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幽白蔵馬受とかアイマスとか他ゲームとかたまに猫な妄想ブログです

突発SS  失敗!

2018-02-04 10:12:01 | オールキャラ 黄泉×蔵前提

「ああっ!」

バイト帰り駅ビルのショップで一目惚れし試着なしで

買ったオフショルセーターの値札タグを切ろうとして

雪菜は悲鳴を上げた。

 

 

サイズ  L。

雪菜は小柄だ。身長も150センチしかない。

身体付きも細いし、バストサイズは頑張ってBカップ。

足のサイズも23と公言してるが本当は22・5だ。

そして服のサイズはS。(実は子供服も着れる)

だからたまにこんな失敗をする。

魔界の中でも閉鎖的な(文明的にも多大に遅れた)国で育った雪菜に

とって人間界は天国だ。

先立つ物さえあれば何でも手に入る。

専用コスチュームみたいに着物ばかり着ていたが洋服の

着やすさ種類の豊富さ値段の幅に気付いてからはもう

特別な時以外に着物は着なくなった。

スカートがひらりと脚を掠める感触が何故か嬉しくて

デニムで大きく走れるのも何だか嬉しい。

だから、雪菜は洋服が好きだ。

 

でも。良く失敗する。

試着と店員に話しかけられるのが苦手なのと気に入った物は

買っておかないとすぐ無くなってしまうから今日の様に

サイズ違いを良く買ってしまう。ーあと似合わないと解っている

のにマニッシュなパンツやシャツを。

自分に似合うのは可愛い系だと理解している。

着たい服は後数十年すれば似合うかも知れない事も。

(身長の伸びは兄を見ても絶望的だが)

ー折角気に入って買ったのに。

いくらセールで1980円だとしてもタンスの肥やしは嫌だ。

雪菜は立ち上がりセーターをショップの袋に詰め直し

袋を折り曲げテープを貼る。机の引き出しから宛先のプリントされた

シールを取り出しペタリと貼るとスマホを取り出した。

メールの宛先欄から選んだのは『百足宅急便』。

 

 

「・・・何これ?」

お帰りーと纏わりつく修羅を捌きながら脱いだコートをハンガーに

かけクローゼットにしまいに行った蔵馬は一人がけソファの上に

置かれた袋に気付いた。

「ああ、それか。

昨夜届いた氷女からだ。多分服だろう。」

「雪菜ちゃん、またサイズ違い買っちゃったのか。」

「あ、あとね、メールで来週遊びに行っていいですかーって。」

「構わんと返事しておいたが、良いだろう?」

うん、まあねと返事しながら蔵馬は袋をあける。

薄いキャメル色の肩出しセーターだ。

女物の様な気もするが自宅で着る分にはおかしくはないだろう。

それに。

雪菜はまだまだ若く成長期も来ていない。

彼女が憧れる身体の線に沿うスカートやハイヒール。

背中の空いたワンピース等が似合う迄は後数十年。

たった数十年だが今着たい物は今着たいのだ。

可愛い欲望じゃないか、と黄泉は笑った。

それは解るが何でオレに服を送って来るのか解らないと

首を傾げると黄泉は更に笑った。

ー仲が良いと言っても女同士プライドもある。

自分が着たかった物を友人が着こなしていたらなにやら

燻る物も出て来るだろう、と。

馬鹿だった癖に女心を語る黄泉に多少イラッとしたが

蔵馬は雪菜からの服を有り難く頂戴した。

ーもう、十枚以上あるけど、と心のなかで呟いて。

 

 

〜あっ!って一目惚れして試着せずに(通販とかでも)

買った服がサイズ違いとか似合わなかった時の対処法、雪菜編。

私は通販で買った服が思ってたより若者向けだと姪(中2)にあげます。

サイズが上なら姉に。下なら姪に。

どーしても誰にもあげられない時はおねこさまのベッドに。

裏設定だと雪菜ちゃんが蔵馬に服を送ると黄泉様がその服を着た

蔵馬を隠し撮りしてその写真を雪菜ちゃんに送ります。

送られてきた写真をパソコンに取り込んでフォトショップで

髪と目の色と胸をちょっと弄って未来の自分を想像してます。

あれです。子供の頃自分の写真の髪のとこだけ長くしたり

半ズボンをスカートっぽくしたりしてあそんでた気持ちですよ。

 

実はpixivに投稿して見た漫画の前日譚でした。

ハーフトーンレイヤーってどう出るのかと

ここ以外で線の太さがどうなのか確かめる為に投稿してみました。

・・・セブンでコピーが一番解りやすいだと思うんですけどね。

 



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