2ヶ月半ぶりの夫婦登山・・・
夕張・滝ノ沢岳 (1352m)
ヤブ漕ぎに苦戦も快晴の登頂
■ 山 行 日 2011年7月12日(火) 日帰り
■ ル ー ト ペンケモユウパロ川左俣沢北西面直登沢 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №15
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「滝ノ沢岳」
■ コースタイム 登り 3時間10分 下り 2時間05分
<登り>
08:40 ヒュッテ出発
08:55 700m二股
09:35 870m滝
11:50 頂上
<下り>
12:25 下山開始
13:30 870m滝
13:55 700m二股
蕗採り
14:30 ヒュッテ
★ GW 日高・カムイ岳以来の夫婦登山・・・
去る4月29日以来、約2ヶ月半ぶりの夫婦登山である。少なくとも5月は何度か夫婦登山の
チャンスがあったものの山行日が悪天と重なったりマラソンモードになっていた事も行けなか
った要因である。そして6月は、仕事の関係で二人の休みを合わす事が出来ず、それぞれの休
日の過ごし方になっていた。
振り返って見ても年間を通して2ヶ月以上夫婦登山が無かったのは2003年以降一度も無か
ったことである。
★ 変更・・・
今回の山行も予定では7/12中天狗、7/13滝ノ沢岳にしていたが、前日までの雨と予
報を見て順序を変更していた。滝ノ沢岳は、先日登ったばかりで勝手知ったるルート、仮に天
候が悪くとも夕張岳散策くらいは楽しめるだろう・・・と気軽に出掛けられたし、中天狗は出
来ればピークハンターだけで終わらせたくはない山なので好天の予報で出掛けたかった。
その変更が功を奏したようだった・・・。

前日までの雨でヒュッテ前の涸れ沢にも水流があった・・・

先月より水流の多い唯一の滝は、直登を試みる・・・

2段8mの滝で1段目はホールドが弱く岩も滑りがち途中から草付きに逃げる
2段目は左岸を直登しお助けロープでチーヤンをホローした
★ 唯一の滝まで1時間・・・
夏の沢登りで楽しみの一つが滝の直登・・・勢い良く流れ落ちる清水にわざわざ身を投じて
冷たい水を全身に浴びて登って行く。落ちればケガは免れない。なのに何故登るか?
気持ちいい事したいもんね・・・

滝の上にあった一本の象徴的な枯れ木についシャッターを切る

6月には無かったシダの群生が沢形を埋めていた

沢で唯一の花が「オオバミゾホウズキ」だった
★ まさかの道迷い?・・・
滝を超えて斜度も増して来るが、沢形が消えるまで迷う事が無いと・・前回の記憶である。
それが1100m~1200m付近ではちょっと強烈な笹薮に突入してしまった。1100m付近、
生い茂るシダと背丈以上に伸びたイタドリの群生が沢形を埋めてしまい一瞬方向を見失う。気が付く
と笹薮を漕いでいた。異変に気付いて周囲を見渡し微妙な沢形が左にあるので笹を漕いで微調整、よ
うやく踏み跡のある沢に戻った。「まさかの道迷い?」にちょっと焦ったエバである。
それでも1200m付近までは笹薮を漕ぐように登ることになる。このルートの最大の山場かも知れ
ない。
1200mを超えると沢形は消えて急斜面のガレ場に出る。前方頭上には頂上岩峰が見えて来るので
目安になる。ルートとしては、岩峰の西側にある尾根コルを目指すと登頂が容易だ。岩峰直下まで這
うように登ってからトラバース気味に西尾根コルを目指す。あとは、踏み跡を辿って10分程で頂上
である。

予想に反した快晴に恵まれた滝ノ沢岳頂上・・チーヤンは初登頂 背景は前岳と夕張岳

夕張岳三山(夕張岳・前岳・滝ノ沢岳) を夫婦で踏破した記念の日 背景は芦別岳
★ 夫婦で夕張岳三山踏破・・・
「夕張岳」「前岳」「滝ノ沢岳」の三座を夕張岳三山と称したのは、先日1泊2日で踏破して
しまった函館のsakagさんの言葉である。そのままパクってさぞかし凄い山に登ったぞ・・とばかり
の表現に聞こえるかも知れないが、少なくとも前岳と滝ノ沢岳には登山道は無い。登れそうで登れな
い・・まして夫婦共々となると意外と少ないと思う。
余談になるが、滝ノ沢岳の初登頂は2004年3月夕張川の支流上巻沢の林道から滝ノ沢岳西尾根を
辿り2泊3日掛かった。頂上直下数メートルの雪壁をスキーを背負って登ったが、落ちたら2~30
0mは滑落しただろう。吹雪で視界が悪く雪壁だけを見て登った記憶が蘇る。頂上は狭く緊張した登
頂だった。夕張岳を断念して下山する時も尾根までの下りは怖かった。当時、山岳会で計画していた
「夕張岳集中登山」の偵察登山だった。
懐かしく良き思い出のある滝ノ沢岳である。

改めて頂上から望む「前岳」と「夕張岳」

夕張岳のズーム・・ほぼ残雪は無くなってるようだ・・・
★ 雨女解消?・・・
自分で「今年は雨女だわ」と嘆いていたチーヤンも久しぶりの夫婦登山が思いがけず快晴に
恵まれた登頂を果たし、景色も充分に楽しめたことで「雨女解消」の気運が高まったかも・・?

下り岩峰直下のガレ場も蕗とイタドリに覆われていた・・
★ ダニのお土産付き・・・
下りは早いし、藪も気にならないのがいい。滝は左岸を高巻きルートを利用してほとんど沢
の中を辿って降りた。途中で沢蕗をゲットした分ロスはあるが2時間は掛からない下りは楽である。
しかし、翌日には首にダニが食付いていて病院に行く始末となり要らないお土産を頂いてしまった。
この日のヒュッテ管理人は、コザクラの会事務局長の水尾さんでした。私たちが降りて来る時間に
合わせて冷麦をご馳走してくれました。新ヒュッテ建替えの基礎工事も順調のようで今週末には終
わるようです。
水尾さん ご馳走様でした。
翌日の夫婦登山 「中天狗」はこちら
7月17日アップ終了しました・・・
夕張・滝ノ沢岳 (1352m)
ヤブ漕ぎに苦戦も快晴の登頂
■ 山 行 日 2011年7月12日(火) 日帰り
■ ル ー ト ペンケモユウパロ川左俣沢北西面直登沢 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №15
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「滝ノ沢岳」
■ コースタイム 登り 3時間10分 下り 2時間05分
<登り>
08:40 ヒュッテ出発
08:55 700m二股
09:35 870m滝
11:50 頂上
<下り>
12:25 下山開始
13:30 870m滝
13:55 700m二股
蕗採り
14:30 ヒュッテ
★ GW 日高・カムイ岳以来の夫婦登山・・・
去る4月29日以来、約2ヶ月半ぶりの夫婦登山である。少なくとも5月は何度か夫婦登山の
チャンスがあったものの山行日が悪天と重なったりマラソンモードになっていた事も行けなか
った要因である。そして6月は、仕事の関係で二人の休みを合わす事が出来ず、それぞれの休
日の過ごし方になっていた。
振り返って見ても年間を通して2ヶ月以上夫婦登山が無かったのは2003年以降一度も無か
ったことである。
★ 変更・・・
今回の山行も予定では7/12中天狗、7/13滝ノ沢岳にしていたが、前日までの雨と予
報を見て順序を変更していた。滝ノ沢岳は、先日登ったばかりで勝手知ったるルート、仮に天
候が悪くとも夕張岳散策くらいは楽しめるだろう・・・と気軽に出掛けられたし、中天狗は出
来ればピークハンターだけで終わらせたくはない山なので好天の予報で出掛けたかった。
その変更が功を奏したようだった・・・。

前日までの雨でヒュッテ前の涸れ沢にも水流があった・・・

先月より水流の多い唯一の滝は、直登を試みる・・・

2段8mの滝で1段目はホールドが弱く岩も滑りがち途中から草付きに逃げる
2段目は左岸を直登しお助けロープでチーヤンをホローした
★ 唯一の滝まで1時間・・・
夏の沢登りで楽しみの一つが滝の直登・・・勢い良く流れ落ちる清水にわざわざ身を投じて
冷たい水を全身に浴びて登って行く。落ちればケガは免れない。なのに何故登るか?
気持ちいい事したいもんね・・・

滝の上にあった一本の象徴的な枯れ木についシャッターを切る

6月には無かったシダの群生が沢形を埋めていた

沢で唯一の花が「オオバミゾホウズキ」だった
★ まさかの道迷い?・・・
滝を超えて斜度も増して来るが、沢形が消えるまで迷う事が無いと・・前回の記憶である。
それが1100m~1200m付近ではちょっと強烈な笹薮に突入してしまった。1100m付近、
生い茂るシダと背丈以上に伸びたイタドリの群生が沢形を埋めてしまい一瞬方向を見失う。気が付く
と笹薮を漕いでいた。異変に気付いて周囲を見渡し微妙な沢形が左にあるので笹を漕いで微調整、よ
うやく踏み跡のある沢に戻った。「まさかの道迷い?」にちょっと焦ったエバである。
それでも1200m付近までは笹薮を漕ぐように登ることになる。このルートの最大の山場かも知れ
ない。
1200mを超えると沢形は消えて急斜面のガレ場に出る。前方頭上には頂上岩峰が見えて来るので
目安になる。ルートとしては、岩峰の西側にある尾根コルを目指すと登頂が容易だ。岩峰直下まで這
うように登ってからトラバース気味に西尾根コルを目指す。あとは、踏み跡を辿って10分程で頂上
である。

予想に反した快晴に恵まれた滝ノ沢岳頂上・・チーヤンは初登頂 背景は前岳と夕張岳

夕張岳三山(夕張岳・前岳・滝ノ沢岳) を夫婦で踏破した記念の日 背景は芦別岳
★ 夫婦で夕張岳三山踏破・・・
「夕張岳」「前岳」「滝ノ沢岳」の三座を夕張岳三山と称したのは、先日1泊2日で踏破して
しまった函館のsakagさんの言葉である。そのままパクってさぞかし凄い山に登ったぞ・・とばかり
の表現に聞こえるかも知れないが、少なくとも前岳と滝ノ沢岳には登山道は無い。登れそうで登れな
い・・まして夫婦共々となると意外と少ないと思う。
余談になるが、滝ノ沢岳の初登頂は2004年3月夕張川の支流上巻沢の林道から滝ノ沢岳西尾根を
辿り2泊3日掛かった。頂上直下数メートルの雪壁をスキーを背負って登ったが、落ちたら2~30
0mは滑落しただろう。吹雪で視界が悪く雪壁だけを見て登った記憶が蘇る。頂上は狭く緊張した登
頂だった。夕張岳を断念して下山する時も尾根までの下りは怖かった。当時、山岳会で計画していた
「夕張岳集中登山」の偵察登山だった。
懐かしく良き思い出のある滝ノ沢岳である。

改めて頂上から望む「前岳」と「夕張岳」

夕張岳のズーム・・ほぼ残雪は無くなってるようだ・・・
★ 雨女解消?・・・
自分で「今年は雨女だわ」と嘆いていたチーヤンも久しぶりの夫婦登山が思いがけず快晴に
恵まれた登頂を果たし、景色も充分に楽しめたことで「雨女解消」の気運が高まったかも・・?

下り岩峰直下のガレ場も蕗とイタドリに覆われていた・・
★ ダニのお土産付き・・・
下りは早いし、藪も気にならないのがいい。滝は左岸を高巻きルートを利用してほとんど沢
の中を辿って降りた。途中で沢蕗をゲットした分ロスはあるが2時間は掛からない下りは楽である。
しかし、翌日には首にダニが食付いていて病院に行く始末となり要らないお土産を頂いてしまった。
この日のヒュッテ管理人は、コザクラの会事務局長の水尾さんでした。私たちが降りて来る時間に
合わせて冷麦をご馳走してくれました。新ヒュッテ建替えの基礎工事も順調のようで今週末には終
わるようです。
水尾さん ご馳走様でした。
翌日の夫婦登山 「中天狗」はこちら
7月17日アップ終了しました・・・
夫婦登山、エバさんにお会いする前からブログを楽しく拝見していたんですよ。
それにしても、やっぱり羨ましいですねぇ・・・。
私も頑張ろうかな~!
なんて、もう賞味期限切れです(笑)
梅雨っぽくてちょっとモチベーションが下がってますが、近々また夕張岳に登りに行きます。
遅い大雪の雪解けと花を見に・・と
思っていましたが天気予報を見て日帰り
2発に変えました~。
今日はホント予報に反して快晴の頂上。
非常に暑かったです。
23~24日、コザクラの会主催でこども
交流事業がヒュッテで開催されます。来ま
せんか?
24日は、参加した子供たちと夕張岳に登
ります。スタッフ募集中です。返信はDM
でね。
そうそう人には賞味期限はありませんよ。
恋する乙女大好きです。
それにしても、天候に恵まれて良かったですね。
こちらは今頃は日高の予定だったのですが、長期予報が悪くて帰ってきたのに、函館は連日晴れと猛暑が続いています。
夕張岳ヒュッテの基礎工事始まりましたね。完成予定はいつなんでしょうか?
バックの前岳からネギの香りが・・(笑)
来年は今年果たせなかった夢を果たしたい
ものです。
ヒュッテの基礎工事 みんなの夢が叶った
おりには是非行ってみたいですね
その内にエバさんが月曜日に時間が空いてる
時に一緒に山に行きましょう!
直登沢の残雪は無くなっていました。出会いからひたすら600mの登りはキツかったです。
でも頂上のお花畑は凄いですね。
工事中の投稿はすべて明後日のアップになる
予定です。ありがとうございました。
ヒュッテの基礎工事は、今週末に終わる予定
です。母屋は来年です。少しずつですが皆の
夢も実現に向かってます。
今度、月曜休みの時事前に連絡入れます。
よろしくで~す。