ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

神崎鼻への旅(第2日佐世保)

2018-05-13 22:47:10 | 本土最西端
2018年5月12日(土)晴れ 24℃

伊万里ー国見峠ー佐々ー神崎鼻ー佐々ー139号ー佐世保・・・JR輪行・・・飯塚

走行距離:69Km 平均時速:14.0Km/h 最高速度:59Km/h 登坂累計:862m 最高標高:494m

最近のGoogleマップでは目的地へのルートと共にそのルートに於ける標高も表示されるので、伊万里から500m近い山越えがあることが判っていました。朝の涼しい間に登ればいいと思い、ゲストハウスでカップラーメンとパンを食べて7時半に伊万里を出発しました。伊万里駅って田舎と思えない奇抜な建物です。


駅から2Kmほど走り国道498に入ると即上り坂になりました。八木山峠の2倍くらいの高さだから大したことはないだろうと思っていましたが、変速機を1番軽くしてやっと走れる厳しい坂が待っていました。


see youという看板が見えたのでもう坂は終わりか?と思いましたがその後も延々と上り坂が続いていました。


周りの山の頂上が今の自分は居る国道と同じ高さか低いのではないか?と思える高さなのに、まだ登り坂がある。八木山峠の2倍より相当長いと思いながらフラフラと登り続けました。




9時、国見トンネルの入口まで登って来ました。長く感じた登りの時間は僅か1時間半も無かったことになります。GPSの記録では標高が494mです。実際に会った事はありませんが、最近知り合った自転車乗りのakutaさんは今年66歳だけど、四国の439号線で1400mの峠を越えたそうです。
自分では若くて元気と思っていますが、世の中には信じられないパワーの熟年?が居ます。今日の3倍近く高い峠を越えるなんて自分には耐えられそうにない。
テールライトを持って来なかったので安全を優先して、約900mのトンネルの歩道を自転車押し歩きしました。

「下り坂はカーブが多くて危険」とトンネル手前に書いてあったので、スピードは控えめに下ろうと思いました。でも、走行中に直線部分でサイクルメーターを見ると時速57Km/hの文字が見えました。帰宅後GPSの記録を見ると59.1Km/hであり、サイクルメーターのMaxは58.9Km/h。機器には誤差が生じますが時速60Km/hに近いスピードが出ていた様です。上り坂は嫌だけど、登った後の下りは気持ちいい。向かい風はいつまでも苦しめられますが、ダウンヒルの爽快感が得られる山越えは辛いけど偶にはいいのかも。

道中に自販機もお店も無くて、水筒の水は飲みましたが何も食べずに黙々と西に向かって走りました。太陽の位置とGPSが示す目的地を参考に西に向かって走り続けて11時前に神崎鼻公園に到着しました。観光バスが1台とバイク2台が停まっており、トイレがあったので用足しをしてモニュメントがある岬への道を自転車を押して歩きました。


モニュメントは階段の下に小さく見えます。折角ここまで来たのだから、自転車と一緒に写真を撮る為に自転車を担いで階段を下りました。


観光客が一人も居なかったので、自撮り棒を取り出そうとリュックを降ろした時、スマホやデジカメを置いて自分を撮る台があるのを見つけました。
昨年納沙布岬へ行った時と同じ自転車、ほぼ同じ服装で記念写真を撮ることが出来ました。


記念写真を撮って佐世保の市役所に送ると「日本本土最西端到達証明書」を発行して頂けるそうです。メールで申請しました。

写真を撮って海を眺めていると2人連れのカップルが階段を下りてきました。公園の駐車場まで戻ると足立ナンバーのバイク2台がやってきました。売店もゴミ箱も無い公園ですが、ポツポツ観光客が訪れるようです。

佐々まで同じ道を戻り、佐世保に向かって139号線を南下しました。リュックに入れておいたバナナ2本をエネルギー補給して少しのアップダウンを走って午後1時半に佐世保に着きました。


港には海上自衛隊の艦船が係留されていました。


佐世保はバーガーが有名ですが、運動して腹が減っていたのでご飯・味噌汁・キャベツ・漬物がお代わりできる「浜勝」で遅い昼食としました。


予定では「早岐まで走って夕方の列車で輪行して帰ろう」と考えていたのですが、目的地の最西端へ行ってしまったので車が走る道をダラダラ走るのに飽きてしまい佐世保から輪行で帰ろう・・・と列車の時刻表を見ると早岐までの鈍行が夜まで無い!長崎行きや博多行きの特急しかない。
駅員に聞いてみると「早岐までは特急料金を支払わなくても普通乗車券で特急に乗れる」と教えられました。
自転車を分解してチケットを買い、改札を入る時に一番早い早岐行きを問い合わせると特急でなくて鈍行で長崎行きがあると聞き、時刻表は何だったんだろう?と思いながら早岐までの電車に乗りました。
早岐から肥前山口、鳥栖、二日市、博多を経由して午後7時10分に最寄り駅に着きました。


電車を降りてベンチに荷物を置き、自転車を組み立てました。最寄り駅は無人駅なのでホームで自転車を組み立てても咎められることはありません。
DAHONの様に15秒で組み立てることは出来ませんが、約20分で自転車を組み立て完了し、自宅まで走って帰り最西端への旅を終わりました。

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神崎鼻への旅(第1日伊万里)

2018-05-13 17:57:20 | 本土最西端
日本本土四極として、東西南北端は次の場所となっています。
〇最北端・・・北海道稚内市(宗谷岬)
〇最東端・・・北海道根室市(納沙布岬)
〇最南端・・・鹿児島県南大隅町(佐多岬)
〇最西端・・・長崎県佐世保市(神崎鼻)
昨年の夏に最東端、一昨年の夏に最北端に自転車で行けたので残りの2か所に行ってみたくなりました。
調べてみると自宅がある飯塚から最西端までは約150Km。1日150Kmは無理して走れたとしても最西端に夜着いて野宿する程若くないので2日かけて走ることを計画しました。安宿をネットで捜してみると伊万里に2,000円で泊まれるゲストハウスがある。距離的にもちょうど最西端へ行った後、輪行出来るJRの駅まで戻れることが判ったので、天気予報を見て2日間晴れの日を選び、出発前日に宿を予約して急遽自転車旅行を決行することにしました。
装備として雨は降らないから雨具無し、伊万里から山を登るので変速機の段数が多いランドナーで出かけることにしました。着替えとパンク修理などの工具を含めてもフロントバッグ1個で十分ですが、食料品を担ぐ為にほとんど空の10リットルのドイターのリュックを持つことにしました。
最西端に立つ自分を撮る為に自撮り棒を買いました。海外や北海道へ自転車旅行に出かける時は十分な予備期間を設けますが、たった2日の旅だから所持品を纏めるのも前夜。但し、迷子にならない様にGoogle地図で家から目的地までのルートを調べて2日前にガーミンのGPSに通過点を30地点入力しておきました。

2018年5月11日(金)晴れ 16.9℃~24.1℃

飯塚ー八木山峠ー博多ー今宿ー糸島ー虹ノ松原ー伊万里

走行距離:112.4Km 平均時速:18.6Km/h 最高速度:47.6Km/h 登坂累計:472m 最高標高:295m

普通に起きて朝食を食べ、朝錬に行く感覚で8時前に自宅を出発して国道201号線を博多に向けて走り始めました。飯塚は盆地なので北に向かって遠賀川沿いを走る以外、どの方向へも峠を越える必要があります。八木山峠は標高227m。東側に桜の名所となっており、八木山展望台には「しあわせの鐘」があります。何処へ行っても「恋人の聖地」とか?こんな物があるのはどうなのか?と思ってしまいます。


昭和通りを走り、大濠公園を通過したのは出発して2時間20分後の10時15分。ここまでは何度が走ったことがある慣れた道です。


11時、今宿のコンビニでパン1個とコーヒーを飲んだけど、走るエネルギー補給しておこうと12時前に前原で牛めし。向かい風が吹くので食べておいて良かった(その先はレストランやコンビニが無かった)。
海が綺麗なパーキングに車が停まっていたので写真を撮って頂いた。盆地から山を越えて博多の町を抜けた後の海は明るくて綺麗。


202号線は唐津手前の虹ノ松原を通らないで山に入って行きますが、折角ここまで来たので虹ノ松原に寄り道しました。347号線が松林を通過しており松の香りを楽しんで走りました。






海と松原の後はまた山の中。


伊万里の町の少し手前にある道の駅はゆっくり休める雰囲気ではありませんでした。


午後3時半に着いた伊万里本陣というゲストハウスは1年前に出来たばかりの近代的な宿でヤンゴンのホステルの様にベッド1つが壁で仕切られ、物置はベッドの下。合理的な感じが良かったです。泊り客は50歳代の男性3名と韓国の同年代の男性2名でした。






向かい風は強かったけれど、気温が高くなかった事、距離が150Kmもある厳しいものでなかったので無事に1日目が終わりました。明日の山登りを控えているので10時には就寝しました。

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