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スティーブ・カニンガム対マルコ・フック(2007/12/29)

2007-12-30 08:21:38 | ボクシング
IBFクルーザー級タイトルマッチ

今年最後の世界タイトルマッチはドイツで行われ、チャンピオンのスティーブ・カニンガム選手(Steve Cunningham)が地元期待のマルコ・フック選手(Marco Huck)に12回TKOで勝利してタイトル初防衛に成功しています。

ユーゴ生まれのドイツ人フック選手は23歳の若き無敗のホープ。順調にステップアップを続けていて期待は高かったようですが、初の世界戦は完敗と言っていい内容に終わってしまいました。
とにかく体力・馬力に任せたスタイルのフック選手。ガードを高く掲げながらワンツーで突っ込み、相手をロープに詰めて力を込めた連打を打ち込んでいくいつも通りの戦法。
対するカニンガム選手はリラックスしたフォームからスムーズに放つ速く正確なパンチで対抗。
フック選手が腕力でのパンチならば、カニンガム選手は伸び、スナップを効かせたパンチてな感じでしょうか。
試合の立ち上がりこそフック選手の馬力に圧倒されたカニンガム選手でしたが、徐々に両者の技術、センスの差が明白になっていった試合でした。
中盤以降、疲れの色も見せはじめたフック選手の前進が弱まるとペースはさらにカニンガム選手のものに。時折カニンガム選手をロープに押し込んでフック選手がラッシュを仕掛ける場面を作り会場の大声援を集めていましたが、その攻撃の多くは正確性を欠いていました。
劣勢を悟ったのか、10回、11回とプレスを強め勝負を仕掛けたフック選手でしたが結果的にはここでスタミナを完全に使い果たしてしまいました。
12回、疲労でフラフラのフック選手にカニンガム選手の狙い済ました右ストレートがクロスカウンターでヒット。相手にもたれかかるように倒れた(裁定はスリップ)フック選手のダメージは深かったです。試合再開後、カニンガム選手のラッシュの前に立っているのがやっとのフック選手の様子を見たコーナーがタオルを投入して試合を終わらせています。

カニンガム選手は21勝(11KO)1敗。フック選手は19勝(14KO)1敗。

Cunningham TKOs Huck!
Cunningham stops Huck to retain IBF cruiserweight title
Cunningham successfully defends IBF cruiserweight title

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