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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

バレンタイン小説 キスの甘さ /☆通販案内

2023年02月19日 17時08分34秒 | 蔵馬受けblog内小説
お久しぶりです。花粉にも寒さにも負けず、生きていけたらいいなと思っております。
最近ちょっとあまり小説が浮かばず、blog内小説で、という感じになっておりますが。
バレンタイン小説の続きを考えてみました。


バレンタイン小説と統合して載せてみます。

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「キスの甘さ」

静かに、飛影は広い廊下を歩いた。百足の中でも上層部の部屋があるのは上の階なのだ。
何層もの階段を上り、ため息をついて飛影は廊下を歩いた。
今回は僻地への視察で……対して相手にならない部族の討伐に、行った手間の分だけ
無駄だったと、思いながらそれでも口の端を上げる。

知っている。この気配。
部屋の中にいるその人の空気に、気付かないはずがない。

だから、そっと扉を開けた。キイ、と音も立てずに……。

……蔵馬……
声を飲み込み、静かにベッドに近づいていた。
夜になりかけの空が、窓から見えた。
濃い青に染まった空が、ベッドに眠る飛影の肌を照らしていた。
魔界のものより白い肌が、月と空に浮かぶ上がれば、一瞬飛影は息を飲んだ。

起こしたくは、ないけれど……でも、今日は……。
そう思えば、そうっと手を握っていた。座れば、小さく軋むベッドで、飛影は蔵馬を見つめた。
見ていれば、ずっとこのままで……思いながら、それでも瞳が開けばと胸がざわつく。

いるのは、廊下を歩く時から分かっていた。
だから、ベッドのその人に、飛影は近づいた。
百足の、飛影の部屋。

閉じられた瞳が、…知ってはいたが、きれいだ。
深い碧の瞳が見つめるその真っすぐな視線が、愛しい。

口に指を近づけ…差し込んだ小さな塊。
……だから、な

今度は、飛影は言葉を音にしていた。
だから、起きろ、と……。

ん、と開く小さな口。

ゆっくり、瞳が開いた。
……飛影、と言う声が、した。
小さく、蔵馬は笑っていた。

「おかえり…なさい」

甘い、と蔵馬。

「バレンタインだからな」

飛影は、小さな塊を自分も含んでいた。

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ふっと、瞳を開ければ、隣にあったのは飛影の大きな身体だった。
自分を包む様に手を伸ばし抱き込んでいる飛影が、閉じている瞳が美しい。

そっと、頬に手を伸ばせばその指を掴まれた。
「……あ」
小さく声を落とし、蔵馬が青と黒の狭間の飛影の瞳を見た。
深く揺れる飛影の瞳がまだ現実を取られずにいる緩やかな感覚が、優しかった。
「来ていたのか」

言ったのは、飛影だった。
「……うん」
恥ずかし気に言って、蔵馬は飛影の黒衣に顔を埋めた。
「何してる」
振ってくる飛影に、顔を上げて蔵馬が笑った。
「チョコ…ありがとう」
「お前のだけだぞ」
こつん、と蔵馬の額を突くと、ぎゅっと抱きしめた。

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という感じで たまには甘くて素直な飛影もいいかなと思い、書いてみました。

こういう時飛影は素直に言葉を伝える気がします。
飛影は大事な時には言うんだ!!と言う私の主張です。
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🌹R18 鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜  飛蔵
蔵馬の片思い小説です。

ある屋敷の主人、飛影。世話係蔵馬の話。飛影に恋をして、
その気持ちに耐え切れず主人の部屋に忍び込む。
言葉に出来ず、近くにいればいるほど想いが募る。優しくされればされるほど苦しくなる。

そんな蔵馬に目をつけ、手に入れようと手を伸ばす男がいた……。
(鴉)

SEIさまの綺麗な絵が表紙です!!


🌹月に溶ける花の恋歌 R18

飛影に会いたくて魔界に足を踏み入れる蔵馬。しかし足を踏み入れた街に取り込まれ、
男に襲われてしまう。飛影に見つかり抱きつく蔵馬。飛影を呼び助けを求めていた。

この話はR18が3回入ります。




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