daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

秋の金沢 3

2022年12月27日 19時46分01秒 | 季節の話題・懸賞当選
 
 
300年前、犀川から金沢城内に水を引くための石の導管。
 
低地から高地に水を引くため、昔は苦労した。
ポンプがない時代はサイフォンの原理を使うしかなかった。
石同士がピッタリ合うように細工されている。
継ぎ目はさらに粘土で固めて空気が漏れないようにしたのだろう。
今なら合成樹脂のパイプがあるが、石工の技はすごいものだ。
 
金沢にはあちこちで歴史の断片が見られる。
 
 
今日は解禁されたばかりの蟹を食べに来た。
店は金沢駅前の「大名茶屋」。なかなか予約が取れない店だが、金沢の家内の母にお願いした。

ゆで加能蟹。
福井では同じずわい蟹のことを越前蟹、山陰では松葉蟹という。
どこも地物にプライドがあるので、金沢で「越前蟹」と注文しないようにしたい。

脚にブランドの証明タグが付けられている。(取り外し出来ない。)
身を蟹酢でいただく。

香箱蟹はズワイ蟹のメスのこと。
内子と外子は絶品。
メスは資源保護のため、12月末までで禁漁になる。(オスは3月まで食べられる。)

北陸でしか食べられないガス海老。
甘海老より大きく、身が締まっている。いわゆる「プリップリ」。
数が取れないのでこの時期、県内にしか出回らない。
 
しかし富山湾の甘海老も絶品。

イカ刺し。
 
日本海でしか獲れないノドグロの焼き物。身はコクがあって、なんとも言えない美味しさ。
もう言うことありません。
 
ついでに、泥鰌の蒲焼。
昔金沢のキリシタンが田んぼで採った泥鰌を蒲焼にして売り歩いたことが始まり。
かつては近江町で女子中学生が下校時に食べながら歩いていたものだ。(近江町は金沢市民の台所のような横丁だったが、今は観光客目当ての飲食店街に変貌してしまった。)

金石(かないわ)の樫田堂の酒まんじゅうをお土産にした。
皮のしっとりした柔らかさとあっさりした餡の甘さが人気。

腹一杯のまま、かがやきで帰仙。

 

1か月たったらこの大雪(12月23日、金沢市香林坊)

金沢市の中心部。吹雪の中、除雪作業に追われる人の姿があった=2022年12月23日午前9時28分、金沢市香林坊2丁目、川辺真改撮影

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の金沢 2

2022年12月13日 21時06分53秒 | 季節の話題・懸賞当選
ちょうど前の日に、駅前の松の「雪吊り」が行なわれた。
豪雪から松の枝を守るため、縄で枝を支える作業。
北陸の雪は水分が多くて重いので、枝が折れやすい。

このやり方をりんご吊りというそうだ。
金沢の冬の風物詩。
 
これも現代アートのモニュメント。

 

これは分かりやすい。
 
金沢は回転寿司もレベルが高い。(値段も!・・・1人2000円では済まない。)
 
市内を散策し、夜ステーキ店へ。

能登牛の生ハムとローストビーフ。

ジャガイモのポタージュ。
 
サラダ。
 

能登牛のステーキ、
左がサーロイン。右がフィレ。すごく柔らかい。

自家製のパンが出て、

デザート。

器が素晴らしい。

文化の奥行きがさりげなく顔を出す。

 

続く


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の金沢 1

2022年12月06日 15時50分07秒 | 季節の話題・懸賞当選
秋の金沢に蟹を食べに来た。
仙台から「はやぶさ」で大宮まで1時間、大宮から「かがやき」で金沢まで2時間。
途中の停車駅は大宮、長野、富山だけ。
早い!
 
 
仙台から日本海まで、日本列島を横断するので、新幹線はずっと山の中を走る。糸魚川から急に海が見えて、すぐに親不知海岸に出る。ここは飛騨山脈がいきなり日本海に落ち込んでいる場所なので、砂浜はまったくない。
ここを通過するためには波の引いた瞬間を狙って崖下の波打ち際を走るか、山脈を越えるしかなく、昔から新潟と富山の交流を妨げていた。
今は鉄道のトンネルもあるし、海上に高速道路も出来ている。(車窓からは良い写真が撮れなかった。)

富山県に入ると立山連峰が見えて来る。
この山脈の雪解け水が富山平野、富山湾の豊穣をもたらすが、北陸豪雪の原因、太平洋側への壁ともなっている。

米どころ、富山平野の農家。
富山駅で降りる観光客は少なく、

ほとんどの観光客は終点金沢で降りる。
観光都市・金沢の実力を見る。
 
金沢駅が広大な土産物売場になっている。ここで金沢のほとんどの土産物が手に入る。
これは九谷焼コーナー。

金沢駅のシンボル、鼓門。
鼓は「謡(うた)の降る町」(=能の盛んな町)を象徴している。奥に見えるのはもてなしドームといって、観光客を雨と雪から守るガラスの屋根。

街のあちこちにこのような巨大なオブジェがある。

金沢は古いものだけでなく、金沢21世紀美術館(マルビー)に象徴される現代アートの発信地でもある。

 

続く


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする