WBOインタコンチネンタル・ライト級タイトルマッチ
全ボクシング界最大のホープ、アテネ五輪銀メダリストの英国人アミア・カーン選手(Amir Khan)が保持するWBOインタ王座の防衛戦に登場。コロンビアからの無敗の挑戦者ブレイディス・プレスコット選手(Breidis Prescott)とのタイトル防衛12回戦に臨みましたが、スタートからブレスコット選手の強打が爆発した末に僅か54秒でカーン選手がノックアウト負けを喫する大波乱となっています。(体格比較)
戦慄の大番狂わせでした。
コロンビアの強打者プレスコット選手の鋭い攻撃が立ち上がりから火を噴きます。強烈なジャブ、右のオーバーハンドなどでカーン選手を脅かします。
ほどなくプレスコット選手のかするような左フックでカーン選手の足元が揺れます。このチャンスを逃さないコロンビア人の詰めは見事でした。強烈な右ストレート、左フックをフォローして英国の希望の星を痛烈に沈めた時点で試合は決していました。
なんとか立ち上がったものの深刻なダメージを負うカーン選手は左フックですぐに2度目のダウンを喫します。後頭部をキャンバスに叩きつけられた強烈なノックダウンでしたが、ここでもなんとか立ち上がろうともがくのはボクサーとしての本能でしょうか。しかし立ち上がろうとして再び崩れ落ちた場面でレフェリーのカウントは10に達していました。
南米人の見事な戦績は本物なのかどうか、その試合を見るまでは分からないケースが多いのですが、プレスコット選手の場合少なくともパンチは一級品だと言うことを見せ付けるには十二分の見事な速攻劇でした。20勝(18KO)。
世界アタックを目前に控えていたカーン選手にとっては痛い初黒星。このセンセーショナルな負け方から立ち上がれるのか心配にもなってしまいます。18勝(14KO)1敗。
非常に驚きました・・
試合動画(nico)
ボクシング アミール・カーン vs ブレイディス・プレスコット
Breidis Prescott Destroys Amir Khan in One-Round
Prescott Crushes Khan inside A Round
Amir Khan knocked out in under a minute in frst professional defeat
Khan KO'd by Prescott;Cook dethrones Arthur!
(Amir Khan:"I'll Return Stronger" - Rubio To Be Fired?「より強くなって戻ってくる」とカーン選手。+今回の試合から新しくトレーナーに就いたホルヘ・ルビオ氏の解任の憶測が飛んでいるとの記事。)
写真
Prescott stuns Khan with first round KO
アミア・カーン対マイケル・ゴメス(2008/06/21)
マーチン・クリスジャンセン対アミア・カーン(2008/04/05)
アミア・カーン対ゲーリー・セントクレア(2008/02/02)
アミア・カーン対グラハム・アール(2007/12/8)
アミア・カーン対スコット・ロートン(2007/10/06)
ウイリー・リモンド対アミア・カーン(2007/07/14)
アミア・カーン対ステフィ・ブル(2007/04/07)
アミア・カーン対モハメド・メドジャディ(2007/02/17)
追記
センセーショナルな勝利で一気に浮上してきたプレスコット選手。未知なる強豪がいるもんだ・・
などと思っていたのですが、この選手が6月に米国フロリダ州で戦った試合見ていました。キューバ人で無敗のリチャード・アブリル選手との試合。
この時は凄い戦績のコロンビア人の米国デビュー戦とのことで期待しつつ見たものの、荒っぽさばかりが目立ちキューバ人の反撃を前にタジタジになりながら苦しい判定を得た、てな内容だったような記憶があります。
詳細すっかり忘れてるのですが、自分がいつもスコアを記してある汚いメモ帳を探ってみたら確かに採点してました。公式の採点結果はスプリットでプレスコット選手の勝利とした試合でしたが、わたくしのスコアでは95-94でアブリル選手勝利となっていました。(8回にプレスコット選手が減点されていた模様)
こんな時のために記している「自分用のリスト」のはずなんですが、この時はあまり集中して試合を見ることが出来なかった事と、やっぱり南米人の凄いレコードは信用できんな、との失望感がでかくて記事にしませんでした。
いまさら後悔しても遅いですが、、これは痛いなぁ・・w
全ボクシング界最大のホープ、アテネ五輪銀メダリストの英国人アミア・カーン選手(Amir Khan)が保持するWBOインタ王座の防衛戦に登場。コロンビアからの無敗の挑戦者ブレイディス・プレスコット選手(Breidis Prescott)とのタイトル防衛12回戦に臨みましたが、スタートからブレスコット選手の強打が爆発した末に僅か54秒でカーン選手がノックアウト負けを喫する大波乱となっています。(体格比較)
戦慄の大番狂わせでした。
コロンビアの強打者プレスコット選手の鋭い攻撃が立ち上がりから火を噴きます。強烈なジャブ、右のオーバーハンドなどでカーン選手を脅かします。
ほどなくプレスコット選手のかするような左フックでカーン選手の足元が揺れます。このチャンスを逃さないコロンビア人の詰めは見事でした。強烈な右ストレート、左フックをフォローして英国の希望の星を痛烈に沈めた時点で試合は決していました。
なんとか立ち上がったものの深刻なダメージを負うカーン選手は左フックですぐに2度目のダウンを喫します。後頭部をキャンバスに叩きつけられた強烈なノックダウンでしたが、ここでもなんとか立ち上がろうともがくのはボクサーとしての本能でしょうか。しかし立ち上がろうとして再び崩れ落ちた場面でレフェリーのカウントは10に達していました。
南米人の見事な戦績は本物なのかどうか、その試合を見るまでは分からないケースが多いのですが、プレスコット選手の場合少なくともパンチは一級品だと言うことを見せ付けるには十二分の見事な速攻劇でした。20勝(18KO)。
世界アタックを目前に控えていたカーン選手にとっては痛い初黒星。このセンセーショナルな負け方から立ち上がれるのか心配にもなってしまいます。18勝(14KO)1敗。
非常に驚きました・・
試合動画(nico)
ボクシング アミール・カーン vs ブレイディス・プレスコット
Breidis Prescott Destroys Amir Khan in One-Round
Prescott Crushes Khan inside A Round
Amir Khan knocked out in under a minute in frst professional defeat
Khan KO'd by Prescott;Cook dethrones Arthur!
(Amir Khan:"I'll Return Stronger" - Rubio To Be Fired?「より強くなって戻ってくる」とカーン選手。+今回の試合から新しくトレーナーに就いたホルヘ・ルビオ氏の解任の憶測が飛んでいるとの記事。)
写真
Prescott stuns Khan with first round KO
アミア・カーン対マイケル・ゴメス(2008/06/21)
マーチン・クリスジャンセン対アミア・カーン(2008/04/05)
アミア・カーン対ゲーリー・セントクレア(2008/02/02)
アミア・カーン対グラハム・アール(2007/12/8)
アミア・カーン対スコット・ロートン(2007/10/06)
ウイリー・リモンド対アミア・カーン(2007/07/14)
アミア・カーン対ステフィ・ブル(2007/04/07)
アミア・カーン対モハメド・メドジャディ(2007/02/17)
追記
センセーショナルな勝利で一気に浮上してきたプレスコット選手。未知なる強豪がいるもんだ・・
などと思っていたのですが、この選手が6月に米国フロリダ州で戦った試合見ていました。キューバ人で無敗のリチャード・アブリル選手との試合。
この時は凄い戦績のコロンビア人の米国デビュー戦とのことで期待しつつ見たものの、荒っぽさばかりが目立ちキューバ人の反撃を前にタジタジになりながら苦しい判定を得た、てな内容だったような記憶があります。
詳細すっかり忘れてるのですが、自分がいつもスコアを記してある汚いメモ帳を探ってみたら確かに採点してました。公式の採点結果はスプリットでプレスコット選手の勝利とした試合でしたが、わたくしのスコアでは95-94でアブリル選手勝利となっていました。(8回にプレスコット選手が減点されていた模様)
こんな時のために記している「自分用のリスト」のはずなんですが、この時はあまり集中して試合を見ることが出来なかった事と、やっぱり南米人の凄いレコードは信用できんな、との失望感がでかくて記事にしませんでした。
いまさら後悔しても遅いですが、、これは痛いなぁ・・w
オードリー・ハリスンもそんなんしてるうちにKO負けって感じでしたが
このカーンの敗北も同じように感じました。
世界挑戦前にこんな強い相手を選ばなくても、と思いましたが、
まあ、それは結果論ですね。
体が暖まる前に良いのを貰ってしまった、とかカーン選手が述べているらしいのですが、まさにその言葉通りなんでしょう。
相手がビュンビュン来てたのを見て慎重になれば良かったんですけど、、まあ結果論ですねw
>プクーさん
記事にも書いたように、以前見た時のプレスコット選手は決して良くありませんでした。
つうかダメダメでしたw
米国のESPN2で放映された試合でもあったのでカーン選手陣営も間違いなくこの試合は見ていたと思います。その上で選んだ相手だったんでしょう。
あの試合を見ていれば、そんなに難しい相手じゃないと思うのは無理もないかと・・
>条助さん
負け方が負け方ですからねぇ
立ち上がりにいきなり良いのを喰らって、その1発で終わった試合なので、逆に割り切りやすいような気もしますが、、、?
おっしゃるように再起戦に要注目ですね。
>asikawaさん
繰り返しになりますが、プレスコット選手の前戦での戦いぶりを見ていれば、比較的楽に勝てる相手だと見てしまうのは無理はないように思います。
カーン選手がもう少し注意深く戦っていれば、危なげなく勝てた相手なのでは・・?
との思いがこの秒殺劇を目の当たりにした今でもあります。
それほどプレスコット選手の前戦での戦いはお粗末なものでした。
カーン選手の次の試合も要注目ですが、プレスコット選手も同じですね。
ハリソン選手はこの日のアンダーにも出てました。冴えない試合っぷりでかなりなブーイングに晒されててちょっと可哀想でしたw
ブレスコット選手+セコンド陣気持ち良い事でしょう。
本物の怪物か?それとも一発屋か?今後注目ですね。
英国のみならず世界ボクシングという目で見てもピカ1のホープを秒殺ですからね。
世界戦のチャンスも大きく近づいた事と思われます。
力を見極めるためにも早く次の試合が見てみたいですね。