Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年6月16日(土) [高島]乗鞍岳、廃道寸前のお地蔵さん尾根を行く!

2018年06月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
乗鞍岳電波塔から眺める琵琶湖の北端、鈴鹿山系方面


■今回のコース
在原口バス停→地蔵→P727.6→高島トレイル出合(電波塔)→乗鞍岳→送電線鉄塔→
愛発越→国境バス停


高島トレイル東端の乗鞍岳は、稜線に乗れば眺めもよく、植生も豊かな癒しの山だ。
ブナ林のやさしい空気を全身に浴びつつ、エゴノキの花の回廊をくぐってきた。

こう書くと、なんとも快適な稜線散歩をしてきたように読めてしまうが、
じつは今回アプローチに使った、在原口からのお地蔵さん尾根は、踏み跡も薄く、
サルトリイバラの薮を分け、時にズボンにマダニをいっぱいくっつけながら
ずるずる滑る土の急坂を、樹木にすがりながら登る、なかなかにワイルドなものだった。



国道171号線沿いの在原口バス停から、林道白谷野口線に入る。



しばらくは路傍に咲くギボウシなどを観ながら、林道を歩く。



登山地図や地形図に残る、南尾根を一本登りする「破線」ルートは、どう見ても
登れる気がしないので、さらに先の、この地蔵から支尾根に取りつく。

はじめは植林の中の急坂で、踏み跡はそもそも、あまりない。
稜線をできるだけ忠実に、歩きやすい所を選んで登っていく。



林床にギンリョウソウ。



標高500mくらいのところで、拓いて間もないと思われる作業林道に接する。
これを歩いてもよさそうだが、距離的に尾根をまっすぐ行く方がずっと近そうなので
多少の薮は覚悟しつつ、ガシガシ登って行った。

作業林道には、標高約540m地点と、約580m地点でも接する。



写真では歩けそうな道がついているように見えるが、実際はけっこう大変。



標高約650m地点で振り返ると、琵琶湖の青い湖面が見えた。



727.5m三角点付近は薮が深く、残念ながら三角点標石は見つけられなかったが、
代わりに送電線用と思われる大きな碍子がたくさん落ちていた。



やがて関電作業道が左から近づいてくる。このあたりは、ようやく踏み跡も
明瞭になってきて、ブナ林が美しい。気温15度、心地よすぎる。



この日は暑くなるとの天気予報だったが、日差しはやわらかかった。



カエデの新緑に癒され。。。



エゴノキは満開のタイミング。



乗鞍岳の南200mの尾根上に建つ、関西電力乗鞍無線中継所の前にポンと出る。



ホオジロがなんの警戒心もなく、気持ちよさそうにさえずっていた。



無線中継所からの眺めは最高!



北の方角に目をやると、日本海も見える。
薮尾根の苦労も吹っ飛び、しばらく絶景に酔いしれていた。



そろそろ腹がへってきたので、山頂でランチにしようと思い、乗鞍岳へ移動。
施錠してあるが、避難小屋がある。
扉の手前で長さ1mはある大きなヘビを見てしまった。



乗鞍岳の三角点。
熟年パーティが愛発越方面から登ってこられた。
乗鞍岳の山頂からも、琵琶湖、伊吹山、金糞岳、横山岳などが見渡せる。



下山は高島トレイルをたどり、愛発越へ。
ブナの美林がすばらしい。



送電線鉄塔の小ピークを越えると、エゴノキの花が満開を迎えており、
頭上に可憐な白い花が覆いかぶさる、まさに花のプロムナードだった。



高島トレイルには、要所に分かりやすい標識が設けられている。



シロモジの若葉の赤!



ルートは大きく東に折れる。
落ち着いた雰囲気のブナ林をトラバース。



やがて、風化花崗岩でザレザレのV字にえぐれた道に代わる。
歩きにくいっ!



国境高原スノーパークのリフトトップに出てくる。



ゲレンデを下り、乗鞍岳を振り返る。あー、爽やか。



愛発越(あらちごえ)に残る、旧国境スキー場バス停。
待合室はロープウェイの廃車。

トラックが猛スピードで通り過ぎる国道161号線を滋賀県側に少し下って、
国境バス停に着いた。


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