創価の彼、無宗教の私

創価学会の恋人との恋愛、その家族との問題。
現在は結婚し、脱会。それまでの経緯をそのまま残してあります。

2世会員の彼の、これからのあゆみ

2006年05月26日 | 学会員の彼とのやりとり
 たくさんのコメントありがとうございます。
 今まで半年間、一人で黙々と見てまわるだけで友達にも親にも相談できず、一番の味方でいてくれたはずの彼が敵のようになってしまうこの創価学会問題で、孤独で悲しい日々が続いていました。
 急にたくさんの心強いお友達が増えたようで、本当に嬉しいです。
 
 見てまわるだけでも同じ境遇の方や考え方が似ている方、彼と同じ学会員でも冷静に学会を捉えている方、こんなに多くの方々が悩んで苦しんでいるんだと知り、読みながら一緒に苦しんだり心強く思ったりしてきました。
 ですがやはりコメント欄などを目で追っているとどうしても、輪の中に混ざりたい、私も吐露してしまいたい、と。
 まだブログを立てて3日程度ですが、暖かく迎えてくださった方々に改めてここで感謝したいと思います。
 ありがとうございます。
 
 まだまだ学会についての知識も浅く、実際に目にしたものは彼氏の創価スイッチと聖教新聞くらいのこんな私ですが、よろしくご教授ください。
 
 
 一昨日に講読解除の話が進んだので昨日はあまり学会の話はしないようにしました。
 やり過ぎると彼もうんざりしてしまうでしょうから、メリハリをつけていこうと思っています。
 
 ただ、個人情報保護法では宗教は除外されているという事をコメント欄で教えて頂いたのでそれを彼に話しました。
 一昨日講読解除の話をした時に、勝手に連絡をまわすのは個人情報漏洩じゃないのかと彼と相談していたからです。
 政教分離できていないのでは、と私が言うと、彼ははっきり、宗教除外は確かにおかしいな、と言いました。
 ちょっとびっくりしました。
 彼の言い方がいつもの、学会の良くない話をする時のボソボソモードではなくはっきり口調だったからです。
 政教分離できていないという事も認めました。
 
 聖教新聞講読解除する決意は何か、彼にとって大きな変化をもたらした気がします。
 前記事コメント欄で頂いたコメントで、勤行もしていない彼が数少ない学会との繋がりを断った事の意味は大きいと言って頂いた事を思い出しました。
 
 あと普通の学会員さんと、彼氏の違う点として、彼がパソコンやネットに詳しいという事があります。
 これは非常に大きくて「ネット上の話は全部嘘だ」というような考えは彼には適合しないのです。
 全部嘘? そんなわけがない、と彼は知っています。
 私がブログしたり他のネットの人達と交流することに理解を示してくれたのも、これが理由です。
 
 
 しかし前進しない問題もまだたくさんあります、そのひとつに。
 
 元々大人しい人ではあるのですが、学会の話になると上記の通りボソボソモードとなってそのうち黙り込んでしまいます。
 例えば、学会をどう思うのか、何が良いと思っているのか等を聞き始めるとみるみる目から光が消えていくんです。
 
 どう思っているのか、何が良いのか、彼自身が実は答えられないのです。
 それと私と平行線になるのが嫌で避けているというのも恐らくあると思います。
 
 
 昨日ひとつ聞き出したのは、彼には功徳体験がないという事。
 学校や座談会などで体験談を聞いて、それを信じたとのこと。
 座談会はそんなに行った事はなく、定期的に行ったりしたこともない、活動も折伏もない。
 
 ……結局いろいろ結構聞いてる気がしなくもないですね(汗
 
 
 でも本当、何も話してくれないのでこまめに少しずつでも聞いていきたい。
 彼を守りたくても、彼がどう思っているのか、何を尊重したらいいのかを知らなければなんともしようがないので、知っておく必要がありますよね。
 どう言えば口を開いてくれるやら、考えなくては。
 


16 コメント

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おはようございます。日本晴れ!! (さくっちょ)
2006-05-26 09:11:10
俺には、想像つかない心情だったんですね…。軽はずみな発言あったと思いますが、どうかご勘弁を。

小林さんが、嫌わられている理由は、大東亜戦争を肯定していて、尚且つマンガの売れ行きが200万部を越えているからでしょう。

敗戦から60年眠っていた赤子を起こしたからでしょう。

嫉妬もあると思います。

まぁ、異端児はいつも叩かれます。

地球は回っていると言って火あぶりになった人もいますしね。

異端の自由を認めると創価学会の存在も認めるのが筋が通ります。しかし、今や創価学会は、中央政権と結びついている以上異端というより、主流に近いですよね。

憲法は異端の自由を想定していますから、その辺も頭に入れといたほうがいいと思います。だから、「日本国憲法は異端の自由を認めています。そして、創価学会の存在も憲法上認められます。

そして、私も異端児です。

したがって、私を否定する事は、創価学会あなたがた自身も否定する事になります。」とA=B,B=C,A=C,つまりA=B=Cの図式で会員の方と話てはどうですか?

お話からすると、彼氏さんは、時間がかかるようですね…。

短期、中期、長期的視野が必要みたいですね。

陰ながら、応援します!!夜更かしで体調崩さないで下さいね。

あと、携帯でもちゃんと見れます。ご心配なく!!
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Unknown (ガッ種bb)
2006-05-26 15:39:06
コンニチハ。



僕も少し前まで学会員の彼女と付き合ってました。

僕の印象からすると、彼女や彼を縛っているのは恐怖心だと思いますよ。

元カノが言ってたもの。

「やめたら不幸になる」って。

幸せになるために入った宗教なのに、いつのまにか不幸にならないためのもになっているんだよね。

世界平和とか何たらかんたら言っているけど、それは後付のようなものだと思う。要は事故や病気など不幸が起こることが怖い、というのが本音。

だから、彼のその恐怖心を和らげてあげることが肝心だと思うよ。
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>>さくっちょさんへ (チョココ)
2006-05-26 17:32:46
さくっちょさんこんにちは!

いつもお言葉に励まされています^^



何がまともで、何が異端なのか頭がぐるぐるしちゃいそうですね。

彼氏の実家で言えば私は異端でしょうし、私の実家から見ればまたその逆。

異端が良い悪いというよりもその内容が大事で、言い換えれば個性になるのでしょうけれど、人に迷惑をかけた上でそれに気付こうともしない姿勢は困ったものだと思ってしまいます。

学会員さんの中にも、気付いて正したいと考えてらっしゃる方がいると最近知りましたが、それこそ学会から異端と言われつらい思いをされていますね。

批判はあって当然であるべきところを、抑え付けて突き進んでしまった結果、今の学会があると思っています。



中央政権と結びついている事の恐ろしさを、理解できていないまま信仰されている方も多いのでしょう。

私の彼も実際そうで、きちんと話せば、確かにそう言われてみればおかしいと気付く人もいるんですよね。



携帯でもちゃんと表示されるんですね^^

そういえばgooブログって最初からQRコードがついていて、パソコンユーザーが携帯から見る事も簡単なんですね。

今気付きました^^;

パソコンから見られない時、私も携帯から繋いで見てみます。
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>>ガッ種bb (チョココ)
2006-05-26 18:09:03
ガッ種bbさんはじめまして、こんにちは!

コメントありがとうございます。



学会員の彼女さんとお付き合いされていた、という経験談、つらい思い出をお話してくださって感謝します。

お言葉大事に受け止めたいと思います。



そうなんです、幸せになるために入った宗教なのに、いつのまにか不幸にならないために続けている、やっぱりそう感じますよね。

彼にも以前聞いてみたことがあるんです、幸せになれると信じているから続けているのか、地獄に落ちる、不幸になるのが怖くて続けているのか。

彼の答えは、その両方、でした。

本当に良いものならば後者は認めないはずですよね。

少なくとも動機の半分以上が恐怖から縛られている、と感じている以上、彼の言う理想も何もかもすでにズレていると思います。



世界平和、という言葉に彼も共感していたようなのですが、世界平和と言う割には云々と実情を話すと、うーん、と唸り始めます。

なんだか世界平和を盾に、脅していることや縛っていること、人の迷惑顧みないなどの事実を正当化しようとしているように感じます。

世界平和という万人の正義と、学会だけの正義とをごっちゃにしてわからないようにしているのではないでしょうか。

この二面性は非常に恐ろしいものですし、だからこそガッ種bbさんの彼女さんだった方も、私の彼も心を縛られたまま、恐怖心から離れられないでいるんですよね。

怯える必要はない事、堂々と信じられる事とそうでない事を言えるよう、そばで支えていきたいです。



ガッ種bbさんがその女性と別れてしまった原因は学会関係であるかわからないですが、ガッ種bbさんの心の傷も早く癒えるよう祈っています。

もし吐き出したい事があればどうぞ当ブログのコメント欄をいつでもご利用ください(記事内容と内容が違っていても構いません)。
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こんばんは!! (さくっちょ)
2006-05-26 22:17:14
今夜のおかずに豆富は、入っているかなぁ~~。なんて、プレッシャーかけたりして!!冗談はともかく、異端に関してチョココさんの考察は、大変興味深いです。つまり、相対関係においてなり立つと俺も思います。

そして、結論として、個性、個人主義なのではないか?と

う~ん、鋭い!

実は、憲法より上位の価値は、「個人の尊厳」なのです。びっくりしました!?

もしかしたら、一般の人達、別に馬鹿にしている訳ではないので誤解しないで下さい、

は、憲法より上位の価値なんてあるの!?とびっくりすると思いますが、あるんです!!条文には書かれてません。理念です。学者間でも争いなく認められています。

簡単にまとめると、個人の尊厳の為に憲法があり、憲法の下位規範である・民法、刑法、商法等が存在すると。この考え方は、戦前の全体主義(まぁ、あの当時近代国家の殆どがそんな感じだと個人的には思いますが)に反省し、個人に重きを置いたんです。

そうなんです、実は日本国憲法は、個人主義・ヨーロッパ諸国と同じなのです。

しかし、ヨーロッパ諸国は個人主義を支えるバックボーンとして、キリスト教があり、倫理感や道徳感を養う為にキリスト教で宗教教育を行います。

ここが、日本との大きい違いですね!

私達日本人は、何をバックボーンにして個人主義を実現していくのか?が今問われますね…。バックボーン無き個人主義はやがて思考能\力を失い強いカリスマに惹かれてサリンを撒いてしまう…。考える事は苦しい。でも、放棄したら駄目ですよね?俺自身、バックボーンを問われたら…。答えに窮するかも…

自分の倫理感覚道徳感覚を支えているのは、具体的に何か?俺もチョココさんと同じく、無宗教なので…いろいろ考えさせられます。無神論者ではないですけど…。創価学会の問題点は、考える事を放棄させてしまう点。いつの間にか、仏教の教えではなく池田大作の個人崇拝になってしまった点ではないでしょうか?思ったのですが、創価学会は実は臆病なのではないか?と。購読停止すると圧力かける。つまり、そうしないと組織を保つ事が出来ない。脆い面を自ら露呈してます。オウムと同じです。本当に自信があるなら退会するならご自由にどうぞ!と言うはず。長くなりましたが、今日はこの辺で。では、身体に気をつけてお休みなさい。
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ココロのなかの縛り? (釈book)
2006-05-26 23:07:26
>どう思っているのか、何が良いのか、彼自身が実は答えられないのです。



もしかしたら彼の中でもはっきりとしたものはないんではと思いました。(曖昧な恐怖感?)

しかし功徳体験がなくてよかったかもです。

功徳体験がある人は批判したりすると怒りだしますから(←私の友人の例ですが)。「そんなことより(たぶんそんな些細なことより、という意味だと)もっと学会は良いとこがある(いいことしてる)!!」とか言って。功徳体験ある人はなかなか揺るがないと思いますんで。



>どう言えば口を開いてくれるやら

けっ刑事サン!?

一瞬「さっさと吐け!!」の映像が見えた。
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やってもた (ガッシュ)
2006-05-26 23:41:54
ウワ-、HN見たら、何じゃこりゃ、でした。

すみません。ガッ種bb改めましてガッシュです。



もう、辛い気持ちは過ぎ去りました。

ネットで、自分と同じ境遇の人がたくさんいると知ったことも、力になったかな。



これを信仰すれば幸せになれるというのは、暗に信仰しなければ幸せになれないと言ってるんですもん。

だから、幸せになれるが、いつしか不幸にならないためになっていくんですよ。少なくとも僕にはそう思えた。新聞や雑誌も見たけど、そういうことをさりげなく書いてあるしね。



まずできることとして、学会からの一方的な情報を遮断することと、外の世界もあたたかいということを伝えていくことかな。



僕は別れてしまったけど、管理人さんはうまくいくように応援しています。

(うまくいくよ。と言えない所がつらいんだけどw)
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>>さくっちょさんへ (チョココ)
2006-05-27 02:33:31
さくっちょさんこんばんは!

残念! 今晩は週末なので外食でした^^

スープの中にお豆腐が入っていましたが(笑



ふむふむ、憲法より上位の価値は個人の尊厳。

個人の尊厳のために憲法があるのであれば、選挙で宗教が幅をきかせていくのは本当に意味がないですね。

例外を作るということの問題の重大さにもっと学会の人も非学会員も気づいて声に出すべきだと思います。

ヨーロッパ諸国はキリスト教で教育されるとのことですが、私は無宗教でよかったと今も自信を持って言えます。

確かに何かを信じれば目に見えない怖いものが減るかもしれません、でも見るべきもの、自然に見えてくるはずのものが見えなくなる事がある気がします。

死に対して恐れを抱かない宗教は、死を直前にした時は気持ち楽かもしれませんが、私は死を怖いものと捉えていたいです。

死んだら焼かれるかして灰になって、土となる、それ以上もそれ以下もない。

痛みを知っているからそれを避けて歩きますし、死を心から怖いと思うから大事に生き、他人の命を思いやれるのではないでしょうか。

ただ目の前に死があり、その現実に耐え得る精神力が伴わない場合はわざわざつらい思いをする必要もないでしょうから、宗教や死後の世界など想像することも十分ありだと思います。



話が大きくなり過ぎました、それちゃってすみません^^;



> 本当に自信があるなら退会するならご自由にどうぞ!と言うはず。



本当にそう思います。

信じたい人は祈って、やめたい人はやめて、また信じられるようになったら祈ればいいのではないでしょうか。

退転したら不幸になる、地獄に落ちる、そう言う人の言葉の方がよっぽど恐ろしいですね。
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>>釈bookさんへ (チョココ)
2006-05-27 02:41:47
釈bookさんこんばんは!



功徳体験がないのは私もホッとしました。

何が良いとか、そういう問題でなく生まれた時から「当然」として存在するもの、という感じがしてきました。

今日少し聞いたら、実は同棲する前(半年前から同棲です)は出かける前に少しだけ勤行? したりしていたそうです。

私が家に来てからは、していないと。

見られたら異様だと思われるとか、嫌われるとか、やっぱり内心気づいているのでしょうね。

他人の功徳体験を聞いた時、信じたことについても聞き直して、こじつけじゃない? と言ったら、そうかもと答えていました。

まだ芯の部分はかたいのですが、少しずつ、それが万人の幸せや全ての幸せに繋がるモノではないと感じ始めている気がします。



>> けっ刑事サン!?

>> 一瞬「さっさと吐け!!」の映像が見えた。



わぁ!

でもそう言って吐かせてみたいですね(笑
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>>ガッシュさんへ (チョココ)
2006-05-27 02:54:15
ガッ種bbさん、もといガッシュさんこんばんは!

吹き出してしまいました(笑

そのままお名前連呼しちゃいましたね、すみません。

改めてよろしくです^^



つらい時期は済みましたか、同じ境遇の人を知って、ということはやはり学会が原因だったのでしょうか。

幸せになるための宗教が、不幸にならないためのものに。

私はその役目すら果たしていないように思います、学会のために別れたカップルのお話は本当に、自分のことのように読んでいて悲しいです。

明日は我が身と言いましょうか、恐ろしいです。

不幸にならないためにと私の彼も言いますが、あくまで学会の言う「不幸」や「地獄」であって、それを守るために本当の幸せを逃がしてしまっていますよね。

幸せになるためにやる→やらないと不幸になる、はイコールにしてはならないと思います。

お祈りをして幸せになろう、というのは、しなくても普通の状態を、お祈りしてプラスにしようという気持ちからなら自然だと思うんですよ。

それが、やめたら不幸、に繋がるのはなんだか騙されているような気すらしてしまいます。

なんだか「行きはよいよい帰りは怖い」という歌を思い出しました^^;



>> 僕は別れてしまったけど、管理人さんはうまくいくように応援しています。

>> (うまくいくよ。と言えない所がつらいんだけどw)



ありがとうございます、本当に嬉しいです。

自分がガッシュさんの立場になった時、同じ事を笑顔で言える自信がまだないのでガッシュさんはお強い人だなぁと思います。

私の目標は彼が私の立場を理解し、両親やまわりから私を守れる自信をつけてくれることですが、最近私達のような悩みを持つ人が減ればいいなという風にも感じるようになりました。

まだ私にできることはないですが、こうして日々を綴って誰かに共感してもらえたらなと思います。
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