WBC暫定フライ級タイトルマッチ
タイで行われた地元のV17王者ポンサクレック・ウォンジョンカム選手(Pongsaklek Wonjongkam)に日本の升田貴久選手(Takahisa Masuda)が挑んだ一戦は、力の差を見せ付けられる6回TKOの完敗でポンサク選手が通算18度目の防衛に成功しています。
ポンサク選手のイージーな勝利でした。
立ち上がりから自信満々の様子で思い切り良く踏み込んで放つ左ストレート、右フックで挑戦者に迫り、升田選手が身体を寄せてくるとラフに叩きつける左右で圧倒。
2回に左ストレート→右フックの逆ワンツーでダウンを奪い、6回開始早々に強烈なボディ連打で升田選手の身体を丸めたところを痛烈な左アッパーを決めて、最後はとどめの右アッパーでダウンを奪った場面でレフェリーが試合を止めています。
ポンサクは間違いなく強いですが、この日の試合が世界タイトルマッチと言って良いものだったのかちと疑問。
升田選手に非はありませんし、他の世界タイトルマッチを見ても今回のようなケース(挑戦者の実績が世界戦を戦うに明らかに足りていない)ってのはよくある事だったりもするんですが、暫定で日本人絡みなのでどうしても気になってしまいます。
ポンサク選手は73勝(39KO)3敗1分。升田選手は20勝(5KO)9敗3分。
動画ダウンロード(megaupload)
ボクシング、升田６回ＴＫＯ負け ＷＢＣ暫定フライ級(共同通信)
升田、６回ＴＫＯ負け＝王座奪取ならず－ＷＢＣ暫定フライ級(時事通信)
升田、王者に手も足も出ず＝wbcフライ級戦(時事通信)
ポンサク防衛、統一戦に自信／ボクシング(日刊スポーツ)
世界は遠かった…升田ＴＫＯ完敗(スポーツニッポン)
ポンサクレック 内藤vs興毅の勝者と対戦へ(スポーツニッポン)
ポンサク日本人８人目料理／ボクシング(日刊スポーツ)
Wonjongkam stops Masuda in 6th!(Damrong Simakajornboon Photos: Sroi Mungmee/fightnews)
Pongsaklek Wonjongkam Eyes Naito After Latest Win(Ronnie Nathanielsz/boxingscene)
ポンサクレック・ウォンジョンカム対フリオ・セサール・ミランダ(2009/04/24)
内藤大助対ポンサクレック・ウォンジョンカム(2008/03/08)
ポンサクレック・ウォンジョンカム対内藤大助(2007/07/18)
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ポンサク選手のイージーな勝利でした。
立ち上がりから自信満々の様子で思い切り良く踏み込んで放つ左ストレート、右フックで挑戦者に迫り、升田選手が身体を寄せてくるとラフに叩きつける左右で圧倒。
2回に左ストレート→右フックの逆ワンツーでダウンを奪い、6回開始早々に強烈なボディ連打で升田選手の身体を丸めたところを痛烈な左アッパーを決めて、最後はとどめの右アッパーでダウンを奪った場面でレフェリーが試合を止めています。
ポンサクは間違いなく強いですが、この日の試合が世界タイトルマッチと言って良いものだったのかちと疑問。
升田選手に非はありませんし、他の世界タイトルマッチを見ても今回のようなケース(挑戦者の実績が世界戦を戦うに明らかに足りていない)ってのはよくある事だったりもするんですが、暫定で日本人絡みなのでどうしても気になってしまいます。
ポンサク選手は73勝(39KO)3敗1分。升田選手は20勝(5KO)9敗3分。
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ポンサクレック・ウォンジョンカム対内藤大助(2007/07/18)
私は選手の事を攻めることはしたくありませんし、この試合が世界タイトルマッチとしてどうなんだ？という批判であれば、その批判が向く先は別だと思います。
ただ世界戦で今回の試合程度のミスマッチ、挑戦者が世界挑戦者に足る実力があるのか疑問、てなケースは珍しくないとも思います。
現在ライトヘビー級王者のカンピーロ選手もランク外からの挑戦だったはずですし、バレロ選手のSFeの防衛戦なんかも酷いものでした。
珍しくないから良いと言ってるわけではないですが、今回の試合に関して殊更に批判する気も起きないって部分もあります。
ただ日本がこういった事を続けていれば今後どうなるかってのはハッキリしていると思います。
昔JBCの内規でやっていた日本王者か東洋王者じゃないと世界戦ダメ、の復活とか
暫定王座に挑戦は認めない
とかやれば国内のリングも活性化する気がするんですけどねぇ。
それは言い訳にはならないですが、やる気がなかったわけではなく、減量の疲れで体が思うように動いてくれなかったんじゃないでしょうか？
あのパッキャオですらフライウエイトでの最後の試合は無気力で試合を捨てたように見えましたからね。
升田選手は今後S・バンタムで戦っていくそうです。
圧倒的な実力差を前に手も足も出ないということはままある事でしょう。
私は衆人環視で照明が眩しくテレビカメラも構えるリングに立ち、世界王者と呼ばれる男と素っ裸で殴りあう、なんて事はとてもじゃないですができません。
選手を批判したくないと上に書きましたが、批判できないというのが正しいのかもしれません。(とか言いつつ批判もけっこうしますが)
＞Unknownさん
暫定とは言え、歴史に名を刻む強い世界チャンピオンと世界タイトルマッチを戦った。それも世界で最も過酷な試合地とも言える敵地タイで。
という経験は誰もが得れるものではないと思います。升田選手の今後のキャリアでこの貴重な経験を生かして欲しいものです。