ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

カッパドキア(2)

2024-02-11 16:05:59 | トルコ旅行
第4日(2024年2月1日)
洞窟ホテルー気球体験ー三姉妹ー鳩の谷ー絨毯の店ー昼食ーカイマクル地下都市ートルコ石の店ーウチヒサールーパジャパーーデブレントーレストラン(ベリーダンス)


カッパドキアは気球のメッカですが、風が強いなど条件が悪いと夏季シーズンは30~50%、冬季は20%しか飛べないそうです。イスタンブールのガタラ橋の下の食堂で出会った日本人グループは「飛べなかった」と残念そうに言われたし、昨日の昼食の人も飛べなかったと聞いた。飛行が可能かどうかの判断を機長や気球会社が検討するのでなく、政府が決めるが昨夜の段階では「飛行の可能性がある」との判断でした。17名の今回のグループ内の9名と添乗員の合計10名が乗るので朝5時にモーニングコールがありましたが、4時に起きて準備しました。厚い靴下、ヒートテックの下着と2枚のダウン、帽子、2枚の手袋とマイナス6℃で1時間以上耐えられる防寒具を用意して5時半に朝食を食べました。
  
6時に出迎えに来たベンツに乗り込みました。車内で袋に入ったパン・お菓子・ジュースが提供されました。しばらく走って停車しましたが、車内で待機する指示があり、外は真っ暗でどんな場所だかわかりませんでした。

7時になり車のドアが開けられて外を見ると気球のゴンドラがヘッドライトに照らされていました。
薄暗い外に出ると気球を膨らませるファンの音が聞こえました。ゴンドラが倒されて時々炎で気球内の空気を暖める頃には周辺にかなりの数の気球が準備している様子が見える様になりました。
 

車外に出ても良いと許可があったので、車のライトに照らされたゴンドラの前で記念写真を撮り、気球が膨らむ様子を観察したり写真に撮ったりしました。
 

倒されていたゴンドラが熱気球の浮力で起こされた時、脚立がゴンドラの横に立てられて乗り込む指示がありました。私は自分の足先をゴンドラの中まで持ち上げる事ができない人の補助をしましたが、転げ落ちる様にアンバランスになる人が多かった。20人乗りのゴンドラで端の区分2ブロックに3人づつ、中央に近い2つのブロックに2人づつ、中央はパイロットと撮影要員、私が乗った中央寄りのブロックには補助の係員1名が乗ったので総勢21人だったと思いますが、パイロットの反対側の4つのブロックに何人乗っていたのか定かではありません。エンジンを積んでいない熱気球が上昇するのは静寂そのもので、地面がどんどん遠ざかって行きました。
 

夜明け前のオレンジ色の空に雄大な姿のエルジエス山と雪のカッパドキア平原、その中に自分たちの気球だけでなく、他にもいっぱい気球が浮かんでいました。熱気球に乗れるなんて滅多にない体験であり、感激して涙を浮かべている人も居ました。

真下を見ると高所恐怖症の人はゾッとするかも知れないけど、ゴンドラは胸の高さまであり、遠くの景色や多くの一緒に飛んでいる熱気球を観るので恐怖は全く感じません。上昇する為のバーナーの明るさと音にスマホを向ける人、仲間同士で写真を撮る人、多くの気球のキョロキョロするなど、それぞれが楽しんでいました。




高く飛んでいた我々の気球が高度を下げて谷を飛行する時、ゴンドラの底が衝突するのではないかと心配しましたがパイロットがバーナーを点火して気球を上昇させてスレスレでクリアする技術は大したものでした。気球を回収する車が風下に来ると、地上の係員3人が気球を台車の上に来る様にドラゴンの方向を修正し、パイロットが気球の上の蓋を開けてピンポイントで台車上に着陸させたので、思わず拍手していました。


ゴンドラの側面に開いた穴に足をかけて降りるのが一苦労で転がり落ちそうになって笑い転げていた姿を撮影しなかったのは惜しかったです。
機長がシャンパンを開けて無事の着陸を祝って乾杯しました。お礼のチップは一人50リラでした。飛行証明書を受け取りました。
 

飛行中の軌道をガーミンのGPS etrex HCに記録していました。左の画像は水平方向の移動を示すものです。前夜のスーパーArikanへの買い物へ行く時の記録を消していなかったので、画面上にArikanへの軌跡も残っていました。到着地点はホテルから北西4.25Kmでした。
右側の画像は垂直方向の軌跡をグラフ化したもので、水平方向が時間軸、垂直方向が標高を示します。飛行時間は約40分、標高1062mから離陸して最高位置が21分後の1742m、つまり680m上空を飛行していた事が分かります。谷に降りた時の標高は1160mで、その後少し上昇して標高1230mの地点に着陸したとわかります。気球に乗らなかった人はホテルの上を気球が飛んでいるのを見たそうです。
 

9時45分、気球に乗らなかった人も含めてホテルを出発して奇岩観光に出かけました。先ず三姉妹の岩。
 

10時30分、鳩の谷。ここは鳩の形の岩があるのだと想像していましたが、鳩が住む穴を掘り、糞を肥料として集める為の人間用の横穴を開けた一体のことだと分かりました。
 

10時40分、絨毯の店Yüksel Carpetは鳩の谷から約3Km。ヘレケの絨毯の歴史。中国・ペルシャ・トルコが絨毯として有名だが、トルコ絨毯は2重結びで抜けない。


草木染だから色落ちが無い。カッパドキアにしか居ない黒毛の羊、ベージュの羊の毛を使い染色無しで織った物がある。多くの絨毯を広げて、足で踏んで感触を体験させてもらった後、個別に購入を持ち掛けられました。2畳はどのサイズで25万円、玄関マットをおまけして、送料はトルコが負担など押し売りされたが、買わなかった。グループの中の何人か購入されたようです。
 

 

12時45分から昼食Dede Efendi, Bahçelievler Mah. Profesör, Nevşehir, Dr. Zeliha Berksoy Blv., 50650 Ortahisar/Ürgüp/Nevşehir, トルコ。スープ・ナス・チキン・はちみつヨーグルト。
 



14~15時、レストランから南へ約28Kmにあるカイマクル地下都市Kaymaklı Yer Altı Şehriの観光。隠れキリシタンが暮らした遺跡で世界遺産となっており、地下4階部分が一般公開されている。教会・倉庫・葡萄酒を作った場所、かまどの煙が外に漏れて居場所を悟られない様に洞窟内を循環させたので、煙の跡として天井が黒くなった事など、狭い洞窟内を観てまわりました。
 



バスで北へ22Km、約30分移動して、トルコ石の店「HANEM」ART CENTERに着きました。日本の旅行誌「るるぶ」に宣伝広告してる店でトルコ石の原石や最近流行の石など説明があり、販売。購入する気持ちが無い私は日本語が話せるので応援に来ていたホテルのオーナーと世間話を折尾から参加のMさんと一緒に楽しみました。
 



午後4時半、ウチヒサール城の北側にあるUchisar Photo spotに降りて記念写真を撮りました。乗って移動することを目的とするのでなく、記念撮影する為にラクダに乗る観光客がいました。砂漠の中のラクダは絵になるからいいけれど、雪景色を背景のラクダってどうなんだろうと頭の中では思いましたが、それなりに悪くないものに見えました。
 

Uchisar Photo spotから北東へ9.3KmのパジャパーPaşabağlari Ören Yeri Girisへバス移動。自由時間が与えられてキノコの岩を観て歩きました。
 



次の撮影ポイントはデヴレントDevrent Valleyです。(東へ5.6Km)、ラクダ岩が有名です。カッパドキアでは猫を見かけることは少なかったですが、野犬が多く居てバスを降りると寄ってくることがありました。大型犬であり1匹だけでなく3~4匹が群れで居ることもありましたが、人に慣れておとなしいから恐怖を感じる事はありませんでした。
 

 

18時~19時、デヴレントから北西7.7Kmのレストラン「ALTINOCAK」に於ける夕飯はベリーダンス付きでした。
夕食はナスの肉詰めをメインにスープ・サラダとデザートがあり毎度お腹いっぱいの美味しいものでした。食事が終わる頃に暗くなると同時にミラーライトと音楽に乗ってダンサーが現れました。
 





ダンサーは踊り終わると私に舞台に出る様に手招きしました。17名の小さいグループで他の客が居ない空間だったので、遠慮せずに出ると、折尾のマラソンランナーMさん、山口のSさんも要請に応じて舞台に出て、ダンサーと一緒に踊りました。
次に女性にも出る様にダンサーから誘われて、8人が半円形に並んで踊りました。3日間一緒に行動をして仲間意識が芽生えていたので全員で愉しい雰囲気になれました。

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