昔が良かった。

古き良き時代というけれど。クルマ好きにとって、60年代、70年代は希望があった。

米記者が不適切投稿で解雇の記事の不思議。なぜ、自由の国アメリカで。

2017-05-30 14:10:51 | その他

《「特に個人的な関係はないが、メモリアルデーの週末に日本人ドライバーがインディアナポリス500を制したことにとても不快感を覚える」と投稿》 とのことだが、私には、ある意味、共感する部分もある。

インディ500の開催日の意味を考えると、真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争を思い起こし、日本の不意打ちによって始まった戦争の戦死者に捧げる日に、戦争開始国のドライバーが優勝したのは、素直に喜べないというのは、一部は理解しなければいけない。

ただ、スポーツの勝者に対する意見としては、言うべきことではない。

それは平和のあかしとして、このレースが、世界のどの国のドライバーにも平等に出場し、勝利のチャンスを与える真のスポーツだからである。

私は、スポーツ記者が、SNSに投降した記事としては不適切だが、だからと言って、解雇を要求した多くの人民の程度の低さに注目している。

この程度の認識しかない一般民なら、いつ、その民衆がいつ、ナチスになったり、イスラム国になったりするかもしれない下地があるということだ。

日本の隣の民族などは、。。。。。。。。。。

ならば、日本はどうかというと、天皇陛下の名のもと、大東亜共栄圏とか言いながら、軍属の暴走で、大国を相手に、自国民を殺してまで、太平洋戦争を起こしたではないか。
『最後の一兵までと言いながら』政治家や、軍部の上位のものは、姑息に逃げ回っていたではないか。
日本も、人のことは批判できる身ではない。

我々一般民は、このようなマイナスの記事を、めでたいことと同じような大きさの記事で書く、マスメディアの程度の低さを嘆かねばならないと同時に、野次馬的に、解雇を要求する、程度の低い書き込みにも、注意しなければならない。 どこにもいるんですよ、名も名乗れない小心卑怯者の批判者は。

せっかくの、日本人が手にした、アメリカンドリームを、みんなで祝ってあげよう。


遂にやった。佐藤琢磨 インディ500 V  おめでとう

2017-05-29 17:23:53 | その他

日本人初の、 本物のF1ドライバーとして、イギリスの名門F3チームのチャンピオンドライバーは、ジョーダングランプリから参戦したが、その後のホンダの扱い方が、外国人ドライバーから比べると、明らかに格下扱いで、なかなかその実力を発揮できなかったが、短い間だったが、ホンダーワークスと言えるBRAから出走した時は、明らかにトップクラスのパフォーマンスを発揮した。

なぜか、スーパー亜久里から、浪花節的な付き合いで、結局は、F1を去ることになったが、アメリカに舞台を移し、そこではこれまでの、日本人ドライバーとは一線を画した活躍をし、ついに、アメリカ最高峰のインディ500に勝ち名乗りを上げた。

これだけのドライバーなのに、日本人ということで、ホンダのワークスからは、ケトウより格下扱いされてきたが、ついにホンダという会社そのものを見返した。

自転車競技チャンピオンから、鈴鹿のドライバーアカデミーに、そして首席卒業、英国のあの名門F3チームから、F3チャンピオンドライバになった時点で、外国人なら、F1ドライバーとしてのオファーがあるのが当然な時代に、日本人故、ホンダが、鈴鹿アカデミーの卒業ドライバーなのに、手を差し伸べなかった。日本人の会社の偉いさんの悪いところだろう。

でも、ついに、世界のトップドライバーだと、自分自身で証明して見せた。


それにしても、日本での報道が、あまりにも、小さすぎないか??

号外の新聞が配られてもよい快挙なのに。

ホンダが大喜びしなくてどうする。
日本の大手自動車メーカーの一番悪い点だろう。

本田宗一郎が生きていたら、どれほど喜んだか。

今のホンダから情熱は感じない。

 


GTV6納車整備 続き

2017-05-26 21:57:01 | 11646

 
写真1は、直進時のブレーキホースの状態。

  
右に切り込んだ状態から、左に切り替えた場合の、ホースの動き。

上記の写真は、この車に使われていた、ステンメッシュで補強されたレースパーツ。

使い捨てのレースパーツなら、使用時間を決めての強化品でもあるが、使用時間の期限の管理のできない、一般公道での使用は、まったくもっての危険部品となる。
2段目の写真のように、アルファロメオの、この時代のものは、アッパーアームにホースの中間部分をマウントされている。アルフェッタ1.8、2.0の時代は、同じ長さのブレーキホースながら、アッパーアームへのマウントがなく、フリーに、ブレーキホースが動けるようになっていた。

この、レース用のステンメッシュで強化されたホースの特徴でもあり欠点でもあるのが、補強のためのステンメッシュで、ステンメッシュホースは、曲げる方向には、かなり自由に曲がるが、ホースの軸方向への曲げというか、いわゆるねじりに対しては、極めて剛性の高いという特徴がある。
その構造をわかって使うと、例えば、リヤサスペンションのように、足回りが上下するだけなら、まったく問題なく、強化パーツの良いところだけを使っているのだが、フロントサスになると、まったく話が違ってくる。

フロントサスは、ハンドルを切るから、当然、ブレーキホースをねじる方向に使用することになる。
ねじりに対する剛性は限りなく強いから、ハンドルを切るたびに、取付け部には、ねじりの交番荷重がかかる。そのねじり剛性、ねじられないように反発する力は、ゴムのブレーキホースの比較にならないほど強くて、時には、両端の固定ステーの部分を破損することもあるし、ステンホースの両端のカシメ部分をぶちきることもある。だから、こういうホースをお使うときは、周りに当たらないようにしながらも、できるだけ長くして、急激な曲りをホースに与えないように、決してねじり応力を与えないように、曲りで逃げて、ねじりをホースに与えないような長さに設定しなければならない。ゴムホースと違い、曲げの自由度もはるかに緩いカーブでないといけないステンホースは、元のゴムホースと同じ長さで固定してはいけないのだ。

  
アッパーアームに固定されているところを、フリーにすると、ステンメッシュホースが、固定してはいけないことがよくわかるだろう。ゴムホースのように、短い長さでは自由にならないんだから。

頭のいい方ならわかると思うけれど、見た目のカッコよさだけで、選んではいけないパーツで、壊れることが前提の逃げの言葉の説明書き『これはレース部品です。公道で使用しないでください』と書きながらの、フリーで市販されている、危険パーツである。(もちろん使用時間と、使用状態の管理ができるのなら、ねじ切れる前に、見た目がきれいでも使い捨てできるのなら、使っても問題ないのだが、競技車両じゃあるまいし、一般ドライバーに管理ができるわけがない。)
これの管理ができるメカニックと、ドライバーなら、今回、私が乗って直ぐに解った、ブレーキマスターのカップの抜けとかがわかるはずだ。

この車は、昔からの友人が乗るので、私が気になったところは、すべてメンテしてから、納車することになる。(私の工場から車を売る場合は、必ず私が納得したメンテしてからでないと、納車するということはない。)
そんなわけで、ブレーキ関係は、マスターASSY交換と、フロントブレーキホース交換は、有無を言わさずということになった。

   
それにしても、アホの命みたいに力任せで締め付けたブレーキホースと、キャリパー側のブレーキパイプの汚らしい曲げは、この車のことを分かった仕事ではない。
緩めるのに、ブレーキホース側の6角の角が割れたほど強く締まっていた。割れたことにより、ブレーキホースのメッシュの部分はステンだが、両端の良く折れたりする部分は、銅合金のような色だった。普通は角が舐めることはあっても、割れることはない。強度が弱い製品である証拠だ。

 
右に比べて、左のホースのボディ側の取り付け部は、不自然なまで、斜めにゆがめてあった。

   
いつのころからか、ブレーキホースのアッパーアームへのマウント部のサイズが、短くなったらしくて、アッパーアーム側の金具の幅を、サンダーで落として狭めなければならなかった。
これはホースが外品、純正の区別無く、幅が狭くなっているので、きれいに加工するためにも、ナックルを外して加工した。

 
これで次回からの、ホース交換も問題なし。

今回のブレーキホースのクランプ部の切削加工で、サンダーでの作業を楽にするために、ナックル全体を外したのだが、ナックルを外すにも、馬鹿の命ほどボールジョイントのねじを締め付けているわ、割ピンは、本来のサイズより太いものを無理やり打ち込んでいるわ、ナックル外すのには少々苦労した。情けないメカニックの仕事ぶりだった。最近、限度を知らないメカニックが多いような気がする。感性の問題だろうか?

友人の、メカニックと話していたら、ブレーキのカップの抜けとか、ねじの締め具合とか、最近の若いメカニックは、そういう感覚の面で、わからない奴が多いと、同じように嘆いていた。彼の話では、足回りやブレーキの整備をした後で、若いメカニックに、ホイールを取り付けておくように指示したのだが、ホイールナットの取り付け向きを、逆に取り付けて、テーパー側を外にして、真っ直ぐ面の方で、ホイールを締め付けてあったのには、本当に驚いたとのこと。
その、若いメカニックとは、ずぶの素人のボンサンではなく、よその工場でから移籍したメカニックだったとのこと。
誰に教わったわけでもないのに、女の体の障り方や、チOOの入れ方は知っているくせに、車の免許もっていて、ホイールナットの取り付け方向もわからないメカニックがこの世にいるのかと、二人で大笑いした。

 



 


古いお宝純正パーツ

2017-05-24 14:04:48 | RICAMBI ORIGINALI(パーツ)

香芝インターに着いたと連絡をもらってすぐに工場を出た私だったが、工場を出たところで、クロネコのデリバンと遭遇して、着払いの品物を、受け取って、少しお待たせしてしまったけれど、香芝インターの家電量販店の駐車場でS様とお会いできた。
話もそこそこに、とりあえず当方の工場へ。

以前から、知っていた方だけれど、直接お話しできたのは今回が初めてだと思う。

六甲のモンテミリアの話やら、昔懐かしい話も出て、あっという間に時間は過ぎて、パーツの因数合わせもするのも忘れ、お茶の一つも出すのも忘れ、何とも失礼な応対をしてしまったと、帰られてから気が付いた。

それほどまでに、今回の純正パーツを手に入れられたことに、舞い上がっていた私だった。

S様、本当に無礼な対応、申し訳ございませんでした。
後からではありますが、ここにお詫び申し上げます。

貴重な純正パーツの数々。
お金の無い私は、当方にとっての必需品だけしか手に入れることはできないが。

床に広げてみると

パーツの員数合わせと、仕分けをする


当時の純正のメタル関係、何台分もある。
本物の純正パーツ。バンダーベル、クレバイトだ。
STD,-10、-20を、2~3セットづつ。


1300専用のエンジンパーツ

こちらは、まずは手に入らない、純正の貴重なパーツ、いろいろ。
レプリカでいいようなオーナーには関係ないけど。

員数合わせをして、なぜか、足りないパーツが2点あったが、一つは、確か最初に手にしたはずの品。
話をしている間に、物をどっかに置く癖のある私なので、たぶん、そこらに置いたのだろう。
これだけあると、良くわからない。 

わざわざ、奈良県まで、届けてくれた上に、オマケとのことで、一番高価な品を、もう一つ追加してくださった。(これが本当に一番の貴重品)
純正と、外品の差がわかる、エンスーのS様の心温まるプレゼントだった。(感謝)

これらのパーツは、違いの分かるお客様に使用させていただきます。

 

 

 

 

 

 


エアーコンプレッサー修理

2017-05-23 20:13:25 | 工場・設備

先週、週半ばの朝、コンプレッサーの電源が入らない!!


おかしいと思ったら、ブレーカーが飛んでいた。

ブレーカーを入れなおすと回復するかと、レバーを入れなおしたら、『ブー、ブー』と、モーターが唸るだけ。

これはついに、コンプレッサーが焼付いたかと。

とりあえずは、エアー圧がなければ、ドライブオンリフトも作動しない。
ドライブオンリフトには、GTV6が乗っており、ブレーキホース交換のためのフロントのアッパーアームブラケットの加工中。
明日明後日にも、タイヤを組み替えたホイールが持ち込まれてくる。
何とかせねばと、予備に置いてある100Vの小型コンプレッサーを配管につなごうかとも思ったが、どこが壊れたのかと点検したら、手でベルトを回せば、プーリーは回るし、ピストンの圧縮感もある。 となるとモーターの焼損かと。

ナマの200V三相動力をつなぐと、モーターは問題なく回転し、コンプレッサーの圧は、上昇し始めた。

となると、モーターが回らない原因は、圧力スイッチか、メインの自動スイッチのどちらか。
テスターを手に、すべての配線をチェックしたら、3相動力の黒い線の導通が、スイッチの前後で、、、、、、、通じない。

さっそく、ヤフオクで、同じタイプの、3相動力用のリモートスイッチを捜したが、新品だが結構に値段が高い。
電気屋に電話しようか、工場の設備のバンザイに連絡しようかと考えたが、どっちにしても、現物を見てもらわないと、スイッチの入手もできないだろうし、見に来てもらうだけでも、費用が掛かる。ここは、以前の摂津の工場と違い、近くに車の工場用機材の修理をしているところもないし、大阪から来てもらうには2度手間だし。
ならば、ネットでスイッチを捜し自分で修理した方がやはり早いかと。
ネットで、検索すれば、結構みなさん、この手の修理はご自分でしているようだし、何より、『モノタロウでスイッチを捜して注文したら、あくる日に届いた』との記事があった。

『これだ』ってことで、モノタロウさんで、スイッチを捜したら、まったく同じではないが、かなりよく似た品が見つかった。


春日電気の電磁界兵器 要するにリモートコントロール式のマグネットスイッチ。
税抜きなら、何と¥3000円を切っていた。
ヤフオクの出品物だと、約、倍の値段で出されていた。危ない危ない。

金曜日のお昼に一番に発注して、15時には、発送完了の知らせが入った。
土曜日のお昼くらいまでには、到着するかも。
しかし、困ったのは、土曜のお昼には、大切な約束が。。。。。。

土曜日の朝一番からドキドキで、宅配便を待っていたら、お昼前に、到着したのは、佐川急便で、同じモノタロウからの品ながら、以前からちょっと、ホッタラカシにしていた、ホースバンドのサイズの問題で、クレーム話の品だった。
なかなか来ない、クロネコさん。

そうこうしているうちに、大切なお客さんから、『香芝インターのヤマダ電機の駐車場に着いた』との連絡。 迎えに行かなくちゃあ。
工場を出てすぐ、隣の運動場の向こう側に出たところに、クロネコのトラックが。
急いでわいるのだが、ドライバーに声かけてみた。
小さな荷物が、大きな荷物の下になっており、少々時間はかかったが、モノタロウの荷物が出てきた。着払いのお金も払って、お礼をも早々に、香芝インターに向かって、お迎えに。
Sさま、到着が遅れてごめんなさい。


それにしても、丸1日で、品物が到着するなら、これほど便利なものはない。
ただし、これにも条件があって、自分で、目利きができること、自分で修理等の作業ができること。そしてすべて自己責任。そうでなければ、この手のサービスの恩恵には、。。。。

夕方から、コンプレッサー修理に取り掛かった。
もともとの、マグネットスイッチの正面からの写真を撮り、配線の色等を間違わないように。
ここで気が付いたのは、もともとの配線が、赤色の線と黒色の線が、違う位置についているようだ。
コンセントのプラグ側も、赤と黒が、反対位置に結線されていた。

 
手に入れた品物と、コンプレッサーについている品物を、比較してみると、良く似てはいるが、一部の配線の入り方が違う。(左の写真で、スイッチの入り口と出口で、赤と黒の配線が入れ替わっているのがわかるでしょ。これって恥ずかしい仕事ですよね。アルファーの修理でも、同じようなレベルのメカニックがいたこともあったけど。)

以上のことを頭に置きながら、箱の中に入っていた、配膳図とにらめっこして、何とか配線は完了。もちろん、配線の色の位置も本来の順番に。
 
緊張しながら、ブレーカーの電源を入れると、見事、正回転で、コンプレッサーは復活。

その昔、長くアルファロメオに乗られていた電気技師のお客さんから、3相動力の配線の話を聞かされていたのが、役に立った。200Vで、感電したら、確実に死ねることも、聞かされてたので、緊張しながら作業した)

このコンプレッサーは、摂津の工場の時に、伊藤忠オート時代から工場に入り込んでいた工具屋さんが、手配したものだが、その時以来、まったくのノーメンテで、35年以上、手に入れた時点で中古だったものが良くもったものだと感心すると同時に、その工具屋さんが手に入れた、コンプレッサーは、正しい色での配線もできないようなところからのものだったのが今頃になってバレタ。(物売りらしい品物だったということだ)

実は、このコンプレッサーの圧力スイッチが、何年も前から、具合が悪くて、少しエアーが漏れている。
今度、暇な時に、圧力スイッチも交換することにしよう。