女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

読書

2012-04-17 19:26:59 | Weblog

最近、読んだ本の感想。

水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」。ガネーシャがあまりに可愛くて笑えるので、私もガネーシャ像が欲しくなりました(笑)しかもうっかりアンミツを買ってあげたくなります。ガネーシャが普通のサラリーマンに自分を変える教えを伝授してくれます。自分なりに考えて生きて結果出せないなら人の言うこと素直に聞いて実行しろ。靴など商売道具を感謝しながら磨け。世の中を良くして人を喜ばせて幸せにしたらお金はついてくる。募金しろ。食事は腹八分に抑える。人の欲や希望を言われなくても察して動け。人を笑わせ良い空気を作れ。トイレを綺麗に掃除する、皆がやりたがらないことをすれば喜ばれる。まっすぐ帰宅する。受け身でなく自分から行動しろ。毎日寝る前に、頑張った自分を誉めて、成長や頑張りを楽しいと思うように確認する。やりたいことを仕事にする。1日何かをやめてみる。何かをやめるならそれをするしかないように環境を作る。毎朝鏡で見て身なりを整える。自分が得意なことや苦手なことを人に聞く。ワクワクする夢を思い描いて想像しろ。
不運を不運と考えず、ヨシと言えるように考えよう。運が良いと口に出して言え。世渡り上手になり、普段から態度に気をつけて、何かをただで貰う。明日のスケジューリングや準備は大事。大事な人ほどなあなあにしやすいので、大事な人を優先して喜ばせろ。人の良いところを見つけて誉めろ。人の長所を盗む。いろいろ試してみろ。お参りに行く。お参りではまず感謝。人気の店で人気の理由を観察する。サプライズで喜ばせる。やり残したこと、やらずに後悔していることを今日やれ。サービスとして夢を語れ。自分の夢と同時に相手の夢を叶える接点を探せ。人の成功をサポートする。応募して才能を試せ。毎日感謝して足る事を知れ。かなり何度も読んだけどとうとうダンシャリ。古本屋に売ったら10円でした(笑)

アール・ナイチンゲールの「人間は自分が考えているような人間になる!!」。勤務時間外に何か有益なことをしていれば失業してもむしろ新しい人生のチャンス、会社倒産やクビになったらどうするかをきちんと考えよう、尽くした会社をクビになったのは犠牲ではないし働いた分は給料が出ていたのだからちゃんとクビになった場合のことを考えておくべき、という主張が面白かった。目標を放棄する口実探しをするな、他人を許せ、自分を許せ、大衆への態度が成功を決める、挨拶は必ずしろ、お客様がお金を使ってくれるから自分の生活が成り立つのだからどの店や会社でも客がボスだと思いどんな貧相な服の子供でも客に上下はないから差別するな、何事も積極的に受け止めよう、エネルギッシュにがむしゃらにいると空気が変わる、人間は年をとるにつれ幸福になる、人間は手に入れようと決めたものを手にする、など良い事を言っています。


東野司さんの「リ・ジェネシスー感染ー」。エボラふうの症状を持つ天然痘ウイルスの話で、医学や微生物学をかじった人はかなり面白く読めると思います。シーズン1の編著らしいけど犯人が捕まっていないから次の作品も読みたいです。



小畑友紀さんの「僕等がいた」。映画になったから原作マンガを読んでみました。16巻もあってとにかく長い。ひたすら恋愛話をウジウジぐじぐじ言っているので、恋は良いなとは思うけど、私は恋愛ものの少女マンガは合わないなと思いました。


河合香織さんの「セックスボランティア」。以前話題になっていたから読んでみました。障害者相手のセックスボランティアの取材の話でした。健常者同様で娼婦を買っても良いのだろうけど、結局、恋人ではないし、欲の処理相手というだけだから、私だったら抵抗があると思います。恋人なら障害者だろうと関係ないけれど、私の場合は相手がどうだろうと愛がないとボランティアで関係をもつなんていや。しかも障害者側も商品や道具として扱うわけで、恋人が出来ればポイなわけです。夫婦で納得した人がセックスボランティアをしている話などは、ボランティアという名目がつこうと、よく自分のパートナーが他人と関係をもつことを許容出来るなぁと感心します。オランダの話もあり海外事情を知れて良かったけど、オランダの場合、娼婦を呼んでもボランティアを呼んでもすることはだいたい同じで費用も同じくらいでボランティア=年とった娼婦、みたいな感じらしい。しかもオランダは市によってはこっそり売春婦やボランティアを呼ぶ費用を負担するらしい(税金をそれに
使って非難されるからこっそり障害者に知らせるらしい)。著者は、自分は体験しなくて単々とインタビューして二年近く経過をみている記録なので、あまり面白いライターではなかったです。奇しくも今週、NHKで障害者の子作りの番組があるらしいので興味がある人は見たら良いかも。


石川英輔さんの「大江戸えねるぎー事情」。小説で既に知っていた内容が多いけどなかなかためになります。一軒の新聞朝刊10日分のエネルギーで江戸時代の裏長屋一軒分というのはビックリ。牛乳の紙パックのために1年に170万本の針葉樹を切り倒して一度使っただけで捨てるのはもったいない。牛乳は作れないけれどお茶くらいは出来るだけ自宅で作ろうと思います。紙巻タバコの紙とタバコの葉の乾燥のために毎年世界中で伐採される森林の12%(250万ヘクタール)が使われているというのももったいない。タバコ製造を禁止したら本人と周囲の健康にも環境にも良いんです。蝋燭や服や紙を大切に使った生活は素晴らしいと思います。


佳川奈未さんの「幸せに豊かになるシンプルな教え」。とにかくやりたいことから、さっさとやっていけという話でした。買う価値なし。


秋元康さんの「着信アリ Final」。呪いの死亡予告メールが来る恐怖感がなかなか。転送すれば死なない、でも転送先が死ぬ。実際にこうなったら転送するかしないか、されるかされないか、本当に怖いだろうなぁ。文が平易で読みやすかったです。


石田衣良さんの「エンジェル」。殺された坊っちゃんが幽霊になり殺された理由や犯人を探す話。ちょっと切ない。





上遠野浩平さんの「恥知らずのパープルヘイズ」。上遠野でかどのと読むらしい。荒木飛呂彦さんのジョジョシリーズのノベライズ。新たにボスとなったジョルノの依頼で、みんなを見捨てたはずのフーゴが自分を取り戻す話だが展開も意外でめちゃくちゃ面白い。マッシモの兄の料理人の話は意外ながらありうる話でなかなか良かった。


島田荘司さんの「斜め屋敷の犯罪」。犯人はうすうす分かるものの、トリックが分からずなかなか面白かった。面白建築をチェックしたくなる作品でした。


トマス・スタンリーの「お金がいやでもたまる5つな生活習慣」。となりの億万長者の続きみたいなものです。貧しかったり親の愛情に難があった場合の億万長者は浪費家になりやすい、とかマーケティングや販売会社に踊らされてはいけない、とか、財産を蓄えるには住宅と隣人が一番の邪魔になりうる、とかなかなかためになりました。GUCCIの袋を持っているだけで店員が寄ってくる話も面白かった。

桐生操さんの「美しき武士と騎士の寝室」。タイトル通りの本かと思ったら、吉原の遊女屋や世界の古代の娼婦、小姓などの同性愛、大奥、公式寵姫の話などの雑学書でし。そこそこ面白かったです。

北村鮭彦さんの「お江戸吉原ものしり帖」。吉原の雑学が本格的に書かれていて面白い。吉原テーマの落語を聞きたくなります。


石川英輔さんの「大江戸神仙伝」。「大江戸遊仙記」。シリーズで面白い。3月の私とあいりは、江戸東京博物館に行ったり、大江戸温泉物語に行ったり、江戸づいていたので楽しく読みました。江戸時代の勉強にもなるし、生き生きしていて江戸時代が好きになります。「大江戸仙界紀」では江戸から熱海への片道7日の旅行について書かれていますが、歩けば日本は広いですね。途中の道草も楽しそうで私も旅したくなりました。この巻ではとうとういな吉が現代に来てしまうのでドキドキしました。「大江戸仙話暦」はいな吉側からみた出会いを書いていて面白い。でも終わりかたが唐突。あと図が多すぎて小説としては五月蝿い。


宮部みゆきさんの「心とろかすような マサの事件簿」。前に読んだのを忘れて読んでしまいました。なかなか面白いと思います。

佐藤雅美さんの「泣く子と小三郎」。半次の捕物帖シリーズですがかなり面白い。昔の日本は家具が少なく、ベッドなしで布団は分かるし、椅子もなく、テーブルなしで膳、あとは長持ちやタンスや鏡台少ししかなかったらしくシンプルな生活をしていたんだなぁと思います。石川英輔さんの本にもあったけど日本は江戸時代はあまりにも荷物が少なく外国人に驚かれたようですが、急激に増えて昭和では床の40%を家具が占めるようになってしまったとか。そして今またダンシャリが流行っているわけで面白いですね。


東川篤哉さんの「完全犯罪に猫は何匹必要か?」。迷子の三毛猫を探す探偵のもとに舞い込んだ殺人事件。殺人の原因ややり方や次の殺人の理由も意外ではあるが伏線でちゃんと出してあり、フェアで面白い。しかしこの人の書く刑事はなぜこうもおかしいのか?(笑)

しろいちじくさんの「リアル王様ゲーム~女子高生.com~」。いじめ被害者が絡んだ恐怖のゲーム。山田悠介さんぽい作品でなかなか怖かったです。でも主人公はかなりとばっちりで殺された気がします。


喜多嶋隆さんの「美しき敗者たち」。CF作りの男がひとつのCFを成功させるまでの話。悪くはないけど普通でした。


神崎京介さんの「エリカのすべて」。芸能人エリカと無名のサラリーマンが結婚し、奔放なエリカにふりまわされる姿がかわいそうだけどラストで納得いくオチ。タイトルでうっかり手にしてしまった本で、タイトルから沢尻エリカを想像してしまいましたが、プッツンぶりというか、わからんちんぶりがいかにも!でした(笑)ちょっとエロ。買うほどではない。


佐藤友哉さんの「クリスマス・テロル」。女子学生同士が交わす言葉づかいがかなり変わっている。描写が無駄にこまかい。途中までは面白いけど半端な終わりかたで、(最初からファンタジーなら良いけど)気を失った女の子がただ放置されていただけで2ヶ月眠ったまま生存しているのもあり得ないし、気になる二人の行き先も、キーパーソンからのプレゼントもわからずじまい。しかも著者本人後書きで、売れない書けない愚痴で「もう書けません」と終わらせておきながら、話題になって少し売れたからとまた作品を作り出していて、かなりいらっときます。買うと失敗します。



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