若貴兄弟が現役の頃は、毎日のように相撲(ダイジェスト)を見ていましたが、最近はスポーツニュースで結果を確認する程度です。個人的にはアンチ朝青龍なので、彼が負けると気持ちがスカッとしますけどね・・・。
栃東関が脳疾患の疑いにより、今場所を途中休業したようです。MRI検査により、脳に異常が発見されました。現在は入院して様子を見ているとのこと。
ぼくの親族の多くが脳梗塞で他界しているせいもあり、このような話には敏感に反応してしまいます。
以前ブログで頭痛に関して投稿しましたが、栃東の症状について、いくつか重要なものがあるので、まとめてみたいと思います。
- 初黒星を喫した8日目頃から片頭痛に悩まされていた。
- 当初は首痛と考え、首を引っ張る外科的治療を受けた。ところが一向に良くならなかった。
- 吐き気がすると言っていたのも心配。
- 普段140の血圧が180まで上がっていた。
以上が栃東関が訴えていた症状です。これらの証言には、我々がレッドフラッグ(危険信号)を早期に察知する上で、大変重要なことが含まれています。
まず、偏頭痛について。偏頭痛は遺伝的な要素もあり、単純に脳疾患と結びつけることはできませんが、ここで特筆すべきことは、8日目ごろから継続していたというところです。
栃東関は普段から偏頭痛持ちだったのかもしれません。おそらく今までの頭痛とは違う何かを感じ取っていたのでしょう。この場合は頭痛が継続している期間が問題です。例えば普段頭痛持ちの人で、大抵の場合1日経てば治っていたものが、数日も継続するというのは、今までと違います。つまり今までに経験したことがないような頭痛のパターンが現れたときはレッドフラッグということです。これは症状の現れている期間、痛みの程度や質、頭痛が発生する頻度なども含みます。
初期の段階では、首の牽引治療を行ったようですが、それで症状の軽減はみられなかったということですね。これも重要です。つまり同じ治療を継続しても、症状が改善されない場合は、これまたレッドフラッグです。
次に吐き気についてですが、吐き気を伴う頭痛もレッドフラッグです。酷い頭痛ですと、しばしば吐き気を伴いますが、いつものパターンと違うような場合は、さらに危険です。要精密検査です。
血圧については、計測するときの状況や時間などによって、多少誤差が生じますので、あくまでも目安として考えていただければ結構です。高血圧気味の人は普段から同じ時間に(例えば朝起きて直後とか)血圧をモニターすることをお勧めします。
参照;栃東 脳疾患で力士生命の危機(スポーツニッポン) - goo ニュース
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