚して幸せに暮らしている姿が描かれ、ファンの人にとっても十分楽しめる展開になっていたのもよかったと思う。
この2つが放送されていた頃は、今ほど特撮熱が再燃していなかった時期なので、観ていなくても仕方がないといえば仕方がないのだけど、今から思えば、ちょっと残念だったという気がしないでもない。

そして、初の女性だけの防衛チームである「チームU」。
防衛隊にしては、秘密基地や戦闘メカが少々・・・と思っていたら、案の定と言うか、これまでの組織のように、公的に結成されたものではなかったという事実が明かされたけど、人々を助け、平和を守るために尽力を惜しまないその姿は、これまでのどのチームにも、勝るとも劣らない気迫を感じた。
本当に、言われなければ、今の日本を代表するアイドルグループのメンバーが演じているということに気づかないのではとさえ思った。
特に、チームリーダーであるアンナの活躍は、時に、タイガを凌ぐほどの強いインパクトを覚えた。
機会があれば、別な作品での再登場ということも期待できるかもしれない。

大体そんなところかな今回は。
「ウルトラマンメビウス」終了以降、ウルトラシリーズは毎年の劇場版のみになってしまっているけれど、そろそろここら辺で・・・ということも期待したいですけどね。
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