千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

ガルガンチュワ(内幸町)の「ノエル ルージュ」

2022年12月24日 | スイーツ・菓子
【令和4年12月24日 調査・登録】
 今宵はクリスマスイヴです。クリスマスといえば我が国ではケーキが定番です。メリー・クリスマス! 今宵のクリスマスケーキは、ガルガンチュワの「ノエル ルージュ」です。
 「ガルガンチュワ」は帝国ホテル内にあるショップで、「帝国ホテルの味をご家庭で」をコンセプトに1971年にオープンしました。お惣菜・ケーキ・パンなどシェフ熟練の技が生きる品々をはじめ、贈答品などが多数取り揃えられています。店名の「ガルガンチュワ」は、16世紀フランスを代表する物語作家フランソワ・ラブレーの小説に登場する美食家で大食漢の王様の名前にちなんで付けられました。店舗は、2021年12月1日に帝国ホテルプラザ1階にリニューアルオープンしました。
 《前回のこちらの店の調査・登録:フルーツタルト


 「ノエル ルージュ」は、クリスマスシーズンの帝国ホテルメインロビーを彩るドーム型の真紅のバラの装花をイメージして作られたケーキです。苺とフランボワーズを使用したベリームースで、バニラムースやイタリア産のピスタチオを使用した生地を包んでいます。バニラムースは10年かけて熟成させた希少なマダガスカル産のバニラエッセンスが使われ、芳醇で濃厚な香りと旨味のある特別な味わいがあります。赤い艶やかなグラサージュで仕上げられ、バラの香りのムース、フランボワーズ、バラの花びらが美しく飾られています。緑色のピスタチオのシュクレが土台に使われ、クリスマスらしい色合いでまとめられています。




 こちらはイメージの元となったロビー装花です。


 ごちそうさまでした。とても美味しいケーキでした。

これまで調査・登録してきたクリスマスケーキ
 《2021年のクリスマスケーキ:パティシエ・シマのムースフレーズ・ノエル》
 《2020年のクリスマスケーキ:アンリ・シャルパンティエのザ・ショートケーキ<ノエル>》
 《2019年のクリスマスケーキ:QuatreのXmasモンブラン》
 《2018年のクリスマスケーキ:PABLOのパブロのチーズタルト たっぷりいちごのクリスマスパーティー》
 《2017年のクリスマスケーキ:シェ・シーマのショートケーキ・ア・ラ・シーマ》
 《2016年のクリスマスケーキ:STYLE'S CAKES & CO.のクリスマス ショコラタルト》
 《2015年のクリスマスケーキ:ラ・メゾン アンソレイユターブル パティスリーのタルト・ショコラ》
 《2014年のクリスマスケーキ:帝国ホテル「ガルガンチュワ」のデコール ルージュ》
 《2013年のクリスマスケーキ:オザミ トーキョーのノエルフレーズ》
 《2012年のクリスマスケーキ:シェ・シーマのプランセス・ノエル》
 《2011年のクリスマスケーキ:La Maisonのタルト・フレーズ》
 《2010年のクリスマスケーキ:ヴィタメールのサンバ》
 《2007年のクリスマスケーキ:近江屋洋菓子店のクリスマスショートケーキ》
 《2006年のクリスマスケーキ:西洋銀座のノエル・ド・ルージュ》
 《2005年のクリスマスケーキ:マキシム・ド・パリのビュッシュ・ド・ノエル マロン》

★ガルガンチュワ
 所在:千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ東京1階
 電話:03-3539-8086
 品代:ノエル ルージュ直径12cm(2~3名様用) 3,000円