北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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新名所

2010-01-09 15:37:09 | 函館



昨年11月15日にオープンした「北海道坂本龍馬記念館」。
今年は大河ドラマで取り上げられていることとも相まって、函館の新名所として人気が高まってきているようです。





しかし、北海道と坂本龍馬って、一体どんな関係があるのでしょう?
恐らく、ピンと来ない方も大勢いらっしゃると思います。
現に私もその一人でした。

実は、坂本龍馬は、蝦夷地(現北海道)の開拓に大変な意欲を注いでいたとされており、その最初の取組みは、元治元年(1864)6月初旬のこと。
在京の活気ある浪士達や、幕府の解体によって居場所を失いかねない若き侍達のエネルギーを、蝦夷地の開拓と防衛に向けさせようとしていたのである。

この時は、京都・摂津の浪人達と共に、幕艦「黒龍丸」で蝦夷地を目指す計画を立てていたが、龍馬に蝦夷地開拓の話をしていたといわれる、北添佶磨や、神戸海軍操練所の塾生であった望月亀弥太が、かの「池田屋事件」に含まれていたことから、龍馬自らこれを断念したとされている。
結局、龍馬は、北海道開拓の宿願を果たせぬまま、中岡慎太郎と共に京都・近江屋で暗殺されてしまうが、その遺志を継いだ坂本家の一族が北海道に渡り、札幌をはじめ、道内六ヶ所にその足跡を残し、今に至っているとされている。

因みに箱館(現函館)は、後に龍馬の跡目を継いだ甥の坂本直(高松太郎)が渡ってきた場所であるとされている。








中は、龍馬に関する資料は勿論のこと、北海道に渡ってきた坂本家一族に関する資料も豊富に展示されており、ゆっくりと時間をかけて見る価値は十分にあると思います。
「魅力ある街」第一位の函館と、折からの龍馬ブームが重なって、更なる盛況となることも十分に予想されます。
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