ダニー・ガルシア対クリスチャン・ファベラ(2009/02/28)

スーパーライト級8回戦

ちと古い試合です。先月末のマルケス対ディアス戦のアンダーカードに20歳のSL級ホープ、ダニー・ガルシア選手(Danny Garcia)が登場。メキシコのクリスチャン・ファベラ選手(Cristian Favela)との8回戦に大差の判定で勝利した一戦でした。

ガルシア選手の無難な勝利でした。ジャブで距離を測定しながら、思い切り良く踏み込んで左右の攻撃を叩きつけていく20歳の新鋭。ハンドスピードのある思い切った攻撃をビュンビュン繰り出すテンポの良い攻撃で終始ペースを支配し続けた勝利でした。スコアは80-72x2,79-73

ガルシア選手はかなり力いっぱいパンチを振り回してるように見えるんですが、なんか全然相手に効かない感じで、この特徴がアントニオ・エスカランテ選手やかつてのピーターソン兄弟と共通のもののように感じました。
ビュンビュン振り回すわりには全然バランスを崩さないあたりを見ると、パンチに体重が乗ってないのかもしれません。パンチの強弱に欠け、一本調子な事も攻撃の効果を低減させていたようにも感じました。
ただ、最近のピーターソン兄弟がパワフルさを増してきているように、現在のガルシア選手の姿ってのは成長途上の選手には見られがちの事なのかもしれません。
06年アマ全米王者などのアマ実績を持ち、GBPが売り出しに熱心なガルシア選手の今後の成長に期待したいです。

ガルシア選手は11勝(7KO)。ファベラ選手は15勝(9KO)19敗6敗。

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