予告編を見たときから、神秘的な大河ドラマ風で、ワタクシの好きなヴェラファーミガが出演しているとあって、楽しみにしていた作品だった。
19世紀のフランス、ブルゴーニュ地方のワイン醸造家ソブランジョドージェレミーレニエの前に天使ギャスパーウリエルが現れ、ソブランは彼にインスパイアされる。天使はソブランに年に1度同じ場所で会うことを約束する。
このソブランと天使との対話からワイン作りのヒントを得たりもするんだけど、なんかそれだけでもない感じで、この天使の存在が妙に中途半端なんですよねー。ソブランは特別だから来るんだって言ってたけど、ソブランのワインに対する情熱って最初はすごくイイ感じだけど、天使とケンカしてツキに見放されたとか言ってからは、すごくふて腐れちゃってさー、なんか強い情熱を持った人って感じもしなかったのが残念だったなぁ。もちろん、19世紀のフランスの人だから、この天使が実は堕天使だって知っちゃったときには寝込むほどショックを受けるっていうのも分からなくはないんですけどね。天使は優しい存在というだけではなく、こういう残酷な存在というのもワタクシ的には結構アリだとは思いましたが。
天使というのには性別ははっきりないのかもしれないけど、あの天使はソブランのことが好きだったのか?ソブランもまんざらでもない感じだったけど…あの辺のくだりがいまいちよく分からんかった。堕天使は人間になりたかったんだね。でも、なんか人間になってからもただ黙々と働いてソブランのそばにいるだけで、それ以上の関わりがいまいち見えず、ちょっと残念な展開でした。
ソブランを演じるジェレミーレニエは29歳なんですね。老けメイクをし始めたときのほうがすごく自然に感じて、この人って実年齢がもう40代か50代で若いときがメイクなのか?って思ったくらいだった。これはただのワタクシ個人の好みの問題ですが、もうちょっと主役の彼に魅力があれば評価も上がったという気がします。彼の妻役のケイシャキャッスルヒューズはまだ20歳くらいで、夫がどんどん老けていくのに、彼女は全然年を取っていかないのがなんだかおかしかったです。彼女は途中でちょっと気が触れてしまう役だから、いつまでも純真な若々しさを持っているっていうことなのかなぁと考えたりしました。
ギャスパーウリエルは天使を演じるのにピッタリですね。すごく美しい顔をしていますからね。そのせいか、ソブランとのラブシーン(?)も違和感はなかったけど…
ヴェラファーミガはやはり演技のしっかりした人で、この女地主のオーロラの芯の強さと女性の寂しさを掛け合わせた雰囲気をうまく演じていたし、乳がんの手術を乗り切ったことも、ソブランと体の関係になったことも彼女が演じていると説得力がありました。ソブランとの関係については不倫なわけだから、諸手を挙げて賛成というわけにはいかないけど、奥さんがあんなふうになってしまったことから、まぁ許されてもいいかなと思ったり。
監督がニュージーランド出身のニキカーロなので、英語の作品になったのは仕方ないんですが、やっぱり19世紀のフランスということでフランス語で撮ってくれたほうがもっと雰囲気が出たのになぁ。
19世紀のフランス、ブルゴーニュ地方のワイン醸造家ソブランジョドージェレミーレニエの前に天使ギャスパーウリエルが現れ、ソブランは彼にインスパイアされる。天使はソブランに年に1度同じ場所で会うことを約束する。
このソブランと天使との対話からワイン作りのヒントを得たりもするんだけど、なんかそれだけでもない感じで、この天使の存在が妙に中途半端なんですよねー。ソブランは特別だから来るんだって言ってたけど、ソブランのワインに対する情熱って最初はすごくイイ感じだけど、天使とケンカしてツキに見放されたとか言ってからは、すごくふて腐れちゃってさー、なんか強い情熱を持った人って感じもしなかったのが残念だったなぁ。もちろん、19世紀のフランスの人だから、この天使が実は堕天使だって知っちゃったときには寝込むほどショックを受けるっていうのも分からなくはないんですけどね。天使は優しい存在というだけではなく、こういう残酷な存在というのもワタクシ的には結構アリだとは思いましたが。
天使というのには性別ははっきりないのかもしれないけど、あの天使はソブランのことが好きだったのか?ソブランもまんざらでもない感じだったけど…あの辺のくだりがいまいちよく分からんかった。堕天使は人間になりたかったんだね。でも、なんか人間になってからもただ黙々と働いてソブランのそばにいるだけで、それ以上の関わりがいまいち見えず、ちょっと残念な展開でした。
ソブランを演じるジェレミーレニエは29歳なんですね。老けメイクをし始めたときのほうがすごく自然に感じて、この人って実年齢がもう40代か50代で若いときがメイクなのか?って思ったくらいだった。これはただのワタクシ個人の好みの問題ですが、もうちょっと主役の彼に魅力があれば評価も上がったという気がします。彼の妻役のケイシャキャッスルヒューズはまだ20歳くらいで、夫がどんどん老けていくのに、彼女は全然年を取っていかないのがなんだかおかしかったです。彼女は途中でちょっと気が触れてしまう役だから、いつまでも純真な若々しさを持っているっていうことなのかなぁと考えたりしました。
ギャスパーウリエルは天使を演じるのにピッタリですね。すごく美しい顔をしていますからね。そのせいか、ソブランとのラブシーン(?)も違和感はなかったけど…
ヴェラファーミガはやはり演技のしっかりした人で、この女地主のオーロラの芯の強さと女性の寂しさを掛け合わせた雰囲気をうまく演じていたし、乳がんの手術を乗り切ったことも、ソブランと体の関係になったことも彼女が演じていると説得力がありました。ソブランとの関係については不倫なわけだから、諸手を挙げて賛成というわけにはいかないけど、奥さんがあんなふうになってしまったことから、まぁ許されてもいいかなと思ったり。
監督がニュージーランド出身のニキカーロなので、英語の作品になったのは仕方ないんですが、やっぱり19世紀のフランスということでフランス語で撮ってくれたほうがもっと雰囲気が出たのになぁ。
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