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創価の彼、無宗教の私

創価学会の恋人との恋愛、その家族との問題。
現在は結婚し、脱会。それまでの経緯をそのまま残してあります。

彼の決意

2006年06月06日 | 学会員の彼とのやりとり

 散々ご心配おかけして報告が遅くなってしまって、ごめんなさい。
 
 彼からようやく、記事にすることへのOKが出たので2日の夜の話を書きます。
 記事にすることは彼が渋っていたのではなくて、私が書いてもいいかどうか彼に聞くことを躊躇していたためです。
 
 
 美容院へ行った後、彼のお迎えで外食をしました。
 ふわふわパーマの出来はなかなかで、彼も気に入ってくれたようです。
 会えた事が嬉しくて食事中はほとんど学会の話などにはお互いに触れず、ただ食事を楽しんだ後、お茶を飲みながら色々と話し始めました。
 
 私を魔と考え、学会を選ぶならば私は諦める、ともはっきり言いました。
 お互いに譲れないこと、譲歩できること、後悔のないように。
 
 私は、私自身と将来の子供に対して学会が関与しないこと、そうなった場合は彼が守ってくれること、彼や彼の親族が子供に対して学会教育を施さないこと、子供が子供であるうちは聖教新聞などを取らないこと、寄付金はしない、が条件です。
 将来守れそうにないならば、その場だけの遊びの付き合いはするつもりがないので別れます、と言いました。
 厳しいと思われるかもしれませんが、後々泣いても仕方ないので後悔しないようにきっちりと話しました。
 彼には、いづれ彼の親と同居もしくはその近くに住むかもしれないこと、脱会を求めないこと、子供の目の前以外での題目などは自由、を約束しました。
 
 彼はこの条件に頷いて、守ると言った約束は今も有効だと言ってくれました。
 店内のお客さんが少なかったので声が響くのを恐れて場所を変え、車の中に移動した時でした。
 
 
 少し考えてから、「別れるのは考えられない」と彼が強く言ってくれたんです。
 正直、彼の心は私からもう離れてしまったのではないかとすら思い始めていたのですごく驚いて、こっちが絶句してしまいました。
 それと彼は独身生活が長かったためにこういった問題を直視することから逃げていたことを告白しました。
 学会のことなどもあって投げやりになっていた所があったようです。
 
 
 それから彼は私にプロポーズをくれました。
 
 
 彼がその言葉を口にするまで結構時間がかかったのですが、なんだかちょっと意外というか、控えめな台詞で。
 学会のことだけでなく年の差が開いていることや同居の可能性があることなど気にしていたようです。
 
 
 はい、お願いします、とお返事して、婚約しました!
 
 
 我ながら急展開で戸惑いもありますが、彼が再度約束してくれた上でのことなのでこんなに嬉しいことはありません。
 そのまま車で私の実家にある荷物を取り、母に婚約の事実だけを伝えて挨拶はまた来ますと言い、彼のマンションへ戻りました。
 
 彼女として戻ってこれるかわからなかったその玄関へ、婚約者として足を踏み入れることになるとは思わず、勝手に感動してしまって「ただいま」という言葉を発するのに少しつまりそうになりました。
 
 嬉しかったのは、なんだか彼の表情が明るくなったことです。
 感情表現が素直になったというか、私を見る目がすごく優しくなって(一瞬見とれてしまったほど!)、何か吹っ切れたのかなぁって。
 私が彼を信じたように、彼も私を信じられるようになったのかもしれません。
 学会の教えだけでなく、彼自身の感情が見られるようになった気がしてすごく嬉しいです。
 
 土日とずっと一緒にいて、日曜の夜には婚約指輪の下見にも行ってきました。
 ブログのことはずっと気になっていたのですがなかなか言い出せなくて、問題がなかったことだけでも書こうかと思ったのですが一人でパソコンを開く時間が取れなかったこともあって火曜まで延びてしまいました。
 心配して覗いてくださった方、ありがとうございます、ご報告が遅れてすみませんでした。
 
 
 大変なのはこれからですよね。
 まだ彼のご両親には会ったこともないですし、彼は私の意思を伝えてもいません。
(無宗教であるということのみ伝わっています)
 どんな風に話せばわかってもらえるのか、結婚式のことなど、問題はたくさんあります。
 不安材料はまだまだありますし、彼が不安定になることもきっとあると思います。
 ブログで吐露しながら、ネットで資料を集めながら、頑張ります。
 
 
 実は今日も彼はたまたまお休みなので、一緒にお買い物に行く予定です。
 先週苦しんだ分、めいっぱい楽しもうと思います^^
 


緊張

2006年06月02日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 あー緊張する><
 落ち着かないです。
「彼に会ってきます」の記事参照)
 
 ごめんなさい何もないんだけど、落ち着かなくて、なんか文字打ちたくて^^;
 彼に会う前に美容院行ってピカピカにしてこようと思います!
 ほとんど黒っぽい茶色なんですけど、このままストレートロングか、ふわふわパーマにするか、久しぶりにショートにするか、彼に昨日メールで寝る直前に聞いたんです。
 
「ふわふわ!」
 
 即答だったので、ふわふわにしてきます。
 ええい、もう色仕掛けとか!
 
 
 冗談です、緊張してテンションおかしくてすみません。
 


彼に会ってきます

2006年06月02日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 彼とメールで少しお話しました。
 
 なんだか毎日ゲーム三昧の生活(容易に想像がつく^^;)をしているみたいで、本当にちゃんと考えているのか心配になってはいました。
 昨日もそんな感じだったので、これは当分無理なのかなぁと思い、着替えや荷物が向こうにあって生活に不便していたので、まだまだかかるようなら彼のいない時間に荷物取りに行ってもいいか聞いたんです。
 
 正直、本当に不便してました。
 彼が全く心配してこないのが不思議なほど。
 
 彼から、明日は迎えに行く、と返信がきました。
 考えがまとまったのか聞いたら、それはまだだと言う。
 
 私は聞いてみたいことがありました。
 ずっと聞こうと思っていたわけではないのですが、信じたくないような、でも聞かないと言わないような、そんな気がしていました。
 
 
 私と離れてから家で(実家ではなく)お経をあげたか、会合に出たか、です。
 
 
 お経はあげていない、と返ってきたので他には? と聞いたら「三唱だけ」と返ってきました。
 これは学会ではない、挨拶みたいなもんだと説明されたのですが、題目三唱って創価学会のですよね?
 2回くらいしたそうです、多分ちょっとサバ読んでるはず(笑
 
 私と離れたかったのはそれがしたかったから? と聞いてみたら、したいからではない習慣だ、と。
 そんなわけはありません、半年間全くやってないんですからいきなり習慣なわけがないんです。
 これは学会から与えられた答え、でしょうか。
 題目三唱は習慣である、と。
 彼があっさり非を認めたのでよしとします。
 
 
 題目という条件付け行動はマインドコントロールの呪縛を強める効果があります。
(それについては「マインドコントロールと創価学会」の記事参照です)
 
 戻ってきてから条件付け行動をしているということはマインドコントロールは強まっていますね。
 
 
 それよりも彼は「創価学会と私について一人で考えたい」と言い、私という存在を拒絶した上で、結論が出ていないのにずっとゲームしていたり内緒で題目したりしていたという事実。
 拒絶されているのは私だけ、なんです。
 創価学会と私、について考えるのにおいて、創価学会だけ受け入れているんですよね。
 
 ゲームは恐らく現実逃避でしょう。
 息抜きも必要ですから、仕方ないと言えますが、内緒で題目していたのは正直裏切り行為だと感じました。
(脱会して欲しいとは言わないのでお経をあげるのは仕方がないことですが、内緒でするのは少し意味合いが変わってきます)
 私だけを排除して、内緒で学会行動を起こすのですから、立派な裏切り行為です。
 
 彼は自分の頭で考える思考能力が低下していると思ったのでどうして私が今傷ついたのかを説明したら、素直にそうだねと認めて謝りました。
 
 それから幾度かメールを交わし、私を魔だと思ったこともあるけど今はない、と。
 私を魔だと思ったことがあるというのもこの時初めて聞いたんです。
 
 だから、後から知る方がつらいんだよ、聞かなきゃ何も話さないのやめよう? とお願いしました。
 これも理解してもらえました。
 
 
 そこまで話して、私が創価学会について相当勉強していることを、すごいと評価してくれました、同時に謝りも。
 彼の言う三唱を題目三唱と私が言い換えたり、魔の話をしたり、驚いたようでした。
 ちょっと前まで、折伏「せっぷく」と読んで「切腹かよ!」と彼に笑われていた私ですから、相当感心したみたいでした。
 しきりにメールにすごいと書いてました。
 何もわからず否定しているわけではない、と彼がわかってくれたのは大きいかもしれません。
 
 
 時間も時間だったので金曜夜に会ってゆっくり話そうということになり、冒頭で書いた荷物の件があったので、実家にある荷物を持っていくのかどうか知りたくて同棲を続けるのかを聞いたら、それは話し合ったあとでいいんじゃないか、と返信がきました。
 最初に迎えにいくって言っていた時は、とりあえず話し合おう、そうしないとわからないと思っていたと言うので私は少しそれに対して喜んだんです。
 
 私に対して聞きたいことや話したいことがあるんだ! と思って。
 彼の方から学会について話してくれたことや、私の意見を聞いてきたことなんて一度もなかったんですよ。
 だから、嬉々として「私に聞きたいことがあるんだね」と返しました。
 
 そしたら「聞きたいことというか素直に会いたいだけ?」って返ってきたです!
 最後に、よくわからない、と付いてましたが^^;
 
 
 嬉しかったです。
 彼の中にまだ、私に会いたいという気持ちが残っていて。
 MCに引き戻された彼と、私を愛してくれる素の彼とが今、ごっちゃになっている感じがします。
 
 私へのマイナスイメージを与えるMCと、よくわからないけど会いたいと思う気持ち。
 ……会いたいと思う気持ちが残ってくれるといいなと思います。
 
 私の頑張り次第。
 
 
 ぼーっとしながら書いてたら記事すんごい長いですね^^;
 ランチのドリンク飲み放題で延々しゃべってるタイプです。
 何をどう話そうか、夜までに頑張って考えてみます……。
 


少し、進展

2006年05月31日 | 学会員の彼とのやりとり

 朝彼を起こす時、仕事終了時、帰宅時、就寝時のメールだけ続けていました。
 
 いつも通りの反応なので落ち着いたか聞いてみたら、少し落ち着いたとのこと。
 でも考えようとすると、何も考えられなくなると。
 
 
 心を込めて、私が持っている彼への気持ちを込めて、返信しました。
 
 
 私は学会について色々言うけれど脱会して欲しいって言わないのは、○○○(彼の名)の性格とか人生全てのバックボーンに学会というものが存在していたという事実があるからなんだよ。
 ○○○が私に約束してくれたこと、信じていいって言ってくれたこと。
 だから学会員でもいい、でも思考停止になってしまうMCはちょっと心配になる。
 学界的に言うと私は魔だろうから、気持ちを無意識に持っていかれないか心配なの。
 
 
 コメントにレスした時に創価学会嘘つきさんが、言わなくても伝わっていると思っている言葉でも言った方がいいって教えてくださったことを送ってみました。
 会って言おうかと思っていたけど、うまく言える自信がなくて、なんとなく今言うのが良い気がした。
 
 
 私のメールに、頷いて(言葉で)、がんばる、と彼は返信してくれました。
 なんだか、その直前のメールでは強張っているような感じだった語調が柔らかくなったというか、そんな気がしました。
 嬉しかった。
 がんばるって言ってくれたことが嬉しくて、嬉しくて。
 
 ずっとずっと大好きだよって送ってしまいました。
 
 我慢できなくて^^;
 好きだと思ったら先に口から出てしまうタイプです。
 
 そしたら彼が、普段使わない、満面の笑顔の顔文字を送ってくれました。
 
 (歓喜!
 
 
 神様仏様とかより今、教えてくださった創価学会嘘つきさんに手を合わせたいです。
 ありがとうございます!
 
 また0からの、ほんの少しの進歩だけど、まだまだ頑張る。
 いっぱい泣いたし、もう大丈夫。
 私もがんばる。


1世会員の彼の母

2006年05月31日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 先日彼と距離を置く事になって、大変ご心配をおかけしました。
 急にカウンターがすごい事になっていて驚いて、コメントくださっている方や見てくださっている方にすごくご心配おかけしてしまったのだと感じました。
 
 そうですよね、かなりボロボロでひどい文章でした。
 きっと一人で悩んでいたら、つらさは今の比ではなかったかもしれません。
 でもみなさんから励ましのお言葉、建設的なご意見、経験談など頂いた事で案外早く落ち着いたように思います。
 ありがとうございます。
 頑張ります。
 宗教に彼を奪われることのないよう、気をしっかり持ちたいと思います。
 
 
 頂いたコメントにレスをしていて思い出したことがありました。
 私にとって学会は向かない、害にしかならない、と彼が理解してくれた時のことです。
 
 あの時私は彼に言いました。
 
 
「あなたがよかれと思ってする事であっても私によいとは限らない、マラソンが体に良いとわかっていても、高熱出している病人に走れとは誰も言わないでしょう
 
「私は育つ上で宗教やそういった類を信じられなくなったの、目の前に出されるとつらい過去を思い出すの。 それでもあなたは私にとって良いものだと思う?」
 
 
 私の出す具体的な例に、彼は私の言う通りだと頷いてくれました。
 それから彼は、私にとって学会は良いものではない、適さない人もいると知ってくれたんです。
 だからこそ、たとえ彼の実家で全員が私に折伏しようとも、彼は味方でいて守ってくれると約束してくれたんです(先週の木曜までの話)
 マインドコントロールも順調に解けようとしていました。
 
 私に学会は適さないという事実、認めた自分。
 しかし彼はお経をあげるという「条件付け行動」「マインドコントロールと創価学会」の記事参照)と母親の言葉によって立ち返ってしまう、その自己矛盾によって混乱しているんですね。
 
 
 釈bookさんのコメントを読みながら思いました。
 彼が一度は理解してくれたんです。
 きっと今、理解した自分と、理解してはならないという自分の間にいる。
 
 彼を育ててくれたご両親にも同じことを、誠心誠意話したら理解してもらえないだろうか。
 どうして拒否するのか、なぜ私にとって学会がだめなのか、どういうつらい思いをするのか、伝えもせずに「理解者」を求められる事実だけを考えても始まらないですよね。
(まだ会ったことがありません、遠くて簡単に会える距離ではないです)
 もし彼のお母さんが私という人間の考え方をわかってくれたら彼は悩む必要がなくなるかもしれません。
 
 
 むー、楽観的でしょうか。
 彼のお母さんは1世さんで、結婚する際に旦那さんを折伏したタイプです。
 彼のお父さんも毎日、勤行にお題目されているそうです。
 結婚時に折伏されて信心している人は否定的意見を聞くと、より強い拒絶反応を起こすと聞いて少しびびっています^^;
 
 彼のお母さんは、彼が電話でお母さんと話している時に声がもれているのを聞いたことがあるのですが、結構大きな声で、早口でしゃべる感じでした。
 だから彼が大人しいのかもしれませんが。
 はきはきしていて、正直「怖そう!」という印象でした^^;
 彼が一人でご両親に私のことを説明するのは無理そうだというイメージがあります。
 
 1世さん相手に、彼に言った言葉と同じもので通用するかはわかりません。
 でも言ってみないことには、それが受け入れられるか受け入れられないかわからないですよね。
 
 
 そこで、創価学会嘘つきさんのブログ内の記事「37.創価学会を断るには? その2 (興味ありません。で断れない身内の場合)」を再度読んでみました。
 
>> 信じる信じないなんて強制されて出来る物ではありません。
 
 
 今改めて、本当にそうだと思いました。
 宗教に限らず、人でも何でもそうですよね。
 人の心を自由にするなんて、しちゃいけないこと。
 
 信じてくれ! なんて言われても信じられないし。
 信じた結果、つらい思いをしても自己責任なのです。
 
 
 私は信じられません。
 そういったものを目にするとつらいんです。
 信じる信じないは強制されてできるものではないです。
 ごめんなさい。

 
 
 ↑練習。
 
 1世で活動家のご両親がどう言えば私と将来の子供をフリーにしてくれるか、理解してくれるかを模索してみようと思います。
 育ちの過去は言った方がいいのかちょっと迷ってしまいます。
 昔付き合っていた元彼氏が私の家の事を母親に話したら、「ちゃんとした家の子じゃないのね」みたいな事を言われ軽視され、冷たくされてつらい思いをしたことがあります。
 わかってもらうには避けられない説明だとも思うし、引かれてしまわないか心配です。
 うーん、でも初対面で学会の話されるならやっぱり言うべきでしょうか。
  
 
 おっきな声で叫びたいです。
 
 私を幸せな気分にしてくれるのは宗教でも神様でもない。
 頑張った私、大切にしてくれる彼、おいしい食事、平凡でのんびりとした日常。
 大好きな人がそばにいてくれたら幸せです、学会に入ったらもっと幸せだって?
 そんなもの欲しくありません。
 幸せは掴むものでも勝ち取るものでもないよ。
 感じるんだよ。

 
 ありきたりだけど、今すごくそう思う。


彼からのメール

2006年05月30日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 この記事を読む前に、前記事「彼との別離……」を読んで頂けるとありがたいです。
 若干悲しみに任せて書いたのでまとまっていないし状況がよくわからないかもしれませんが、その時の素の気持ちなので修正せずに残すことにしました。
 
 彼と日曜の深夜に電話した後、彼の「一人で考えたいことがある」という意志によって距離を置くことになりました。
 
 
 同棲は解消で、荷物はほとんど彼のマンションに置いたまま実家生活を続けることになりました。
 どうにでもなるかと思いましたが着替えも何もかも中途半端な数しかないので案外不便です^^;
 
 今朝(記事の日付的にはすでに昨日)、前の晩に距離を置くことを決めたばかりなのに、実家からの長運転で、彼が次の日起きれているかどうかどうしても心配で。
 最近彼、朝なかなか起きてくれなくて、一人になって月曜から寝坊していたらどうしようとか、それどころじゃないのに。
 
 つい、朝起こすメールしちゃいました。
 自己嫌悪。
 
 おはようの挨拶だけ返ってきました。
 起きてくれてよかった。
 
 夜になって彼の仕事が終わる時間にメールがきました。
 いつも同棲している時もその前もずっと、仕事が終わったら彼はメールをくれるんです。
 今日(←月曜)も「帰ります」メール。
 
 
 あまりにも、普通の彼のペースにちょっとびっくり。
 日曜夜の感じだと、私というものを遮断して学会のことを考えたいような感じだったんです。
 
 よく考えたら彼は人より相当のん気さんで、頭で色々考えたりすることを放棄しているので(MCによるもの)深刻な問題にきちんと正面向いて向き合えない所があります。
 メールはしていていいのかと聞いたら、あっさり、今から夕飯買いに行くから返事遅くなるけどいいよ、みたいな事が返ってきました。
 
 
 いやいや、そういう意味で聞いたんじゃなくて、とずっこけてしまいました。
 
 意図を伝えたら昨日の件に関して、思考が停止してるみたいなんでわけわからない事言ってたらごめん、という内容の返事をくれました。
 (でもまだ会えないことには変わりないので、挨拶メールだけ交わすという感じです) 
 
 思考が停止してるみたい、と彼から言ってくるとは思わず、驚きました。 
 恐らくそれがMCのせいだという意味で言ったわけではないと思いますが、私の言う事とご両親の言う事の狭間で、怖くなって考える事を放棄している状態なのかもしれません。
 
 考えたいから一人になりたいのではなくて、考えなくてはならないことに直面して、その行為が恐ろしくなって避難。
 
 
 彼のお母さんが言ったそうです。(日曜夜に聞いた話)
 
 結婚相手には、嫌なら入会しなくてもいいが学会を理解してもらい、活動を手伝ってもらう、と。
 
 学会を理解して活動を手伝うという言葉。
 実はこすとこさんのブログで私の書き込みにレスしてくださった中にありました。
 やっぱりそうなんだ、と少し絶望。
 的を得ていたので、少しだけ引用させてください。
(問題あれば削除します)
 
 
>> 本音では「別に折伏しなくてもいいじゃん」と思っている人でも、学会員という立場上、本音は出せないでしょうから、ほぼ100%「別れる」か「折伏」または「彼女を学会の理解者に」と言われるでしょう。

>> 「理解者」というと折伏より言葉がやわらかく、ただ学会を理解すればいいのかという気がしますが、ビデオを見たり、会合に行ったりして学会を理解してもらった上で、最終的には「入会」してほしいわけですから結局「折伏」と同じですね。

 
 
 ビデオを見たり会合に行ったり、で最終的には入会を目指している。
 つまりそれ自体が長期で構えた折伏なんですね。
 彼のお母さんが全く同じ事を言ったことにやはり、という気持ちと衝撃も受けました。
 
 彼だけが学会員であることを理解する、という意味でしたら今でも理解しています。
 しかし私がビデオを見たり会合に出たりというのが理解というならばそれはできません。
 ルール違反ですよね。
 
 なんだか、彼の実家へ行くとどうなるか想像がついた気がします。
 彼は私に面と向かってそれを伝えるのが怖かったのでしょうか。
 私が頑としてそのお母さんの言う「理解」を受け入れるわけがないと彼は知っているはずです。
 
 
 目の前の事態に逃避しながらも、日常生活に戻って私に普通にメールを送ってくるということは、別れたいとかそういう感情にはまだ至っていないんだと思います。
 ……だといいなと、思います。
 実家に戻ったら実家の、こっちに戻ったらこっちの、それぞれの現実をどちらも「考えずに」そのままにしたいのかもしれません。
 
 寿命の縮む思いで待たされている身としては、ちゃんと考えて欲しいですけど(泣


彼との別離……

2006年05月29日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 恐れていた、予期していたことが起きました。
(午前1時半頃)
 
 書きませんでしたが、私と彼は週末を利用して実家にいました。
 彼は、バリ活の両親のいる実家です。
 詳しくは書けませんが、それはもう、いわゆる妄信家です。
 
 実家滞在中彼は勤行もし、学会の話もし、恐れていた通り頭が学会マインドコントロールに巻き戻っていました
 そして否定的意見を持つ私への感情を薄れさせたのです。
 
 私はまだ実家で、戻ってきた彼に電話を入れました。
 会話内容を不審に思った私は、いつ私がそっちに戻ろうかという話を何度か振ってもはぐらかして返事をしません。
 どうでもいいのかと聞いたら無言になってしまい、どうでもいいなら帰らないよ? と言っても「うーん」と言うだけ。
 挙句、「チョココが戻ってきたくないなら仕方がない」とか言う始末。
 
 私が学会のこと否定的に言うから? 学会のせい? と聞いたらNO。
 離れたいの? と聞いても返事がなくて2回言いました。
 そしたら、「一人で考えたいことがある」でした。
 
 何を考えるのか聞いたら無言になったので、学会のことかと聞いたら彼は、そうだと答えました。
 さっきはNOと言ったのに結局学会なのです。
 
 これまでの恋愛にない、理不尽な悲しみと怒りを覚えました。
 彼にも、学会にも。
 30代をとうに過ぎて、学会だけのせいだとは私は思いません。
 大人になって気づいていらっしゃる方がこんなにたくさんいると知ったからです。
 学会への怒りは言葉では表せません。
 
 
 涙と混乱でうまく文章がまとまりません、すみません。
 私は今日から今までよりアンチと化すでしょう。
 
 誰かに、この、理不尽なつらさを、聞いて欲しくて……
 
 私の父の話もその前にしたのに、学会をかばう事を優先するなんて、
 私の知っている彼ではなくなってしまったよ……
 
 
 どうしてたかが宗教、たかが学会のためにこんなにつらい思いをしなくてはならないの。
 幸せになるための宗教がどうして、人を傷つけ、不幸にするの。
 どうして彼を、どうして私の大事なあの人をつれていくの……
 印刷機で刷った紙がどうして
 
 こうなる日がくるってわかってたのに、私、だめだ……
 こっちが病んでしまいそう……
 
 怒りに任せて書いてごめんなさい。
 彼を、あの人を、返して欲しい……。
 


悩みの片側:ストーカー(非学会話)

2006年05月28日 | 学会員の彼とのやりとり

 私チョココのこのブログをリンクしたいと仰ってくださる方々がいて嬉しいです。
 ありがとうございます。
 本当は設立1週間したら申し込みにまわろうかと思っていました。
 設立したての中身からっぽで頼みに行ったらご迷惑かなぁと思って。
 ぜひ相互リンクしたいと思っていますので折り返しご挨拶に伺います。
 もしこちらからリンクを貼るのは遠慮して欲しい、でも貼って頂ける、というような事情がおありでしたら先にご連絡ください。
 内容が内容ですので、そういう事も仕方がないと思っています。
 
 ***********
 
 好調な記事が続いていましたが、今日は少し落ち込んでいます。
 
 誰にも言えない悩みをブログで吐いていた私です。
 それでも書けないことも多くあります。
 それは、書くと彼氏自身を特定されてしまうので彼に禁じられていること、当然書くことはできません。
 下手すれば両手、いや片手で数えられるほどに容易に特定されてしまう可能性があります。
 
 でも実はそこが一番の悩みの種でもあり、だからこそ誰にも言えないのです。
 ちょっと憂鬱です。
 
 
 暗くてすみません、でもこれだけでも少し気が楽になれました。
 やっぱり書くっていいですね、自分の気持ちが文字になるだけで客観的にもなれるし冷静になれます。
 ネット徘徊のみで書き込みもブログもしていなかったら、今日はもっと落ち込んでいたかもしれない。
 
 
 ここからは彼と関係のない話です。
 つまり創価学会とも関係がありません
 創価情報を求めてこられた方には申し訳ありません、この記事以前の記事を読んでください。
 この下は私個人の話です。
 今日落ち込んでいる2つの理由の片方だけでも吐露させてください。
 
 
 ストーカー行為を受けているらしいことがわかりました。
 
(ブログ最初の記事「創価関連ブログ設立の理由」を見ていなかったら意味がわからない内容かもしれません、後半部分の「私の生い立ち」だけでも見て頂けると嬉しいです。)
 
 犯人はわかっています。
 私が二十歳の頃、私に「お前らだけは一生幸せにならないようにしてやる」と言った人です。
 そして一生私が忘れることはないであろう相手。
 
 
 父親です。
 
 
 そこに愛はありません。
 2006年4月に10年以上かけてようやく母との離婚(お見合い結婚でした)が成立したばかりの父はそれが成立するまで嫌がらせを繰り返していました。
 FAX、手紙、時には玄関で騒ぎ立てることも。
 たまたま私は彼と同棲していたので見ることはありませんでしたが、私がその場にいたら頭がおかしくなっていただろう、と普段は父をかばいさえする母がそう言うほど酷かったようです。
 
 そして離婚成立、いきなりあっさり引き下がったように見えました。
 それは奇妙とも言える行動でした。
 
 その後恐らく隠れてストーカー行為をし続け、そして頭を出したのです。
 私達に恐怖を与えるために。
 
 一例として。
 父が知るはずのない、いるはずもない私が通うお店に顔を出し、私のフルネームを言い、その父親だと名乗りました。
 土曜日にそのお店に行ったことで判明し、背筋が凍る思いでした。
 父は何度もアピールし、満面の笑みで帰ったそうです。
 私がいる町に、父がいるはずがないのです、遠くの町で違う仕事をしていると母に話していたのに、お店の人が話してくれたのはこの町のタクシードライバーでした。
(お店の前にタクシーをとめ、またその車を運転して帰ったそうです)
 私がもう7年通っているお店なので店員さんは、よく覚えておこうと思っていたと話してくれました。
 父が名乗った名前の娘はその店では私しかいないのです。
 似た名前の人もいませんでした。
 そしてそのタイミングはまさに、狙った日であったことは間違いないのです。
 
 
 いわゆる感動ドラマのような、父親が娘を心配して、といった行為では全くありません。
 いつもタイミングを見計らって私達が不幸になるように仕掛けてくる人です。
 ただ一言、おかしい人、としか言いようがありません。
 親子の感動巨編などを見ると感動すると共に落ち込んでしまいます、そんな親ばかりではない、と。
 
 
 世の中にはいろんな人がいます、中にはおかしい人もいて、それがたまたま私の父だった。
 もちろん、もっと酷い親も世の中にはたくさん。
 
 
「創価関連ブログ設立の理由」にも書きましたが、2006年4月に離婚が成立し、ようやく解放される、と思った矢先の彼の創価学会問題でした。
 それはまだ気持ち的に楽だったかもしれません。
 創価学会関連の調べ事や、時につらい思いをしましたが感情の矛先は1つで済みました。
 
 親というのはずるいといつも思っていました。
 絶対に子は、親を忘れられない、憎みきれないのです。
 こんなに嫌って恨んでいる私でもたまに、幼少の頃の優しい父が夢に出てきたりします。
 しかしほとんどフィクションの、私の中でのそうあって欲しいと願う姿の父です。
 目が覚めたら涙でしばらくその場から動けずに彼氏を困らせた事もありました。
 
 私が彼に学会を脱会して欲しいと言わない理由はここにあります。
 私の父への恨みと夢に出てくる理不尽な思い、それは生まれた時から与えられた学会というものへの思いと重なって見えるからです。
 今はまだマインドコントロールを受け続けている彼にこの思いを強要する気は起きません。
 そして、将来自分の子供に同じ思いだけはさせたくないという強い意志もここからきています。

 
 
 父は、子供の頃から学問、勉強することが好きな私を嫌っていて(女は学をつけるな、という古い考え)幾度となくその邪魔をし、こんな風に育ったのは俺のせいじゃない、生まれた時から親不孝するために生まれたんだ、と中学生の頃言われました。
 赤ん坊がそんな意志を持って生まれてくるはずがありません。
 女の子でも自分で生きる力を、と思う母と、女は学をつけるなと言う父の間で育った結果です。
 父の行動や言動がおかしいのは子供にも一目瞭然でしたから。
 
 
 この件は彼にも相談してみようと思います。
 今日は実家にいますが、明日彼との同棲中の家に戻ります。
 もしかすると彼に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれないので話しておく必要があるでしょう。
 その前にこの混乱する感情を落ち着かせないと、創価問題とごっちゃにしてぶつけてはいけないと思いました。
 
 ここまで読んでくださった方、もしいらっしゃったら、長くてすみません、ありがとうございます。
 まとまりがないですが、人前に出すために文字に表したことで少し落ち着きました。
 


2世会員の彼の、これからのあゆみ

2006年05月26日 | 学会員の彼とのやりとり
 たくさんのコメントありがとうございます。
 今まで半年間、一人で黙々と見てまわるだけで友達にも親にも相談できず、一番の味方でいてくれたはずの彼が敵のようになってしまうこの創価学会問題で、孤独で悲しい日々が続いていました。
 急にたくさんの心強いお友達が増えたようで、本当に嬉しいです。
 
 見てまわるだけでも同じ境遇の方や考え方が似ている方、彼と同じ学会員でも冷静に学会を捉えている方、こんなに多くの方々が悩んで苦しんでいるんだと知り、読みながら一緒に苦しんだり心強く思ったりしてきました。
 ですがやはりコメント欄などを目で追っているとどうしても、輪の中に混ざりたい、私も吐露してしまいたい、と。
 まだブログを立てて3日程度ですが、暖かく迎えてくださった方々に改めてここで感謝したいと思います。
 ありがとうございます。
 
 まだまだ学会についての知識も浅く、実際に目にしたものは彼氏の創価スイッチと聖教新聞くらいのこんな私ですが、よろしくご教授ください。
 
 
 一昨日に講読解除の話が進んだので昨日はあまり学会の話はしないようにしました。
 やり過ぎると彼もうんざりしてしまうでしょうから、メリハリをつけていこうと思っています。
 
 ただ、個人情報保護法では宗教は除外されているという事をコメント欄で教えて頂いたのでそれを彼に話しました。
 一昨日講読解除の話をした時に、勝手に連絡をまわすのは個人情報漏洩じゃないのかと彼と相談していたからです。
 政教分離できていないのでは、と私が言うと、彼ははっきり、宗教除外は確かにおかしいな、と言いました。
 ちょっとびっくりしました。
 彼の言い方がいつもの、学会の良くない話をする時のボソボソモードではなくはっきり口調だったからです。
 政教分離できていないという事も認めました。
 
 聖教新聞講読解除する決意は何か、彼にとって大きな変化をもたらした気がします。
 前記事コメント欄で頂いたコメントで、勤行もしていない彼が数少ない学会との繋がりを断った事の意味は大きいと言って頂いた事を思い出しました。
 
 あと普通の学会員さんと、彼氏の違う点として、彼がパソコンやネットに詳しいという事があります。
 これは非常に大きくて「ネット上の話は全部嘘だ」というような考えは彼には適合しないのです。
 全部嘘? そんなわけがない、と彼は知っています。
 私がブログしたり他のネットの人達と交流することに理解を示してくれたのも、これが理由です。
 
 
 しかし前進しない問題もまだたくさんあります、そのひとつに。
 
 元々大人しい人ではあるのですが、学会の話になると上記の通りボソボソモードとなってそのうち黙り込んでしまいます。
 例えば、学会をどう思うのか、何が良いと思っているのか等を聞き始めるとみるみる目から光が消えていくんです。
 
 どう思っているのか、何が良いのか、彼自身が実は答えられないのです。
 それと私と平行線になるのが嫌で避けているというのも恐らくあると思います。
 
 
 昨日ひとつ聞き出したのは、彼には功徳体験がないという事。
 学校や座談会などで体験談を聞いて、それを信じたとのこと。
 座談会はそんなに行った事はなく、定期的に行ったりしたこともない、活動も折伏もない。
 
 ……結局いろいろ結構聞いてる気がしなくもないですね(汗
 
 
 でも本当、何も話してくれないのでこまめに少しずつでも聞いていきたい。
 彼を守りたくても、彼がどう思っているのか、何を尊重したらいいのかを知らなければなんともしようがないので、知っておく必要がありますよね。
 どう言えば口を開いてくれるやら、考えなくては。
 

聖教新聞講読停止へ

2006年05月25日 | 学会員の彼とのやりとり

 前記事で聖教新聞の購読について、彼氏と話した事を書きました。
 
 学会の実状を知った彼は、確かにおかしいと納得してくれました。
 新聞の内容も、池田氏の事も、学会員の行動も。
 それでも怖がって昨日は講読解除を迷った結果、結局拒否していました。
 
 でもそのあとネット徘徊しながら私、考えてたんです。
 
 
 講読解除したら地域の学会員、実家とその地域の学会員に連絡がいく。
 これに怯えなくてはならない事自体がすでにおかしい。

 
 
 それが当たり前で育ってきた彼はそれに対して疑問を持った事すらなかったようで、私がそれを言うと少し悩んでから、納得してくれました。
 確かにおかしい、と。
 
 
 連絡まわされるのが怖くて続けているなんて、それって信心と言えるのでしょうか?
 
 
 
「新聞を取っている事で、まだ信仰してると示してるんだ。 自分にそう言い聞かせてるんだ」
 
 と彼が言いました。
 勤行も題目もしない彼、池田氏を尊敬しているわけでもなく(こないだまでしてた)、会合に出る事もない。
 それでも創価学会と切れてはいけない、と育つ過程で思い込まされているせいで離れられないんです。
 地獄に落ちてしまう、そう言うんです。
 
 よく子供の頃言われますよね。
「嘘ついたらエンマ様に舌抜かれるで!」
 だとか、
「夜に口笛吹いたら蛇が出てくるで!」
 とか。
 
 これって別にホントに舌抜かれるわけでも蛇が出てくるわけでもないです。
 舌抜かれるから危ないんだ、という意味で言ってるのではなくて。
 やってはいけない事に対して、どのくらいやってはいけない事なのかを子供にわかりやすい形で言っているだけですよね。
 子供は本気で怖がって、嘘をつくのをやめたり。
 
 創価学会も「地獄に落ちる」が主要部分ではなくて、「退転してはならない」が先ではないでしょうか。
 退転されたら困るから、後付けで言い訳をつけている。
 
 違います、とか言われても、誰が決めたの、見たん? て思っちゃう。
 
 ちょっとふと疑問に思ったけど彼らの言う、やめたら地獄っていうのは創価学会員以外は地獄いきだーみたいな事なんでしょうか。
 最初から入会していない人も地獄? それとも退転したら地獄?
 入る事を渋っている人は、やめてしまう可能性だって大きいわけで、地獄いき(あくまで彼らの言う勝手な地獄)になるかもしれないのにその人の幸せのためだ、絶対に幸せになる、と言い切るのはなんだろう。
 理解できない。
 
 
 話が脱線しました^^;
 
 彼が聖教新聞を取る事を本当はおかしいと思っているのに解除できない理由を色々考えて、頭の中でまとまったので話してみました。
 まず、彼が心配している周囲の人への講読解除連絡が勝手にまわってしまうこと。
 それ自体がまずおかしく、本当に創価学会の事を思うのなら今のおかしい事にきちんと一人一人が抵抗すべきだと言いました。
 脅し文句のための教えは忘れて欲しいけれど、そうでないものは信じ続ける事は自由だし勝手にしてもらっていいと思う、でも今の学会が本当に彼の望む姿なのか考えて欲しいと。
 彼は頷きました。
 
 それから、自分がまだ信仰しているという事を自分や周囲に言い聞かせたいために講読している、と言った事に対して。
 自分が信仰しているかどうかは自分の中で持っていればいい事で、聞かれたらそう言えばいい、お金を払わないと信仰していない事になるの? と聞きました。
 そんなことない、と彼。
 
 最後に、ほしのしずく☆さんの話を軽く彼にしました。
(信心されている学会員さんで、説明もいらなさそうなくらい有名ブログさんです)
 直接私個人が関わったのは、昨日当ブログに書き込みを残してくださったのが初めてで全く初対面なのですが、半年間ネットで創価学会をROM専していた時にいつもお見かけしていたんです。
 ほしのしずく☆さんは学会員さんですが、非会員の学会員への悩みにも耳を傾けてらして、過激な書き込みの多い学会員とは違い、悪い事は悪い、直して欲しい、と認めている印象を受けました。
 この方のような信仰の仕方であれば誰にも迷惑はかからないし、今のように嫌われる学会でもなかったかもしれません。
 
 うちの彼は育った環境が濃かったため、学会の悪い所を認める事はいけないことだ、疑問に思うのは自分だけであって、学会は悪くないんだ、と思い込まされています。
 その証拠に。
 
 
 学会の悪い所を認めた上で、題目や勤行を続けている学会員さんもいるんだよ、望む本来の姿に戻って欲しいと言っている人もいるんだよ、と言った瞬間彼の顔色が柔らかくなったのです。
 
 
 きちんと自分の頭で正しいかどうかを判断し、間違っていると思ったら口に出して言う。
 そんな当たり前の自浄作用が創価学会は働いていないと思います。
 彼はホッとしたようでした。
 ○曜日から講読解除しない? と言った私に「おっけー」と急に態度が変わったんです。
 
 
 ということで、講読解除が決定しました
 彼が自分の頭で考えて、学会のおかしいところを認め、講読解除に踏み切ってくれました。
 これは、大きい!!
 おかげで私も、もしかしたら彼は私を守ってくれるようになるかも、と自信に繋がりました。(創価関連ブログ設立の理由の記事参照)
 
 
 勇気を振り絞って、創価学会関連の情報や思いをブログや掲示板などで公開してくれている方々には本当に感謝したいです。
 それがなければ私達も、創価学会のせいで別れてしまうカップルの一つだったかもしれません、結婚してからつらい思いをする夫婦だったかもしれません。
 まだこれからどうなるかわかりませんが、いろんなお話を読んでまわって、最悪の事態を避けられればと思います。
 
 
 やめて欲しいなんて言わない。
 でも自分の頭で考えて、悪い事は悪い、おかしいものはおかしいと言える普通の人であって欲しい。


コピー機から生まれた御本尊

2006年05月24日 | 学会員の彼とのやりとり
 完全無宗教の私から見て、興味深いと言うと不謹慎なのですが本当に不思議です。
 大学で宗教学の授業を取らなかった事を今更後悔するとは夢にも思いませんでした。
 恐らく私は何教を持ってこられてもフィクション小説のあらすじを聞いているような感じになると思います。
 若干このブログは創価アンチな雰囲気が漂っていますが、だからといって他の宗教を贔屓するつもりもありません。
 
 
 今日はちょっとキレました。
 コピー御本尊の話と、聖教新聞講読解除論争です。
 
 
 釈bookさんから頂いたコメント(ありがとうございます)で、御本尊がコピーである事を今初めて知りました。
 コピー。
 ……せめてどこかのお坊さんか何か(宗教ごっちゃ)がその達筆で書いたものとかじゃないんですか^^;
 早速彼に聞いてみました。
 
「御本尊ってコピーなのね。 コピー機が刷った紙が命より大事なの?」
 
 聞けば聞く程、彼は徐々に声が小さくなっていきます。
 唸り始めた彼は、やっぱり大事、と言い張りました。
 私はまた続けます。
 
「コピー機だよ? 中には印刷ミスでずれて、これ捨てとこかーどうしようかーええやん売ってまえーって破棄されずに売られてるものもあるかもしれないよ?」
 
 そういうこともあるかも、と彼は答えました。
 それなのにそんな紙切れがどうして大事なのかと聞くと、大事だから、と言う。
(答えになっていない↑)
 
「100年前はコピー機なんてなかったでしょう? 今持ってるものと100年前の人が持ってたものは違う。 それでもコピー機が刷った紙が、どうして大事なの?」
 
 せめて、達筆なお坊さんか何かが書いたものなら、ありがたがるのもわかるんだけど。
 そうではないのがむしろ不思議というか^^;
 彼はいつも通り、私の話に頷きながら葛藤し、そして考える事をやめてしまいます。
 
 それから、普通の学会員さんが毎日やるらしい勤行と題目をなぜしないのかも聞いてみました。
 答えは、なんでかわからない、とのことで、それをやらないのは学会の教えに反するのでは? には、そうだと思う、と。
 それでも創価学会を信じているのはどうしてだろう?
 
 
 親が悲しむから?→はっきりNO
 地獄に落ちるというのを信じて恐れているから?→うやむや返事なし
 
 
 創価学会が会員を退転させないために使っている脅し文句はあまりにもあっさりと人の生き方を縛っています
 どう答えていいかわからなくて困っている時の彼の目からは光が消えていて、何か奥底にある感情を押し殺しているような目つきをするんです。
 
 池田氏がいろんな賞を受賞したり会談したりしていることで尊敬している、偉い人だと思っている、と彼が言っていた件について、お金が絡んだ結果であることと、震災時の寄付金の話をしたことは「2世の彼氏との対話」で書きました。
 それに関しては、池田氏を尊敬していた彼が、もう尊敬はしていない、と言ってくれました。
 でも、偉くないこともない気がする、と(笑
 マインドコントロールとは恐ろしいです。
 
 学会が彼自身の納得のいくお金の使い方をしていなかった事、彼の考えていた学会と違っていた事を理解してくれました。
 聖教新聞の内容が曖昧であることも。
 納得のいく使い方をしていないのなら講読解除すればいい話です。
 まして彼は学会を信じ、学会のおかしい点に頷けるのならば身内を戒め正しい道に戻すためにも抵抗して見せるべきだと思うのです。
 講読をやめよう、と持ちかけました。
 
 
 それまで首を縦に振っていた彼が突然、首を傾け出したのです。
(この先チョココ怒りポイント)
 
 
 テレビ欄を見たい時に見られない、とか言い出しました。
 いつもパソコンで何でも調べる彼、明らかに彼らしくありません、追求したらあっさり、言い訳でしたと認めました。
 その次は、講読解除の連絡先を知らない、と言いました。
 そんなわけないですよね……わからないなら私がポストに張り紙しといてあげるよと言うとこれもあっさり引き下がりました。
 銀行自動引き落としってとめれるの? とか、とめれないわけがないし^^;
 
 
 で、当り障りのない言い訳を出し尽くしたらしい彼は、本音が出始めます。
 
 
 講読解除したらまわりのいろんな所に情報が流れる。
 個人情報漏洩ですか。
 つまり講読解除した事が地域の学会員に流れて(意図的に流すんでしょうが)、彼の所に説得か脅しかみたいなものがくるということです。
 私は同棲半年の間、彼が聖教新聞を読んでいるのを見たことがありません、テレビ欄も、元々テレビ自体ほとんど見ません。
 新聞講読解除が嫌なわけではないんです、つまり解除した時の学会員の反応や対応が怖いのです。
 
 これに対して、誰かが何か言ってきたら私が出てあげる、私が守るよ、と言いました。
 必要なくなったんで解除したいだけです以上。
 それでいいと思うんだけど。
 
 
 私の言葉に反論できなくなった彼は最後の、奥にあった本音を出しました。
 
 
 講読解除したら実家の親やその地域の人にまで連絡される。
 ……ありえないですね、本当。
 講読解除したことをその人の実家やその地域の人に連絡するとか、それってどうなんですか?
 個人情報漏洩じゃないんですか^^;
 私はこの話を聞いて、自分がアンチ創価の完全体に進化していくのを感じました。
 この記事から語調が強くなっていたら今日の会話のせいです。
 
 
 だって、脅しやん。
 学会員から彼氏への脅し。
 そして彼氏から私への脅し、でもあるのです。
 
 
 将来、姑として同居するかもしれない人に嫌われるよ? ということです。
 ぷちんと何かがキレた私は、その言葉で決意したからもういい、張り紙して講読解除する、と言いました。
 
 慌てた彼氏も顔つきが変わりました。
 そして話をいきなり変え、私を睨んで。
 退転させたいの? と。
 いわゆる創価スイッチです。
 私は、彼氏自身でおかしいとわかり納得がいってないなら新聞取っている意味がないから講読解除する、と言っただけです。
 
(創価スイッチ入れるのは、やめて。 と言うと彼は我に返ります)
 
 それまで話していた事をすっ飛ばしてですから、明らかにおかしい。
 
 
 それから、私の立場を理解すればいいんでしょ! 守ればいいんでしょ! と何度も言っていました。
 わかってくれたことは嬉しいですが、なんだか聖教新聞を守るために言われているようでちっとも喜べません。
 
 本人が、聖教新聞がおかしい、と気づいたのに。
 罰が当たるとか、地域の学会員や実家にまで連絡がまわるとか、むしろそれがおかしいと思いませんか。
 
 
 
 このツボ買ったら幸せになれます!!
 
 とかいうやつと何が違うのかわかりません
 

2世の彼氏との対話

2006年05月23日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 ブログ作成にあたって、彼氏には許可をもらいました。
 それと同時に約束をしました。
 
 ◎このブログの影響で怒ったり嫌ったり呆れたりしない。
 ◎文句がある時はその時に言う、あとからは言わない。
 
 です。
 ブログを書く事によってケンカしたり別れたりするのでは意味がないので、約束してもらえないのであれば諦めるつもりでした。
 
 でも、創価学会の件は友達にも、自分の親にも相談できないのでどんどんストレスが内に溜まっていくのが手に取るようにわかって。
 身元がわからないようにするならば、という条件の元、許可をもらえました^^
 こっそりやるのは「嘘をつかない」という私と彼のルールに反すると思ったのです。
 
 
 彼と付き合って1年と2ヶ月(2006年5月現在)、創価学会について真面目に話したのは今月が初めてです。
 いろいろと質問をぶつけてみました。
 最初の記事に書いた彼のスペックはまとめると、
 
 ◎母親が1世で彼は2世
 ◎中学から大学まで創価学会の学校に通っていた筋金入り
 ◎活動はしていない
 
 で、気になることを質問した結果わかったことは、
 
 ◎座談会に出席したことがある
 ◎折状したことはない
 ◎学生時代に初級所持
 ◎聖教新聞はずっと取り続けている
 ◎池田氏を尊敬している
 ◎御本尊は大事
 ◎本当は私に入会して欲しいと思っているが諦めている
 ◎彼の母は私に入会して欲しいと言っている
 ◎彼の父は結婚時に入会した
 ◎私と宗教どちらが大事か決められない、どちらも大事
 ◎題目については今は必要がない、必要になったらするかもしれない
 
 
 私が意外だったのは、池田氏への尊敬と、私と宗教比べた時に悩まれた事(泣
 しかし活動家の彼をお持ちの方に比べたらきっとまだマシなんだろうな……と思いつつ。
 彼はどうやらあまり深く考えていないようで、どうしてそう思うのか、という問いに最終的に「30年以上そう信じてきたから」に辿り着いてしまいます。
 
 彼が池田氏を尊敬している理由は、「いろいろ忙しく世界をまわって活動しているから」「そのおかげで賞をもらっていること」「ずっとそう教わってきた」からです。
 例えば? と聞くと答えは返ってきません。
 こう答えろと言われたことを口にしているだけだと感じます。
 そこで、創価関連ブログ「創価学会の信仰に功徳はあるか?」さんの「池田大作氏の名誉や表彰 (創価の財務とは? その2)」の記事を声に出して読んで聞かせました。
 
 例えばある会談は、その団体に学会が寄付をしている背景があって、寄付してくれている相手と会談したり持ち上げるのは当然だというくだり。
 彼も知っていた、大々的に宣伝されたガンジー賞受賞だが、インド政府から与えられるインディラガンジー賞とはまったく別物のマハトマ・ガンジー賞であるということ。
 彼は知らなかったそうです、それを記述せずに宣伝することをどう思うかという問いに彼は言葉を一瞬失い、ひとこと「確かに」と言いました。
 
 それと私が不信に思っていること。
 震災の際、松井秀樹が5000万寄付したのに対し、創価学会は500万。
 彼は、それ以外にも色々と必要なのかもしれない、と言いました。
 例えば? と言うと、お祈りする施設や学校……と声が小さくなります。
 
 おかしいですよね。
 両親を亡くした子、家を亡くした人々、今夜食べるものがない人々、そういう人たちへの援助よりも、極めて現状安全な日本の、お祈りするための施設への資金が先ですか?
 世界平和やそういった事への貢献を売りにしているのに、それを後回しにしているのはなぜ?
 本も多数出ているし、寄付もある、聖教新聞もある、そういう時に出すべきお金を集めているのなら、まだわかるのに。
 そういったお金を前述の、会談するための寄付に使い、表彰され、池田氏は偉い、と言われる事になぜ疑問を抱かないのか。
 池田氏が表彰されたのは、一般の学会員の寄付金のおかげであって、池田氏が偉い、尊敬できる人であるわけではないはず。
 そしてそれ以外に彼は池田氏についてなぜ尊敬するのか、を答えられませんでした。
 結局は「30年以上そう思ってきたから今更……」です。
 
 
 ただの刷り込み、マインドコントロールなのですが今の所、この返答への対処が思いつきません。
 私がそれ以上追求しなくなるから、彼もそれを多用するのかもしれません。
 30年以上信じてきたことを覆される恐ろしさというのは計り知れないものがあるし、今はゆっくりと、創価学会だけが唯一の正義ではないこと、いろんな考えがあることをわかってもらえたらと思います。
 


創価関連ブログ開設の理由

2006年05月23日 | 学会員の彼とのやりとり

 
 初めまして、チョココと申します。
 
 タイトルの通り、創価学会関連の記事が主になります。
 私は完全無宗教で創価学会に理解できずに悩んでいますので、アンチと取られても仕方のない側面があります。
 創価学会員の方は嫌な思いをされる発言や内容があるかもしれません、それを了承の上でご覧になる場合は過剰な苦情は控えて頂けますようお願い致します。
 
 
 ◎開設のきっかけ
  
 実家に戻る機会のあった際に創価関連サイトをまわり、いろんな掲示板を読んだ後リンクの貼られていた、創価学会は本当に正しいのか?という有名ブログを読破。
 自分の置かれている状況が恐ろしくなり創価学会というものについてネットで調べ、納得がいった時点で彼に創価学会の件で初めて正面切って相談しました。
 30代の2世である彼はどう考えているのか、どうするつもりなのか、予想していたよりハードな回答に、説得するも理解してもらえず、胸の内で不安と悩みが渦巻いていました。
 この手の相談は知人にはできないし(誰が何教だかまで把握していない)、親に相談したらそれこそ大問題になるしで誰にも言えず、爆発しそうになっていろんなブログを徘徊するうちに自分も吐き出したい、と思って。
 加えて、同じ悩みを持っている人、持っていた人の話を聞きたい、共感できる人を得るにはネットしかない、と。
 
 ◎このブログ、及び私の目標
 
 私の目標は彼の脱会ではありません。
 無論、脱会してくれればそれ以上の事はありませんが、私はこう考えています。
 例えば、赤ん坊の頃からこの人が母親ですと育てられた人に、大人になってから、違いました忘れてください、と言っても理解しがたい、受け入れ難い、といった印象です。
(彼は2世のため、です。 ↑では「母」は「宗教」を例えています)
 完全無宗教の私にとって創価学会のそれは全く意味のわからないものでしかないので、自分にわかりやすいように例えて考え、なるべく彼の立場も配慮しています。
 脱会して欲しいとは言いません、大事なのはそこではないのです。
 
 彼は、私の立場をまだ理解していません。
 活動家でもなく、お題目も唱えない彼ですが(同棲半年、見たことなし)中学高校大学と創価学会の学校に通っていたため考え方は筋金入り。
 付き合って1年と2ヶ月、彼が30代を過ぎているという事もあり互いに実家に帰るたびに「早く結婚しなさい」と言われ続けます。
 そして彼に問い詰めた所、彼の母親(1世で活動家)は私に入会して欲しいと言っていたそうで。
 彼の実家は今住んでいる所や私の実家から離れた地域で簡単に行ける距離ではなく、長男の彼は結婚すれば後々は実家へ戻らねばなりません。
 入りなさいと言われてハイと答える私ではありませんが、彼の不在中に姑様から言われ続ける事は想像に難くないでしょう。
 見ず知らずの人ならばどうとでも切り返せますが、愛する人の母親というのはそう簡単に振り払い切れないもので、自分の実家は遠く知人もなく、孤独の中囲まれて勧誘され続けるかもしれません
 それでも恐らく私はハイと言わないでしょうが(理由は後々)、とんでもないストレスになるのは間違いなく、その時に重要なのは彼が私の立場を理解し、私の立場を守ってくれる事
 ……と、ネットを徘徊して学びました。
 
 孤独の中ストレスマックスの時に彼が見てみぬフリをしたり、それどころか一緒になって折伏してきたらそれこそ地獄絵図。
 いづれは結婚するつもりで真面目に付き合ってきた私達です、そうならぬよう、今無関心で無知でいることは非常に危険です、なんとかしなくてはなりません。
 彼は話し合いの末、先日約束してくれました。
 私を守ってくれる、と。
 守ってくれないならばこの一生愛すると決めた人と別れる覚悟をしていました。
 
 しかし彼は、自信がない、とも言います。
 それは彼が心の中で、創価学会だけが正義で一番正しく、本当は入ったらよいのに、と思っているからで、自分の実家で周囲が全員そういう環境になって説得された場合に今の気持ちを覚えていられるか、が心配だと言います。
 私にとって適さない創価学会は、私にとって害になりうるもの以外の何者でもなく、それを強いてしまうかもしれない、幸せにできないかもしれないと。
 (私に適さないということを、やっと理解してくれたばかりです。 理由は後々)
 どうして? を突き詰めると彼は必ず「30年以上信じてきたものだから」という言葉を発します。
 これは答えになっていないんです、宗教を信じる理由ではないですよね。
 今のままの彼では、将来の不安が付きまといます。
 
 つまり私は、創価学会だけが正しいのではない、人それぞれ考え方があり何が正しいというものはない、地獄には落ちない、2世という選択肢のない刷り込み教育の恐ろしさ、創価学会の悪い所を素直に受け入れてもらう、といった事を彼に理解させる必要があるのです。
 その上で、彼が今の気持ち、私を守ると言ってくれた想いを忘れないようにしてもらう。
 それがこのブログ、及び私の目標です。
 決して、創価学会を中傷するためのブログではありませんが、アンチと取られても仕方ないない内容になることは必至ですのでご理解頂けない方はお読みにならないでください、責任持てません。
 
 
 ◎彼との出会い、創価と知るまで
 
 彼とは2005年4月から付き合い、当時宗教は何? と本人に問うたが秘密と言われ、「怪しい宗教じゃないでしょうね?」に「それはない」と断言、それ以降一切茶化して教えてもらえず。
 約3ヶ月後、仲も大分深まった頃に中学高校の卒業アルバムを見せてもらった時に高校名を見て、その時初めて創価学会だと知らされる(そのまんま創価の学校です)。
 自分が完全無宗教なため知識が極端に薄く、「あ、やべ」程度の認識だけで、特に彼が活動したりお経を唱えたりしなかったので気にとめないまま年末を迎えます。
 
 秋から同棲を始めて、クリスマスの時期になりクリスマスツリーを飾りたいと言った私に、いつも何を言っても受け入れてくれる優しい彼が、まるで別人の様相で言いました。
「そんなものは必要ないッ」
 いつも勝気な私が面食らいました。
 いわゆるこれが噂の、創価スイッチ。
 この時初めて見ました、そして行事はお正月を迎え、初詣に行こうと言った私に彼がまた例の創価スイッチをオンにして言いました。
「無駄だ、そんな無駄な事する必要がない」
 彼がそれまで私がしたいと言った事に対して、無駄だ、と言ったのは聞いた事がなくまず否定されることがなかったのでこれも面食らいまして。
 この時まで心の中でなぜか、彼は活動していなかったし2世だと言っていたから別に深く信じているわけではないんだろう、親が入っているからというだけだろうと楽観的に考えていたんです。
 
 今考えれば恐ろしい事ですが、無知なために何も調べずにそう信じ込んでいました。
 しかし彼は中学高校、そして大学と創価学会の学校に通っていた筋金入りで、2世というものの概念がまず甘かった。
 生まれた時からそれのみが正しいと教えられて育った、その方がずっと説得が難しいかもしれない。
 それからネット中を駆け回り知識を手繰り寄せ、つい先日彼にぶつけたのです。
 そして上記の私の目標に至るわけです。
 
 
 ◎私の生い立ち
 
 完全無宗教の私は、同じく無宗教の両親から生まれました。
 一応仏壇はありますが、なんのためのものなのかわかる人は我が家にはいません。
(強いて言えば、たからくじの保管場所です)
 ただ母の考え方は、得体の知れぬ宗教やら神やらに祈るよりも、自分が今ここにいるのは自分の両親、またその両親、ご先祖様が頑張って生き抜いてくれたおかげであって、恩のないものに頭を下げるよりは、ご先祖様に感謝して手を合わせた方がよい、です。
 この考え方が何教にかぶっているかは知りませんが、本人は無宗教のつもりです。
 クリスマスを楽しみ、お正月は初詣に出かけ、お葬式は普通の仏教っぽいやつ。
 
 当然私も無宗教に育ちます、母以上に。
 私の家庭には欠陥があって、父親が妙な人でした。
 非常に短気で、気に入らない事があると家の中の物を壊したり自前の半田ごてで溶かしたり、時には暴力もありました。
 そんな時は子供心に、神様仏様サンタ様お日様誰か誰か、たすけてください、と何度心の中で叫んだかわかりません。
 宗教も何もまだ理解していないのでむちゃくちゃです。
 とにかく何でもいいから助けて欲しかったのです、が当然そんな祈りで暴力がやむわけもなく、ある日それは私の弟に及ぼうとしたのです。
 
 まだ幼い弟に父親の意識が移ろうとした瞬間、私の中で何かがキレました。
 弟を守れるのは神様でも仏様でもお日様でもない、私しかいないのです。
 母は弱い人でしたから、父の前では無力同然、それどころか父をかばうことすらありました。
 弟に移りそうな意識を自分に集中させてやり過ごしながら、私は父親の稼いだお金で習い事を始めました。
 武道です。
 小さく細い私は元々体が弱く、それを理由に始めましたがその実は、父親に抵抗するためだった事は最近まで伏せていました。
 ただの習い事感覚でやっている同年代の子達との差は明らかで、小学校卒業前には十分な力がついて、それまでわざと無抵抗を決め込んでいた私は、確信を得た瞬間、私の両の腕をふさぐ父親の腕を、ふさぎ返しました。
 大の男が小学生のか細い少女に力比べで負けたのです、父は恥と知ったのか二度と暴力に訴えてくることはなくなりました。
(この後、言葉の暴力、経済的暴力に切り替わりますが)
 
 つまり私は、自分の道を切り開くのも大事な人を守るのも、全ては自分の行動であると子供ながらに知ったんです。
 経済的暴力に切り替わった後も、今日の夕飯がなくて腹をすかせているものを、祈りやらで解決できるわけがないと。
 やっとその父親とも2006年4月、12年かかった離婚問題が解決し離婚成立。
 人生の憂いの種がやっと……と思った矢先、この創価学会問題と対峙します。
 
 
 ◎私の考え方
 
 信じなければ救わない、そんな身勝手なものを尊敬し、金を払い、信じようなどとは全く思いません。
 助けて欲しい、という人は世界中にゴマンといて、その多くが救われないまま亡くなってしまいます。
 世界平和をうたい、毎日何時間もお経か宇宙語か知りませんが(失敬、でもそう見えます)唱えているくらいならば、バイトでも増やして募金した方がよっぽど人のためになると思います。
 今日明日の生活が保証される日本人がお祈りをするための施設を増やすよりも、明日にでも餓死してしまうかもしれない人達への募金の額を増やして欲しいと。
 私はそう思います。
(彼もここは同意しました)
 
 人間が特別だとも思わないし、創価学会も人間の歴史で言えばまだ浅く最近できたもの。
 人間が誕生する前は? その前は?
 人間の歴史の中で、ただの一人の人が途中で思いついた事を、それがまるで万物の答えであるかのように教え込む事を私は良しとしません。
 私達と同じ、ただの一人の人の思いつきです。
 
 しかし、それによって救われた人がいることも、間違いないことなのです。
 ただしオカルト的な意味ではなく、心の支えとしてです。
 
 私はこう思います。
 どうしても打破できない困難な状況において、現実から目をそむけずにいられない場合に、よからぬ方向へ突っ走ってしまう(例えば犯罪)くらいならば、宗教を信じてもいいと。
 麻薬や覚せい剤、自殺に及ぶくらいならば、お祈りをして自分の気持ちを静める、そんな方法もあると思います。
 それをとめる権利はないし、何か言う気もありません。
 私の中の宗教の位置付けは、欲求不満の男性が犯罪を起こす前に手に取るえっちびでお、です。
 例え悪くてすいません、でもこれが一番しっくりきて、自分では納得できるのです。
 やめろとは言えませんから。
 
 しかし2世はどうでしょう。
 生まれた時から2世会員であって、本人に選択の余地はありません。
 
 2世会員誕生には何を持ってしても反対です、自分の子も絶対に2世にはできません。
 自分と子供(将来の話)の未入会、そして子供が大人になるまで勧誘しないこと、大人になっても執拗な勧誘は絶対にしないこと。
 恐らく最後のは守れない約束でしょうが、とにかく自分の子供には2世会員という枷を背負わせたくないのです。
 彼の枷はかわいそうですがもう仕方のないこと、同じ道を歩ませたくありません。
 
 
 基本的に私の考え方や、彼との動向を書いて自分の内にあるストレスを吐き出そうと思います。
 そして彼が私の立場を理解し、私を守る事に自信がつくまで頑張ります。
 助言や経験談、同じ思いをしている方がいましたらぜひ声をかけてください。