昔が良かった。

古き良き時代というけれど。クルマ好きにとって、60年代、70年代は希望があった。

レニヤーノ  ゲット

2017-12-12 15:21:55 | CYCLE

私の欲しかった,ビンテージロードレーサーは、チネリ、レニヤーノ、デローザ、コルナゴ、等、いろいろあるが、すべて70年代以前のものしか興味がない。

できれば、65年から70年までのもの。  となると、デローザや、コルナゴは、ちょっと新しすぎる。

スーパーレコードで組むのなら、デローザ、コルナゴもよいが、70年以前となると、マージの職人が作ったものが、すべてのメーカーの色に塗られて、ビアンキとか。。。。。。。。。

特に一流選手の乗るフレームは、ほとんど、決まった職人の手になるものだ。

そんな、特殊な職人の手になるものは、絶対に手に入らないので、メーカーの名前で選ぶとなると、チネリが欲しいのだが。

当時モノのチネリは、私が17歳か18歳のころの三重の全日本戦で、法政大学の、エノケンさんが、乗っていたのを覚えている。鈴鹿サーキットで、最後の1周で、一人抜け出してぶっちぎりの優勝したのがチネリだった。私は途中リタイヤしたが、あのチネリの、後ろホークのカッコよさは、今でも脳裏に焼き付いている。

よく、クルマ業界の方で、ロードレーサーにチョイかじりした年長者は、チネリと言えば、力道山のチネリがドコドコにあるとかいうが、私にはそれほど興味がない。私が好きなのは、私の青春時代に、実際に一緒に走ったことがあるバイクなのだ。
私には、OOOの立たない妾もち趣味はない。

そのチネリ、もちろん旧ロゴステッカーでないと、手に入れる意味はないのだが、とてもじゃないけど、手に入る値段ではない。(三桁は当然する)
コルナゴフェラーリを買えるような人間ならともかく、私のような人間には、とても手の出せる品ものだはない。

 

今回ヤフオクに出ていたのがこれ。(画像勝手に使ってごめんなさい。)

今回手に入れたレニヤーノは、デローザや、コルナゴが、チャライ装飾に凝る前のブランドで、私が中学2年のころ、初めてロードレーサーを手に入れたときのフレームカラーが、このレニヤーノの色と同じ、玉虫色のフレームだったのだ。

日本にレニヤーノはほとんど上陸していないはずだが、『カンパがわかる本』や、『ヴンテージロードバイク』なる本で、古いロードバイクが紹介されて、徐々に中古が日本に入ってきたようだ。

まだ、それほど名が知れてないのか、今回は驚くほど安く、ヤフオクで出品されており、それも即決だった。

その値打ちを考えたら、ずいぶん安いし、私もモノをかなり疑ったのだがのだが、どうかんがえても、カンパのパーツだけでも、その即決値よりも高くつくし、質問を入れて、返事が返ってきたときに、同じような質問しているものがいて、支払日の相談している者までいたので、ダメだったら、パーツ売りしても、時間かければ、元値以上になると考えて、即決落札した。

モノが到着して驚いた。期待していたよりもはるかに良い品だった。

   

チェーンホイールは、古いものなので、置き傷はあるが、未使用で、ペダルを付けた 痕も、チェーンをかけた痕もない。
リヤーの鉄レコも、最終型のプラプーリーではあるが、使用はごくわずかで、そのための錆が少しあるくらい、かなりの美品だ。 チネリのバックスキンサドルにおいては、新品を下してすぐの様で、マークは、新品時のままで、まったくハゲがない。
ピラーも、新品を下して、挿しただけで、抜けなくなったらしくて、少々抜くのには苦労したが、何とか抜けた。

  

ホイールは、このフレームに合わせて、ビンテージ感を出そうとしたらしく、カンパLFハブはレコード刻印付きながら、リムは、ナント、私がずっと探していたマビックの特許のフル鳩目タイプで、私の当時モノより少し新しい、ひし形ラベルに、チャンピオンドォモンドの別ラベル付きで、ひし形の中に、プロフェッショナルの文字が見当たらないが、マビック特許のフル鳩目の最終型の様だ。
京都のOOOバイシクルで以前捜したら、もっともっとボロボロで、リム組出来そうもない品をウン万円と言われたから、今回のこのオークションは、思い切って、即決して正解だった。


さて、このレニヤーノ、私の高専時代の愛車、ZUNOWの本来の設計寸法と、ドンピシャのTOP C-C 555、シート C-T 555で、エンド巾 100-120 なのだ。

最初は、ZUNOWを、レストアしようとしていたのだが、パーツをそろえていくうちに、フレームが増えて、、、、、。

ほぼ同じ年代のものだが、同じ531フレームのステッカーより、年代的には、私のZUNOWのほうが古いし、ハンドルも、ZUNOWの方は、チネリ2本ローレット。3本ローレットよりまだ古いものだし、LFハブもノンレコものだし、リムのマビックマークもより古いから、ZUNOWをより古い鉄レコ仕様で組んで、このレニヤーノは、Nレコ仕様とするのが正解かも。
前任者は、あの雑誌のレニヤーノの持ち主と同じく、雰囲気的に、60年代頃のレニヤーノの雰囲気を出したくて、パーツを集めて仮組したようだ。
私は、もう少し、フレームとパーツの年代をそろえようと思う。


今回は、このロードレーサーの出品者の方に本当に感謝。


 

 

 

 


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