Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年1月16日(水) 室生寺から、奇跡のスポット・龍鎮渓谷へ!

2019年01月17日 | 山登りの記録
■メイン写真
エメラルドグリーンの深い淵、龍鎮渓谷


■今回のコース
室生寺バス停→室生寺→腰折地蔵→天王橋→竜鎮滝→室生ダム→大野寺→室生口大野駅


遊山トレッキングサービスの登山は教室ではいちばん楽な「らくらく山歩の会」。
今月は室生寺から深谷川沿いに下り、龍鎮渓谷に抜けるルートだ。



室生寺の五重塔。やっぱりいいなぁ。



東海自然歩道の取りつきから、休耕田が目立つ棚田風景の中を登る。
雀地蔵から、あさぎりホールの横を抜け、室生尋常小学校跡地を通り、
仏隆寺へ続く林道に出る。



腰折地蔵。
この地蔵は何度も倒されたため腰から下が2つに折れている。
地蔵仲間の中でも意地悪だったので倒されたとか、子育て地蔵と子どもの取り合いを
して腰を折られたなど、なんともほほえましい謂れがある。



腰折地蔵の少し向こうにあった衣掛けの松は枯死して今はない。



衣掛けの松跡の向かいには石仏がたたずむ。こういうの、なかなかいい感じで好きだ。



ともちゃんが路傍に転がっていたシカの頭骨を発見。
さすが、学生時代に考古学を専攻していただけある。



天王橋を渡り、深谷川沿いに下る。階段の劣化が進む休憩舎の前を通って
廃林道を進む。



深谷川の川床は、室生から曽爾にかけてよく見られる面状節理。
時折、水量に不釣り合いな釜が出現するのずユニークだ。
あまり傾斜がない土地なので、赤目四十八滝になりそこねた川ともいえる。



廃林道は、何度か川を渡る。こうした沈下橋が幾つかある。
水量が少なかったので渡渉も楽だ。



基本、植林の中を沢沿いに下るのだが、たまに苔が美しいところがある。



この川筋の白眉は、なんといっても竜鎮渓谷だ。



竜鎮神社の鳥居がみえる。



突如出現する、神秘的なエメラルド色の淵には圧倒される。



竜鎮滝(再掲)。釜の深さはいったい何メートルあるのだろう。

ほどなく室生ダムの周回道に出る。
小雨がぱらつき始め、温度もグツと下ってきたようだ。



最後に通りかかるのは、大野寺の弥勒磨崖仏(重文)。
高さ30mの屏風岩に彫られた線刻。光背形を含めると高さ13.8m、像高は11.5m。
興福寺の僧・雅縁が発願し、1209年に後鳥羽上皇による開眼供養が行われた。
石工は伊行末の一派という。当尾の石仏群など刻んだ、宋から北技術集団だ。

山のピークを通らないハイキングだが、意外性に富んだルートだ。


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