WBOクルーザー級タイトルマッチ
ドイツで行われたクルーザー級戦は、2度目の防衛戦に臨んだアルゼンチンのタイソン、ビクトル・ラミレス選手(Victor Emilio Ramirez)とセルビア生まれのドイツ人挑戦者マルコ・フック選手(Marco Huck)との間で争われ、挑戦者のフック選手が12回判定で勝利して2度目の世界挑戦を実らせて新王者の座に就いています。
身長で上回るフック選手がラミレス選手の前進を退がりながらのパンチでコントロール。ワンツー左フックの3パンチコンビネーションや上下へ打ち分ける右ストレート・フック、ラミレス選手のガードを破る右アッパーなどを要所要所で的確に決め続けながら、中に入られるとクリンチでラミレス選手の豪腕を封じる挑戦者のボクシング。
6回にコーナーに詰まった場面でガードをぶち破られる右ストレートを浴びて足元を怪しくさせたフック選手で、以降王者の攻勢に押され気味で苦しいラウンドが続きましたが、ラミレス選手の強い攻撃を浴びた直後に気合の入ったコンビネーションの反撃を見せるなどしてなんとか踏みとどまり、後半に入ってプレスの威力が落ちていったラミレス選手を挑戦者が再びコントロールして明白な判定を得る勝利でした。
公式のスコアは116-111が2人、115-112の3-0。シロート採点116-110。
7回と11回にフック選手に減点があったのですが、ポイント上の不安は全く感じさせない内容でした。
フック選手は26勝(20KO)1敗。ラミレス選手は15勝(12KO)2敗。
動画ダウンロード(megaupload)
Huck Decisions Ramirez,Captures WBO Cruiserweight Title(Mark Vester/BoxingScene)
Huck dethrones Ramirez!(Alexey Sukachev/Fight News)
Marco Huck vs Ola Afolabi is in The Works(Mark Vester & Thomas Schlabe/BoxingScene)
ビクトル・ラミレス対アリ・イスマイロフ(2009/05/16)
アレキサンダー・アレキセーエフ対ビクトル・ラミレス(2009/01/17)
ビクトル・ラミレス対エクトール・ソテロ(2008/12/04)
マルコ・フック対ビタリー・ルサル(2009/05/09)
マルコ・フック対ジョフレ・バテロ(2009/01/24)
マルコ・フック対ファビオ・トゥイアヒ(2008/10/25)
ジャン・マルク・モンローズ対マルコ・フック(2008/09/20)
マルコ・フック対フランティセク・カサニク(2008/05/17)
マルコ・フック対レオン・ザマ(2008/04/12)
スティーブ・カニンガム対マルコ・フック(2007/12/29)
マルコ・フック対ワジム・トカレフ(2207/05/26)
マルコ・ハック対イスマイル・アブドゥル(2007/01/20)
マルコ・ハック対ピエトロ・アウリーノ(2006/12/16)
ドイツで行われたクルーザー級戦は、2度目の防衛戦に臨んだアルゼンチンのタイソン、ビクトル・ラミレス選手(Victor Emilio Ramirez)とセルビア生まれのドイツ人挑戦者マルコ・フック選手(Marco Huck)との間で争われ、挑戦者のフック選手が12回判定で勝利して2度目の世界挑戦を実らせて新王者の座に就いています。
身長で上回るフック選手がラミレス選手の前進を退がりながらのパンチでコントロール。ワンツー左フックの3パンチコンビネーションや上下へ打ち分ける右ストレート・フック、ラミレス選手のガードを破る右アッパーなどを要所要所で的確に決め続けながら、中に入られるとクリンチでラミレス選手の豪腕を封じる挑戦者のボクシング。
6回にコーナーに詰まった場面でガードをぶち破られる右ストレートを浴びて足元を怪しくさせたフック選手で、以降王者の攻勢に押され気味で苦しいラウンドが続きましたが、ラミレス選手の強い攻撃を浴びた直後に気合の入ったコンビネーションの反撃を見せるなどしてなんとか踏みとどまり、後半に入ってプレスの威力が落ちていったラミレス選手を挑戦者が再びコントロールして明白な判定を得る勝利でした。
公式のスコアは116-111が2人、115-112の3-0。シロート採点116-110。
7回と11回にフック選手に減点があったのですが、ポイント上の不安は全く感じさせない内容でした。
フック選手は26勝(20KO)1敗。ラミレス選手は15勝(12KO)2敗。
動画ダウンロード(megaupload)
Huck Decisions Ramirez,Captures WBO Cruiserweight Title(Mark Vester/BoxingScene)
Huck dethrones Ramirez!(Alexey Sukachev/Fight News)
Marco Huck vs Ola Afolabi is in The Works(Mark Vester & Thomas Schlabe/BoxingScene)
ビクトル・ラミレス対アリ・イスマイロフ(2009/05/16)
アレキサンダー・アレキセーエフ対ビクトル・ラミレス(2009/01/17)
ビクトル・ラミレス対エクトール・ソテロ(2008/12/04)
マルコ・フック対ビタリー・ルサル(2009/05/09)
マルコ・フック対ジョフレ・バテロ(2009/01/24)
マルコ・フック対ファビオ・トゥイアヒ(2008/10/25)
ジャン・マルク・モンローズ対マルコ・フック(2008/09/20)
マルコ・フック対フランティセク・カサニク(2008/05/17)
マルコ・フック対レオン・ザマ(2008/04/12)
スティーブ・カニンガム対マルコ・フック(2007/12/29)
マルコ・フック対ワジム・トカレフ(2207/05/26)
マルコ・ハック対イスマイル・アブドゥル(2007/01/20)
マルコ・ハック対ピエトロ・アウリーノ(2006/12/16)
過去にスロボダン・カチャルという選手がクルーザー級で王者になっているみたいです。
http://www.boxrec.com/list_bouts.php?human_id=583&cat=boxer
この人はユーゴ出身となっているところもあるんですが、boxrecによるとセルビア唯一の世界王者が彼ということのようです。
http://www.boxrec.com/media/index.php/Category:Serbian_World_Champions
フックも以前はboxrecでユーゴ出身との表記だった気がするんですが今回見たらセルビア生まれとなっていました。
ただフックは今ドイツ人ですので、セルビア人の世界王者としてカウントされる事はないかと。
今回のフック同様にセルビア生まれで世界王者になった選手ってのがカチャルやフック以外にもいるかどうかについてはちょっとわかりません。
フックの2度の減点はいずれもこのローブローによるものでした。
ラミレスのディフェンスも低く入る要因の1つだったようにも見えましたが。
両者ともパワーで相手を叩き潰すタイプなので、迫力あったでしょうね。