マルコ・フック対ワジム・トカレフ(2207/05/26)

IBFクルーザー級タイトル挑戦者決定戦

マルコ・フック選手(Marco Huck)とワジム・トカレフ選手(Vadim Tokarev)との間で争われた12回戦は、フック選手が2-0判定(117-110x2,114-114)でトカレフ選手を下しIBFの指名挑戦者になっています。

無敗の上位ランカー同士の激突でしたが、試合は実に塩辛いものでした。
馬力・体力でごり押しするフック選手のいつもの試合。
相手のガードの上だろうとなんだろうととにかく打つ。的確なクリーンヒットはほとんど無いものの、相手の体のどこかには当てていて、その攻撃で相手を押し込んでいく。
こういった戦い方をする選手と対すると体力を消耗するもんなんでしょうか、中盤あたりからトカレフ選手に疲れの色が見え始めていました。
ボクシングの技術的にはトカレフ選手の方が上回っていて、度々シャープな反撃でフック選手を驚かせていましたが、結局相手の体力に押し切られてしまいました。

フック選手は19勝(14KO)。トカレフ選手は23勝(16KO)1敗1分。

Huck defeats Tokarev in IBF eliminator


過去記事(Marco Huck)