ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

イスタンブール(1)

2024-02-10 19:30:53 | トルコ旅行
第2日(2024年1月30日)
上海浦東空港ーイスタンブール空港ースレイマニエモスクーグランドバザールー昼食ーボスポラスクルーズーエジプシャンバザールー夕食ーヒルトンホテルー夜の買い物


MU703便は雨の上海浦東空港を1時20分にイスタンブールに向けて出発しました。機材はA330、席は2,4,2列の配置であり、64CとAでした。旅行案内では機内での食事は朝食だけになっていましたが、夜中に1回目、到着前に2回目の食事が出ました。夜中は魚ライスとチキンヌードルから選択、朝はオムレツとチキンヌードルからの選択ですが、エミレーツの様なメニューシートもワインもありません。食べ終わった頃にパンが配給されるなど、質素で気が利かない感じです。


 

テレビのリモコンが効かないので使い方をアテンダントの問合せすると席を換えようかと提案されたが断わると、機内でのインターネットを教えてくれました。www.muflyer.comにて席番号とパスポートの下4桁を入力すると飛行機の位置やインフライトムービーを見ることが出来ました。


7時47分にイスタンブール空港に着きました。タキシングで到着ゲートに向かう機内から外を見ると雨でした。


入国手続きを済ませ、グループ全員17名が受託荷物を受取り、現地ガイトのエリキンさんの先導で停車しているバスに向かいます。


エリキンさん(ERKiN YEşiLIRMAK)は、自分を「キンちゃん」と呼んでくださいと完璧な日本語で自己紹介されました。携帯:0532-313-0795
バス内でキンちゃんが用意したトルコリラを5000円分両替してもいました。イスタンブールでもカッパドキアでも日本円での買い物が出来るし、食事付きで1日1本の水もあるから5000円もあればちょっとした土産なら十分だろうとの話でした。各人が両替所に並んで両替するより時短できて効率的です。

5000円→900TL。レートは5.6円/トルコリラ。
有料トイレ:5~10TL
枕銭:30TL(マストではない)
スリが多いから荷物は前に持ち、写真撮るときも片手で鞄を押さえる。
電圧:220V
など注意事項とトルコの歴史などを車中説明されました。エリキンさんが会社からとお守りのボンジューと、モスクへ入る時に靴を脱ぐ必要があるので、その靴を入れる袋と、トルコの地図をプレゼントとして配布してくれました。これに対し、阪急トラピックスから濡れティッシュがバス内で配られました。

空港からイスタンブールの旧市街までは南南東へ約41Kmです。ヴァレンス水道橋を抜けて旧市街に入ります。エリキンさんの説明では20Kmあったが今は800mだけ残っており、当時50万人に水を供給していたとの事でしたが、ネットで調べると1500年も使われ続けたこの水道250km北の水源から引いたとの記述がありました。


旧市街は大型の車の乗り入れが出来ないので、少し手前から歩いてスレイマニエモスクSüleymaniye Camiiへ行きました。エリキンさんが我々を迎える為に空港に着いたときは、土砂降りの雨だったそうですが、雨は止んで傘無しで歩けました。


モスクに入る前にムスリムが体を清める場所の説明がありました。
 

モロッコ旅行をした事がありますが、モロッコではモスク内にイスラム信者でない人は入れません。でもトルコでは宗教に関係なく誰でもモスクに入れます。豚は食べないけれど、アルコールを飲むことを許すトルコは規律がちょっと緩いようです。ミナレットと呼ばれる塔は、昔お祈りする時刻を知らせる為に人が上ってアザーンを伝えていたけど、今はマイクがあるからこの塔に人が上ることは無いそうです。

10時30分、スレエマニエモスクの敷地に入り、先ずトイレの位置を教えてもらった後、モスクの入口で靴を脱ぎ、女性はスカーフで髪を隠します。確かにその指示をする看板がありました。緑の大きなカーテンがあって内部は覗けません。


天井が丸くなっており、偶像はありません。アラビア文字が書いてありますが、現在のトルコ人は読めないそうです。1923年にアラビア文字を止める法律が出来て5年間の猶予期間を終えて1928年からローマ字を使うようになったと説明されました。




自由時間に無料のトイレに入ると、我々日本人には一般的な様式トイレと、トルコ式のトイレが併設されていました。日本の和式と違うのはドアに向かって座ることです。トイレットペーパーが完備され汚物を流す水は水道の蛇口から桶にいれて流すようです。(紙を流して良いのか表示されていなかった。)
カミさんは時差ぼけか、飛行機酔いか、それとも食べすぎなのか、おう吐して苦しそうでした。
 

トイレの建屋からモスクの写真を撮った時には、雲がほとんど無く、晴れて空が真っ青でした。思った程寒くなくて天候も良く、ラッキーな旅になりそうな予感です。

グランドバザールKapalı Çarşı
11時半、モスクを出て、グランドバザールへ行きました。現地ではカパル・チャルシュ(屋根がある市場の意味)。自由時間が与えられたのでカミさんはバラマキ用の袋を買いました。10個買うので1個30トルコリラを25トルコリラに値引きしてもらいました。ターメリックの価格を調べました。300gで295TLまで値引き交渉できましたが、午後に行くエジプシャンバザールで買うので視察だけにしました。


 

そこから歩いてガラタ橋のレストランへ行って昼食。途中でレンタルスケートボードを多く見かけました。イスタンブールは坂が多く、道が狭いのでレンタサイクルは無いそうです。


途中で多くの猫たちと遭遇。イスタンブールには猫が多いと観光ガイドブックにも出ていました。この後に行ったグランドバザールでも雑踏の中を悠然と歩く猫が居ました。十分な餌を食べて、誰もいじめないのか、猫はコソコソ逃げることもせず堂々としていました。
猫には地域の人が十分な餌を与えています。猫好きの人にはイスタンブールは嬉しい町でしょう。
  

  

トルコ初の昼食:ガラタ・フィッシュ・ハウス(GALATA FISH HOUSE)
ガラタ橋を歩いていると、アジア側の新市街にあるガラタ塔が見えていました。
 

橋の下にレストランがあります。橋の上から釣りをしている人が居て、エリキンさんは「小あじが釣れる」と言っていましたが。目の前を30センチ近い大きい魚が釣りあがっていきました。

メニューはスズキのグリルで、大きくて立派だけど、頭を左に置く丁寧さがなく上下逆で大雑把な盛り方で提供されました。カミさんが体調悪くて食べれないから2尾食べました。魚のスープとサラダが付いていました。
 

魚屋さんの魚の並べ方が縦で絵の様に見えました。大きな岩牡蠣やとんでもなく大きい伊勢海老も売られていました。
後方に接近中の船がチャーターした船です。
 

ボスポラス海峡クルーズ
チャーターした船でガラタ橋の新市街側から「7月15日殉教者の橋」の北側までボスポラス海峡を往復しました。(14時~15時20分)
出港後は多くのメンバーがデッキで観光しましたが、風が冷たいので宮地嶽から一人で参加した男性を除いて船室内から観光しました。ドルマバフチェ・ジャーミーの北側のイスタンブール海軍博物館を見ながら、エキリンさんは海軍に入隊した(個人の意思でなく政府が決める)が、徴兵制度は我慢することを学べるので良い体験だったと自らの意見を述べておられた。
  

  

カモメが飛んで雰囲気がいい。昔、日本で流行ったウシュクダラの歌があったが、ここがウシュクダラの港と案内された所には「usukudar」の文字がありました。


クルーズが終わり、ガラタ橋の旧市街側で下船しました。北側にサバサンドを売っている店があります。レストランの食事もいいけど、地元B級グルメの「サバサンド」をどうしても食べたいと思っていたので、エリキンさんにお願いして販売している船の売店に案内して頂きました。グループの中の5人が一緒に買いました。125リラ(約625円)でした。夕食前だから、その場で食べずにホテルに持ち買って食べましたが写真を撮らなかったのが残念。とても大きくて腹いっぱいになりますが、築城から参加したKさんはあまりの美味しさに、夜中に1個全部食べてしまったそうです。
屋台の冬らしい焼き栗を買って食べました。
 

エジプシャンバザール
買ったサバサンドを持って、エジプシャンバザールへ行きました。現地の言葉ではムスル・チャルシュス(Mısır Çarşısı)エジプトはトルコ語でムスルです。各店に番号があって分かりやすいスパイスや食べ物、お土産などの市場です。15番のHazer Babaを集合場所として自由時間が与えられて参加メンバーは自由に買い物をしました。事前にこのバザールのホームページでスパイスの店を何店かチェックしていましたが、この店の価格を尋ねるとグランドバザールにて下調べした価格と殆ど同じであり、飛行機で持ち帰る為の真空パックもしてもらえるので、ターメリック(156TL)・コリアンダー(156TL)・シナモン(240TL)を各200g購入しました。日本の半値以下です。
 

 

カミさんがバラマキ用の土産を捜したいというのでバザール内を歩いていると、ネットに載っていた48番の「エドまっちゃんのみせ」を見つけたので覚えたばかりのトルコ語で挨拶したりトルコ語の数字で交渉などするとすっかり気に入られて、チャイは出してくれなかったけれど、店内の椅子で休ませてくれて、記念写真を一緒に撮りました。
 

競馬場跡のオベリスクなどがある広場を下りたレストランで夕食を食べました。
レストランのビールは180リラ。サラダ・スープ・春巻き風ロール・ケバブの夕食でしたが羊の臭いがありました。
  

 

ホテルチェックイン
ヒルトンホテル(Hilton Istanbul Bakirkoy)は食事をしたレストランからKennedy Avを西へ11.9Km。19時頃に到着しました。


夜の買い物
添乗員の原さんがスーパーを案内するので荷物を部屋に入れた後、ロビーで集合してKılıç Market Bakırköy Şubesiまで歩きました。足元を照らす自転車用のヘッドライトとGPSが役立ちました。ホテルを出ると雨が降りだし、着く頃には本降りの雨に濡れてしまいました。チョコレート菓子などを買いましたがインフレに驚きました。1リラが20円ほどした4~5年前と比べてリラが1/4の5円ほどになったのは嬉しいけれど、1個3リラ程度のとその頃の本に紹介されていたチョコレート菓子が10~20リラほどになっていたから。
添乗員の原さんと分かれてコンビニの酒店Şahin Tekelで地酒のRakiの価格を調べて、EFESの缶ビールを買いました。500ccの缶が60リ、レストランの1/3の価格です。350ccの缶は無くて小瓶は45リラでした。黒ビールのDarkは置いてなかった。Rakiは100リラと4年前の本に書いてあったけど、700リラになっていました。
 
(店舗の写真はgoogle mapのホームページの写真です)

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