No.142 やるべき仕事表(to do list)の落とし穴

先日、心が凍りつきそうな経験をしました。車を駐車した後、振り返ると
かなり白枠の中心からはずれていたので、持っていたカバンを車の３ｍぐ
らい前に置いて、車の中に入りハンドル操作をしていました。するとよく
知っている人が右から来て駐車する場所を探していました。私は、置いた
カバンが邪魔していて悪いなあ、という気持ちで見つめていると、その車
が突然、私の前を横切って、カバンを轢いて行きました。その途中、パリ
ンという音が聞こえました。カバンの中には、タブレットPC,スマート
フォン、pocket Wifiなど、新しく購入すると20万円ぐらいかかるものが入
っていました。急いで車から出て、カバンを取り上げて、中を見るとメガネ
ケースが割れていました。メガネは壊れていませんでした。プラスチックの
箸箱も壊れていました。ところが電子機器は、いずれも無事でした。奇跡と
しか思えません。カバンや大切なものは、体から離してはならないことを
改めて肝に銘じました。


さて、ビジネスマンに限らず多くの人が、やるべき仕事のリストを作って
いると思います。Googleカレンダーにも、その機能が組み込まれています。
私は、この２年ぐらいは、封筒の裏を使っています。電子機器やノートと
比べて、すぐに見られて、目立つからです。今の時期は、株を所有してい
る会社から、株主総会の連絡や、配当金計算書が送られて来るので、廃棄
するのが面倒なぐらい封筒が集まります。英語には、back of envelope　
calculation（〔封筒の裏に走り書きするような〕大ざっぱな計算という
表現があります。封筒の再利用です。

仕事表を作る時は、ちょっと面倒ですが、やるべき仕事を３－４個のカテ
ゴリーに分けてそれを封筒の裏に書き、半分ぐらいやり遂げたら、新しい
封筒に変えています。ここで一番大事な事は、定期的な仕事（学習、運動
など）を毎回、記入することです。食事や睡眠などは忘れる事が無いので、
記入は必要ありませんが、具体的な学習や運動などは、たとえ習慣化して
いても旅行や出張があると容易に習慣が失われるからです。学習や運動は、
緊急ではないが重要な活動で、「７つの習慣」では、第二領域(Q2, Quod
rant 2)と呼ばれています。

参考：
No.16 迷ったらやる、と優先順位
No.27 Google Calendarで機動的な予定管理