女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

読書

2012-08-07 20:44:18 | Weblog

最近読んだ本の感想です。


石持浅海さんの「BG、あるいは死せるカイニス」。女性が男性化する世界で、男性を越えるBG(バチェラーガール)と呼ばれるスーパーマンになる謎にからんだ殺人事件。設定も凄いが内容や展開もかなり面白く、非常にオススメ。この作家の違う作品も読みたいです。

ジェームス・スキナーの「略奪大国」。日本に住んでいた人なので原稿は日本語で書いたのかもしれないし、英語で書いて訳したかもしれないけれど、言葉の使い方が英語っぽくて分かりにくいところはあるものの、流れとしてはまあまあ分かる。2011年に出した本ですがあと3-4年で日本はデフォルトして銀行は全部破綻すると言ってます。当たるかわかりませんが、もう少しは持ちそう、、、国民が税金アップにダメだしするまでは。政府にはお金がないから、「国のお金」というのは「国民の金」ということである、と言っています。日本は50種類以上の税金で国民からお金を略奪してむさぼっていると言っています。そんなに税金があるとは知らなかったけど、すごいですね!自分に関係あるもの・ありそうなものしか気づいてませんでした。考えたら都市計画税とか入湯税とか相続税、贈与税、固定資産税、航空機燃料税、、、あとは都内はホテルに泊まるにも税金がかかるし、意味の分からないものが多いです。なぜ温泉に入ったら国にお金を払うのか。なぜ個人で子供などにお金をあげるとお金がかかるのか。自分で買った土地のためになぜ国に税金をあげるのか。理由を上手くつけて、国が国民から騙し取っている気がします。あとは国債はねずみ講(ポンジ・スキーム)みたいなものだと言っていますが、確かに確かに!ひたすら国債を発行したら破綻するに決まってます。しかも日本の国債は国内の銀行が買っているので。ただ、著者の言うように3-4年後かどうかはともかく、、、、、でも、このままだと最終的には日本は潰れます。とりあえず個人的には政治屋の給料が多すぎる。国会で居眠りしたりさぼったりしても給料を税金から払うんです。国民のためにがんばる政治家にとっては給料はまだ安いくらいだけど、そういう居眠り政治屋にとっては払いすぎだと個人的には思います。あと、著者は日本にきて最初の半年は月5万で生活していたのに、生活保護が月12万以上も貰うのは理解できないと言っています。都会で一人暮らししてコンビニで買い物をできるレベルとして金額設定されたらしいのですが、都会で一人暮らしする権利があるでしょうか?と著者は言っています。そのとおりですね。税金で暮らしているのだから、数ヶ月以内に仕事を妥協してでもやってくれるならかまいません。が、一生働く気のないほぼ健康な人間を都会で暮らさせるのは高い。家賃や食料費の安い田舎で安く集団生活をすればいいんです。まともに働く国民のためには不要な生活保護を何とかしないといけません(必要な場合は仕方ないですが)。しかも、著者の言うことが本当なら、国債費用の内訳は集計していないから分からないと担当者が言ったというのは本当にどんぶり勘定で、担当が馬鹿すぎる。あとは農民もやたらに税金を要求しすぎると書かれていました。まあ自給も大事ですが、とりあえず個人的にはタバコ農家は補償する必要はないと思ってます。なぜ迷惑なものを作り出す農家のために税金が使われるのか、私は理解に苦しみます。どう考えてもこれからの社会で不要なものを作っているのですから、タバコ農家の人は方向転換をすべきです。それを転換しないでいるのは個人の資質だと思います。自分の意志でしない者はそれに伴う結果を受け入れる責任があります。だから、私個人の意見ではタバコ農家なんかはどうなってもほっておいて良いと思ってます。全体的には人を不安にさせる本なので、これをお年寄りとか、全員が本気にしたらエラいこっちゃ、、、というところです。本には書いていなかったのですが、ここ数年ちょっとの韓流ブームでどんどん残っている日本のお金が韓国に流れています。これも日本の破綻を進ませそうで怖いです。あと、一部はドルでお金を持っていればどうにかなりそうなことを著者が書いてますが、難しい。ドルもどんどん価値が落ちているので、ドルで持った資産はすごく目減りする可能性があります。アメリカだってあれだけ嫌われてたらいつ国が壊れてもおかしくない(そもそもアメリカの大統領ってなんだか短絡的な感じの人多いし)。更には日本をアメリカの州にするという方法で生き残れるかもよ、、、と、書いているので、ここは一部賛成できなくもないけれど、まあ著者がアメリカ生まれだからと言えるかも。著者はアメリカは潰れないと思っている気がします。


ジェーン・オースティンの「エマ」。身分を掲げた保守的なエマがあれこれ他人の恋路に口を出すのがちょっと鼻につくがなかなかユーモラスと言えるかも。イギリス貴族は具合が悪くても絶対に自分は元気だと主張するのがマナーらしいのだが、顔色がもともと悪いフェアファクス嬢について話すときにも「イキイキとはしていないけれど不健康な顔色と認めたくありません。皮膚に繊細な色があれから独特な感じなのです」などとごまかす様子がなかなか馬鹿馬鹿しくて昔はありそうに見える。でもエマの農夫たちに対する考えは全く鼻持ちならないし、エルトン夫人も同じくらい鼻持ちならないのに嫌いあっているのは笑える。ラストでは多少エマがマシになり結婚するのでまだ良いが、恋愛詐欺のような男女といい、登場人物にあまり愛着を持てなかった。



山田悠介さんの「メモリーを消すまで」。久しぶりに読んだ。記憶削除を担当する公務員たちの話。下巻は思わぬ展開で面白い。


東野圭吾さんの「11文字の殺人」。ドラマ化もされた作品ですが、無人島での事件から始まる連続殺人の話で、意外性があり面白い。

群ようこさんの「財布のつぶやき」。おっちょこちょいで素直でたまに頑固な群さんが可愛く思えるエッセイ。老後のお金、まだ貯金してないけど、月20万で60〜85歳まで生きたら6000万必要というのはちょっと辛い。うちは家賃がないから15万でも頑張れば生活出来そうだけど固定資産税あるし大変です。いろいろ考えてしまいました。群さんは田舎に友達と家を買う考えみたいだけどそれもいいのかも。親や結構稼いでるはずの独身弟の家まで勝手にローン組まされたりしてちょっとかわいそう。女医も全てお金のツケをまわされる人が知り合いに多いので、共感しました。


ロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」。あらすじは知っていたけど実は初めて読みました。単に情熱の話じゃなく、散々、感謝されない介護や世話や閉塞した空間での不自由やらいろいろあってこうなったのね〜。最初のあたりで書いてあった情事後になぜか嫌な態度になる男性の話は興味深かった。あとは一度イヤになるとイヤで仕方なくなり嫌悪してしまう女性心理は納得。結末、まあまあ良い方向になり良かったけど森番が子供を殺したり夫人を捨てるのではというドキドキ。違っていて良かった。


新人物往来社の「日本史有名人の子孫たち」。思ったほど面白くなくて短く(深くなく)残念。


東直己さんの「探偵はバーにいる」。北海道のヤクザみたいな探偵が主人公。何だか時代も言葉も古い感じでストーリーは悪くないけど馴染めない。今回の行方不明者のバカぶりが気になった。女子短大を勝手に中退して売春でコンスタントに稼ぎ、500万以上貯めながらも「私は素人。娼婦じゃない」と泣くなんてバカすぎ。しかも美人でもなく普通の顔。まともな女性読者の反感を買いますね。

東直己さんの「バーにかかってきた電話」。コンドウキョウコを偽名で名乗った失礼なキーパーソン、いや。うっかり読んだら前に読んだ本でした。


東直己さんの「消えた少年」。多少現代に近づいた感じでなかなか読みごたえがあった。変わった性癖の犯人が心理的に怖い。でも主人公に春子という恋人が出来そうで良かった。

東直己さんの「探偵は吹雪の果てに」。昔の恋人のめに北海道の田舎であれこれに巻き込まれます。読んだら北海道の田舎の温泉に行きたくなりました。いつも思うけどシリーズの主人公、消えた少年のために250万、今回は昔の恋人のために500万とお金使いすぎ。他人事ながら心配。春子とは結婚して離婚して別れ、息子も中2くらいで時の流れを感じます。


東直己さんの「駆けてきた少女」。主人公の探偵にに今回は売春などの組織を作る少女が出てきて怖い。


モンゴメリの「黄金の道」。ストーリーガールの続編ですがストーリーガールたちが生活する古い時代がなかなか素敵。現代人と違って同じ年齢でも子供っぽいし。魔女みたいな辛辣なペッグは気に入りました。


宮部みゆきさんの「ここはボツコニアン」。ボツになった世界の救世主である双子の主人公の話。ゲームを真ん中に持ってきすぎて読みにくいし、分かりにくい。宮部さんにしては面白くなくて意外でした。続きものらしいです。


桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」。主人公のクラスに転入してきた変な美少女、海野藻屑。その名字にその名前はアウトだし、名前に屑なんてつけて、みるからにDQNネームですが予想通りの結末になります。DVって切ない。


ジョン・サザーランドの「ヒースクリフは殺人犯か?」。嵐が丘やジェイン・エアなどの裏話が邪推されたのはなかなか良かった。でもマイナーな話も入っているので無教養な私には40点というところ。後編の「ジェイン・エアは幸せになれるか?」は名作古典が多く、前編でのミスの補足もされていて、なかなか面白い。70点かな。ディケンズやオースティン、読み直したくなりました。ジェインエアのロチェスターあおひげ風の裏読みはめちゃくちゃ面白く90点でも良い。


乃南アサさんの「パラダイス・サーティー」。不運ばかりの29歳を乗り越え強くなった栗子の姿がなかなかいかにも女でたくましい。でも事件続きでかわいそう。



カティア・ベーレンスの「ハサウェイ・ジョウンズの恋」。傑作とか評判が良かったので読んだが、いまいち。開拓時代の西部の郵便配達の男の子ハサウェイが郵便や雑貨を配達しながら、いくつもの物語も届けます。ついでに殺人や恋もからんできます。ひどくはないが普通という印象です。


安東さんの「ワンス・アホな・タイム」。童話短編集ですがタイトルみたいにアホではなく、普通に軽く読める現代童話集で面白いです。ちょっと大人のブラックな風刺も入ってます。


乃南アサさんの「チカラビトの国」。力士に関するあれこれを書いていて、普段全く気をつけていない(というか興味もなかった)相撲が何となく興味深いものに見えてきます。なかなか面白かった。


山崎寿人さんの「年収100万円の豊かな節約生活術」。東大を出て大手に就職したものの早々に無職となった著者が気になって読みました。自由時間はうらやましいけど家族を持てないしいざというときに困るし不安が多そう。不動産からの年収100といっても、ネットアンケートなどで年20以上は稼ぐみたいですが、食費が月15000でも余るってすごい。しかも料理が美味しそう。食べたくなりました。ピッツァもフェットチーネも自分で作りハーブも自宅栽培で作るのはすごい。デントレックスという歯磨きマシンは欲しくなりました。


折原一さんの「タイムカプセル」。クラスルームの姉妹編ですが、タイムカプセルを埋めたメンバーが参加した肝試しと、先生の不用意な発言を巡り二人の不登校児がからんで恐怖のカプセル開きになります。結末の謎解きが袋とじになっています。


きどのりこさんの「パジャマガール」。多摩、遠野、沖縄の短編集。不思議な空気と世界観がありますが親に振り回される子供がちょっと切ない。

草野たきさんの「反撃」。中学生五人の短編集。それぞれ一部が重なるのが興味深い。喘息の女の子が自分の夢をさがしながら路上ライブしたり、いじめられた教師が飛び降りたのがトラウマでクラス平和のために笑いをとる太めの女の子、田舎と都会の親戚でケンカしたり、田舎者がフランスに憧れてランチボックスに凝ったり、。自分の生き方が間違ってないことを証明するのに、育てている娘じゃなく自分自身を見せてほしい、という有里の言葉、すごくジーンときます。あいりもこれくらいになったら嬉しいかも。


草野たきさんの「ハーフ」。主人公の男の子は人間と犬のハーフ。ええっ?と思うけれど、犬のヨウコはたしかに人間の母よりも家族だなと思う。ヨウコが消えてしまうが、やはりヨウコが見つからないと時間が止まったまま。両親が子供だと子供が苦労するなぁ。


草野たきさんの「メジルシ」。離婚直前の家族三人が最後の北海道旅行をする。主人公の女の子はいろいろ明るいフリ、平気なフリを装うがふと気づいた自分の熱傷のあと。母親のDVも分からなくはないけどこれはひどい。子供はこういうのは本当に傷つきます。キスする母娘を見て涙があふれた主人公がかわいそうになりました。


おおや和美さんの「QP」。超能力ものだけど何だか懐かしい。でも今見ると面白さは減った感じです。


ジャン・ピエール・ダヴィッドの「帰ってきた星の王子さま」。本当にテグジュペリっぽい!確かに星の王子さまが言いそうな内容で、上手いです。


草野たきさんの「リボン」。中学生の主人公が、卓球や受験や親友など手探りで自分らしさを探していく話。親友も彼氏もできて高校も合格できて、何とか自分が見つかりそうなラストが良かったです。

篠原美季さんの「アドヴェント 欧州妖異譚4」。ナチに関わる古い城でユウリ、シモン、ダルトン、ローデンシュトルツたちが儀式に巻き込まれます。作者にしてはこむずかしい文章ですが、いつも通りの豆知識豊富さで面白いです。

阿川佐和子ほか「ああ、恥ずかし」。小林聡美、杉本彩、小谷実可子、清水ミチコ、小池真里子、米原万里、畠中恵、俵万智、林葉直子、中村うさぎ、小川洋子、田口ランディなど有名人がそれぞれ恥体験を書いています。短編すぎて面白さが不充分。せっかく作者揃っているのにもったいないなぁ。

島本美由紀「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」。10倍になるかどうかはおいといて、簡単なレシピは参考になります。とにかくまとめて調理した米やパンやホットケーキや調理した肉野菜など何でも冷凍。挽き肉味噌蜂蜜コチュジャンそぼろとか、ドライカレー玉ねぎ入り挽き肉そぼろ、などいろいろレシピがありました。とにかく大量ストックを作らないとなぁ。弁当用に卵焼き、かぼちゃメープルシロップの茶巾、ひじき、人参の胡麻油たらこあえ、赤ピーマンきんぴら、アスパラのナムル、カレー風味ブロッコリーなど最初からカップケースにいれたまままとめて冷凍すると便利だとか。なかなか参考になったけど、三角コーナーなしで(著者は三角コーナーは使わないそうです)刻みスープやラーメンの具が余ったらどうするのか、疑問は残りました。


やましたひでこさんの「マガジンハウス 公式ビジュアルムック 見てわかる、断捨離」。内容は文章のものに比べると劣りますが、カラー写真が多くて良かったです。


水次祥子さんの「シンデレラは40歳」。結婚にまつわるアラフォーの話がいろいろ。買わなくて良いかなと思います。


清水一行さんの「相場師」。丙午の前の年に相場が来ると信じた相場師が切った張ったの勝負をする小説。ドキドキします。適当でやめるのは大事ですね。

田丸公美子さんの「シモネッタのデカメロン」。イタリアの恋愛あれこれを書いていて、面白い。イタリアでは離婚手続きが面倒だとか、くどき具合いとか、大変興味深い。

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2 コメント

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豊かな節約生活術 (戦後史の激動)
2012-08-20 23:25:02
山崎寿人氏で私もブログに書きました。おっしゃるとおりだと思います。今後ともよろしくお願いします。
戦後史の激動さん (女医EMI)
2012-08-25 14:53:46
書き込みありがとうございます。ブログ、拝見しました。そうですね、楽しんでできる節約っていいですね!家族いらっしゃるんですね、そこも一緒だわ。あまり家族がいるとできないですけどね(^^)

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