No.150 絞って質を高める

「運動などで体形を整える」という意味で使われるシェイプアップは、和
製英語で、英語のshape upは、「うまく行く」とか「行いを改める」という
意味で使われるそうです。firm upにすれば「体を引き締める、絞る」とい
う意味になるそうです。

さて、私がずっと願っている事は、生活と体を絞ることです。前者の達成
度は、９０％ぐらい、後者の達成度は７０％ぐらいです。生活を絞るとは、
所有物と活動の範囲を必要最小限にすることを意味しています。買い
物をする前に、あるいは片付け（処分）をする時に「これからの人生に、
これは大切か？」と自分に問いかけます。そして、できるだけ買い物を
しないで、持っている物を利用する工夫をしています。

当ブログ（メルマガ）を始めてから約５年になりました。その間に陶芸、
絵画、スペイン語を新たに開始して、それなりの成果・進歩が得られま
した。一方で、昨年の後半からは、スポーツクラブで参加するプログラ
ムを一日一個に減らしました。また投資家向けの説明会や美術展に行
くのを止めました。この２つは、時間とお金がかかる割には、リターンが
少ないと考えたからです。

活動を絞った事によって自由に使える時間が出来ました。その時間を、
できるだけ読書に充てるようにしています。私の家には、アマゾン等で
安価で購入したにもかかわらず読んでいない本が1000冊近くあります。
いずれも読もうと思って買った本です。持っている本を読み終えること
は、社会貢献や自己表現（記事、陶芸、絵画など）に比べると重要性は
低いのですが、生活の質を高める為のヒント、パワーをもらえると考え
ています。

No.149 スペイン語は難しくない、というのは本当？

3年前の2月から、陶芸教室に通っています。3－6時間で一回1000円、
毎月6回ぐらい参加してきました。薄くて高い円筒型の湯呑をつくる
のが基本ですが、最近ようやく7割以上の確率で完成することが出来
る様になりました。

数々の失敗を重ねて、粘土の性質を理解し、粘土を回転する電動ろく
ろの中心に維持して力の方向と強さを調整して成形することが出来る
様になりました。NHKの連続テレビ小説「スカーレット」は、女性陶
芸家が主人公ですが、いままでの3カ月では、作陶の苦労や工夫の話は、
ほとんど無くてちょっと期待はずれでした。残りの3カ月に期待してい
ます。

さて、私は陶芸教室と同じ時期にスペイン語の勉強を始めました。中米
のエルサルバドルから来日しているキリスト教宣教師を知っていたので、
1時間1000円で、週に1回、インターネットで教えていただく約束をしま
した。この3年間で80回ぐらいレッスンを受けたと思いますが、いまだに
初心者レベルです。会話の基本となる単語を覚えていません。余談です
が、英単語と似ているスペイン語単語は２割ぐらい、日本語単語と似て
いる韓国語単語は３割ぐらい、日本語単語と似ている中国語単語は７割
ぐらいだと感じています。

また、スペイン語の文法は英文法や中国語文法に似ていますが、人称や
時制による動詞の変化が極めて多彩です。動詞の変化は５０種ぐらいあ
ります。ご存じの様に英語の動詞の変化は５種（現在、三人称、現在分
詞、過去、過去分詞）ぐらいしかありません。驚く人も多いのですが、
中国語の動詞には、全く変化がありません。韓国語の動詞の変化の種類
は日本語と同程度ではないでしょうか。

さて、３年かかってスペイン語の現在形、過去形、現在進行形などの基
本は理解できましたが、動詞の変化が覚えられないので正確に文を作る
事ができません。覚えている名詞数も限られています。どの言語も、単
語や文法をレッスンの時間だけで覚えることは、極めて困難です。分か
っていてもスペイン語のレッスンの時間以外には、ほとんど勉強をしな
かった為に上達しませんでした。

この度、エルサルバドル人の宣教師が３カ月帰国するのを機会に、イン
ターネットレッスンを止めました。主たる理由は、経費削減とストレス
軽減です。これからは、独学でスペイン語学習を続けます。現在は、単
語帳を食卓に開いた状態にして、テレビを見ながら単語や熟語を
暗記するように努めています。