かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

紅麹菌ならカビ毒だろうと思ったら違うそうで、だったら一体何が健康被害をもたらしたのやら。

2024-03-25 19:21:12 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は9.8℃、昼の最高気温は13.5℃、五條市の今朝の最低気温は9.3℃、昼の最高気温は13.7℃でした。暖かな朝、そして昼になりましたが、日中は、ほぼ1日弱い雨が降り続きました。とはいえ、西から有力な雲が接近しており、雨の本番はこれからで、明日も一日雨になるという予報です。温度湿度ともに高い状況はいがらっぽい喉にはちょうどよい湿りになりそうですが、あまり続くと身体の毒になりそうなので、早く天候快復して欲しいです。

 さて、小林製薬の機能性表示食品「紅麹サプリメント」で腎臓障害を起こし入院する人が続出、現時点で26人の被害が判明しているそうですが、これからまだまだ増えるのやもしれません。更に、小林製薬から提供された紅麹菌で製造した商品を持つ企業も相次いで回収を表明、小林製薬の株価は売り注文殺到で取引が成立しないなど、結構な社会問題にもなってきている模様です。肝心の被害は既に2月には社長に報告されていたそうですが、結局本格的な対応が今になったことが余計に小林製薬の傷口を広げる結果になってしまったようで、多くのサプリメント、健康食品を製造販売している同社の危機管理体制は一体どうなっているのやらと他人事ながら心配になってきます。
 それにしても、健康被害の原因となった物質というのはなんなんでしょうね? 紅麹菌といえばカビ毒マイコトキシンの一種のシトリニンで、腎臓に障害をもたらす点などからもほぼこれに違いない! と思ってネットニュースを読んでいたら、「シトリニンは検出されていない」と書いてあって、?が頭にちらつきました。まあ紅麹菌自体は昔から食品にも利用されていて、カビ毒を出さない系統が選抜されて来ているはずですし、小林製薬もこの菌を使うからにはカビ毒の可能性は無視せず、商品化の前に十分安全性試験などは行っていたんじゃないかなと思います。なのでシトリニンが検出出来なかったというのはそういう意味では当たり前だろうとなるわけですが、ではニュースにあった「通常ならみられない物質が、ピークの形で検出された」っていうのはなんなんでしょう? 大学などで物質の特定を急いでいるそうですが、これが原因物質ならともかく、そうでないとしたらそれこそ謎が深まってしまいます。菌のことなので、ひょっとしたら使っているうちに変異してちょっと違うカビ毒を作るようになってしまったりしたのかもしれませんし、いずれにしても小林製薬の商品管理が問われる問題ではあります。身体を悪くされた方は早期の回復を祈るとともに、身体に入れるものの安全性評価には一層の注意が払われるよう、業界を挙げて安全性確保に努めて頂きたいと願います。

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