連休に伊吹山に行ってきた。
もちろんカッパさんと、だ。
仕方ない・・・。
例年であれば、この時期の伊吹山はお花が真っ盛り！
のはずなのだが、
今年は梅雨が長引いて、お花もほとんど咲いていないと言う。
でもペンションに予約してしまったので、行くことにした。
１日目は近江八幡市で水郷巡り。
風情漂う八幡掘をお舟で３０分周った。
曇天だが涼しくて気持ちよかった。
そしてヴォーリズ建築を辿って市内の街並みを散策。
その後、ひさご寿司で昼食を取った。
びわますが美味しかったよ～。
※これで１５００円ってコスパいいよね！
そして時間があるので長浜の黒壁スクエアに向った。
琵琶湖沿いのさざなみ街道を車でひたすら北進するのだが、
思いのほか時間がかかった。８０分くらい？
着いたら２時過ぎで、あんまりのんびりできない。
４時にはペンションに着いておきたいから・・・。
長浜は近江八幡と違って若者がワンサカいた。
コロナ、大丈夫か？
カッパさんは海洋堂ミュージアムに行きたがったが、
時間が押しているので泣く泣くあきらめた。
叶匠寿庵カフェは待っている人が多くてパス。
商店街のカフェで休憩して、ペンションに向う。
そこからは車で３０分もかからなかった。
思った以上に素敵なログハウスでテンションが上がる。
※１棟なのに２名分の宿泊料金で泊まれた
伊吹山に夕方から咲くユウスゲの群生地に、
ペンションのオーナーが案内してくれると言う。
これは嬉しい。
※ユウスゲは夕方から朝までしか咲かないんだって。
ペンションの夕食はめっちゃ豪華なフレンチで、
お腹いっぱい。
メインも美味しいがデザートも素晴らしい！
この食事だけでもここに来る値打ちはある。
翌日は伊吹山ドライブウェイで山頂のお花畑に行く予定だったが、
天気もイマイチだし、花も少ないとのことで、
カッパさんは行きたくないと言った、
この伊吹山のお花畑が今回のメインイベントなのに、残念だ。
梅花藻の名勝地である醒ヶ井が近いので、
そこに寄ってから帰ることにした。
※梅花藻と戯れる変なおっさん（カッパ）
途中、彦根で道に迷ったカッパさんがパニックになり、
ひとりでキレていたが、これも旅の風物詩。
ＥＴＣカードを家に置き忘れたり、
老眼鏡を旅のどこかで失くしたり、
これもカッパさんのあるあるだ。
無事に家に帰って来れたのだから、そのことに感謝しよう。
しかし滋賀県ってほんと最高だね！！
伊吹山は絶対に絶対にリベンジするど！！
もちろん海洋堂もね！
平日に休みが取れたので、思い切って梅田に出てみた。
大阪もコロナの感染者が爆発的に増えているので、
ちょっとだけ躊躇したが、
今、出なきゃこの先もっと自粛ムードが厳しくなりそうな気がしたので、
カッパさんの反対を押し切って出かけた。
梅田に着いてまず向かったのが、阪急百貨店。
アトリエうかいのクッキー。
前から欲しかったんだ。
去年の４月にオープンしたときは、どんなに嬉しかったか！
でも開店前の長蛇の列に、あきらめていた。
オンラインショップで買うしかないかなって思っていた。
しかしこのコロナ禍で、もしかしたらこの時間でも買えるかも・・・
と思い小走りでアトリエうかいに辿り着くと、
狙い通り！！
店の前には１０人くらいしか並んでいない。
商品もほとんど残っている。
１０分ほどで順番が回ってきて、目当てのクッキーが買えたよ。キャッホー！
時計を見ると１３時前だ。よかった。
あと、ヨドバシカメラに用事があったので、その周辺でランチを取ることにした。
いつの間にかリンクス梅田とかが出来ていて、レストランもあるようだ。
阪急三番街の方から地下鉄御堂筋線の改札方面に進み、
ヨドバシカメラの入口へ向かう。
そしてヨドバシの奥まで行ってから迷ってしまい、
店員にリンクス梅田の場所を聞いた。
なんてことはない、
ヨドバシカメラに入らず直進すればリンクスだったのだ。
ま、方向音痴の私にしてはよくあること。
そこでパパッと昼食を取り、目的のヨドバシへと足早に向かった。
用事を済ませてから、さっさと帰ればいいものを、
なんとなく阪急三番街の成城石井に立ち寄ってみた。
目当ての品がないので、阪神百貨店で化粧品を買いに行った。
これも通販で買えるのだが、家に宅配が届くとカッパさんが警戒するので、
こっそりと手に入れることにしたのだ。
梅田の地下は最近は工事ばかりで、
普段でも迷いそうなのに、さらに迷路になっている。
駅に向いたいのに、工事のフェンスが違う場所へと誘導する。
あぶない、あぶない。
最後に宝くじを買って梅田を後にした。
地下鉄はガラ空きで助かった。
しかし、家に帰ってから、
私の衛生対策は果たして大丈夫だったのか不安になった。
っつーか、店の入り口にある消毒液を手に塗るだけで、
対策は十分と言えるのか？
よけいなところは触ってないか？
食事のときに無防備な食べ方をしたのではないか？
ウロウロしすぎたのではないか？（十分ウロウロしたよっ！！）
などとビクビクしていたが、
アトリエうかいのクッキーを食べて、そんな不安も吹っ飛んだ。
めっちゃ美味しーーーーっっ！！！
これは並ぶわぁ・・・。
フールセック１缶２５００円もするのだが、
１人で１度に全部食べ切れちゃうよ。
※フールセック小缶 少し食べた
※フールセック・サレ缶 まだ未開封
アンリシャルパンティエのプティ・タ・プティも美味しいが、
これも美味しい！
今度、いっぺんにアトリエうかいとアンリシャルパンティエのクッキーを
それぞれ買って食べ比べてみたい。
それが私のコロナ後のささやかなご褒美としたいものだ。
何度挑戦しても、美味しくない料理がある。
ブリ大根とポテトサラダ。
ブリ大根はブリの臭みがなかなか取れない。
多くのレシピが「塩をひとつまみ振って１０分」とか書いてあるけど、
その程度じゃスーパーで売っている安物のブリの臭みは取れないから。
割烹料理の巨匠は軽く油で揚げていた。
ブリ大根ごときにわざわざ揚げるのも面倒だな・・・と思い、
フライパンで揚げ焼きにして、あらかじめ煮ておいた大根と
硬くならない程度に煮ることにした。
臭みは無くなったものの、ブリに味が染みてない。
次は同じやり方でしっかり煮てみた。
するとカッパさんに
「臭みはないけどブリのうま味もない」とばっさり。
臭みを完全に取るとうま味も消えるのか・・・。
うま味を残して臭みを取る方法もあるだろうが、私はあきらめた。
ブリ大根は私の中で封印した。
次はポテトサラダ。
誰でも作れる簡単な料理なのに、私は美味しく出来たためしがない。
なんで味がぼやけるのかわからなかった。
でも、ようやく理由がわかった。
調味料を色々と混ぜすぎるのだ。
ポテトサラダはマヨネーズだけで味が決まると言うことを知った。
あと、玉ねぎはスライスして大きなお皿に広げて１時間放置する。
（ザルとかはかぶせてね）
すると苦味は消える。新玉ねぎなら尚よし！
ゆで卵を加えなくてもポテトサラダって美味しく出来るんだな。
ようやく胸を張ってポテトサラダを出せる。
うれしい・・・。
中華料理は調味料が多いけど、
和食や洋食は意外に調味料が少なくて済むようだ。
結婚１６年目にして、こんな基本的なことを知ったフクであった。
※７月７日が結婚記念日なのさ。
余談だが「母親ならポテトサラダぐらい作ったらどうだ」と
惣菜コーナーで子ども連れの女性に暴言を吐いたじじいがいたそうだが、
このツイッターの投稿を読んで涙が出そうだった。
日本のじじいってどうしようもないクソが多いな。（みんなとは言わん）
自分が女性蔑視をしていること、
過剰に女性を働かせようとすること、
全く自覚がないんだな。
こんなじじいの息子の嫁はたまらんな。
もし子ども連れの男性がポテサラを買おうとしていても、
「父親ならポテトサラダぐらい作ったらどうだ」と言うか？言わんね！
そう言う奴は自分より弱そうな女性にしか暴言吐かないからね。
そんなじじいに限って胸の大きな女性や肌の露出の多い女の子を、
好色な目でジロジロと見まくるに違いない。
あー腹立つ！
ポテサラで話がそれてしまったが、とにかくそう言うことだ（どんなことだ？）
うちの店舗の事務椅子は常にギシギシ鳴る。
カッパさんがネットで買ったものだが、
最初からギシギシ。
先日、高さ調節のレバーがポキッと折れてしまった。
１０年以上使っているので経年劣化かも。
日によって座面がやたら高いときと、やたら低いときがある。
最近は不安定になり、やじろべえのようにフラフラする。
前後左右とバランスを取るのが大変だ。
おまけに座るたんびにブッと鳴る。
ごまかそうと椅子をギシギシ鳴らすが、きっと客に誤解を与えているだろう。
まあ、そんな椅子でも私は慣れてしまって、
あと２，３年はいけるかな、と思っていたが、
カッパさんが悲鳴をあげた。
「なんでフクちゃんはこの椅子で我慢できるの？」と言われた。
あたしゃ、テメエのおかげで多少の苦労は鈍感になっちゃったんだわ。
テメエの相手に比べりゃ、屁こき椅子に座ることなんざ、
屁とも思わんね。（韻を踏んでみた。ダジャレとも言う）
まあでも潮時かなと思い、
ニトリかその辺のホームセンターで事務椅子を買うことにした。
私は経験上、事務椅子がとても高価だと知っていたので、
（たしか勤めていた会社の事務椅子は１脚１０万円だった）
予算１万円だと、ちゃちな椅子しか買えんだろうと思った。
なので、メーカーから直接買えば安くつくかもと思い、
ネットで「事務椅子 大阪」で検索してみた。
出てきたのがヤフオクとジモティー。
ジモティーか！その手があったか！
早速、うちの近辺で探してみると、
国産事務機器メーカーの椅子が８０００円で出品されていた。
定価８００００円だって！もちろん中古だけど・・・。
場所も車で１５分くらいの距離だ。
これは有難いっ！てなもんで、
出品者に連絡して早速取りに行くことにした。
それまでにメールで５，６回ほど連絡を取り合ったのだが、
丁寧な言葉遣いや絵文字を入れてくれたりと、気の利いた対応をしてくれるので、
相手はてっきり女性だと思った。
でも取引現場が倉庫会社だし、男性なのかな、
それか事務服に黒いアームカバーを付けたおばちゃんでも現れるのかな・・・
と思っていた。
予定より早めに倉庫に着いたのでカッパさんと車の中で待っていると、
向こうから小走りにやって来る人がいた。
その瞬間、倉庫の殺伐とした景色はゴージャスな宮殿に変わった。
なんと！
向こうからキラキラ輝く王子がさっそうと走ってくるではないか！！
まあーーイケメン！
なんなら「セーラー服と機関銃」の名セリフ「カ・イ・カ・ン」のように、
恍惚と「イ・ケ・メ・ン・・・」と言いたいくらいだ。
※写真はイメージです。勝手に使ってごめんなさい
もしかして今まで出会った中で一番のイケメンかも知れない。
なんでこんな王子が場末の倉庫会社に埋もれているのだ？
作業着もアルマーニではないかと思える。
周りからはさぞジャニーズに入れと言われたことだろう。
またイケメンの割に気さくそうで、
私が「Ｋさんですか？」と聞くと、はにかみながらうなずき、
けっこうな距離を詰めてきた。それが嬉しい。
私の脳内では、この瞬間Ｋさんにお姫様抱っこされて花畑をクルクル回っている。
もちろんスローで。
カッパは侍従。
Ｋさんはマスクを顎にずらしているが、
ソーシャルディスタンスなんてカタイことは言わない。
もっと詰めていいし、何時間でもお喋りしたい。
でっも、
椅子をもらってお金を渡すと取引終了だ。残念！
カッパさんがもくもくと椅子を車に積んでいる。
私は興奮気味に車に乗ると、
「すごいイケメンだったね」とカッパさんに言おうと思ったが・・・やめた。
絶対に「そおかぁ？」って言うに決まっている。
自分以外の同性を誉めると、誰だっていい気はしないものだ。
それでも帰路はご機嫌だった。
もしイケメン数珠つなぎなるものが回ってきたら、
迷わずＫさんを挙げる。
しかし数珠つなぎと言うものは、誰かに「この人イケメン」と紹介されないと、
永遠に回ってこないのでは？
カッパさんが誰かに推薦されるとは思えない。
いや、物好きはいるかも知れない！！
いるいるきっといるよ！
もし万が一、億が一、カッパさんに番が回ってきたら、Ｋさんを指名させる。
その繋がりを頼りにＫさんを食事に誘い、
目の保養と言うか、目のご馳走と言うか、
とにかく私の汚れた目を労わってあげたい。
わかっている！
そんな日は二度と来ない。
