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ダニー・ガルシア対アミア・カーン(2012/07/14)

2012-07-15 12:53:56 | ボクシング

WBCスーパーライト級タイトルマッチ

全勝のWBC王者ダニー・ガルシア選手(Danny Garcia)に元同級王者のアミア・カーン選手(Amir Khan)が挑むスーパーライト級戦は米国ネバダ州ラスベガスで行われ、ガルシア選手が4回TKOで勝利して王座防衛に成功した一戦でした。(体格比較)

非常に速く長い左右のブローでスタートからペースを掌握したのはカーン選手。シャープなワンツーや左フックを飛ばしてガルシア選手の前進を弾き返していくカーン選手の素晴らしいスタートでした。
ガルシア選手はカーン選手の攻撃に右フック・左フックを合わせて対抗していくのですがスピードの差を見せつけられる流れで、2回には右瞼をカットしていまい苦しい状況が予想された立ち上がりでした。
しかし3回にずっと狙っていたカーン選手の攻撃に合わせる左フックを痛烈に決めて試合の流れを一気にひっくり返してしまいます。慌てた様子で立ち上がったカーン選手でしたがダメージは誰の目にも明らか。なんとかラウンド終了ゴングに逃げ込みますが足元は完全にフラフラでした。
続く4回開始早々にも右フックでノックダウンを喫してしまったカーン選手。以降左フックや右アッパー右ストレートでの決死の反撃を繰り出しながらよく頑張っていたのですが、頭頂部をかすめるような左フック、そこから返したガルシア選手の右を食ってこの試合3度めのダウンを喫してしまい、立ち上がったもののレフェリーが続行を許さず試合は終わっています。

試合を決めた左フック。この少し前の時間にも良いタイミングで入りかけるシーンがあった3回。距離が合い始めていてガルシア選手の力強い左右フックのボディブローなども入っていた局面での強烈な一打でした。
プレスコット戦を思い起こさせる悪夢のようなTKO負けで大きく後退することになってしまったカーン選手。今後の動向が気がかりです。

殊勲のガルシア選手は24勝(15KO)。カーン選手は26勝(18KO)3敗。


試合動画(dailymotion)


     
   


ANOTHER UPSET! Danny Garcia Stops Amir Khan(Michael Woods/The Sweet Science)
Danny Garcia Drills Amir Khan in Vegas KO Shocker(Rick Reeno/BoxingScene)
Garcia destroys Khan in sensational upset(Seán Fay/Yahoo! Eurosport UK)
The divergent paths of Khan, Garcia(Kieran Mulvaney/ESPN)
Garcia shocks Khan, boxing world with fourth-round KO(Doug Fischer/Ringtv)
写真
Danny Garcia Unifies The WBA & WBC Junior Welterweight Titles With KO Over Amir Khan(Carlos Cordoba
Photos: Marlene Marquez/Pound4Pound.com)
Photo gallery: Garcia vs. Khan(Ringtv)
Photos: Danny Garcia Cracks Amir Khan's Chin in Vegas(BoxingScene)


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14 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-07-15 13:33:26
パックブラは論外としてローチの選手は最近負けが込んできちゃいましたね。
プレスコット戦は1Rのまだ探ってる状態での負けだったので、個人的にはしょうがないでかたづけたのですが、この敗戦は印象が悪かったです。
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Unknown (すとれいと・くーがー)
2012-07-15 14:39:01
どうもリナレスとカーンが被ってしまいますね。
個人的な意見ですがローチは選手に積極性を求め過ぎな気がします。
パックとチャベスにはローチの要望に応えてくれるだけのタフネスが備わっていますが、顎の弱さがすでに判明しているリナレス、カーンまでガンガンコンビネーションで仕掛けていき、
強打を浴びて沈むというのを見ると、ローチというのは随分選手を選ぶトレーナーなのかな、という気もしました。
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Unknown (さる)
2012-07-15 14:50:05
ガルシア強いですね。ダウンを奪ってからの詰めも素晴らしかったです、ブラッドリー アレキサンダー マイダナ マティセ どの選手と戦ってもいい試合になりそう。
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Unknown (たこぼうず)
2012-07-15 16:25:02
序盤はカーンがスピードで圧倒していたのですが、左フック一発で試合が決まってしまいましたね。一度目のダウンで止められてもおかしくないほど強烈なダウンシーンでした。
忙しく手と足を動かし続けて手数とスピードで圧倒するっていうのがカーンの勝ちパターンですが、この試合に限ってみれば少し強気に攻めすぎたように気が・・・結果論ですが。
一方のガルシアはマイダナやマティセとは噛み合いそうですね。しかし器用ではなさそうなのでブラッドリーやアレキサンダー、マリナッジ辺りには空転させられてあっさり負けてしまうような気が個人的にはします。
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Unknown ()
2012-07-15 16:55:11
マティセの出番が来ましたねw
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Unknown (Unknown)
2012-07-15 19:36:58
ヘイメイカーで歓喜に沸き、カーンの敗北で沈黙。
イギリスのボクシングファンには忙しい日でしたねw
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Unknown (ザブディエル)
2012-07-15 21:38:09
カーンはミスブローが酷かった気がします。
特に最初のダウン直前の不用意なアッパー……。
あんな適当なパンチ、カウンター合わされるに決まってますよ。
残念でなりません。
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Unknown (さくらす)
2012-07-16 10:23:38
カーンとリナレスがダブるというご意見、全くもって同感です。
有利に試合を進めながら、一発でひっくり返されるという。。。
ガルシアはマティセと組み合わせたいところです。
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Unknown (ケーティー)
2012-07-16 18:13:34
1回目のダウンを奪ったガルシアの左フック、ガルシア見ないで当ててますね

相手の正面から打って、打ち終わりに頭の位置も動かさなかった不用意さが命取りとなりました

カーンの調子が良さそうだっただけに高い代償となりました
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Unknown (CAMARO)
2012-07-17 18:55:55
一回目のダウンで止めるレフェリーもいそうですね。
まだやりたそうだったカーンでしたが、あれ以上は危ないでしょう。
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