鋼の錬金術師1⃣ 荒川弘 2002年2月22日 スクウェア・エニックス

生きた錬金術師が捕まった

表紙より・・・う、嘘じゃないぞ！
今更ボクごときが説明するまでもない、君の手で息の根を止めるダーク・ファンタジー。

第１話　二人の錬金術師

エド「・・・畜生ォ」
痛みを伴わない教訓には意義がない
エド「持っていかれた・・・・・・・・・・・・!!」
人は何かの犠牲なしに何も得ることなどできないのだから

犠牲になったのだ・・・（コーヒーで濡れたマウスを見ながら）

アル「ボクは弟のアルフォンス・エルリックでーす」
エド「オレが！〝鋼の錬金術師″!!エドワード・エルリック!!!」

とある探し物をしている、錬金術師の兄弟。
兄の方のエドこと『豆つぶドちび』は『国家錬金術師』だそうｄぎゃあああ
弟の方のアルがデカい上に全身鎧だもの、「鋼の～」なんて言われたら誰だってそっち見る。

2人が訪れた街では、『レト教』という宗教が流行っておりました。
教主のコーネロが『「奇跡の業」』を使えるとかなんとか。

エド「・・・どう思う？」
アル「どうもこうもあの変性反応は錬金術でしょ」
エド「だよなぁ・・・」

どうもこの『「奇跡の業」』は怪しい・・・という訳で、
信者の女性・ロゼを騙して兄弟は教団に乗り込む。

コーネロ「軍の狗めはよほど鼻が良いとみえる」

コーネロ「・・・奴らはここには来なかった」
　「――というのはどうか？」

案の定、悪いおっさんやでぇ・・・！

そして面会に応じると見せかけ、不意打ちで兄弟を襲う！
銃で頭を吹っ飛ばされるアルフォンス。
続けて銃口はエドワードに向けられる・・・！

コーネロの部下「教主様のお言葉は我らが神の言葉・・・」
　「これは神の意志だ!!」
アル「へーーー」
　「ひどい神もいたもんだ」

(　゜д゜)

( ゜д゜ )

・・・白々しいのはボクの悪い癖。

ロゼ「どどど」
　「どうなって・・・」
エド「どうもこうも」
アル「こういう事で」

空っぽの方が夢詰め込めるんじゃないかナ！ナ！


部下を蹴散らしコーネロと対峙する兄弟。

エド「〝賢者の石″」
　「使ってんだろ？」

賢者の石？

コーネロ「ご名答！」
　「伝説の中だけの代物とさえよばれる幻の術法増幅器・・・」
　「我々錬金術師がこれを使えばわずかな代価で莫大な錬成を行える!!」
エド「・・・・・・・・・・・・・・・さがしたぜェ!!」

ブーストアイテムっスな。
兄弟の『さがし物』はソレらしい。

求）賢者の石
出（？））お口にチャック

エドの提案に対してコーネロの答えは・・・

コーネロ「きさまがいくら騒ぎたてても奴らは耳もかさん!!」
　「そうさ！馬鹿信者どもはこの私にだまされきっておるのだからなぁ!!」

新興宗教なんてのはだいたいこんなもんじゃないっスかね（偏見）

エド「たしかに信者はオレの言葉にゃ耳もかさないだろう」
　「けど！」

　「彼女の言葉にはどうだろうね」

m9(^Д^)プギャーwwwwww

・・・んん？

ロゼ「二人ともごめんなさい」
　「それでも私にはこれしか・・・」
　「これにすがるしかないのよ」

あ、あれ？
死んだ恋人は重かったかー・・・

じゃああとは兄弟を始末すればおしまいだネ！
とばかりにコーネロは合成獣（キメラ）を投入。
でもエドワードがあっさり一蹴。

エド「ロゼよく見ておけ」
　「これが人体錬成を・・・」
　「神様とやらの領域を侵した咎人の姿だ!!」
コーネロ「・・・・・・・・・」
　「鋼の義肢〝機械鎧″・・・」
　「ああそうか・・・・・・」
　「鋼の錬金術師!!」

機械鎧＝オートメイル

エド「降りて来いよド三流」
　「格の違いってやつを見せてやる!!」

あらやだ、この豆カッコいいじゃない・・・ぎゃあああ

第２話　命の代価

アル　やさしい・・・本当にやさしい母さんだった
　ボク達はただもう一度母さんの笑顔が見たかっただけだったんだ
　たとえそれが錬金術の禁忌にふれていても
　それだけのためにボク達は錬金術を鍛えてきたんだから・・・

兄弟の過去。
なまじ才能があったが故の悲劇スなぁ・・・。

エド「アル！いったん出るぞ！」
コーネロ「バカめ!!出口はこっちで操作せねば開かぬようになっておる!!」
エド「ああそうかい！」
バシィ
ドン！
コーネロ「んなあーーーーっっ!!??」

m9(^Д^)プギャーwwwwww
便利だな錬金術。
ぶち破るのと違って後で元に戻せる訳だし。

雑魚を蹴散らして教団内部を進んでいると・・・

エド「お？」
　「この部屋は・・・」
ロゼ「放送室よ教主様がラジオで教義をする・・・」
エド「ほほーーーーーう」
アル　あ　なんかいやらしい事考えてる

悪い事考えたぜぇ？（おやびーん！）

アル「何かを得ようとするならそれなりの代価を払わなければいけない」
　「兄さんも「天才」だなんて言われてるけど「努力」という代価を払ったからこそ今の兄さんがあるんだ」

うむむ・・・ここテストにでまーす。

コーネロ「小僧ォォーーーもう逃がさんぞ～～～～～」
エド「もうあきらめたら？あんたの嘘もどうせすぐ街中に広まるぜ？」
コーネロ「ぬかせ教会内は私の直属の部下だしバカ信者どもの情報操作などわけもないわ！」

あきらめたら試合終了だよ？

エド「だぁーーーからあんたは三流だっつーんだよこのハゲ！」
コーネロ「小僧!!まだ言うか!!」
エド「これなーんだ♪」



コーネロ「まっ・・・」

m9(^Д^)プギャーwwwwww

なお肝心のブツはゴミでした。
ちゃんちゃん・・・

ロゼ「これからあたしは！」
　「何にすがって生きていけばいいのよ!!」

気の毒だけど結局幻想なのよね・・・

エド「そんな事自分で考えろ」
　「立って歩け」
　「前へ進め」
　「あんたには立派な足がついてるじゃないか」

・・・厳しいことを言うじゃないか、このまｍぎゃあああ

コーネロ「ぬああああ!!どいつもこいつも私を馬鹿に・・・・・・」
ズカッ
????「あなた」
　「もう用済みよ」

黒幕の伏線を張りつつ第2話終了。
1話と2話は前後編で1つの話だーね・・・初っ端から重い重い重い。
しかし爽快アクションにギャグも交えつつのおかげでしんどくはない。
流石名作だね！

第３話　炭鉱の街

次に兄弟が訪れたのは、『金の亡者』な軍人・ロキに苦しめられる炭鉱の街。
『国家錬金術師』であるエドワードも嫌われ者に。

ホーリング「「錬金術師よ大衆のためにあれ」」
　「術師の常識でありプライドだ」
　「数々の特権と引き換えとはいえ軍事国家に魂売るような奴ぁ俺は許す事ができん」

公務員は嫌われるのも仕事のうちなんつって。

エド「軍の犬になり下がり―――か」
　「返す言葉もないけどな」
アル「おまけに禁忌を犯してこの身体・・・」
　「師匠が知ったらなんて言うか・・・」

エド「こっ・・・殺される・・・・・・・・・!!」

師匠（せんせい）が出てくるのはもう少し先の話。
（ししょう）じゃなくて（せんせい）だから、ジジババではなく若そうなイメージ・・・
白々しいのはボクの悪い癖。

カヤル「親父・・・」
　「エドは魂まで売っちゃいなかったよ」
ホーリング「ああそうだな」

国家錬金術師のちょっといい話でした。
『軍事国家』とか『師匠』とか、伏線もガンガン出てくるスタイル。
ガンガン連載だけになんｔ

第４話　車上の戦い

幼女「わぁーー!!」
　「お父さん！速いねすごいね！」
ハクロ「はははあんまりはしゃぐと疲れてしまうぞ」

列車で楽しく過ごすとある一家。
ご旅行ですかーうらやましいですなー・・・

ハゲのマッチョ「ハクロ将軍だな？」
ハクロ「なんだ君達はいきなり無礼な・・・」
　「!!」
バルド「せっかくの一家団欒をぶち壊しちまってすまんね将軍」
　「楽しい家族旅行は終わりだ」
　「ここからはスリルと絶望の家族旅行といこうじゃないか」

テロや！これはテロやで！

将軍一家が人質ということで軍部には緊張が走る・・・！

????「ああ諸君今日は思ったより早く帰れそうだ」
　「鋼の錬金術師が乗っている」

いよっ、待ってました！

エド「だぁれぇがぁミジンコどチビかーーーッ!!!」

テロリストの敗因→『チビ!!』

????「や」
　「鋼の」
アル「あれ　大佐こんにちは」
大佐「なんだね　その嫌そうな顔は」
エド「くあ～～～～大佐の管轄なら放っときゃよかった!!」

お、軍の偉い人とも仲良しとは流石国家錬金術師様。

と、お喋りしてたら捕まえたテロリストのバルドが最後の悪あがき。
大佐の部下をブッ飛ばした後は大佐に向かって突撃！

バルド「おおおおおおお!!!」

パキン
バルド「!!」
　「ごぉあっ!?」
　「がああああああああ」

何が起こった・・・！？

大佐「手加減しておいた」
　「まだ逆らうというなら次はケシ炭にするが？」
バルド「ど畜生め・・・」
　「てめえ何者だ!!」
ロイ「ロイ・マスタング地位は大佐だ」
　「そしてもうひとつ」
　「「焔の錬金術師」だ」
　「覚えておきたまえ」

ロイ・マスタングこと指パッチン大佐が能力をチラ見せして1巻終了。

ロイ「2巻からは主役交代で『焔の錬金術師』が始まります。

こういうのがあるから単行本を買わないとネ！