穏やかな日々

実は昨年の暮れから娘は職場の寮に入り、一人暮らしを始めています。

バタバタと決まったことでしたがなんとかやっているようです。

まぁ、近くなので帰ろうと思えばすぐ帰る事もできるしね。

今までずっと一緒にいたので、私のメンタルはどうなるかな、と思っていたのですが、

燃え尽き症候群やら、空の巣症候群やらね。

いやいや、これが快適なんですよ。

朝はお弁当を作らなくてもいいし、

旦那と息子はパンを少しつまむ程度。

車椅子でウロウロすると帰って邪魔になるので、みんなの支度が終わって、玄関から出た頃に車椅子に移乗します。

そこからゆっくりコーヒー淹れたり、夕食のメニュー考えたり、

洗濯回しながら手仕事したり、そんなこんなでお昼になって、休み時間に娘とラインしたり。

誰もいないから、トイレも気遣うこともないし、お尻のためにちょっと横になったり、マメに立位を取ったり。

小さい子供がいるわけじゃないので、家もそんなに散らかることもないし。

仕事でも出来ればいいのですが、ま、コロナ禍ということで←

先日、家族揃って娘の誕生日をお祝いしました。

まだまだボケないようにしなくてはね。

よかったこと

今日は娘と旦那とで買い出しにいきました。

いつもはスーパーへ行くのですが、ちょっと専門的な物が必要だったので今日はデパートへ。

土曜日のデパートのエレベーターは割と毎回人がいっぱいで、私が乗ろうとするともれなく家族がついてくるので何回かは乗らずに待ちました。

3回目にドアが開いても、車椅子の私がやっと乗り込めるくらいのスペースしかなかったので旦那と娘は階段で行ってもらう事にしました。

目的の階に到着し、後ろ向きで降りようとしていたら私の次にも降りる人が結構いたので後ろ向きで動きつつ、素早く横によけようとしたら

バランスを崩してしまい、

転んだー！！

思い切り脚が上に上がったのが見えました。よりによって家族と離れたその隙に。ぴえん🥺

けれど、

周りにいた人たち、ざっと4、5人でしょうか、素早く側に駆け寄ってくれて、

大丈夫ですか？

どうすればいいですか？

と、

みなさん手を貸そうとしてくれました。

転んでしまったのは恥ずかしくて情けなかったけれど、皆さんの温かい気持ちに触れ、とても嬉しかったです。

でも、本当に車椅子ですってーん！と絵に描いたような転び方を目の当たりにしてどうしたらいいかわからなかったようで、

私も動転していましたが、すぐさま気を取り直し、

倒れた車椅子を

とりあえず、背中の方につけてください。

と言ったのですが、意味がわからなかったようでした。

さらに、私がとにかく倒れてしまわないようにとただひたすら二の腕をつかみ続けてくれた人もいました←バランス取るの大変

そんなこんなで、娘と旦那が来たので、

家族が来たのでもう大丈夫です、ありがとうございました。とお礼の気持ちを伝えました。

すごく恥ずかしくて、一人きりで転んでしまったのは悲しかったけれど、周りには助けてくれる人がいるんだな、と感じたので、タイトルはちょっとポジティブにつけてみました。

しかし、平な床で、後ろ向きに進んでいるのにキャスター上がっちゃう事ってあるんですねー。怖かったな。

ちなみにゆっくり転んだ（と思う）ので怪我はありませんでした。

昨日は

私の誕生日でした。　

改めて自分の歳に驚いてしまいます。

車椅子で生活することになるなんて思ってもなかったことだし、未だに心のどこかでこれは夢なんじゃないかな、なんて思ったりもします。

全然現実に向き合えてないです　笑。

でも、

今年も家族揃ってお祝いしてもらったことに感謝しています。

毎年誕生日にメッセージをくれる大学時代の友人たちにも感謝です。

いい誕生日でした。

天気の良い日は

ふらりと一人で出かけてみたくなります。

初めて出かける場所は坂道の傾斜の感じとか道の舗装状態とか、

たとえ近くの公園だとしても車椅子には試練がたくさんです。

せめてコンビニくらい一人で行ってみたいと普段車から道の状態等をじっくり観察してました。

先日、息子に付き添ってもらって一人お散歩チャレンジ。

まぁ、あまり大変な場所はありませんでしたが、スピードを出して通る車が多くて危ないという事で家族の賛成は得られませんでした。ぴえん。

車椅子は車から見えづらいですもんね。泣。

頑張ってみた

前回、旦那の介助でお風呂に入っている事を書きましたが、その後から介助なしで入っております。

ばんざーい！

このマンションは中古で購入し、リノベーションしたものの、特にバリアフリーにはせず、お風呂とトイレに手すりを付けただけでした。

特にお風呂は浴槽が深い昭和のお風呂。

いつかリフォームを、と思っていますが、まさか一人で入れる日が来るとは。

バスボードとシャワーチェアは使っています。

そしてつかまれる所には全てつかまり段差も根性で越えます。

この調子で歩けるようにならないだろうか。