昔が良かった。

古き良き時代というけれど。クルマ好きにとって、60年代、70年代は希望があった。

164Q4 ガラガラ音が

2018-12-04 17:13:46 | ALFAROMEO

手に入れただけで、ナンバー変更後、裏山で簡単に試走した後、工場の入り口のシャッターの前に、青空放置で、しばらく乗ってなかった164Q4だが、先日、ヤフオクで手に入れたGTA3.2エンジンを、運送屋さんが持ってくるというので、場所を移動。
そのときのファーストアイドル音が、やけにガラガラと。

この車を受け取ったときはそれほど、ガラガラ音は、気にならなかったのだが。

どうも、センターマフラーの中身か、純正触媒のセラミックコアが、割れて落ちたか、マフラーのヒートシールドのステーにクラックが入って、ブラブラになっているか? そんな感じの音で、重大なメカトラブルの音ではない。

裏山での試走は、それほど回した訳でもないし、ハードなコーナーリングをしたわけでもないので、経年劣化だと思うが。


エンジン、ミッション、トランスファーの下側をよけながら、プリマフラー付のExフロントパイプはクネクネと。
ちょっぴり頼りないヒートシールドだが、ガラガラ音の原因ではない。


フロントパイプの最後に振動吸収の蛇腹が入り、マフラーのセンターステーで吊られて、その後ろにオムスビフランジを介して、純正触媒が。

そして、触媒の後ろ側もオムスビフランジが入り、センターマフラーへと。

この、蛇腹部分は、初期のGTV6のパーツでは良くガス漏れを起こした部分だが、途中でパーツ改良があり、ステンメッシュの中のパイプが、石綿入りのスパイラル構想から、ステンレスの薄肉のルーズソックスのような蛇腹になり、ガス漏れを起こすことはほとんどなくなった部分だ。

溶接跡の感じから、本来のステンメッシュは、もう少し長さがあったようで、元のステンメッシュの前後フランジを残して切断し、長さの短いメッシュの蛇腹が溶接されている。 この作業の時には、まだ触媒の内部は、大丈夫だったのだろうか??

写真のように、左の触媒は、ヒートシールドがなくなっており、かなり焼けた状態だ。

このように焼けた外観の触媒は、大概、内部のセラミックハニカムにクラックが入り、内部で排気つまりを起こしている場合が多い。

今回、ジャッキアップして、ここを手でドツイタら、ガラガラ音がしたので、たぶん触媒の内部割れだろう。

幸い触媒前後は,オムスビフランジなので、ステンのスポーツ触媒に換えるのが簡単なので、修理代はパーツ代だけで済みそうだ。

触媒の概観から、当然、内部劣化は想像できるので、この機会に、スポーツ触媒に換えることにより、より排気効率は上がり、高速域のパワーが、SOHCのQVとは明らかに違う、DOHC4バルブヘッドの、威力と快音が楽しめるようになるだろう。


センターマフラー後ろで、デュアルエキゾーストは終わって太い1本マフパイプへと集合される。
センターマフラーは、明らかに交換されてから、まだそれほど使われていないようだ。

 

 

 

 

スペアカーに着いていた、ステンエキゾースト。明らかに形状が違う。

この程度の、仕上がりのステンマフラーなら、純正のままのほうが、効率よくて、パワーもレスポンスも上だと思うが。

このマフラーとセットになる、リヤマフラーがないので、わからないのだが、もし、赤い車のノーマルリヤマフラーとの接続ができるのなら、ノーマルの触媒部分の修理ができるまで、このマフラーを簡易的に着けていれば、車を動かすこともできるので、時間を見て、作業をしてみようと思う。

 

 

もう一点、ステアリングラックのマウントか、タイロッドのガタか、サスペンションのブッシュのヘタリのせいなのか、路面フィーリンガが良くわからないのも、早急に修理しなければいけないだろう。 先日の75ターボEvoのような、ダイレクトな路面感覚を伝える、ステアリングを手に入れなければ。

116系のクルマと違って、4WDの重量と、グリップ力を操るには、パワーステアリングは必須かもしれないが、ノンパワーの116系のステアリングフィールを知る身としては、少しでもあの、ノンパワーステアリングゆえの、ナマの味に近いものが欲しいのだ。

ヘタな、電動ステアリングの、ゆがんだフィーリングを感じ取れない似非マニアなら、問題はないのだろうが116系で、本来のラックアンドピニオンの、純粋な路面フィーリングを伝える素晴らしさを知っている身には、今のこのQ4の状態では、直線路が危険にさえ感じる。

わかる人だけの世界の話ですが。

 

 

 


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