かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

NHK最高裁で勝訴! あとで振り返って、これが崩壊への序曲だった、なんてことにならないように・・・。

2017-12-06 20:37:34 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は1.2℃、最高気温は9.5℃、五條市アメダスの最低気温は0℃、最高気温は8.5℃でした。今朝は奈良市でも氷点下になったんじゃないか? と思ってしまったほどあまりの寒さに目が覚めたのですが、まだ辛うじてそこまで気温は下がっていませんでした。しかし、今夜から明日朝にかけて移動性高気圧が頭上を覆うようで、風が無く晴れ渡った夜空となれば、放射冷却で一気に氷点下を記録するような天気になるやもしれません。そろそろ道路の凍結とか心配になってくる空模様です。

 さて、NHKの受信契約を巡る裁判、最高裁の判断は、契約の義務は合憲、というあまり面白くない結果になってしまいました。契約の義務は違憲、というような判決が出ていれば世の中騒然となってそれはそれは楽しそうなお祭り騒ぎになっていたでしょうに、最高裁も空気を読まないところです。それにしても、15名の裁判官が一致して放送法の合憲判断を出すとは、少し驚きました。憲法よりも放送法の方が尊ばれるべきもの、と誤解されてもしょうがないような気もする判決でしたが、まあ決まってしまった事は致しかた無いことでしょう。後は放送法やNHKのあり方を改めるような政治家を選んで国会に送り出すくらいしか手はありませんが、果たして選挙の争点にNHKがなりうるかどうか。放送法成立時から大きく技術や社会が変化している事を思えば、いい加減色々考えないといけない時期に来ているはずなのですが、政治家の皆さんが、それを票に繋がる「美味しい」話題として見てくれないと、つまり国民の中で大きな課題として認識されないと、難しいでしょうね。もしワンチャンあるとすれば、NHKが進めようとしているネット配信とインターネットを使っているヒトへの課金、ならぬ受信料請求でしょうか。これへの反発が大きな社会問題にでもなれば、色々動き出す物もありそうな感じがしますが、さて、国を動かすほどのエネルギーがそこで生まれるかどうか。例えばあまりに高額な職員の報酬とか、あちこちでいまだ絶えない職員の不正行為とか、それらも絡めて国民に不満と怒りが積もりに積もってくれば、ネット配信がきっかけでそれらが噴火するようなこともありうるかもしれません。NHKもこの判決をきっかけに我が世の春を謳歌するような真似をすれば、奈落への入り口がぽっかり足元に開くやもしれません。盛者必衰の理を忘れず、謙虚に私心なき公共放送の使命を全うしてこそ、永続的な繁栄が築かれることでしょう。

コメント (2)
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