スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

スポーツ医学&カイロプラクティック研究所

日本人カイロプラクティック・ドクター唯一、スポーツカイロプラクティックの最高学位(DACBSP)所持(日本人唯一)。スポーツ障害でお困りのアスリートの方、さらに上を目指したいアスリートの方、是非一度ご相談ください。名古屋市中村区竹橋町13-18オフィスワンタケハシ5階。名古屋駅前「ビックカメラ」より徒歩5分。                        052-452-5006             drsakakibara@yahoo.co.jp     

肘の脱臼

2006-06-30 04:29:22 | カイロプラクティック
肘の脱臼には2種類あります。 橈骨の脱臼 尺骨の脱臼 上記の二つの中でも特に橈骨の脱臼が多いですね。 橈骨というのは肘の外側にある骨のことです。(尺骨は内側) 橈骨の脱臼は、そのほとんどが子供に起こります。 どのような状況で発生するかと言うと、例えば子供がお母さんに急に腕を引っ張られたときなどがあります。 橈骨の肘の部分はすごく強力な靱帯(輪状靱帯といいます)があり、橈骨が脱臼を . . . 本文を読む

疲労骨折

2006-06-29 14:46:28 | カイロプラクティック
疲労骨折というのは、何度も同じ刺激が反復されることで起こる骨折のことです。 例えばジョギングなどは良い例かもしれません。 疲労骨折の好発部位はどこだかご存知でしょうか。 脛骨という骨で、これは弁慶の泣き所と言われる骨のことです。 意外と診断ミス(診断の遅延)が多いんです。 いくつか理由があるのですが、それらは・・・ 痛みがはっきりしないことが多い 少々我慢すれば、運動を継続するこ . . . 本文を読む

鎖骨遠位端の骨溶解

2006-06-28 16:58:30 | カイロプラクティック
肩鎖関節というのは、鎖骨と肩峰(肩甲骨の一部です)の間にできる関節のこと。 鎖骨を内側から外側に向かって触っていくと、少し出っ張ったところにぶつかります。 ここが鎖骨の一番外側の部分(鎖骨の遠位端)で肩鎖関節と言われます。 ウエイトトレーニングをしている人で、この肩鎖関節が痛くなった人は意外と多いかもしれませんね。 実はぼく自身も何度か痛くなったことがあります。 骨溶解(Osteolys . . . 本文を読む

股関節が痛い

2006-06-27 12:24:01 | カイロプラクティック
股関節の痛みで来られる患者さんは、他の関節の疾患で来られる患者さんに比べると極端に少なくなります。 股関節自体が頑丈にできているので、相当大きな事故でない限り、傷めることはありません。 つまりそれほど大きな怪我をしたわけでもないのに股関節が痛い、または怪我の覚えはないけど股関節が痛い、という場合すぐにピンと来るのが先天性の問題です。(ここでは股関節自体に問題があると仮定していますけど) 股関 . . . 本文を読む

肩のコンディショニング

2006-06-26 03:19:25 | カイロプラクティック
肩の深部にローテーターカフという筋肉群があります。 ローテーターカフというのは四つの筋肉の総称です(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)。 これらの筋肉は肩にとって大変重要な機能を二つ持っています。 肩関節の運動 肩関節の安定化 肩関節の運動というのは、例えば投球動作のようなオーバーヘッドモーションのことで、安定化とは肩が運動しているときの安定化のことです。 ローテーターカフでは特に . . . 本文を読む

つんどく・・・・・・・

2006-06-25 10:29:19 | ざっくばらん
今日注文していた本が届きました。 2週間前にこちらのアマゾンで注文したものです。 "Orthopaedic Sports Medicine"という上下二冊組みのスポーツ医学に関する本です。 これを新品で購入すると恐らく250ドルくらいはするのですが、アマゾンでは古本も購入できるので二冊を100ドルで入手することができました。 先ほどパラパラとページをめくっていたのですが、これを全部読むのは . . . 本文を読む

坐骨神経痛のようで坐骨神経痛でない??

2006-06-24 12:05:30 | カイロプラクティック
坐骨神経痛というのを聞いたことがある人は多いと思います。 そうです。腰から足にかけてしびれとか電気を流したような痛みが出るやつです。 今日は坐骨神経痛のような症状(何だかややこしいですけど)について書きたいと思います。 坐骨神経痛と言えば、よく合わせて出てくる言葉が「椎間板ヘルニア」。 しかし意外と椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛というのは少ないような気がします。 ただこれはあくまでもぼ . . . 本文を読む

既成概念

2006-06-24 04:51:30 | カイロプラクティック
以前、痛みの原因の一つにメンタルなものがあることを書きました。 一部のカイロプラクターは、治療の一環としてこのメンタルな部分の治療を試みています。 実際、そのためのテクニックもあり、ぼくも多少は興味を持っています。 痛みという目に見えないものだからこそ、アングルを変えて多角的な視点で眺めることが必要なんですね。 立体的なものでも真正面だけから見ていたら、平面と思い込んでしまうのと同様、痛み . . . 本文を読む

筋肉との対話

2006-06-23 12:15:29 | カイロプラクティック
ワールドカップ、こちらでは今ひとつ盛り上がっていませんが、日本では連日大騒ぎだったのだと思います。 ブラジルとの試合は全く足元にも及ばなかったようですが、それが今の日本の実力なのでしょう。 ジーコ監督始め、日本を代表して戦った戦士たちに「ご苦労様」と言いたいですね。 それにしても日本の選手は故障者が多かったように思います。 アスリートがその競技を引退する理由の一つに故障があります。 今年 . . . 本文を読む

肩が上がらない!

2006-06-22 13:43:07 | カイロプラクティック
日本で治療をしていた頃は五十肩の患者さんがたくさん来られていました。 どういうわけかこちらロサンゼルスではあまり出会いません。 五十肩は英語では”Frozen shoulder”(固まった肩)と言います。 はっきりした原因は不明ですが、肩で何が起こっているかはちゃんとわかっています。 人間の関節の多くは「滑膜性関節」と呼ばれていて、この関節の特徴の一つに関節包というのがあります。 関節包 . . . 本文を読む

日本大好き!

2006-06-21 10:34:44 | 想うこと
ぼくがアメリカに初めて来たのは、もう14年も前のことだった。 日本を外側から眺めることができたのは、本当に良かったと思っています。 たくさんの学びがありましたが、その中から一つぼくが強く感じたことをご紹介したいと思います。 日本にいた頃は愛国心を強く意識したことはありませんでした。 日本から離れる期間が長いほど愛国心が沸いてきます。 日本のニュースを読むと、学校の卒業式で君が代斉唱を拒否 . . . 本文を読む

足首の捻挫

2006-06-20 15:13:28 | カイロプラクティック
立った状態のとき全ての体重は左右の足に二分されますね。 つまり足は我々の全体重を支えていることになります。 足の関節を見てください。 肩関節とか股関節とかと比較しても小さいですね。 こんな小さな関節が体重を支えているわけですから、単位面積あたりにかかる圧力は相当なものになるはずです。 まして歩いたり、走ったり、ジャンプしたりすれば、その負荷は体重の何倍にもなるわけで、怪我をしないことの方 . . . 本文を読む