GTAお宝パーツの現物確認で、ドアー内部を点検。
左ドアーは、アウタースキンがアルミで、GTA用そのものだった。
アマチュアドライバーが使っていた証のバカげた軽量化の痕が。
自転車レースも同じで、70年前後のイタリアのレースシーンでは強度も考えずに、穴あけ軽量をするバカアマチュアが多かった。日本の自転車レースのシーンでも、カンパのクランクに軽量穴をあけて、国体のスクラッチ競技(今でいうスプリント)で折れて、落車した選手もいる。ヘタな穴開ける時間があれば練習しろと言われた時代だ。
こちらのレギュレタ―も、GTA専用、アルミを多用したレギュレタ―だ。
これを目にすることはまずはないだろう。
残念なのは右ドア
なんと右ドアは、後期のワイヤレギュレタ―のドアー
ドアハンドル部を穴埋めして、本来のGTAドアハンドルを取り付けたものだった。
このドアーの付いていたGTA1300ジュニア-は、お宝13インチナックルのベンチレーテッドディスク仕様だったし、あらゆるところに、アウトデルタのオプションパーツ満載の車だったのだが、アマチュアレーサー故、クラッシュした時の修復は、そこらの解体車から外したドアーやアウタースキンを使って、修復したのであろう。
日本に入ってくるGTAで特に1300の時代のものは、クラッシュ修復で、鉄にアウタースキンを換えられたものが多く、クラッシュカーの証でもある。
前半部の強度アップのために、鉄に換えられたという説があるが、それは、いまの持ち主の強がりで、ならば、レースの場合尻軽で、トラクションがなく、確実にCRBBが必要になるなどのボディ後半に、鉄のパネルを使った「しなり対策」をほどこした車がないではないか。要するに鉄が使われているGTAは、金の無いプライベーターが、アマチュアレースで、使いたくって捨てた車の証なのだ。
ただし、クラッシックカーは、残っているもの勝ちで、捨てられ尽くして、稀少になったものには値打ちがあるのだ。
GTAお宝パーツ。
西日本ではまず売れないとの話なので、関東圏にも強い方に、お任せすることにした。
アルミスキンパーツはすでに預けた。
このドアはどうする。
左右セットでないと値打ちがないなら、私のボロ段付きに使おうか。思案中。
アルファロメオのミュージシャン、SOHC V6エンジン。
昔々のその昔、アルファロメオのSOHC2.5リッターV6エンジンは、アルファ6のあのボクシ―なボディとともに、我々の目の前に現れた。(遠くで聞くF1の音と言われたあのGTV6をはるかにしのぐ快音とともに。 GTV6と違い、アルファ6はキャブの吸気音が聞こえますからね。)
新車の時代から、アルファ6とともに、GTV6のメンテもさせてもらった私は、幸せ者でした。何せ、試運転のたびに、その快音に酔いしれることができたのだから。
アルファロメオの製品の常で、ちょっと欠点もあるのだけれど。
今となっては、それほどパワフルでも、早くもないが、快音で、アクセルペダルを通じて、心通じ合える、楽しいエンジンである。 (排気量か大きくなった3リッターでは、その快感は少し控えめになったが)
いわゆる、アフターマーケットのスポーツカムである。
箱に、コロンボのマークのプリントはないが、その作りから、コロンボではないかと思われる。
S2の刻印から、確かスポーツカムのリフトの高いほうだったと思う。
プロフィール 11.1 PS2 カムリフト11.1 タイミングは26-66-66-26
4気筒の、1750純正オプションカム と同じ、バルブタイミングのものであるので、ロードユースには、最適のチューニングカムと言える。
自由に使って良いとの持ち主の了解をずいぶん前からいただいていたものだが。
どなたか、リフト11.0以上のコルサカムお持ちで、持て余している方、交換OKなら、ご連絡をお願いします。(こちらは新品なので、新品同士ということでお願いします)
アウトデルタのコイツとコンビにして、組みあげてみたいんです。