るるの徒然

気持ちの赴くままに、つらつらと。

進化する王者

2015-10-15 | 趣味
地上波のTVニュースの中でも放送されたようですが・・・
羽生結弦選手の今季初戦であるオータムクラシックの動画のリンク、貼っておきますね。
きっと見たいと思っている人はたくさんいるでしょうから。
デイリーモーションの動画です。こちらのリンク先でご覧ください。


見ての感想。

昨シーズンと同じ曲を使ってのショートプログラムですが、随所で進化を感じられる内容だったと思います。

この曲、フィギュアスケートで使うにはけっこう難しいと思うんですよ。
ピアノだけの旋律で盛り上がりに欠けるので、フィギュアで使うと単調に見えてしまいやすい。
動きが雑だったりスケーティング力が足りなくてガリガリ氷を削るような音を立ててしまう選手が使うとそれが余計に目立ってしまう曲でもあると思いますし。
音の盛り上がりに関係ない実力、いわゆる見せる力がないと使いにくい曲、という認識です。

前半のゆったり感、後半の音の盛り上がりと共に加速していくスケーティング、このメリハリがとても効いていて、これは昨シーズン以上の良さで、それはおそらくスケーティングの基礎能力である一歩の加速の程度がぐっと上がっているのだろうと感じました。

それから、最初のトリプルアクセル。
イーグル→トリプルアクセル→イーグルのよどみない動きはただただ美しく圧倒されました。
今回の試合では加点が最大の3ついています。
助走や加速が少なくても飛べて、なおかつ着氷に余裕と流れがあるからこそ出来ることで、文句のつけようがないほどの出来。
本来は安定して試合でジャンプそのものを成功させるだけでも十分な大技ですから、羽生選手は本当に凄いと言っていいと思います。

後半の四回転は惜しかった。
回っているように見えるのですが着氷の乱れとお手つきで回転不足判定になってますね。
プログラム後半に四回転を持ってくるのも大変難しいことの一つですから(成功者はごくわずか)、これは仕方ないかな。

素晴らしく進化したプログラムになっていますが、ひとつだけ願望を言わせてもらうと、
羽生選手、バレエ習ったらいいのにな、って思います。
上半身、特に腕や指先の動きがさらに洗練されてくると更にいっそう美しいプログラムになるであろうと感じさせるんですよ。それにはバレエの動きがとてもいいのではないかなと。
もちろん上半身の動きも現時点で十分に進化していることは見てわかるんですけどね。
この難しい曲をここまで見せてくれるなら、更に進化した完成形を是非見てみたいと思わずにいられません。


先日のジャパンオープンでは宇野選手が素晴らしい演技で沸かせてくれました。
浅田選手も今シーズンは戻ってきます。
そして王者羽生選手も健在。
今後の試合が楽しみになってきました^^。


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