今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

新機動戦記ガンダムW OPERATION5 終焉 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1997年3月1日 角川書店

2019-06-16 09:28:25 | ガンダムW
ロームフェラ財団の指導者となったリリーナは「共存」のため、命を賭して総会の演壇上へ向かう。同じ頃、WFのゼクスは地球排除を謳い、戦艦リーブラを進攻させつつあった。「俺達の敵は・・・宇宙にいる」遂に一つとなり、戦うヒイロ達。だがドロシーの0Sと因縁のトレーズがその前に立ちはだかる。はたしてGは最後の戦いを越え、新時代を創れるか?TV未放映分を含む、必読の最終巻登場!!
裏表紙より
4巻やったのが2年半前という衝撃



第一章 冷酷なる決意

1 新たなる指導者


 内心、デルマイユは会心の笑みを浮かべていた。リリーナを傀儡として女王にした事によって、自らの思うままに財団を動かせると確信していた。これまでの経緯から財団の代表者は自分しかいないと考えていたのである。確かに現在まで財団代表代行の座に相応しいと名乗り出る者は皆無だった。それはデルマイユの正当な血統のせいもあったろう。そして、デルマイユはこれからもそれが続くと考えていた。
計画通りウマウマ


ところがぎっちょん
「我々の新たな代表であり、指導者であるのは女王リリーナなのではありませんか? デルマイユ候、あなたがその場所に立って今後の方針を示すことは非常に不敬な事だと思われるが?」
実は財団内の反デルマイユ派は既に多数派の模様
デルマイユm9(^Д^)プギャー


なお
「これで本当によろしいのですか、ドロシー嬢?」
孫娘が煽った模様
デルマイユm9(^Д^)プギャー


デュオ、トロワ、カトルはノインと合流
ノインは五飛さんと接触していましたが――
「そうですか、五飛はやはり・・・・・・」
勧誘失敗
とりあえずサンドロックとヘビーアームズの改修を進める模様


よーし2機のシャトルでウィナー家の資源衛星を目指すぞー
「高熱減反応!? コロニーの残骸のお陰で熱感知が遅れたな」
しまったー
OZ宇宙軍に見つかってしまったー


シャトルが1機やられてしまいました
ノインとトロワはそれぞれトーラス、ヘビーアームズで脱出してセフセフ
でも戦闘不可避
まぁトロワが記憶喪失かつ機体の宇宙適性無しで戦力外とはいえ、
OZでトップクラスだったノインにデュオのデスサイズヘルがいれば楽勝ですお
 襲撃からわずか五分で決着はついた。しかし、勝敗など問題ではない。シャトルが一機なくなったのが大きな問題になったのである。
シャトル1機でMS4機は運べないっていう
困ったっていう


そんなタイミングで
「昔のよしみでもう一度ワシに引き上げられるつもりはないか? もちろん補給や修理も請け負うつもりだ」
地球でデュオを支援していたハワード再登場
ゼクスと別れた後も宇宙で活動していた様子


ロームフェラ財団の最高幹部会はじまるよー
 決意は変わらない。しかし、これに失敗した場合、誰がこの道を継いでくれるのか。それを考えれば失敗は許される事ではない。
女王リリーナが新たな方針を発表するですぞー


具体的にはね
「世界各地に治安維持と称して派遣しているOZの兵力をすべて撤収させるのです」
「異議あり」
デルマイユが速攻異議を申して立てるも、
どうやら理事たちは女王リリーナ派が大半のようですなぁ(・∀・)ニヤニヤ


とりあえず詳細は明日の財団総会でというところで幹部会はお開き
「どういうつもりだ!? 財団の主だった幹部すらワシの意見を聞こうとしない。みんなあの小娘に従おうとでもいうのか!」
「だって、それがリリーナ様の力ですもの」
傲慢ジジイと美少女のどっちに従うかっていったら、ねぇ?


ぶっちゃけアンタの愚痴を聞いてあげてる孫娘の策謀ゴホゴホ
「お祖父様にはOZ宇宙軍があるではなりませんか」
「ワシに宇宙に行けと言うのか?」
理事たちの様子から総会でもデルマイユが論破されるのは明らか
であるなら先手を打って宇宙軍の戦力を手中に収めておくべき
・・・・・・・という、もっともらしい話で宇宙行きを誘導
なおドロシー自身はリリーナの側に残る模様


今日の五飛さんのお時間です
「ガンダムはコロニーのために戦ってきたのではないのか? なぜ宇宙の独立を目指す我々に戦いを挑むのだ!?」
ホワイトファングが奪取&開発続行中の戦艦リーブラを襲撃!


OZ宇宙軍攻略に部隊を回していたこともあり手薄だったリーブラ
少数の人形ごとき五飛さんの敵ではな、っと、
しまったーリーブラからビームの嵐だー
「人形とはいえ、味方の損害にもかまわず敵を撃つか。同じだよ、貴様らは。それではOZと変わらない。宇宙に必要なき存在だ」
その辺が敵視される理由だとホワイトファングは気づかないんだよなぁ
なお被弾したナタクは漂流、
一斉砲撃の影響でレーダーが効かない間に索敵範囲外まで流れたらしく、
ホワイトファング側は撃墜したものと判断した模様


今日はロームフェラ財団の総会があるよー
 あいつが死ねば世界国家も、この偽りの平和も消し去ることができる。リリーナ、おまえを殺す。
戦慄のKY(※主人公)きたぁぁぁぁぁぁ


議場に潜入し、壇上に立つリリーナに銃口を――
「世界がひとつになるという事は地球に限る事ではありません。二つの存在が対立を生むのです。私たちは宇宙と共にひとつとなるのです。地球は宇宙と、宇宙は地球と共存を始めるのです」
「宇宙と・・・・・・地球の共存だと?」
 ヒイロの声は普段では考えられないほどの驚きに彩られていた。これほど簡単な、しかし困難な考え方を今までした事がなかったのだ。
単純明快


その演説を財団は拍手でもって受け入れ――
 ヒイロは拍手がわき起こったと同時にその場を立ち去っていた。
 いいだろう、リリーナ。やって見せてくれ。俺は俺の敵を倒す。
危うくノベンタ元帥の時と同じことをするところだったんだよなぁ
(宇宙との共存を訴えた地球代表を宇宙の人間が抹殺)


ホワイトファングが声明、もとい宣戦布告をするですぞー
「地球と宇宙。この二つの存在が対立の図式を生むのだ。私の名はミリアルド・ピースクラフト。宇宙の代表者として宇宙に対立する存在、すなわち地球の排除をここに宣言する!」
【悲報】妹の命懸けの行動を兄が台無しに


ホワイトファングの最初の行動は、OZ宇宙軍の殲滅であります
要塞バルジ攻略戦だぁ
あ、バルジに向かってたデルマイユは辿り着く前にアボンまぁどうでもいいですね
「まだライトニング・カウントでいるつもりなのか、あの方は」
パイロット上がりを司令官にするからそうなる


ハワードが運用する戦艦ピースミリオンはカトルたちと合流したことで
いわば『宇宙における第三の軍事勢力』
今の所あえて動くこともなしと整備を優先していましたが、
ミリアルド・・・・・・ゼクスがやらかし中とあっては黙っていられない人が1名
「君たちは――」
 ノインが声を詰まらせる。
「よおし! そうと決まったら急ごうぜ!!」
旅は道連れ


ホワイトファングを組織したカーンズはリーブラに待機中
 鋭い目に冷酷な光をたたえ、カーンズは拳を握りしめる。
 指導者であるヒイロ・ユイがOZに暗殺された時から、彼の主義は一八〇度転換した。互いに話し合えば理解しあえるはずだという主張は強大な力の前には何の役にも立たなかったのである。
 力には力。それしか方法はない。
それな(´・ω・`)
死刑反対派の弁護士が、身内を殺されて死刑賛成派に回ったなんて話もあるし


破壊工作に失敗したバルジ砲でホワイトファングの部隊がだいぶやられたり
参戦したデュオとカトルが2対1でもエピオンに一蹴されたりしたバルジ攻略戦は
「必要ないのだ、宇宙にとって貴様たちは!」
気合一閃
ビームソードかっこよすなぁ


財団のお年寄りたちはこの事態に愕然としています
わけてもピースクラフト家を知るウェリッジ侯爵の後悔はいかばかりか
・・・・・・どうしよう?どうしたらいい?
「本当にそうお思いなら私に従っていただきましょう」
あの男がエレガントに再登場


からのー?
「あなたをロームフェラという古びた鳥かごに閉じこめておく事は罪悪だ。ならば、私がロームフェラの代表になろう」
 言いながらリリーナに背を向け、窓に向き直る。
「決着は私の手で着けるとしよう」
エレガント表舞台復帰


その頃、主人公は――
「俺の敵は宇宙にいる」
 宇宙に上がるため、ヒイロはHLV奪取にやってきたのである。敵にも損害を与えられるこの方法は、ガンダムパイロットたちの常套手段だ。
ガンダムパイロットに窃盗(というか強奪)スキルは必須
未成年の主人公がこの有様って教育に悪いアニメダナー(棒)


新機動戦記ガンダムW OPERATION4 彷徨 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1997年1月1日 角川書店(2回目)

2017-01-05 06:20:55 | ガンダムW
いろあせないー→1回目



○ここまでのあらすじ
自分を信じて戦え!



第二章 王国に迫る影

1 次代への扉


「どうした? 被弾はしておらんじゃろ?」
 ハワードは不思議そうに訊いた。わずかあれだけのモビルドールなどトールギスとゼクスにとって脅威にもならないはずだ。
「いえ、どうも反応が鈍く感じられるのです」
トールギスの性能を超えるとはやはり天才か
初めて乗ったときは、
「自分が死ぬわこれ」とか思ってたのに。



宇宙でモビルドールの破壊活動を続けていたゼクス。
目障りに考えたロームフェラ財団のデルマイユは、
「ミリアルド・ピースクラフトの行動」として扱い、
やはり目障りなサンクキングダムのリリーナに難癖を
「あのパイロットは現在もミリアルド・ピースクラフトを名乗っているのですか?」
「いや、それは・・・・・・」
 デルマイユは口ごもる。
「ならば、彼は我が兄ミリアルド・ピースクラフトではありません。ピースクラフト家は何より平和を願う一族。そのひとりである兄がモビルスーツに乗って戦うなどありえない事です」
トールギスも真っ青なスピードで斬り捨てるとは恐ろしい子


まったくかわいそうなお兄ちゃんやで
 トールギスよ、おまえのお陰で私はここまで戦い抜く事ができた。感謝している。だが、おまえではこれからは対応できないのだ。さらばだ、トールギス。
たった2行で斬り捨てるとはやはり兄妹か
今後、なんとゼクスはウイングゼロで戦うことに。


トレーズ派と財団派が激突したルクセンブルクに、
死に場所を求めたヒイロもウイングガンダムで参戦!
財団のモビルドールを叩き続けるも、とうとう限界。
自爆装置に手をかけたその時、あの方にお呼ばれすることに。
「君と語り合えたこの一時が私の人生最大の幸福だった」
 互いの銃が互いの眉間を微動だにせず狙っている。何かのきっかけがあれば、ふたりは引き金に掛けられた指に力を込めるだろう。
「そして、私は理解した。私の死は君の死と共にあらねばならない。互いに認めあった上で、神に召されよう」
「往生際の悪い奴だ。俺はそれでも構わないが」
トレーズ様を理解しようとするのはやめよう(諦め)
理解出来ているらしいヒイロも相当である。


ヒイロは 『次なるG』
(と書いて「ガンダムエピオン」)を手に入れた!
 ――この機体は君の未来を見せてくれる。
 トレーズの言葉が脳裏によみがえってきた。
「俺の・・・・・・俺の未来・・・・・・?」
 リリーナが俺の未来を導くとでもいうのか、エピオン? それとも、リリーナこそが敵だというのか?
尻に敷かれる未来でも見たのかな



ハワードと共に反OZの戦いを続けるゼクス、
戦力不足を補うために五飛さんと接触するの巻。
ともだちになろうよ!
「おまえもOZではないのか!?」
「かつてはな! しかし、今は違う!!」
「寝返る奴を俺は信用しない!」
 五飛は単純明快な真理を返し、凄まじいスピードで攻撃を繰り出した。
なんという正論。

ウイングゼロ対アルトロン!
結局ゼロシステムに翻弄されたゼクスは、
五飛さんに悪認定されただけで終わりましたとさ。


2 王国崩壊


「凄い凄い! ね、おもしろいでしょ?」
「そうだな」
 デュオは相づちを打ちながら、ヒルデに感謝していた。
 俺を励まそうってつもりか。ま、確かにこうやってサーカスなんて見てられるのが平和ってもんだろうな。
もしもし、OZですか?
ガンダムのパイロットがサーカスでデートしてます爆破を


ロームフェラ財団、
『完全平和主義』排除のため実力行使に出るの巻。
 どうすればいいの? どうすれば無益な戦いを止められるの?
 答えはまだ出そうにない。
 リリーナは己の力のなさをこれほど実感した事はなかった。
ヒイロたちが奮戦するも多勢に無勢。
何より、武力に武力で対抗することしかできない現状。
戦いを止めるため――
リリーナはサンクキングダムの主権を放棄・・・・・・(´・ω・)





3 女王リリーナ誕生


「見るがいい! 私のモビルドールは無敵なのだ!! この宇宙に敵はいないのだ!」
 ツバロフの言葉とは裏腹に、モニター上で活動しているモビルドールはもはやほとんどいない。わずかに北ゲートの奥を後退している部隊だけだ。
 それが今自分乎いる場所から数メートルしか隔たっていない事など気づいていない。
この作品でもっとも哀れな退場かもしれない。
戦わなきゃ、現実と

宇宙では反OZの革命軍ホワイトファングが台頭。
月面基地と建造中だった戦艦リーブラを制圧後、
あちらこちらで戦争が始まりました。


デュオは再会したトロワのことや、
コロニーの今後を考えると普段の元気がどこか失われて
「なに弱気になってるのよ! あなたは自分の信じた道を行くんでしょ? 私にそう言ったのはデュオよ!」
式はいつやるの?
カトルを巻き込んで盛大にやればいいよ


それ狙いって訳じゃないけどデュオはカトルと再会。
完全平和主義の実現に燃えるカトルの言葉にも、
いまいち反応が鈍いデュオ。
もう平和を、未来を信じることは出来ないのか――
「コロニーが危ないんだ! 僕は姉さんを守らないといけない!!」
 トロワの叫びを聞いてデュオは頬を叩かれたような表情になった。驚いたというのか、愕然としたというのか、そういう表情だ。
まさかトあのロワがシスコンだったなんて
※記憶喪失中です。


 なんて単純な理由なんだ。
 そう思った。
 しかし、それが最初にあったんじゃないのか、俺たちは? 宇宙が好きでコロニーが好き。好きなものを守るために戦ってきたんじゃないのか? 記憶を失ったトロワにそんな単純な事を教えてもらえるとは思ってもみなかった。急にどうすればいいのかと悩んでいたしばらく前までの自分が馬鹿らしく思えてきた。
難しく考えて袋小路はよくある話。
『最初』に戻ってみよう。



全世界に向けて、リリーナは世界国家樹立を宣言
・・・・・・させられました。
 デルマイユ候はこれで全世界が思うままになると確信を抱いてほくそ笑みを浮かべていた。
亡国の王女リリーナを世界の王女としてプロデュース。
人気取りの飾りとしてはこの上ないですなぁ悪よのぉ


その放送を、奴も見ていました。
「リリーナ・・・・・・」
 ヒイロの瞳が、何かを決意した危険な光を帯びた。
一体何をするつもりなんだぁ




ちょこっと財布に余裕ができたのに、使い道がない。
無料で楽しいElonaが悪いんだと思います。

新機動戦記ガンダムW OPERATION4 彷徨 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1997年1月1日 角川書店

2017-01-04 07:19:45 | ガンダムW
ヒイロとカトルはGを失い、トロワは生死不明となった。地球圏がロームフェラ財団に掌握されたとき、「完全平和主義」の下、リリーナが、サンクキングダムを復興する。だが、OZの猛攻で、王国は崩壊を目前にしていた。「ヒイロ、私の考えは夢? それとも過ち?」一方、幽閉中のトレーズもまた自分の思想を具現化した「次なるG」を造りあげた・・・・・・。人気TVシリーズ、緊迫展開の第4巻登場!!
裏表紙より。
今回の裏表紙文は比較的抑えめな印象だけど・・・・・・?




第一章 ガラスの王国

1 戦場のヒロイン


「新型のモビルドールか!」
 しかし、標的設定のできていないモビルドールにはノインのトーラスを攻撃できなかった。人形と同じである。瞬く間にビルゴは撃破され、辛うじて反撃に転じた有人リーオーもトーラスのビームキャノンの前に沈黙する。
ノイン、OZが手に入れていたガンダム01の奪取に成功。
モビルドール無能すぎ笑えない。
有人機もビルゴにしてあげれば対応できただろうに。
つまり偉い人が無能(断言)


ノインはOZを離れ、リリーナの護衛として動いていました。
完全平和主義を掲げるサンクキングダムは、
小さな国ながら今や地球で最も注目されている存在。
いい意味でも、悪い意味でも。
 どんな汚い手を使ってもリリーナ様を守ってみせる。私はこの国の影となって生きるのだ。
 ノインの決意はゼクスに託されたリリーナを守るというだけではなく、戦争というものに対する自らの意志表示でもあった。
愛に信念も加わってつまり最強ということ



そんなサンクキングダムでー
 心底から楽しそうな笑みを浮かべたドロシーは空を見上げて大きな声を上げた。
「早く戦争にな~あれっ!」
ロームフェラ財団からの刺客(?)ドロシー。
戦争大好き系女子は戦争イクナイ系女子と舌戦を繰り広げることに。


ドロシー嬢に言わせると、
人間という生き物は『戦わなくちゃいけない』そうです。
「私は別の考えを持っています。私たちは過去の歴史の悲劇を学び、未来において繰り返さないようにできるはずです」
「その聡明な考えも戦争には必要なの。歴史はそういう人物が命を狙われる事で大きく動くもの。リリーナ様、やっぱりサンクキングダムはこの時代のメインステージになるわ」
ヒイロ・ユイ暗殺、サンクキングダム崩壊・・・・・・まさしく。


地球に降りたヒイロは、
トレーズ派に与してロームフェラ財団と戦っていました。
 ヒイロとの交信にはヒイロ・ユイという名とガンダムのパイロットという呼び方を故意に多く入れ、OZの傍受を容易にさせた。その事で、明らかにOZ軍の兵士は戦意を喪失させ、前線の戦況はトレーズ派の圧勝で終わったのである。
デュオが死神を自称してたけど、
OZにとってはガンダムパイロット全員が死神だもんね。


よーし、このまま一気に財団派を叩くンだ・・・・・・
というところで、新型モビルドールビルゴ部隊が現れた模様。
へっ、こちらはガンダムパイロットがいるんだぜ!
ヒイロ先生、やっちまってくだせ
 次の瞬間、不可視のエネルギーの束が二〇本、リーオー部隊に襲いかかった。
 勝負はそれで決した。
【悲報】ヒイロ機以外壊滅


そしてフルボッコ。
それでも、闘志、折れず。
「戦い抜く――それが俺の抵抗だ! 誰よりも戦い抜いてやる、地球上の誰よりもだ、サンクキングダムのリリーナよりも!!」
「今戦っている者」として真っ先に思い浮かぶのがリリーナか。
・・・・・・( ・∀・)ニャニヤ
あ、ニヤニヤしてたらヒイロ、マジで死ぬ・・・・・・
カトル、そしてノインの活躍で助かりました主人公補正!
そしてサンクキングダムへ。


何度目かの学園生活スタートでーす。
今日の授業はフェンシングざます。
「女生徒ばかりかぁ。男は話し合いだけですべてを解決するとは思っていないんだろうな」
 カトルは自分たちの事を考えたのか、苦笑しながらヒイロに言った。
「男と女の差ではないだろう。女でも戦いの好きな奴はいる」
女の戦争の方が苛烈で熾烈というウワサ。
おそらくは男女で勝利条件が違うのであろう(;´・ω・)


完全平和主義を脅威と見なしたOZの策略によって
危うく戦場にされるところだったサンクキングダムでしたが、
ヒイロやノインの活躍で見事返り討ちに。
ただし、リリーナに隠していた「備え」がバレてしまいました。
「私の一番身近にいる人たちと同じ考えになる事もできないで、世界に共通の考えは生み出せないでしょう。そして、いつか見つけだします、何がみんなを戦いに走らせるのかを」
 そう言うと、リリーナは夜の星空を見上げた。そこにも戦いはある。地球上にも宇宙にも、戦いはなくなる事がない。その理由を見つけたかった。
高潔な思想って融通が利かなくなりがちだけど、この柔軟性。
まー財団が戦う『理由』はほぼ全て経済のお話だと思うけど。





2 ゼロの秘密


「死神が地獄から舞い戻ってきたぜ!」
 最後のリーオーを切り捨てながら、コクピットで雄叫びを上げたのはデュオである。
今日も元気だ破壊工作→残骸回収→業者持込がウマい


生まれ変わったガンダム02、デスサイズヘルは絶好調。
 デュオはハイパージャマーを切ると、レーダーに目を移した。しばらくノイズだらけで何も見えなかったが、やがてはっきりとした光点が見える。デスサイズが死神と呼ばれる原因――強力なECMによる隠密性は自分のレーダーまで効かなくする。
欠陥機やんけ(´・ω・`)
・・・・・・あ、「レーダー殺し」は「モビルドール殺し」か。
レーダーが死んだ無人機の悲惨な姿はACFFでどうぞ!


デュオは出身地と言えるL2コロニーにて、
OZを抜けたヒルデと一緒にジャンク屋生活中。
 なんか新婚の若夫婦が慣れない商売始めたみたいだな。
 そんな事を考えて、デュオはちょっと照れ笑いを浮かべる。
「このままこんな平和を暮らしを続けられりゃ、誰も文句言わねえんだろな・・・・・・」
もしもし、OZですか?
ガンダムのパイロットがジャンク屋してるみたいです爆破して


五飛さんも出身地であるL5コロニーにいました。
月面基地脱出後、一族の下で修業を積んでいたご様子。
そんなところにOZの側から御挨拶、
しかもOZはコロニーを人質にするという暴挙に出る。
くそーいくら五飛さんでもこれじゃ戦えないぞー
「五飛、迷うな! おまえの迷いはさらなる戦火を生み出す事となる。戦え!」
 乱れ始めた画面から龍の叫びが聞こえる。
「戦うのじゃ! 己の正義のために・・・・・・!」
たった数ぺージでスピードメーター振り切り過ぎやろ(´・ω・)



場面はデュオに戻りまして――
「他の連中はどこで何してるかわからないからな。俺は俺でやるしかないさ」
「私にできる事だったら言ってね。何でも手伝うわ」
 デュオは一瞬考え込んでみせると、
「それじゃ夕飯にステーキでもお願いしようかな」
「もう! 私まじめに言ってるのよ!!」
OZーー!!!!はやくきてくれーー!!!!
・・・・・・キタ――(゚∀゚)――!!


現れたのはOZ技術士官トラント。
ウイングゼロのシステムの調査を進めたものの、
なかなか思うようなデータが取れなかったため、
ガンダムのパイロットを利用しようという魂胆。
こいつもコロニーを人質にしたためデュオは逆らえず、
止む無くウイングゼロでモビルドールと戦うことに。
 どうしたんだ、俺は?
 デュオは軽々とモビルドールの動きに対応している自分に驚いていた。
空間戦闘に対応した機体なら楽勝ってことですお


・・・・・・お?
何やら幻覚が・・・・・・

 不意にデュオは気づいた。
 これは恐怖だ。俺の感じている恐怖を見せているんだ。
戦闘を開始するとありとあらゆる状況を予測し、
『すべての結果』をパイロットの頭に叩き込む。
それこそがウイングゼロの『ゼロシステム』の正体・・・・・・!


ここでOZの増援到着・・・・・・増援つーか、
モビルドール至上主義のツバロフの指示を無視して
ウイングゼロに拘るトラントを捕まえにきた模様。

ゼロシステムにテンション上がってきたトラントは、
デュオを放り出して自らウイングゼロで戦闘開始。
OZの部隊を全滅させたところまではまぁいいとして、
暴走し始めたトラントはコロニーをロックオンおいやめろ
「止めろっ!」
 デュオのデスサイズヘルが突っ込んできたのは、その瞬間だった。
キャーデュオイケメー・・・・・・
互角、いやトラントの方が押している・・・・・・だと?


「私は負けない! 負けるはずがない! 私は人間を超えてやるのだ!! 私は――」
 その叫びを最後にトラントの声は断ち切られたように聞こえなくなった。後に響くのはヒイヒイと正気を失った者の喘ぎだけだった。強靭なはずのガンダムのパイロットでさえ抑えきれなかった恐怖感に、ただの技術士官が耐えられる訳はなかったのだ。
おれは人間をやめヒイヒイ





さーてもう少し整理して今週中にまた行くかなー
オレタチノオオソウジハコレカラダ!

新機動戦記ガンダムW OPERATION3 故郷 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年11月1日 角川書店(2回目)

2017-01-03 09:11:13 | ガンダムW
かーえるあーいをしーんじてー→1回目



○ここまでのあらすじ
コロニーは OZのおかげで 平和です



第二章 哀しき宇宙

1 カトル咆哮


 二時間前に探知された未確認の飛行物体を追って、リーオー部隊がバルジから発進した。大きさから考えてシャトルではない。かといって、モビルスーツ単体とすれば大きすぎる。しかも、識別信号を発していない事から味方であるとは到底思えなかった。
「確認できたところではトールギスではないかとの報告が入っています」
バルジにせま~る白い影~
一体誰が乗っているんだ(すっとぼけ)


どうせゴミ掃除をするなら有効利用しよう(提案)
という訳で、2機の新型MSのテストを行うことに。
パイロットはトロワと、先日捕まえた01のパイロットです。
トロワ側からヒイロの機体を自爆させられるといっても、
よくもまぁと思わずにいられない人選。
レディ・アン、トロワのこと信用しすぎじゃね?


モビルドールも引き連れて出撃。
お掃除の時間よー。
 奴ら、私との戦いでモビルドールを倒しているのだ。宇宙でこんな事をやってのけるパイロットなどそうざらにいない。
トロワ&ヒイロ「誤爆しちゃった」テヘペロ
お掃除が終わったので、『地球からの親善大使』(自称)
ミリアルド・ピースクラフトを連行するであります。
ゼクス・マーキス?誰それ?


 宇宙に住む人々の大半は技術者や労働者である。安定した地球よりも劣悪な環境に耐え、さらに向上しようとするその気概が新たな力を生んできた。それを支援する財団のひとつに中東のウィナー家があった。
『劣悪な環境に耐え』は戦後の日本に通じるものがあるやも。
『向上しようと』した結果の今ならお前らせきにおっと誰かきた


実家に帰ったカトルだけど、
ウィナー氏は息子がガンダムしたことにご機嫌ナナメ。
「おまえに何ができる? 子供のおまえに何ができる!? 跡取りというのはな、親の言う事も聞くものだ。そこをもう少し考えろ」
 前半の決めつけるような物言いに対して、後半は微妙に口調が変わった。聞き分けのない息子にわかってくれと訴えるようにも聞こえる。
『親の言う事も』・・・・・・『も』だよ(重量)
まーよりによって息子がやらかしたのは怒鳴りたくもなる。
ただ、ウィナー氏は『平和的思想』を貫いてはいるものの、
その限界を薄々感じてはいるっぽいんだよなぁ。


「市民は自らの手で安全を確保したいのです」
「安全!? これがか!? おまえたちが勝手に武装したこの武器を見て安全とか平和とかいう言葉が浮かんでくるのか!?」
OZのせいでビーム砲の『ヤマアラシ』と化したコロニー。
しかし、L4コロニーの議会の連中は、
ウィナー家所有の資源衛星をOZに提供するべきで賛成多数。
市民もウィナー家のことを『独裁』とまで言い出す始末。
OZ否定派のウィナー氏は孤立していました。


OZを、武力を、そして戦争を断固否定したウィナー氏。
最期まで「とうそう」を続けました・・・・・・(´・ω・)
「誰もわかってくれないんだね、優しい人の涙を。これでコロニーは満足なんだ。あなたたちは満足なんだ! 僕は決して忘れない。そして、決して忘れさせないよ、この日の事を!!」
 カトルの哀しみの咆哮は重く、そして、どこまでも暗く響く。叫びが消えた後にはくぐもった笑いが漏れるだけとなった。
( ゚∀゚)アハハハハハ八八八/ヽ/ヽ/ヽ




2 武装する宇宙


「閣下が宇宙にみえられない以上、世界に正しい秩序は生まれません。私の仕事も終わりましたね」
 肩を落とし、イスに沈み込むレディ・アン。その姿には目的のためには手段を択ばない冷徹さもなければ、平和の使者として戦う事を否定する愛らしさもなかった。生きる目的を失った屍のような姿であった。

トレーズ様のために二重人格化までしたからな・・・・・・。
副官ニコルはロームフェラ財団のデルマイユに指示を仰ぎ、
旧連合派及び生きていたゼクスの抹殺に向け動き出す。


「不安を抱き続ける宇宙は地球を攻める。安定した大地を得るまでな」
 クラレンスが確信を込めて断言した。
 つまり、宇宙は武器を持たない世界を造るか、さもなくば地球以上の軍事力を持つしかないという事か。
ゼクス、旧連合派のコロニーと接触。
コロニーというものがミサイル1発でオダブツである限り、
この世から全てのミサイルが消えるか、
アンチミサイルを大量配備するかしかないと。
前者は・・・・・・うん。


話を聞いたゼクスがゆーうつになっていると、
ニコルの指揮の下OZがコロニーに攻撃を仕掛けてきました!
暴走したニコルは屍化中のレディ・アンを前線に送り、
態度が気に入らないトロワの身柄を拘束。
「兵士は多くの考えを持つ必要はない。平和など考えるのは上層部だけで良いのだ。我々が求めるのは勝利だけだ!」
 連行されていくトロワに向かって、ニコルは言い放った。
うん、まぁ、その、ガンバレな。


モビルドール相手に奮戦していたゼクスに、
トレーズ様から通信が入りました。
 トレーズはゼクスに訴えかけるような視線を投げかけた。
「一番身近な者を不安に陥れてしまう。こんな私に未来を語る資格はない。頼む、ミリアルド。彼女を救ってくれ」
 トレーズの声はゼクスが、いや、ミリアルドが幼かった頃から聞いたどんな声よりも感情をさらけ出していた。表情こそいつものトレーズだったが、淡々とした語りではなかった。
レディ・アンのこと、ちゃんと大事に思ってるんだよ。


勝利、勝利、勝利!
ニコルはコロニーに対してバルジビーム発射!
コロニーもレディ・アンも\(^o^)/
 トロワは壁を背にしたまま、冷静につぶやいた。
「コロニーへの攻撃はあのレディ・アンなら阻止するはずだ。コロニーのもろさをあいつは学んでいる」
 レディ・アンのふたつの顔、どちらでもそう考えるはずだという思いからだった。
トロワGJ
「コロニーの平和」という部分は共感できるからこそ
怪しいパイロットのことを信用しているのかもしれない。


レディ・アンはゼクスがギリギリで救出セフセフ
なお戦場でぼけーっとしたのがよかったのか、
レディ・アンはトレーズ様の真の理想に思い至りました。
 その目にはかつての力強さだけではない何かが宿っていた。
レディ・アン、復活。
10代の柔軟性があったからこその復活かなぁ。
もっと上だったら暴走戦死の流れだったかも。


突然ですが「今日の五飛さん」のお時間です。
「モビルドールの技師長の抹殺か。俺には小さい目標だな」
 つぶやき、シェンロンのバーニアを噴射させる。
ひゃっはーぶちころすぜー


7行後↓
「弾もなく、燃料もなく、おまけにろくな推進機能も残っていない」
バカなのしぬの・・・・・・えっ、ガチ死亡じゃね!?


しかし技師長ツバロフが捕獲のチャンスと見て生け捕り。
「ありがとうよ、お優しい技師長殿。哪吒、俺たちは強くなれるぞ。工場があるな。そこで強くしてもらえるかな」
そんなウマい話があるワケ・・・・・・あるのだな、これが。


突然ですが「今日のデュオ」のお時間です。
OZの月面基地を破壊しよう(閃き)
リーオーをゲットしたところまではよかったものの、
最近OZに志願した少女兵士・ヒルデと戦うことに。
「コロニーの平和のために!」
 その言葉にデュオは愕然とした。
 俺もコロニーのために戦ってるんだけどなァ。
なんだかなァ。


「俺たち馬鹿なんだぜ、きっと」
 そう言ってデュオは笑う。悲しいような虚しいような、そんな笑みだった。
「兵士はいつ死んでもおかしくない。コロニーの仲間たちがこれから何人も死んでいく。お互い自分の信じられる道で精一杯生きようぜ。そうでなけりゃ兵士なんかになれやしないよな」
デュオの言葉がヒルデの心を動かした結果、
デュオは月面基地に潜入成功!


そして――
「任務失敗か。基地も破壊できず、ドクターたちも殺せずじまいとはな」
ヒイロ、五飛さんとルームメイトになりましたとさ\(^o^)/
博士たちがこっそりガンダムを改良してるから(震え声)





3 ゼロと呼ばれたガンダム


 何もかもがなくなった空間を見て、新たなガンダムのコクピットではクスクスとパイロットの小さな笑い声が響いていた。
『新たなガンダム』さんがログインしました。


突如現れた謎のガンダムのパイロットは、
OZに対して民間コロニーを破壊すると通告。
ついでにガンダム04の設計図も送って来たらしいよ。
一体何者ラバーバ・ウィナーなんだ

とにかく放ってはおけない。
バルジの最高戦力、ヴァイエイト&メリクリウス出撃せよ!
 なぜだ?
 ツバロフは去っていくレディ・アンの背を見て内心でつぶやいた。
 確かに理屈ではトーラスよりヴァイエイトとメリクリウスの方が火力が上だ。しかし、レディ・アンの反応はそれだけではなかった。明らかにモビルドールを使いたくないのだ。なぜ今までモビルドール導入に積極的だったレディ・アンが急に使用をためらうようになったのだ?
エレガントになったからです。
老人にはエレガントな心意気がわからんのですよ。


謎のガンダムはカトルが乗っているに違いない――
そこまではガンダムパイロット4人の意見は一致。
しかし、それが反OZの味方なのかは2対2で割れました。
トロワとデュオは味方キタ派、ヒイロと五飛は敵かも派。


実際どうなんだろうね?
 コロニーの歴史が始まって以来、初めてコロニーは完全に破壊されたのである。
えっ


謎のガンダム、次のコロニーへ向けて移動開始。
トロワとヒイロも目的地をそちらに変更。
 「奴はコロニーを破壊した」
 ヒイロの声に含まれたかすかな感情を感じ取り、トロワは緊張する。
 それは怒りだった。
 ガンダムはコロニーのために戦う――。
 新たなガンダムにはその大前提が通用しなかったのである。
なんということを・・・・・・
CBの斬れたナイフせっちゃん、言ってやれ!
刹那「貴様はガンダムではない!」


ガンダム発見!
先行したリーオー部隊は壊滅。
超火力はもちろん対MSの戦闘力もバッチグー。
こいつがいればOZを叩くのなんて楽勝だな!
「それ以上近づかないで・・・・・・」
 トロワはそれでもカトルを信じていた。何があったのか知らないが、ガンダムを造り、戦っている以上、自分たちと同じ気持ちを持っているものだと。だが、ヴァイエイトをガンダムに接近させたトロワは己の間違いを悟らされた。
「駄目なんだよ! それ以上近づかないでっ!!」
えっ


ヴァイエイト、大破・・・・・・!
カトルは以前のカトルではなかったのです。
おーけー、まず話し合お
「カトル、お前を殺す!」
 ヒイロは言い放った。
この即決即断の行動力は尊敬に値する。


メリクリウス対『新型ガンダム』、ファイッ!
『バスターライフルより強力なビーム』の連射は、
守りのメリクリウスであっても耐え切れるものでは・・・・・・!
「死ぬよ、ヒイロ。でも僕は仲間を倒したくない。お願い、逃げて、ヒイロ。ねえ、聞いてるの、ヒイロ?」
「カトル、俺は逃げない。俺の後ろにはコロニーがある」
 ヒイロはメリクリウスのプラネイトディフェンサーを最大出力で展開し、コロニーとカトルの間に立ちはだかった。
何という主人公・・・・・・!



「ヒイロ、僕はそのコロニーが大嫌いになったんだ!」
 カトルの叫びはバスターライフルの攻撃となってヒイロに襲いかかった。
魔 王 降 臨


ヒイロとコロニーは絶体絶命\(^o^)/
 切れ切れの通信が不意にぶつりと切れた。
 コロニーの外周部で閃光がきらめく。ヴァイエイトの爆発。
魔王の怒りを鎮めるため、トロワは命懸けで
11行に及ぶ長台詞を言ってのけたのであります・・・・・・。


魔王が戦闘を停止した頃、OZでは大きな動きが。
ロームフェラ財団のデルマイユが軍事力での支配を宣言。
従わなかったトレーズ様はOZ総帥から降ろされ、
財団本部に幽閉されることとなりました。
 トレーズは思う。
 戦う事を忘れ、着飾った銃ではたとえ敵の胸板を打ち抜いたとしても私に感動を与えはしない。戦い続ける無垢なる者は無軌道なのではない。自由なのだ、心が。
この世界で1番自由な人が何か言ってる


財団派ツバロフの月面基地対レディ・アンの要塞バルジ!
「レディ・アン嬢、あなたは甘すぎた」
 ツバロフは別れの言葉の代わりにそう言うと、トリガーをぎこちなく引いた。
ツバロフが目論んだガンダムパイロット抹殺を阻止し、
レディ・アンは・・・・・・(´;ω;)




4 燃え尽きない流星


「以上が現在の状況だ。わかったな、ヒイロ?」
 そうドクターJが問う。
「了解した」
OZは財団派とトレーズ派に割れて内乱中。
ヴァイエイトの残骸は回収されたものの、トロワは生死不明。
月面基地にてレディ・アンも生死不明。
ぐだぐだですなぁ。

ヒイロとカトル、5人の博士はトレーズ派に匿われるも、
あっさり財団派に見付かってしまいました。
しかし即処刑にはならず、
ヒイロは新ガンダムのデータ取りに協力させられることに。
博士たちは人質かな?
「妥当なところだ。しかし、そんな事はヒイロには通用せん」
 ドクターJはにやりと意味ありげな笑みを浮かべた。
どんな状況でも信じる心が大切なんだぁ


そうは言ってもあなた、ヒイロだって人の子ですよ、
一応は世話になったドクターJが人質となれば
「俺の敵は俺の命を狙う者、そして、俺の命を弄ぶ者・・・・・・」
 こいつらを殺す!
ぜ、ゼロシステムのせいだから(震え声)
暴走した後、ガンダム・・・・・・ウイングゼロを放棄して、
ヒイロとカトルは基地を脱出し地球へ向かうのでありました。
理由?なんか宇宙の心が導いたんじゃない?(てきとう)


 確信を胸にサンクキングダムの海辺に立ち、リリーナは叫びを上げた。
「ヒイロ! 早く私のところに戻っていらっしゃい!!」
こっちも宇宙の心を感じているのか・・・・・・?((;゚д゚))


今回も締めはリリーナかと思わておいてー
「次なる時代にはそれにふさわしい力が必要となる」
 微笑みを浮かべ、モニターを見るトレーズ。
 そこにはウイングゼロのコクピットシステムと、新たなモビルスーツの設計図が映し出されていた。
エレガントに締め。



エレガントに古本売ってくるわノシ
1年の最初に大掃除をすることは過去との決別を意味し

新機動戦記ガンダムW OPERATION3 故郷 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年11月1日 角川書店

2017-01-02 07:36:58 | ガンダムW
OZの懐柔策による宇宙進攻で、ガンダムのパイロットたちは孤立へと追い込まれていく。「戻りましょう、宇宙へ!」反攻を期してコロニーへ帰還する5人。だが彼らはあまりに記憶と隔たってしまった故郷の姿を見る・・・・・・。一方、ゼクス離反後のOZもまた次第に不協和音を奏ではじめる。宇宙に満ちる狂気は、禁断のWガンダム0を闇から呼び起こすが!?人気TVシリーズ、白熱展開の第3巻登場!!
裏表紙より。
「禁断のガンダム」とか「封印されたガンダム」の方がよさげ。



第一章 裏切りの遠き故郷

1 故郷へ還る


「これがガンダムなのか? 地球のOZの基地を破壊している・・・・・・」
 これまで連合やOZからコロニーが送り込んだ破壊活動用モビルスーツの存在を示唆されていたが、その存在を確認した事はなかったのである。
コロニーの代表者たち暢気すぎ笑えない。


コロニーに『懐柔策』を取り始めたOZに対抗しようと、
宇宙へ帰還するため4機のガンダムは戦っていました。
ガンダムはコロニーの希望だよね応援しよう
「いえ、今はコロニーにとって迷惑です。OZに不信感を持たれる前に我々の態度をはっきりすべきです」
「愛するが故、誰よりもコロニーを愛するが故、戦う道を選んだのだ、彼らは。わずかな力で戦う。そのガンダムをなぜ守ってやれん!」
 名誉顧問のいらだちに満ちた叫びは、若い代表者たちだけでなく、自分自身にも向けられているようだった。
しかし、既に遅かった。


なおガンダムが1機少ないのは
「俺の任務はOZの組織壊滅だ。OZが宇宙に昇るならそれも叩く」
 つぶやきが、人混みにまぎれて消える。
「しかし、ウイングは宇宙では使えない。ならば、俺はこの手でOZをやる」
邪魔なのでガンダムを地球に置いていくという。
支援者に預けるんじゃなく海中に置き去りて。
が、この判断は正しかったことが後々証明されることに。


OZはガンダムを開発した5人を全員捕まえました!
「ま、しばらくはOZの出方をうかがうとするか」
 ドクターJを含む五人は虜囚という身分に何の不安もないように、どっかりとベッドに腰を下ろした。
全員60代?
それぞれが地下運動を続けていただけに図太い。


この開発者たちは、OZが今後の主戦力として考えている
M『無人戦闘システム』搭載のMS『モビルドール』が大嫌い。
「若い者は合理的に考えたがる。ならば戦争こそ合理的ではないのだがな」
 巨漢の老視Oはがっしりした体格をそびやかし、低い声で諭すように言う。
それな。


レディ・アンは5人にガンダム越えの新機体製作を要求。
『ゲーム盤』の手伝いはお断りしていたものの、
宇宙に上がったガンダムパイロットが1人OZに探知されたため、
その身の安全と引き換えに止むを得ず了承。
取引直後にパイロット抹殺指示を出すレディ・アン鬼やわー


地球でガンダムを失った(敵排除に自爆)カトル\(^o^)/
と思いきや、偶然先にカトルを発見した連合残党に助けられ。
どうにかOZの手からは逃れたのでした。
 自分たちを裏切った故郷に還ってきた五人のガンダムパイロットたちは、送られてくる任務も情報もなく、自らの考えで戦う敵を求めるしかなくなったのである。
さらに孤独な戦いが始まる。





2 ゼクス・マーキス死す


「な!? 貴様たち! や、止めろ!!」
 蒼白になったツバロフが後ずさりする。
「トレーズ特佐の命令により、ここであなたを射殺します」
 実験場ではトレーズがモビルドール五機をビームサーベルで斬り捨てていた。
「我々の勝利だ。命令を解除する」
トレーズ様はモビルドールの開発責任者ツバロフに対し、
モビルドールの意外な(?)弱点を実演で証明。
トレーズ様もモビルドールのことはお好きでないご様子。


ロームフェラ財団に逆らったゼクスは反省の色無し。
でも裁判をやられるとOZ的には大変よろしくないので、
ゼクスは1人で連合の残党共と戦わされることになりました。
たった1人で戦って散るなんて『伝説』ダナー
 月明かりが人気のない浜辺を白く、静かに包み込むような柔らかい光で照らし出していた。
グッバイゼクス永久にーーー


デュオの乗るHLVがOZに見つかった!
「新型もお出迎えとはありがたいね」
 コクピットでデュオは苦しげに吐き捨てた。ここまでの数日間、十分な食糧もないままに漂流してきたため、体力が削り取られていたのである。
しかも宇宙用の新型トーラスに対しデスサイズは地上用。
まー勝てないよね\(^o^)/
OZはガンダム02とガンダムのパイロットを手に入れた!



 恐怖である。
 恐怖が武器を取る事をためらわせたのである。それがヒイロ・ユイの武器放棄の平和思想を生み出す源にもなっていた。
コロニーが武力を持とうとしなかった理由。
ビーム1発でヘタすりゃ数百万人が・・・・・・という、
まーとてもドンパチできる環境じゃない。


そんなコロニーに対し、OZの懐柔策は順調に進んでいました。
 コロニーにとって本当の味方は誰か。
 それすらわからぬ状況にコロニーの市民たちはいつの間にか置かれていたのである。
そもそもガンダムを知らなかったっていう。
一部のコロニー居住者によるテロってのは嘘ではない話。


捕まえたガンダム02とパイロットを公開処刑すれば
危険な連中からコロニーを守るOZというイメージは完璧に。
 現在の状況は俺たちに不利だ。これ以上不利な要因は取り除く。
 ヒイロはもう一度デュオとデスサイズの映像に鋭い目を送ると、ロビーを立ち去った。
戦友を助けに行くんだね!ね!


ヒイロはOZの宇宙における『本拠地』要塞バルジに潜入。
見つけ出したデュオに銃を向けるも、
とりあえずデュオはまだ動けたので一緒に脱出。
動けないほどの怪我をしていたら・・・・・・(;`・ω・)

偶然にも、同じタイミングで五飛さんがバルジを襲撃!
間の悪い事に指揮官のレディ・アンは外出するところ。
慌てて副官のニコルがMS部隊に迎撃を指示。
 しかし、緊急発進ではモビルドールシステムにターゲットをインプットする余裕がないため、有人機ばかりになった。宇宙用に改造されていないシェンロンでも、友人トーラス相手なら何とか戦える。
非常に高性能かつ産廃なモビルドール。
今後何度もこういった場面があるのは、
モビルドールイクナイ(・A・)を強調したかったってことかな。

なおバルジの主砲でガンダム05にダメージを与えたものの、
突如レディ・アンが平和モードになり追撃の機を逃すことに。
コロニー懐柔と対ガンダム戦との切り替えが大分混乱してる。




3 OZ特士トロワ・バートン


「レディ・アンに任せた形になったが、どうやらコロニー市民からこのモビルスーツのパイロットを選抜するらしい」
「ひょっとすると、おもしろい事になるな」
 何か思いついたのか、ドクトルSがニヤリと笑みを浮かべた。その考えを読んだか、隣でプロフェッサーGは苦笑いを浮かべる。
「幾ら何でもそう上手くはいかんだろう」
「まあ、ヒイロはそんな回りくどい手はとらんな。もっとこう、一気に片をつけるタイプだ」
どんな手かな?(すっとぼけ)


~パイロット大募集!!~
未経験者歓迎!
一緒にコロニーの未来を守ろう!
基本給××円危険任務手当有(妄想)
OZはトロワ・バートンという優秀なパイロットを採用しました。
「特佐、トロワ・バートンは異常です。幾らシミュレーションをこなしたからといって、初めての実戦であんな回避行動ができるはずありません」
確かに怪しいですなぁ。


「経歴は完全にチェックしたのだろう?」
「はい、それは間違いありません」
「ならば彼には秘めた才能があったのだ。これまで発揮する場のなかった才能がな」
レディ・アン楽観的すぎワロタ
まー一応「ガンダムのパイロット」の可能性も考えて、
ちょっとしたテストは用意していたけれども。


コロニーの街を歩いたデュオの感想は――
 ニュースペーパー、ショーウィンドウのTV、パイロットの募集ポスター、宣伝用モニター――ありとあらゆる所にOZという言葉があった。
 どうしてみんなこうも簡単にOZにだまされるんだ?
支配者が代わるのって、結局市民には関係無いのかもしれない。
関係無いってか、日常に影響が出るまでのラグがある。


トロワ・バートン、第二演習に入るであります
 モニターの中でガンダムが鉄くずと化していく。
 共にコロニーのために戦ったガンダムがコロニー市民の憎しみを受けて崩壊していく。
 トロワの目には一瞬、デスサイズの姿にヘビーアームズがダブって見えた。
・・・・・・(´・ω・)
実は感情の試練が1番多いのはトロワなんじゃないか。
そういう場面に追い込まれやすいというか。


トロワ・バートン、新型パイロットに決定であります
大型ビームキャノンを持つ攻めの機体ヴァイエイトと、
ビームを防ぐバリア発生装置を持つ守りの機体メリクリウス。
今日はメリクリウスのバリアをテストするよ・・・・・・
なんかヴァイエイトが動いてんですけどー!?
「伏せるんじゃ!」
 ドクターJの叫び。
 次の瞬間、ヴァイエイトのビームキャノンからエネルギーの束が発射され、メリクリウスの防護フィールドに飲み込まれた。
とても過激なテスト、じゃなくて侵入者だ!


一体何者なん
「どうじゃ、ワシの兵器は優秀じゃろう?」
「まったくなぁ。OZに採用される奴もなかなかだが、ワシたちの命を狙いに来るなんざ、最高だな」
 プロフェッサーGはトロワに銃を突きつけられて歩いてくるヒイロを見て、
いかにもおもしろそうに答えた。
みんなイカレてるでござる


○ガンダムのパイロットたちの現状
ヒイロ
 ガンダム開発者たちの抹殺を狙うも失敗、OZに捕われる
デュオ
 OZに捕われるもヒイロの助力で脱出、コロニーに潜伏
トロワ
 新人パイロットとしてOZに潜入
カトル
 OZの襲撃から逃れた後は不明
五飛さん
 要塞バルジを襲撃するも失敗、逃走後は不明

うーんトロワが1番優秀で、失敗したヒイロは努力賞かな。
他3人、特にカトルはもう少しがんばりましょう
・・・・・・と思ったら、頑張り過ぎちゃうんだなこれが。