酒粕で実験

今年のうちにやってみたいと思っていたこと。

それは先月日記で書いた、「酒粕ジャムを作ること」。


酒粕、手に入れちゃいました。



粕汁を作ろうと思って買ったのですけどね。
一度にすべて使うわけじゃないので、粕汁を作っても結構余りました。

そこで、挑戦です！



先月SNSのほうで面白いコメントをもらったので、それをヒントにあれこれと考えていました。


今回は酒粕を使って、

１、ジャムっぽい甘いペーストを作る。

２、塩味でごはんと合うペースト（海苔の佃煮のような）ものを作る。

３、パスタなどに合う洋風ペーストを作る。


この３種類を作ってみました。
あくまで試作なので、量は少なめです。



１、甘い酒粕ペースト（ジャム）

酒粕にお水＋白砂糖で出来るはずだけども、それだと甘酒と何ら変わりない。
面白くないのと、おそらくジャムにした場合、その味では美味しくないであろうと思った私は、
栗甘露煮や黒豆の甘煮など、和風な甘さにしたら美味しいんじゃないか？と考えました。

そこで試したのはこんなレシピ。

酒粕　　　５０グラム
本みりん　１００ｃｃ
蜂蜜　　　３０グラム

作り方は、材料を鍋に入れて火にかけ温める、もしくは耐熱容器に入れてレンジでチン。
軽く温まったところで泡立て器でぐるぐる混ぜます。酒粕の塊がなくなればＯＫ。



たったこれだけｗ
とろみ具合もこれでちょうど良いため、再加熱の必要性すらなかったです。

鍋で加熱する方が個人的には好きなんですが、今回に限ってはレンジで加熱する方が手っ取り早く、酒粕の塊が早く温まるためペースト状になるのが早かったですね。なんといっても手軽だしお勧めします。
加熱しすぎると酒粕の香りが飛ぶので、温めすぎないほうが香りを楽しめますよ♪



　

＜感想＞

好みの味です。ただ、少々蜂蜜の香りが強過ぎるかも。
蜂蜜は小さじ１くらいに留めて、残りの甘さは砂糖で調整するほうが良かったかもと思いました。

これ結構美味しいと思いますよ。
そのままジャムとしてもいけるし、薄めればドリンクにも出来ます。
お好みですりおろし生姜を混ぜても美味しいと思います。ジャムでもドリンクでも。




２、塩味ペースト


酒粕はパサパサなので何らかの水分が必要かも、と考え、思いついたのは塩麹。

酒粕　５０グラム
塩麹　１００ｃｃ
砂糖　小さじ１～２程度（お好みで）

これもジャムと同じように、温めたら泡立て器でよく混ぜるだけ。
砂糖はお好みで後から加えましょう。



絵的に全然ジャムと代わり映えしないので面白くない(-゛-)


＜感想＞

こちらは、駄目じゃないけどごはんにのせるにはいささか？？？というところかも、というのが正直なところ。
酒粕と温かいご飯の組み合わせ自体があまり良くないのかもしれない、という印象を私は持ちました。
むしろ青物など、お野菜を和えるペーストとして使う方が美味しいかもしれないと思いましたね。
胡麻和え、辛子和え、白和え、等のバリエーションのひとつとして「酒粕和え」。
いかがでしょう？


そしてこれはまだ改良の余地があると思います。
ネギのみじん切りを炒めてペーストと合わせてネギ塩味～、とかにしたら、また印象が変わるかもしれない。
あるいは味噌味。
ネギ味噌っぽい仕上がりを目指し、それに酒粕を加えてみるとか。
味噌と酒粕は粕汁でいい相性だということが分かっているので、トライの価値はあるでしょうね。

醤油は酒粕と香りをお互いに消しあう感じがするので却下かな。

これは次回への課題です＾＾；



３、洋風ペースト

生クリームやバター、にんにく等との組み合わせを考えていたんですけど、ひとまずシンプルな牛乳で試すことに。

酒粕　５０グラム
牛乳　１００ｃｃ


作り方は１や２と同じく、加熱して混ぜるだけｗ
写真は上と変わり映えしないので省略です（笑）


＜感想＞

これ、完全に酒粕チーズ。クリームチーズにお酒が加わった感じに近いかも。
マーマレード等の甘いジャムと組み合わせて食べたらまさに酒粕チーズの濃厚さが引き立ちます。

ペーストに塩コショウを加えても使えると思います。（ただ、何の食材と相性が良いだろうかは、考えつかなかったですｗ）


心なしか、１や２よりも酒粕の香りを強く感じました。
牛乳と酒粕は混じって中和するというよりもお互いを引き立て合う関係なのかも。
お酒の香りが苦手な人はちょっときつく感じるかもしれませんね。




それにしても。

酒粕、面白い！！
新たな可能性に目覚めました。